彼方にありて。
晴れ。寒い。風はややおさまる
C71三日目。冬の最終日にしてはやや混雑がゆるいか。三日開催の効果ですかね。それにしても会場の都合とはいえ大晦日開催とは。準備会の皆様お疲れさまです。
木名瀬氏@Expiatorsの新刊で、パルフェ本の"てぃぶれいく2"とか。パルフェで二次創作するひとって少ないようなので、いらっしゃるのは貴重。
今月はじめのほう(2006.12.07)で言及した華子鹿の新刊で、彩花の設定資料集な"彩花入門書"とか。いつ完成するのか知りませんが、気長に待ちます。
快晴。風の日。寒い。
フセイン元イラク大統領の絞首刑が執行。
暴君まで使い捨てにされる時代か。虚しいもの。
学振は不採用に。まあ、そんなもんだよね。
幸い年内に論文が通ったので(毎年一報以上目標...とおもっていましたが12月までのびてしまったので巻号は来年のものになってしまう予定ですが)、これを契機にもう一踏ん張り、二踏ん張りすることにします。
C71二日目。
くるみちまり氏@RoseGray Societyの新刊で、マリみて本の"桜色同盟-SynchronicitY-"とか。原作の方では世代交代が進んで聖さまとか蓉子さまとかはすっかり遠い存在になっていますが、さらにその一つ上の世代を氏の想像力により描いています。
ゆりかもめが有明から先、豊洲まで延伸されていました。春に開業になったらしいが、夏はそんなものに気づく余裕なんてありませんでしたから。新規開業した途中駅のまわりにはものの見事になんにもない。特に市場前駅とか。築地市場の豊洲への移転計画が進行した暁には市場前になるのでしょうが、今は何にもない。有明テニスの森駅前はオリンピック選手村予定地として広大な未開発エリアがリザーブされていました。
会場へのアクセス手段としては、豊洲延伸で格段に便利になったと思います。かつては新橋/汐留でしか在来鉄道網に接続していなかったので、わざわざ新橋まで回るのだったら大崎/新木場から臨海線でいいじゃないかという感じでしたけれど。
快晴。とても寒い。風の日。
暮れの買い出し-III.
夜は冷え込む。
暮れの買い出し-II.
明日からC71始まりますが、暮れの買い出しのために初日は参加できなさそう。二日目と最終日は行けるといいですが。
風の日。低気圧通過に伴い雨は止んだが今度は風が吹き荒れる。気温も季節はずれに暖かい。晴れ。
ようやくこのdiaryが実時間に到達しました。ふう。やっぱり溜めると辛いね。
フセイン元イラク大統領の死刑が確定。首相は執行を急ぎたいようだけれど、殺してしまえばいろんなことが闇に葬られてしまうと思うので執行すべきでないと思うのですが。
暮れの買い出し。
多比良先生(東大院工教授)と川崎先生(同助手)が懲戒解雇。
激しく雨。
眠る。
晴れ。
大掃除。
聖さまお誕生日おめでとうございます(意味がわからないひとはスルーしてね)
有馬記念。ディープインパクト一着。最後まで強い。
マリみて新刊 クリスクロス (今野先生著)購入。
おおついに瞳子が、と盛り上がったところで今回は終了。このあとどうさばくつもりなのでしょうか。
年越しに向けて、机の上の惨状を整理。
ひたすら眠る。
期末報告。
こうしてまとめて報告してみると、今学期は論文その他に振り回されてあんまり実験できて無いなあと改めて反省。つーか、極論して多少誇張すれば、夏休みと今月に入ってから以外は何もやってないんじゃないかと言いたくなる感じ。まあ来年また再起動できると信じます。
期末報告準備。気が付いたら目前に迫っていた。あわwwww
直木賞作家・前東京都知事・元参院議員の青島幸男氏死去、骨髄異形成症候群のため。74歳。
亀田興毅チャンピオン、初防衛成功。今回はちゃんと圧勝したらしい。
曇。日中やや青空ものぞく
富士フィルム(株)に就職した同期のS氏がリクルーターとして研究室に来る。
論文がweb上で公開されました。論文本体はオンラインジャーナルの契約をしているサイトからでないとみれないですが、graphical abstractは誰でも見ることができます。オンラインジャーナルが見られる環境の方は、Chemical CommunicationsのAdvance Articlesの、First published on the web: 20 December 2006のうちの一番最初のがそれです。
Junro Yoshino, Naokazu Kano, and Takayuki Kawashima, "Synthesis of the most intensely fluorescent azobenzene by utilizing the B-N interaction", Chem. Commun. 2007, DOI: 10.1039/b615966d.
まだDOI resolverのほうには登録されてないようなので、http://dx.doi.org/10.1039/b615966dではアクセスできないようです。
若干の紹介をば。
本論文は、私の修士課程1年から博士課程1年(つまり、今年)までの研究の一部をまとめたものになります。中心となるのは博士課程に上がってからの研究になりますが、化合物の系統としては、これまで私が研究してきた、アゾベンゼンのオルト位にホウ素を有する化合物に連なるものになります。今回報告した化合物は、アブストラクトをご覧頂けるとわかるかとは存じますが、これまでに知られているどんなアゾベンゼン誘導体よりも良い効率で蛍光を呈するアゾベンゼン誘導体です。本論文では、この良く光るアゾベンゼンの合成と、その吸収/蛍光特性、および、なぜこれらの化合物がアゾベンゼンとしては異常な(アゾベンゼン誘導体は元来光らない化合物です。)強い蛍光を呈するのかという疑問に対する考察を報告しています。
この研究のきっかけとなる発見は、もう3年近く前のことなのですが、生憎当時はそれの重要性を全く認識していませんでした。蛍光を呈すると言うことは、アゾベンゼンにおいてはその光異性化が阻害されることと同義であり、むしろ当時は当てが外れたと落胆した覚えがあります。当時の私の目的は、アゾベンゼンの光異性化を用いてホウ素の配位数を制御すること(そして、反応制御などへ応用すること)であり、異性化しないものに価値を見いだせなかったのです。それから修士課程を通して一貫してホウ素の配位数の光制御を目的にして関連する化合物群の合成と分析を行っていたつもりでしたが、最後の最後に某N教授にご指摘いただいたとおり、結果を俯瞰すると、「アゾベンゼンの性質を制御する」、即ち主体であるホウ素と客体であるアゾベンゼンの地位がひっくり返ってしまったとも言えなくもないところにたどり着いていました。本研究は、そういう意味でオルト位にホウ素を有するアゾベンゼンを捉えなおしたときに、できることがあるのではないかと思い始まったものです。
そうして、これまでとは完全に逆の方針に基づいて新規に開発した化合物が、"the most intensely fluorescent azobenzene"なのです。
ちなみに、アブストラクトの写真(本文中にも貼っています)の蛍光は、UVセルに入れた化合物の溶液に、超高圧水銀灯の光にフィルタをかけて紫外領域だけにしたものを真横から照射して、暗室で撮影したものです。超高圧水銀灯は点光源なので、その出力はビーム状になっているため、ビームの通過した真ん中が特に強く光ってホワイトアウトしているのです。この光源はもともと光異性化実験用で、非常に強度が強いので、ちょっと凶悪かなあとも思いますが、まあ、そこは視覚効果ということでご容赦下さい。
それにしても、学部4年で卒業研究にテーマを貰ったときには、こんな話に化けるとはとても想像できなかったですね。嬉しい誤算(?)といえるかと思います。
冊子のほうの掲載ページが決定したらまた改めて案内します。
曇。
論文、ゲラが上がってきました。校了。これでこの件についてのほんとにすべての作業が終わりました。
快晴。風の日。寒い。銀杏は八割落葉。早い地区では全落。そろそろシーズン終わりっぽい。
少し暖かい。風が吹くと銀杏の葉が降る。心が洗われるよう。
改正教育基本法成立。愛国心とかなんとかいろいろ騒がれているが、法律に愛国心について教えるよう書いたところで愛国心が身に付くわけでもなく。我々の生活をよくすることでなしに、このような無意味な作文のために政府与野党の面々がせっかくの国会審議の時間を費やすのは無駄でしかないのではないのだろうか。
道徳だ伝統文化だとか騒がしいが、学校で愛国者を育てる良い方法は、社会科の時間に、満20歳以上のすべての日本国民に選挙権が与えられるので、選挙に行って、対立候補に票を入れて、国会で仕事をしてない政治家の首を切ること、をちゃんと教えることだと思うのです。たとえ安倍総理総裁でも次の選挙で票が入らなければ4年以内には国会から追っ払うことができるのですから、このことをよく認識することが愛国心につながると思うのです。
防衛庁を防衛省にする法案も成立。
曇。
年末のお祭りと、年会の両方を照準に入れて、インフルエンザワクチンの接種を受けました。
とはいっても、年末参加できるかどうかわかりませんけど。
曇のち雨。
胃腸の調子悪いので昼食抜いてみる。
winny開発者の金子先生に著作権法違反幇助の罪で有罪判決。
技術が違法行為に用いられることを知りながら技術の公開をしたことが幇助罪に問われたらしい。まあ、ひとびとがwinnyを用いる大きな動機として怪しいファイルを入手することが存在するのはそうでしょうが、特定の犯罪行為に供する目的で技術を提供するならともかく、赤の他人のするかもしれない具現化していない犯罪行為に使われるかもしれないからといって技術者に罪を問うのはどうなのかなあ。微妙。昨今話題の共謀罪と並んで、かつての予防拘束的な匂いが感じられるのですが?
誰かがアゾベンゼンを含有するホウ素化合物を用いてひとを殺したとする。毒性は未試験で、いまのところ規制されねばならないような特異な性状は見いだしていませんが、普通の有機化合物レベルの毒性くらいあるでしょう。それなりに量があれば人くらいころせそうですよね。で、それを知りながら誘導体の合成法を開発して発表する。その誘導体をもちいて誰かがまたひとをころしたら、合成法を発表した私は罪に問われるのですかね。そんなばかな非現実的な仮定だ、ありえないその程度で検察動くもんかという考えもできますが、某教団や某「民主主義」国のようなテロ組織が連続化学テロをやったら? 新聞テレビ等で大々的に報道されて実はあのよくワカラナイ化学物質は実は東大の川島研で開発されたもので学生の吉野が合成法を握っているらしいということが一般大衆の広く知るところにになったら? ある日突然警察がやってきて、かくかくしかじかで殺人幇助の容疑がかけられています、と裁判所の令状をもってくるような事態にならないとほんとうに言えるのだろうか。この国の最近の風潮をみているとちょっと心配。
厚生労働省の審議会で、年長フリーター対策で求人年齢引き上げが提案。年長って何歳から? と思っていると、25歳以上らしい。
我らが卒業するころには(卒業できたとしての話ですが)25なんて遙かに超えているのですけれどね。世の中厳しいものです。
田中耕一氏(島津製作所田中耕一記念質量分析研究所所長)が学士院の新会員に。
PTLCで満足に展開されるのを待っていたら夜が明けてしまいました。上がりすぎてフラクションが混じってしまうことをおそれて、夜中でも早朝でも展開を終了できるように泊まっていましたが、これだったら家に帰ってもよかったね。
寒いが日が差すところは暖かい。晴れ。銀杏は本格的に落葉開始。黄色いじゅうたん。個々の葉には赤も緑も含まれているのに、全体として黄色に見える不思議。
摩訶不思議反応追試、生成物の分離検討。PTLCでいいよね。しかしじかんかかりまくり。長期戦覚悟せねば。
恥ずかしながら、東大にかれこれ7年近く(本郷に限定しても5年近く)居ますが、今日の今日まで「鉄門」がどこにあるのか、またそれがなんなのか知りませんでした。真夜中に散歩にでて偶然鉄門横を通って初めてその所在と由来を知りました。医学部付属病院の南側で、龍岡門をでて東に塀沿いに路なりに進むと、少し奥まったところにあります。そこはかつて大学のはじまりのころの正門跡で、かつてそこには鉄の門があり鉄門と呼ばれていたらしいのです。本郷通りに面した現在の正門ができてからは使われなくなり鉄門もなくなったらしいのですが、現在は付属病院に通じる門の一つとして鉄門が再建されています。
チリのピノチェト元大統領死去。
ひたすら眠る。
雨。とても寒い。
そういえばバスだけで大学までいけるんだろうか。そう思って鉄道を全く使わずに大学まで行ってみることにしました。
まずは家のそばのバス停から。いくつか乗り継いで中野駅に。
うーん、新宿かなあ。バス一本で中野から新宿へ移動。
遅い昼食を小田急の地下で。おむすびやさんがあったのでそこで。新宿からは各方面へのバスが出ているが、大学にぐぐっと近づけそうな路線はなく。本屋で地図をみると王子に向かうのがいいのではないかという結論になり、バス停へ。
しかし新宿西口発王子駅行きは3本/時間なんですよね。雨風の吹くなかターミナルで待つ。ようやくきたバスで王子に移動。
王子から荒川土手へバスがでていることを知り、荒川土手に移動。
荒川土手でバスを降りるとまだ夜でもないのに真っ暗。荒川の堤防の下でなんにもない。あとで考えたらもう一つ先の営業所まで乗っていったらもう少し同じ待つにしてもましなところで待てた気がする。ともかくなんにもないバス停で東京駅行きのバスを待つ。この路線は大学の前を走っていて、正門前で下りられる。が、同じ路線で途中まで行くのは10分おきに来るのに、その先までいくやつはなんと1本/時間らしい。ひーん。
そんなこんなで馬鹿馬鹿しいバスの旅は終わりました。
今日は研究室のめぼしい人々が典型元素化学討論会に行ってしまったので開店休業状態っぽい。そうそう、私は今年は参加こそしませんでしたが、ポスター発表で古田さんとの連名でポスター発表しています。発表は彼女がします。題は「2-(ジアリールボリル)アゾベンゼンおよび2,2'-ビス(ジアリールボリル)アゾベンゼンの合成と蛍光特性」です。中身としては彼女の合成した化合物がメインですがよろしくお願いします。
論文通りました! 詳細は後日。
曇。銀杏の黄色が赤みを帯びてきたように思う。桜はほとんど葉が落ちてしまった。
摩訶不思議反応に挑む。再現実験。
ということで賭けに出てみる。が、瞬時になんか負けそうな感じ。
夜を徹して彩花体験版をプレイ。なんとか終わった。久しぶりですね、こういう時間を忘れる感覚。
ひたすら眠る。
年末のことで少し調べていたら、華子鹿というサークルがこの夏にリリースした和風ファンタスティックノベル「彩花(体験版)」を見つけました。例によって私のマシンは動作環境以下ですが、吉里吉里ベースのようなのでなんとか動きます。
体験版ということで序章だけですが、それでも結構長い。登場人物を一通り見せたらおしまいかとおもいきや、謎をすべてばらまいてから本章に入るっぽい。どんなお話になるのか楽しみです。
朝8時、すべての測定終了。データを整理し終わったら眠ろう。
と思った矢先、事態はそうもいかないことが判明。.....結局夕方まで作業に追われて眠れませんでした。
夕方19時。発狂しそうな(していたかもしれない)多忙週間は終わりました。ふと机の上を見ると、チャート類、文献、原稿、メモ書き、参考書、ペットボトル等ゴミで満載。惨状の整理をはじめるもどこから手をつけてよいのかわからず。現実逃避したい。
weekdayだというのに昼すぎまで目が醒めず。
とても久しぶりにガラス細工&GB作業。
もう一年くらいやってないんじゃないかと思うのですがNMRサンプルの凍結脱気封管。
そうして深夜25時から研究室のNMRを占拠して温度可変測定。
快晴。とても寒い。
泊まって眠ったのですが、あまりの寒さに体が動かない。
文献紹介。今回はNIR Dyesについて。応用例としてはCDRの裏をみると見える青いやつね。赤外線を吸収して熱に変える性質があります。最近はいろいろな方面で研究が進んでいて、面白いです。あー私の化合物も共役延長して近赤外に吸収持たせようかなあ。
体力的に逝ってしまっている。
年会申し込みました。これで山3つ越えました。あとひとつ。
midnightに帰宅の途についたところ、赤門前で化学部(kgb, 駒場のサークルで学部1,2年のときに所属していたものです)の同期のT氏と会う。ここ数年あってないはずだから、かなり懐かしく少話し込む。私は最近は蛍光物質を創る研究をしているが、彼女は生物学を専攻していて蛍光プローブのユーザーとのことで、ユーザーサイドのひとと喋る機会がもてたのは嬉しい。kgbに感謝。
ここ数年会ってないと書いたが、3月のdiaryを構築する作業中に備忘録を見返したところ、博士課程の入学手続きのときに一度会っていたことを思い出しました(see 2006.03.17)。訂正。
曇。寒い。銀杏の落葉が本格化
文献紹介のレジュメは書き上がりました。
あはは、明日声がでるかな
晴れ。銀杏の黄変完了。壮観。
三菱レイヨン(株)に就職した同期のK氏がリクルーターとして研究室に来る。なつかしいね。畑違いの研究をやっていると聞いていたがまずは元気そうでなにより。
つーか皆立派に社会人してますね。