ヒッグスの海ってあるの?目次 | ヒッグスの海と宇宙の大きさ | おまけです |
ヒッグス粒子への疑問6
参考図書
「図解雑学よくわかるヒッグス粒子・広瀬立成・ナツメ社」
「ヒッグス粒子の発見・イアン・サンプル・講談社」
(以下{ }内は図解雑学よくわかるヒッグス粒子。[ ]内はヒッグス粒子の発見よりの引用)
ヒッグス場はどんなものからできているのだろう
考察
いままで見てきたように、どうもヒッグス粒子は今の宇宙にはつまっていないようだ。
ではヒッグス場の方はどうでしょう。ヒッグス場は今の宇宙にあるのだろうかを考えてみます。
ヒッグス粒子が存在しないときのヒッグス場はどのようなものでできているのでしょう。
例えば、「場」でいえば、電場とか磁場とかいうものがあります。これは、電流や磁力があるから存在しています。磁石も電流も電磁波もないところでは電磁場は存在しません。それらを除いた場そのものがあるわけではないようです。実際は、物質は電磁波を出しているので、宇宙には電磁波がつねに満ちている状態ですが。
ではヒッグス粒子を除いたヒッグス場は存在するのでしょうか。もしあるとすればそれは何からできているのでしょうか。真空からできているというのはだめです。真空はなにもないのですから。いや、真空にはエネルギーもあるし、そのほかいろいろな場があるというのはだめです。いままで真空が何かであるという観測や実験はありません。真空がなにかであったらそれは真空ではありません。
もちろんヒッグス場そのものが観測されたということもありません。ヒッグス粒子を観測しようとはしていても、ヒッグス場そのものを観測しようとはしていません。ヒッグス場だけの何かがあるとは考えていないようです。
もし場そのものがあるとしたら、ヒッグス場は、どのような構造をしているのでしょう。場がヒッグス粒子を生み出すシステムはどのようになっているのでしょう。
科学者が言っているように、エネルギーを真空にあるヒッグス場に加えたら、ヒッグス粒子が生まれるというのなら、その場の構造や仕組みを解明する必要があります。
結論
ヒッグス場というのはヒッグス粒子がない時に単独で存在できるものなのでしょうか。もしそうならその構造や材料や、システムを発見しなくてはならないのではないでしょう。
ヒッグス粒子を生成するには加速器の中のような巨大なエネルギーを必要とするようです。われわれの周りを、一瞬で崩壊するヒッグス粒子で満たすには、巨大な加速器の中のエネルギーと同じ巨大なエネルギーを持った場が必要です。太陽なら可能かもしれませんが地球では無理です。そんなことになれば我々は一瞬で破壊されて生きていけません。
ヒッグス粒子が常に宇宙空間に詰まっていると、エーテルのように様々な問題が生じてくるので、普段は実質なにもない「場」にしたかっただけなのではないでしょうか。