がんばれ小保方晴子さん3
STAP細胞の権利
著者 高田敞
小保方氏の論文はネイチャーから撤回された。論文は、「論文」からただの「文」になってしまった。STAP細胞はないことになったということらしい。
ということは、今後、STAP細胞が再発見されたとき、その発見者が論文を書き学会に提出したとき、STAP細胞の権利はその人のものになるのだろうか。
STAP細胞はないことになったのだから、最初に学会に提出した人のものになる可能性がある。特許も、発明者ではなく、登録者のものになるという。学会で最初の論文提出者が、その権利者になることが考えられる。
疑問1
理研が再現実験で今後STAP細胞を作った場合、もう一度、論文を書いて提出することになるだろう。そのとき誰が筆頭権利者になるのだろう。再現実験の長だろうか、小保方氏だろうか。論文を取り下げてないなら第一論文提出者である小保方氏だが、取り下げて小保方氏の権利は白紙になってしまったので、理研の再現実験の長が栄誉をもらってしまうことになったりしないだろうか。まあそんなひどいことは起こらずに、小保方氏の名誉が回復され、ノーベル賞候補になり。利権も彼女のものになることと信じる。
疑問2
これは理研にとどまらない。世界中の科学者や製薬会社がSTAP細胞の権利をめぐってスタートラインについたということだ。ヨーイドンがかかった。
名誉もさることながら。医学に応用できることを考えると、莫大な利益を生むことが考えられる。血眼になる人たちがいるのではないだろうか。
疑問3
科学の世界では、アイデアや、研究はよく盗まれるということだ。だから、論文として、学会に提出するまで、人に知られないように必死で隠しているという話を読んだことがある。いくつかのノーベル賞も、ひとの研究や、アイデアを無断で借用したり、中にはそっくりもらっていたりするものまであるという話だった。
だから、科学者は研究を秘密にするという。特に、この場合は莫大な利益を生む可能性があるから、絶対秘密にしなければならない事柄だったろう。
それが、丸裸で、全世界にあからさまになった。
この場合、権利はだれが手にするのだろう。科学の世界のルールは私にはわからない。ただ論文がなかったことになったのだから、新たな人が権利を主張する可能性はあるのではないだろうか。
やっぱりヨーイドンなのだろうか。