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タイムトラベルと双子のパラドックスについての疑問7

(「Newton7,2017」ニュートンプレス)

著者 田 敞
(以下{ }内は、上記本よりの引用)

 

重力が強いほど,時間の進み方がゆっくりになる。

問題

{高層ビルの上のほうの階は,下の階よりも地球の中心から遠いため,重力がわずかに弱くなります。そのため,上の階に行くほど,時間の進み方が速くなるのです。}

考察

 このことから、高層ビルの上に住んでいる人は、下の人より、未来に進んでいくことになりそうです。地下にいる人は取り残されて過去になりそうです。

 高層ビルに住む人は未来人や現在人や過去人が一緒に暮らしているということになります。(現在人はどの階の人になるのだろう。現在時刻はどの階の人の時刻なのだろう)

 ここでも異時刻の人が同時にいるということになります。

 これは、相対論者は時間とは何かを解明していないからおこることです。アインシュタインは、時間とは時計であると看破しました。素晴らしい見識です。もちろん、実証もされていませんし、理屈もありません。理論も実証もないのだから今のところ単なる思い付きを一歩も出ません。

時計屋の時計の針はいろいろな所を指しています。それでも同時に存在しています。相対論の時計はこれと同じ現象です。いくら違う時刻を指していても同時に存在しています。時計屋の時計と同じで、いくら時間(時計の針)が未来に行っても、過去に行っても現在に同時に存在できるのでしょう。

 時間とは何かということが、何一つ明らかにされていないのに、時間が進むとか、遅れるとかいうのは、理論不足です。まず時間とは何かを定義しなおすことが必要ではないでしょうか。時間とは時計である、などと言うのではなく。

考察2

太陽はその重力と速度により1年で1分地球より時間が遅れるということです。このことから、太陽は、できてから今日までに、46億分地球より時計が遅れていることになります。太陽の現在の時刻は約紀元前6750年ころになります。

紀元前6750年の太陽から出た光が、8分後、紀元2017年7月24日の地球に降り注いでいます。8分で8750年を追い越してきます。不思議な現象です。

これが、時間は時計の針であるということなら、何となくわかります。1日1分遅れる時計と正確な時計が壁にかかっているとします。2カ月後、遅れる時計は1時間遅くなっています。もう一つの時計は、8月1日午前0時なのに、その時計は7月31日23時を指しています。しかし、時計は同じ壁に同時にかかっています。時計の指す時刻が異なっても、同時に存在します。時間などいくら速くなっても、遅くなっても、実際の現象には関係ない出来事なのが相対論です。狂っていたら、ガモフのやったように、時計の針を指で動かせば時計の時間(相対論の時間)は合うのですから。相対論の時間とはせいぜいそんなものです。いくら速度や、重力で時間が遅れても、指で時計の針をクルクル回せばいくらでも追いつくのです。

相対論でいくら時刻が異なっても同時に存在できるのはこれと同じ仕組みなのでしょうか。発想はそんなところからなのではないですか。ガモフはそんな感じです。
結論

違う時刻を指している時計屋の時計が同時に存在しているのを見て、いくら時刻が異なっても同時に存在できると、まさか考えたということではないと思いますが、異時刻がなぜ同時に存在するのかを説明する必要はあります。