がんばれ小保方晴子さん24

朝日新聞8月28日理研中間発表{STAP細胞作れず}について

       



著者 高田敞

({ }内は上記新聞からの引用)

 

 {理研中間報告検証実験を継続}

1 問題

なぜ理研はSTAP細胞の再現実験を継続するのだろうか

 考察

理研は小保方氏の論文が{捏造(ねつぞう)と改ざんの不正を認定}として、ネイチャーから論文を取り下げさせた。STAP細胞は嘘だと言ったのだ。

今回、理研は中間報告で{「論文に記載された方法ではSTAP細胞は作れなかった」}と述べている。

この二つから、STAP細胞は存在しないと結論付けてもいいはずだ。即座に研究を中止し、世界各国に申請しているSTAP細胞の特許を取り下げるべきである。科学予算の無駄遣いもいいところだ。その予算やスタッフを他の再生医療の研究に使う方がよほどいいはずだ。ところが理研は{今後、マウスの種類や実験に使う臓器、細胞を刺激する方法などの条件を変えて検証実験を続ける予定。}といっている。たぶん特許の仮申請も取り消さないだろうし、本申請もする予定だろう。

不思議な話だ。

問題2

理研は何を根拠にSTAP細胞があると考えているのだろう。

考察1

{丹羽氏は、今回使ったのと違う種類のマウスでは万能細胞ができやすいという経験もあるなどとして「他の方法を試す価値はある」と説明した。}とある。

丹羽氏は{できやすいという経験}と言っているのだから、できにくい細胞と、できやすい細胞があるということを経験したことがあるということだ。

このことから、丹羽氏は、以前、小保方氏との実験でSTAP細胞を作ったことがあるということになる。だから、自分たちだけの再現実験でできなくても、STAP細胞を否定しないのだろう。

では、なぜ最初から出来やすい細胞を使って実験しなかったのだろう。疑問である。

理研の作った第三者による改革委員会は、4月からの理研の検証実験で、小保方氏の言っている実験と違うやり方で実験している理研について、同じやり方でなければ小保方氏が不正をしたと証明できないから、同じやり方でやるようにと提言している。理研は当初から、小保方氏の言うやり方以外の方法で実験をしている。同じやり方でなければ検証にならないのは第三者委員会の提言以前に科学の常識だ。理研の大御所である科学者たちがそんな間違いをするわけがない。なぜ、わざわざ、違う方法で実験したのだろう。思惑があるのではないだろうか。

今回も、出来やすい細胞を使えばいいのにそうしなかったのはなぜなのだろう。出来やすい細胞を使って作ってもSTAP細胞はSTAP細胞なのだから、いちばんできやすい細胞を使ってやるべきだったのではないだろうか。不思議なことをする学者たちだ。

考察2

 丹羽氏はSTAP細胞が作りやすい細胞からできたのを経験している。STAP細胞ができたのを経験しているのに、なぜ、STAP細胞が不正であるということに加担したのだろう。STAP細胞ができたのなら、不正だと言って、ネイチャーから論文を撤回させるのではなく、小保方氏の肩を持って、STAP細胞は実際に作られたと証言し、ノーベル財団にSTAP細胞の発明を推薦し、ノーベル賞を取らせるように働きかけることこそ、同じ日本の科学者として、まっとうなやり方ではないのだろうか。まして同僚である。なぜ、足引っ張りをしたのだろう。不思議なことだ。小保方氏がSTAP細胞がないのにあるように見せかけたことを知ったから、というなら分かる。真実を知らせるのは科学者の務めとして当然だ。しかし、丹羽氏は、{作りやすい細胞}があるのを経験しているのだから、作りやすい細胞からSTAP細胞ができたことを経験しているのだから、不正だ、という側の人にはならないはずだ。論文はSTAP細胞がないことを隠すために捏造したのでも、改ざんしたのでもない、たんなるケアレスミスだ、と弁護しなければならないはずだ。それさえもしていない。

問題3

 小保方氏の再現実験

{検証実験の総括責任者相沢慎一CDB特別顧問は「小保方氏は予備実験の段階なので、結果については申し上げられない」と話した。}

考察

これについては、テレビで、小保方氏は、チームの一スタッフだから、チームリーダーの指示どおり動いている、というような内容の話があった。小保方氏は自由に再現実験をすることができない状態にあるといえる。また、その結果を自由に発表することもできない状態であると考えられる。プロジェクトリーダーたちの、完全な管理下に置かれているということだ。

この日、理研の改革も発表されたという。内容はわからないが、理研が作った第三者委員会の人が、いい改革案だとほめていたところを見ると、改革委員会の提言通りの改革がなされるのだろう。まあ、当然である。理研が作った第三者委員会が、理研に背くような改革案を作るはずがないのだから。というのは言いすぎだろうか。

再現はできなかったという発表が理研の改革を後押しし理研の思う通りの改革ができることになっただろう、と考えるのは、考えすぎだろうか。

それはさておき、今小保方氏は、目上の人の命令どおりの実験をしている。命令以外の実験はできないようだ。もちろん、嫌疑を晴らす実験も自由にはできないようだ。

かつて、笹井氏のスタッフの一員であったときは、自由に思いどおりの実験ができていたようだ。その結果、世界の常識を覆したと、ネイチャーを驚かせたSTAP細胞を発明した。今、なにもかも管理されて、上の命令以外のことは何一つできない状態であるようだ。これが改革なのだろうか。考え方の相違かもしれないが、それでは、若者は伸びないだろう。常識を覆す発明発見は出てこないだろう。上の言う通り動くご機嫌取りが育つだけだろう。

なんのための理研の改革か、不正を犯さないための管理体制の徹底ということなのだろうか。それともそれにかこつけて、何かをやろうとしているのだろうか。実際の改革が何を目指しているのか、外からではうかがい知れないから、これらは、邪推かもしれないが。

結論

 今回も、理研側の一方的な発表であった。小保方氏側の意見は何一つなかった。というより、小保方氏側の反論は一切できないように封殺されているという方がぴったりである。

 その理研側の発表も、つじつまが合わない発表であった。以前の不正(捏造と改ざん)と、今回の、再現できない、を合わせると、STAP細胞は存在しない、捏造であったという結論を出してもいい(聞いている人の多くはそう思ったのでは)と思われる。しかし、理研は、今後も実験を続けるといっている。おそらく特許の仮申請も取り下げないだろう。理研はSTAP細胞があるとして行動していくつもりである。大きな矛盾である。ないことをはっきりさせるためだと釈明するのだろうが、そうだろうか。それなら小保方氏に再現実験をさせて、出来ないのを確かめて、ないと結論づけるのが一番手っとり早い。ところが小保方氏には本実験を禁止しているという。変な話だ。理研は、小保方氏の手を借りずに、自分たちの手だけでSTAP細胞を是が非でも作りだそうとしている。なぜだろう。まさか、小保方氏がアイデアを考えつき、小保方氏が研究し、制作の方法を考え、その技術を編み出し、小保方氏が作りだしたSTAP細胞を、理研の人たちが、俺たちが作ったというためにやっているとは思わないが、無理やり小保方論文を撤回させ小保方論文を白紙にさせているから、STAP細胞は、今度論文を提出した者たちのものになる可能性がある。それに伴い、特許の本申請も自分たちだけのものにする可能性がある。そんなことはないだろうと思う。理研の学者がそんな汚いことをするはずがない。再現実験が成功した暁には、小保方氏の名前で、再度論文が提出され、特許の仮申請も、小保方氏の名前で申請されるはずだ。それが、正しいことだと私は考える。

 ただこのことは言える。

この発表でわかったことは、理研はつじつまの合わないことをしているということと、小保方氏が理研の管理下に完全に置かれ、自由に再現実験をすることを取り上げられて自分の弁護ができないということだ。一切の弁護が禁じられている裁判と同じだ。マスコミと国民が裁判官で、理研が検事で、弁護士がいない裁判である。このやりかたでは公平な判断ができるとはとても思えない。日本の法律にも反している。