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CHICK COREA その作品
(筆者所有のCD等による)
MONTEGO JOE
ARRIBA CON MONTEGO JOE (PRESTIGE)
◆ MONTEGO JOE:conga , LEONARD GOINES:tp , AL GIBBONS:ts,fl , CHICK COREA:p , EDGAR GOMEZ:bs , MILFORD GRAVES:ds,timbales , ROBERT CROWDER:perc , RUDY STEVENSON:conductor
◆ Recording:1964.5.15
BLUE MITCHELL
THE THINGS TO DO (BLUE NOTE)
◆ BLUE MITCHELL:tp , JUNIOR COOK:ts , CHICK COREA:p , GENE TAYLOR:bs , ALOYSIUS FOSTER:ds
◆ Recording:1964.6.30
● 当時の HORACE SILVER のクインテットから、ピアニストだけ交代させただけ、と言える編成。ピアニストが要求されているスタイルも、HORACE SILVER 的なファンキーなもの。基本的には CHICK もファンキー路線で迫っている。注目されるのは、"CHICK'S TUNE"というナンバーを提供している事。スタンダードの"YOU STEPPED OUT OF A DREAM"のコード進行を流用しているが、キャリアの初期の段階で、早くも CHICK らしさを充分に発揮している。テーマ部分では、オリジナルのコード進行に大胆なアレンジを加えて再構成しており、一般的なコードの使用からは離れた無機的音使いを、早くも導入している。現在のバンドのメンバーで、新曲として発表しても違和感は無いであろうし、古さを感じさせない現代性を持つ。ソロの先発も CHICK で、シャープで正確なタッチを披瀝している。テーマは完全に構成されているが、ソロ・アプローチは遊びの感覚を絡めて極めて自由にという姿勢も、現在と同じ。バンド内での CHICK 役割は不明だが、この曲に関しては CHICK はかなり色々と仕切っているのでは。兎に角、この曲は様々な側面で、現在まで持続する"CHICK らしさ"とういものが如実に表現されている。
(改 2004.7.18)
HERBIE MANN
STANDING OVATION AT NEWPORT (WOUNDED BIRDS RECORDS)
◆ HERBIE MANN:fl , JOHN HITCHCOCK:tb , CHICK COREA:p , DAVE PIKE:vib , EARL MAY:bs , BEN TUCKER:bs , BRUNO CARR:ds , CARLOS "PATATO" VALDES:conga
◆ Recording:1965.5.24 / 7.3
● "STOLEN MOMENTS" で、CHICK の McCOY TYNER 的なピアノ・ソロが聞ける。
(記 2006.6.29)
BLUE MITCHELL
DOWN WITH IT (BLUE NOTE)
◆ BLUE MITCHELL:tp , JUNIOR COOK:ts , CHICK COREA:p , GENE TAYLOR: bs , ALOYSIUS FOSTER:ds
◆ Recording:1965.7.14
● THE THINGS TO DO と同じメンバーとコンセプトの作品。CHICK のピアノもファンキー。日野皓正の楽曲である "ALONE, AOLNE AND ALONE" では、60年代の CHICK のプレイに顕著な、バラードのドライな表現が聞かれる。
(記 2004.7.3)
CHICK COREA
TONES FOR JOAN'S BONES (ATLANTIC)
◆ (1)LITHA (2)THIS IS NEW (3)TONES FOR JOAN'S BONES (4)STRAIGHT UP AND DOWN
◆ CHICK COREA:p , JOE FARRELL:ts , WOODY SHAW:tp, STEVE SWALLOW:b , JOE CHAMBERS:ds
◆ Recording:1966.9.30/10.1
● CHICK が初リーダー作にして、ピアニスト、コンポーザー、バンド・リーダーとしての力量を見せ付けている。アルバムに対する取り組みには、並々ならぬものを感じる。ガーシュイン・ナンバーの "THIS IS NEW" 以外は、オリジナル。
● この時期のピアニストとしての CHICK には、当時の最先端のジャズ・ピアニストである McCOY TYNER の影響を強く感じられ。特にモード的な楽曲に対してアプローチする場合、当時の McCOY TYNER の影響を脱する事は不可能であろう(現在でもそうかも)。そこに、独自のシャープなリズム・センスとボイシングを加味する事により、現在まで続く CHICK のピアノのスタイルが成り立っていると言える。
● コンポーザーとしても、その能力を存分に発揮している。"LITHA" と "STRAIGHT UP AND DOWN" は、ジャズの楽曲としては異例にワン・コーラスが長く、コードの展開も当時としては異例に高度で、複雑な構成である。"LITHA" は、6/8拍子から4ビートへ、ワン・コーラスの中でリズムを変化させる。"STRAIGHT UP AND DOWN" での注目は、ソロ・パートの途中でフリー・ジャズに転換する点。フリー・ジャズのユニットである "CIRCLE" の登場を予感せる。リーダーとしての資質も、充分うかがえる。特に CHICK のオリジナル曲は、高度なテクニックを要求するものばかり。召集された当時の再先鋭のミュージシャン達は、難しい要求に完璧に答えている。
● 改めて確認してみるならば、このデビュー作こそ、CHICK のキャリアの中で最高のアルバムであると言っても過言ではない。このアルバムで見せたミュージシャンとしての優れた資質を、最近のユニットである ORIGIN でも見せ続けている。
(改 2004.7.18)
CHICK COREA
INNER SPACE (ATLANTIC)
◆ (3)INNER SPACE (5)GUIJIRA
◆ CHICK COREA : p , JOE FARRELL : ts , WOODY SHAW : tp, STEVE SWALLOW : b , JOE CHAMBERS : ds
◆ Recording:1966.9.30/10.1
◆ (4)WINDOWS
◆ HUBERT LAWS:fl , CHICK COREA : p , RON CARTER:b , GRADY TATE:ds
◆ (6)TRIO FOR FLUTE, BASSOON AND PIANO
◆ HUBERT LAWS:fl , CHICK COREA : p , KARK PORTER:bassoon
◆ Recording:1968.11
● (3)と(4)は、"TONES FOR JOAN'S BONES" と同一のセッションから。楽曲と演奏の出来からして、現在であれば1枚のCDに収録してリリースされるであろう。(4)は自分名義でのレコーディングとリリースを目指したのかもしれないが、出来としては、STAN GETZ の "SWEET RAIN" でのバージョンを凌駕出来てはいない。
(記 2004.8.17)
STAN GETZ
SWEET RAIN (VERVE)
◆ (1)LITHA (2)O GRANDE AMOR (3)SWEET RAIN (4)CON ALMA (5)WINDOWS
◆ STAN GETZ : ts , CHICK COREA : p , RON CARTER : bs , GRADY TATE : ds
◆ Recording : 1967.3.30
● STAN GETZ と演奏したこのセッションで、CHICK のプレイのリリカルな面が全面的に引き出されたのではないだろうか。高度なテクニックや緊張感だけでなく、"引いた" プレイでも超一流であることを証明しつつある。CHICK の初リーダー作での"LITHA"を採用しているが、バンドがこの難曲を消化し切れているとは言い難い。それが致命的に曲の出来を下げてしまったようには聞こえないのが、不思議。CHICK と RON CARTER のプレイが安定しているのも要因か?何事もないかのようにバッキングをこなしている。注目は、何と言っても "WINDOWS"。CHICK 本人も何度もレコーディングしているが、ここでのテイクが決定版であろうか。
(改 2004.7.18)
PETE La ROCA
TUKISH WOMEN AT THE BATH (FRESH SOUND RECORDS)
◆ CHICK COREA : p , JOHN GILMORE:ts , WALTER BOOKER:b , PETE La ROCA:ds
◆ Recording : 1967.5.25
CHICK COREA 名義で、"BLISS!"というタイトル(MUSE レーベル)でリリースされいた事もある。全曲が PETE La ROCA のオリジナルという意欲作。モード系の曲が並び、60年代的なダークは空気が充満しており、今日的な耳で聴くと結構微妙なものはある。CHICK COREA のプレイは第一の全盛期を迎え絶好調。早いテンポの MAJOUN という曲でのソロは強力。
(改 2006.6.17)
VILLAGE VANGUARD LIVE SESSIONS #1 (LRC)
◆ CHICK COREA : p , DIZZY GILLESPIE:tp , ELVIN JONES:ds , MEL LEWIS:ds , RAY NANCE:vln , PEPPER ADAMS:bs , RICHARD DAVIS:b
◆ Recording : 1967.10
VILLAGE VANGUARD LIVE SESSIONS #2 (LRC)
◆ CHICK COREA : p , DIZZY GILLESPIE:tp , ELVIN JONES:ds , PEPPER ADAMS:bs , MARVIN STAMM:tp , JOE FARRELL:ts , GARNETT BROWN:tb , RICHARD DAVIS:b
◆ Recording : 1967.10
CHICK COREA
NOW HE SINGS, NOW HE SOBS (SOLID STATE)
◆ (1)STEPS - WHAT WAS (2)MATRIX (3)NOW HE SINGS, NOW HE SOBS (4)NOW HE BEATS THE DRUM - NOW HE STOPS (5)THE LAW FALLING AND CATCHING UP (and others)
◆ CHICK COREA : p , MIROSLAV VITOUS : bs , ROY HAYNS : ds
◆ Recording : 1968.3.14&19&27
● レコーディングが1968年であるとは信じられない、超モダンなピアノ・トリオのセッション。比較的簡単なモチーフのオリジナル・ナンバーでのソロ・パートを、超シャープなフレーズで埋め尽くす。1曲目の "STEPS" を初めて聞いた時の、鮮烈なイメージを忘れることは出来ない。"STEPS" はCのマイナー・ブルース、"MATRIX" はFのブルースだが、メカニカルなモード的なロング・フレーズで、所謂 "ブルース的な表現" を全く消し去っている。CHICK の最高傑作であるとする向きも多いと思われるが、他のアーティストはもとより、CHICK 自身の他の作品とも隔絶している、"孤高"の作品である。CHICK らしいようで、CHICK らしくない?叙情性が全く感じられない、異常なハイ・テンション。
BOBBY HUTCHERSON
TOTAL ECLIPSE (BLUE NOTE)
◆ (3)MATRIX, 他, 全5曲
◆ HAROLD LAND:ts,fl , BOBBY HUTCHERSON : vib , CHICK COREA : p , REGGIE JOHNSON:b , JOE CHANBERS:ds
◆ Recording : 1968.7.12
● "MATRIX" では、NOW HE SINGS, NOW HE SOBS での演奏以上に無調的にプレイ。CHICK の中で何かが爆発する寸前といった印象。セッション・マンとしての参加でも、リーダーを食ってしまいそうなエネルギーを発散するようになってきた。
LEVITTS
WE ARE THE LEVITTS (ESP)
◆ AL LEVITT:ds , STELLA LEVITT, MICHELE LEVITT, MIRON LEVITT, MIRON LEVITT, TERESA LEVITT:vo , SEAN LEVITT:g , CHICK COREA:p,symbals , and others
◆ Recording:1968
MILES DAVIS
DOUBLE IMAGE (MOON RECORDS)
◆ MILES DAVIS:tp , WAYNE SHORTER:ts,ss , CHICK COREA:el-p , DAVE HOLLAND:b , JACK DeJOHNETTE:ds
◆ Recording:1969
CHICK COREA
SUNDANCE (GROOVE MERCHANT)
◆ 1969 (THE BRAIN / SONG OF WIND / CONVERGE / SUNDANCE)
CHICK COREA
EARLY DAYS (LRC)
◆ 基本的には "SUNDANCE" のCD化だが、異なる曲も収録されている。
CHICK COREA
THE COMPLETE "IS" SESSIONS (BLUE NOTE)
◆ WOODY SHAW:tp , HUBERT LAWS:fl,piccolo , MENNIE MAUPIN:ts , CHICK COREA:p,el-p , DAVE HOLLAND:b , JACK DeJOHNETTE:ds , HORACE ARNOLD:ds,perc
◆ Recording:1969.5.11-13
● アルバム "IS" と "SUNDANCE" を2枚組CDにまとめたもの。実験的楽曲、集団インプロビゼーションといった、いわゆるフリー・ジャズの要素を取り入れた演奏である。MILES DAVIS バンドで聴かせているようなアグレッシブさも加え、強烈な演奏。難解な楽曲が並ぶが、セッションを続けて聴くことによって、当時のミュージシャンの発想方法をある程度は感じ取ることが可能。若く先鋭的なミュージシャンが、ジャズという音楽がどこに向かおうとしているのか、混沌とした状況の中から回答を見つけ出そうとしている、という感じ。
(記 2006.5.20)
MILES DAVIS
1969 MILES (SONY RECORDS)
◆ MILES DAVIS:tp , WAYNE SHORTER:ts,ss , CHICK COREA:el-p , DAVE HOLLAND:b , JACK DeJOHNETTE:ds
◆ Recording:1969.7.25
ERIC KLOSS
CONSCIOUSNESS! (Prestige)
PAT MARTINO へ (1970.1.6)
MILES DAVIS
LIVE AT THE FILLMORE EAST (COLOMBIA/LEGACY)
◆ MILES DAVIS:tp , WAYNE SHORTER:ts,ss , CHICK COREA:el-p , DAVE HOLLAND:b , JACK DeJOHNETTE:ds , AIRTO MOREIRA:perc
◆ Recording:1970.3.7
CHICK COREA
THE SONG OF SINGING (SOLID STATE)
◆ (1)TOY ROOM (2)BALLAD I (3)RHYMES (4)FLESH (5)BALLAD III (6)NEFERTITI (and others)
◆ CHICK COREA : p , DAVE HOLLAND : b , BARRY ALTSCHL : ds
◆ Recording : 1970.4.7-8
● ここで聞くことの出来るフリーなアプローチは、この時期の実験的サウンドの、一つの完成形と見なす事も可能である。テーマ−アドリブ−テーマという曲構成は、明らかに JAZZ であり、他の多くの CHICK の作品と同様に、完全に一つのコンセプトに則ってレコーディングされている。CHICK は、アコースティック・ピアノの演奏に徹しており、清々しささえ感じる。
● この後、強烈なリード奏者の ANTHONY BRAXTON が参加し、フリー・ジャズ・ユニットの "CIRCLE" となる。1971年の作品、"PARIS-CONCERT"で、グループ・インプロビゼーションは極地に達している。ここに収録されている"NEFERTITI"の恐るべきスイングは、フリーなアプローチをとる CHICK の諸作品中、最も過激な演奏である。
● ORNETTE COLEMAN が引き起こした革命から10年近く経過し、フリー・ジャズの概念自体は、この頃でも既に目新しいものではなくなっている。ジャズ界は、今度はロックから新たな方法論を導入し、飛躍を見せようとしている。また既に、ニュー・ロックでの革新的演奏が、へたなジャズの演奏を軽く凌駕するレベルに達している。ジャズとロック双方とも、1970年代の、まさに新時代に突入しつつある。この時期、CHICK COREA はナゼ、敢えて、アコースティックな楽器による、フリー・ジャズの演奏に徹する事になったのだろう?
● 我々が注意しなければならないのは、ここに聞かれる音楽が、耳に楽しくない、ジャズらしくない、分かりにくい音楽であると、考えがちなことである。確かに、"CIECLE"などは、とっつきの良い音楽とは言えない。しかし、明かに高度な音楽性を持つアーティストの生み出す音楽であれば、無視できない重要な意味を持つ、聞き逃す事の出来ない素晴らしい部分があるハズで、聞き逃してはモッタイない。
● 今現在の視点に立って、CHICK のキャリアを振り返ってみるならば、この時期に、アコースティックな、混沌と静寂を一度に表現したような、独自のフリー・ジャズを展開したことは、十分に意味のあることであったと、考える事が出来る。60年代の初期から中期にかけての CHICK 自らのキャリアの中で早くも見せた、テクニカルでメロディアスでリズミカルでエネルギッシュな音楽。CHICK が資質として本来的に備えた、構築的な美学。一度は、それらから大きく距離を置く必用があったのではないだろうか?
(記 2001.3.9)
MILES DAVIS
BLACK BEAUTY (SONY RECORDS)
◆ MILES DAVIS:tp , STEVE GROSSMAN:ss , CHICK COREA:el-p , DAVE HOLLAND:b , JACK DeJOHNETTE:ds , AIRTO MOREIRA:perc
◆ Recording:1970.4.10
● フェンダー・ローズのエレクトリック・ピアノを演奏するするというアイディアを、ハービー・ハンコックがそうであったように、MILES DAVIS が CHICK に与えたのかもしれない。CHICK のような、音楽に対して多面的なアイディアを持つミュージシャンにとっては、エレクトリック・ピアノが音楽表現の幅を拡張させる為の大きな武器になったことは確かだ。自由であると共に破壊的な音楽だが、ここで習得したエレクトリック・ピアノのテクニックが、後の RETURN TO FOREVER でも活かされる事となる。
● 1969年から70年にかけての CHICK は、アルバム"EARLY DAYS"などで聞かれるような、実験的とも言えるレコーディングを、数多く行なっている。この時期の前後の、輝かしい作品群と比較すれば、この時期のレコーディングの出来は過渡期的なものである。だが、MILES のようなビッグ・ネームとの邂逅、実験的レコーディング、時代的な背景と、様々な要素をエネルギーに変え、CHICK にとっては蓄積の時期だったのだろうか?
(改 2004.7.18)
JOE FARRELL
JOE FARRELL QUALTET (CTI)
◆ JOE FARRELL:ss,ts,fl,oboe , CHICK COREA:p , DAVE HOLLAND:b , JACK DeJOHNETTE:ds , JOHN McLAUGHLIN:g
◆ Recording:1970.7.1-2
SADAO WATANABE
ROUND TRIP (SONY RECORDS)
◆ SADAO WATANABE:ss,fl , CHICK COREA:p , MIROSLAV VITOUS:b , JACK DeJOHNETTE:ds , ULPIO MINUCCI:p
◆ Recording:1970.7.15
CHICK COREA
CIRCLUS (BLUE NOTE)
◆ CHICK COREA:p,perc , DAVE HOLLAND:b,perc , BARRY ALTSCHUL:ds,perc
◆ Recording:1970.4.8
◆ CHICK COREA:p,perc , ANTHONY BRAXTON:as,ss,cla,b-cla , DAVE HOLLAND:b,g,perc , BARRY ALTSCHUL:ds,bass marimba,perc
◆ Recording:1970.8.21
CHICK COREA
EARLY CIRCLE (BLUE NOTE)
◆ CHICK COREA:p,celeste,perc , ANTHONY BRAXTON:cla,fl,as,ss , DAVE HOLLAND:b,cello,g , BARRY ALTSCHUL:ds,bass marimba,perc
◆ Recording:1970.10.13/10.19
CHICK COREA
LIVE IN GERMANY CONCERT (STRETCH)
◆ CHICK COREA:p , ANTHONY BRAXTON:as,ss,fl,bcl,perc , DAVE HOLLAND:b,cello , BARRY ALTSCHUL:ds,perc
◆ Recording:1970.11.28
CHICK COREA , DAVE HOLLAND , BARRY ALTSCHUL
A・R・C (ECM)
◆ CHICK COREA:p , DAVE HOLLAND:b , BARRY ALTSCHUL:perc
◆ Recording:1971.1.11-13
CHICK COREA
CIRCLE 2 GETHERING (STRETCH)
◆ CHICK COREA:p , ANTHONY BRAXTON:as,ss,fl,bcl,perc , DAVE HOLLAND:b,cello , BARRY ALTSCHUL:ds,perc
◆ Recording:1971.3.17
CHICK COREA
PIANO IMPROVISATION Vol.1 (ECM)
◆ CHICK COREA:p
◆ Recording:1971.4.21-22
CHICK COREA
PIANO IMPROVISATION Vol.2 (ECM)
◆ CHICK COREA:p
◆ Recording:1971.4.21-22
THE JOHN CORTRANE MEMORIAL CONCERT (JAZZ DOOR)
◆ CHICK COREA:p , JOE FARRELL:ts,fl , FRANK FOSTER:ts,ss , GENE PERLA:b , ELVIN JONES:ds
◆ Recording:1971.9.12
CHICK COREA
RETURN TO FOREVER (ECM)
(1)RETURN TO FOREVER (2)CRYSTAL SILENCE (3)WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY (4)SOMETIME AGO - LA FIESTA
◆ CHICK COREA:el-p , JOE FARRELL:fl,ss , STANLY CLARKE:el-b,ac-b , AIRTO MOREIRA:ds,perc , FLORA PURIM:vo,perc
◆ Recording:1972.2
● 余りにも有名な、CHICK COREA のキャリアの中でも最も重要な作品の一つ。この作品では、明確に音楽的な転換がなされている。この種の転換は、CHICK のキャリアでの一つの特徴となっており、転換点において新たな音楽の提示がなされる。中でも、"RETURN TO FOREVER" での演奏は最大の転換といえる。新たなメンバーを加えたバンドを結成し、新たなアイディアで作曲されている。サウンドの核となっているのは新人の STANLY CLARKE 、そのテクニックとダイナミックなビードが CHICK のリズミックなプレイをプッシュしている。パーカッション奏者の AIRTO のドラミングと STANLY CLARKE のビードのブレンドが斬新。テナー・サックスがメインの JOE FARRELL の演奏するフルートとソプラノ・サックスという高音楽器と、FLORA PURIM のボーカルとの、ユニゾンによるテーマ演奏が効果的。複雑だがメロディアスなテーマと、ジャズのスリルを失わないダイナミックなインプロビゼーション。1960年代終盤から71年までの難解なイメージからは完全に脱却。CHICK の "RETURN TO FOREVER" に於けるアイディアは、一体どの時点で発生したのもか、非常に興味のあるところである。
(改 2004.8.17)
STAN GETZ
CAPTAIN MARVEL (SONY MUSIC)
(1)RETURN TO FOREVER (2)CRYSTAL SILENCE (3)WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY (4)SOMETIME AGO - LA FIESTA
◆ CHICK COREA:el-p , JOE FARRELL:fl,ss , STANLY CLARKE:el-b,ac-b , AIRTO MOREIRA:ds,perc , FLORA PURIM:vo,perc
◆ Recording:1972.2
(1)LA FIESTA (2)FIVE HUNDRED MILES HIGH (4)TIMES LIE (5)LUSH LIFE (6)DAY WAVES
◆ STAN GETZ:ts , CHICK COREA:el-p , STANLY CLARKE:b , TONY WILLIAMS:ds , AIRTO MOREIRA:ds,perc
◆ Recording:1972.3
● "LUSH LIFE" 以外は、全て CHICK の楽曲。STAN GETZ が "RETURN TO FOREVER" のメンバー採用、AIRTO がパーカッションにまわって TONY WILLIAMS がドラムスに入るという豪華な布陣。"RETURN TO FOREVER" よりはビートが重く、STAN GETZ のテナーはいつにも増して激情的だが、バンドのサウンドの斬新さは持続している。CHICK の バンド内での主導性の割合がどの程度だったかは、非常に興味深いところである。
(記 2004.8.19)
AIRTO MOREIRA
FREE (CTI)
◆ AIRTO MOREIRA:perc , RON CARTER:b , STANLY CLARKE:el-b , CHICK COREA:key , KEITH JARRET:p , JOE FARRELL:as,ss,fl , and others
◆ Recording:1972.3
CHICK COREA and RETURN TO FOREVER
LIHGT AS A FEATHER (POLYDOR)
(1)YOU'RE EVERYTHING (2)LIGHT AS A FEATHER (3)CAPTAIN MARVEL (4)500 MILES HIGH (5)CHILDREN'S SONG (6)SPAIN
◆ CHICK COREA:el-p , JOE FARRELL:fl,ss,ts , STANLY CLARKE:el-b,ac-b , AIRTO MOREIRA:ds,perc , FLORA PURIM:vo,perc
◆ Recording:1972.10
● 前作の "RETURN TO FOREVER" での路線が踏襲・深化されている。FLORA PURIM のボイスのパートが増加。STANLY CLARKE と AIRTO のコンビネーションも抜群、CHICK のリズミックなプレイも完全に彼等のビートに乗っている。楽曲も更に構築的となっており、テーマはメロディアスだがハーモニーは意表を突いて高度という CHICK の常套的手法が冴え渡っている。フェンダー・ローズという楽器は和音をシンプルにした方が美しく響く場合が多く、CHICK のバッキンブなどでのムダを削り取った後の残した音の選択が実に素晴らしい。"500 MILES HIGH" や "SPAIN" は'70年代のスタンダード・ナンバーと呼ぶ事も可能で、多くミュージシャンにカバーされている。
(記 2004.8.19)
CHICK COREA and RETURN TO FOREVER
LIHGT AS A FEATHER - disk 2 (VERVE)
(1)YOU'RE EVERYTHING (2)LIGHT AS A FEATHER (3)CAPTAIN MARVEL (4)500 MILES HIGH (5)CHILDREN'S SONG (6)SPAIN
◆ CHICK COREA:el-p , JOE FARRELL:fl,ss,ts , STANLY CLARKE:el-b,ac-b , AIRTO MOREIRA:ds,perc , FLORA PURIM:vo,perc
◆ Recording:1972.10
(1)MATRIX (2)LIGHT AS A FEATHER(alt) (3)500 MILES HIGH(alt) (4)CHILDREN'S SONG(alt) (5)SPAIN(alt) (6)SPAIN(alt) (7)WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY ? (8)WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY ?(alt) (9)WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY ?(alt) (10)WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY ?(alt)
● 突如リリースされた、LIHGT AS A FEATHER の別テイク集。"MATRIX" は'70年代のバージョンであるが、ソロの間に複雑なメロディーのセカンド・テーマが挿入されている。"WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY ?" は ECM の "RETURN TO FOREVER" にも収録されているが、このセッションでのテイクもリリースしようとしたのだろうか?
(記 2004.8.19)
CHICK COREA QUARTET
LIVE IN NEW YORK,1974 (OXFORD)
(1)LA FIESTA (2)NEFERTITI
◆ Recording:1974?
● 海賊盤だと思われるが、詳細は不明。"LA FIESTA" は、オリジナル・メンバーの RETURN TO FOREVER の演奏に、"NEFERTITI" は CIRCLE に聴こえる。特に "LA FIESTA"は圧倒的な素晴らしさ。生でのライブを是非見てみたかった。タイトルの "1974" は、どこから出たのだ?
(改訂 2004.7.24)
CHICK COREA , GARY BURTON
CRYSTAL SILENCE (ECM)
(1)SENOR MOUSE (2)ARISE, HER EYES (3)I'M YOUR PAL (4)DESERT AIR (5)CRYSTAL SILENCE (6)FALLING GRACE (7)FEELINGS AND THINGS (8)CHILDREN'S SONG (9)WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY
◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib
◆ Recording:1972.11.6
● 奇跡的な邂逅とも言える、2台のコード楽器によるデュオ。CHICK の曲を多く演奏しているが、GARY BURTON の推薦と思われる、ベーシストの STEVE SWALLOW の楽曲を採用している。"FALLING GRACE" などは、このデュオの為に作曲されたかと思わせるほど相性が良い。
(記 2004.8.19)
STANLEY CLARKE
CHILDREN OF FOREVER (POLYDOR)
PAT MARTINO へ (1972.12.26-27)
RETURN TO FOREVER featuring CHICK COREA
HYMN OF THE SEVENTH GALAXY (POLYDOR)
(1)HYMN OF THE SEVESTH GALAXY (2)AFTER THE COSMIC RAIN (3)CAPTAIN SENOR MOUSE (4)THEME TO THE MOTHERSHIP (5)SPACE CIRCUS PART I/II (6)THE GAME MAKER
◆ CHICK COREA:p,key , STANLY CLARKE:b , BILL CONNORS:g , LENNY WHITE:ds,perc
◆ Recording:1973.8
● バンドのメンバー・チェンジが行われ、同じ "RETURN TO FOREVER" という名義でありながら、サウンドのカラーが転換された。BILL CONNORS というハード・ロック・タイプの演奏を行うテクニシャンを迎え、"LIHGT AS A FEATHER" でのラテン的な志向から、ロック・ファンからも注目を集めたハードなサウンドとなった。LENNY WHITE の、ドラムスの音数の多さも強力。"CAPTAIN SENOR MOUSE" に代表されるテクニカルなユニゾンが、CHICK のバンドのプレイの売りとなった。
(記 2004.8.20)
RETURN TO FOREVER featuring CHICK COREA
WHERE HAVE I KNOWN YOU BEFORE (POLYDOR)
◆ CHICK COREA:p,key , STANLY CLARKE:b , AL DiMEOLA:g , LENNY WHITE:ds,perc
◆ Recording:1974.7-8
CHICK COREA
THE LEPRECHAUN (POLYDOR)
(1)IMP'S WELCOME (2)LENORE (3)REVERIE (4)LOOKING AT THE WORLD (5)NITE SPRITE (6)SOFT AND GENTLE (7)PIXILAND REG (8)LEPRECHAUN'S DREAM
◆ CHICK COREA:key , EDDIE GOMEZ:b , ANTHONY JACKSON:b , STEVE GADD:ds , GAYLE MORAN:vo , and others
◆ 1975
● RETURN TO FOREVER というバンドの志向の中では表現し切れない楽曲をソロ名義の作品の中で表現、CHICK COREA の泉の如く流れ出る創作意欲に驚かされる。アコースティック・ピアノのサウンドをベースとし、GAYLE MORAN のボーカル、シンセサイザー、ホーン・セクション、ストリングス・カルテットまで加えている。キーボードなどのオーバー・ダビングが入念になされ、作品の完成度を高めようとしている。CHICK の、クラシックに対する志向も明確になった。STEVE GADD や他のミュージシャンの、複雑な楽曲に対する対応ぶりも見事。
(記 2004.8.21)
RICHARD DAVIS
WITH UNDERSTANDING (MUSE)
◆ RICHARD DAVIS:b , CHICK COREA:key , SAM BROWN:g , BILL LEE:b , SONNY BROWN:ds , FRANKIE DUNLOP:perc
◆ 1975
RETURN TO FOREVER
RETURN TO THE GALAXY (VERVE)
● disc one
◆ (4)SPAIN (5)AFTER THE COSMIC RAIN (6)BASS FOLK SONG
◆ CHICK COREA:key , STANLEY CLARKE:b , STEVE GADD:ds , BILL CONNARS:g , MINGO LEWIS:perc
◆ Recording:1973
● disc two
◆ (4)THE SHADPW OF LO
◆ CHICK COREA:key , STANLY CLARKE:b , AL DiMEOLA:g , LENNY WHITE:ds
◆ Recording:1975
● ベスト盤に収録された、ライブ・バージョン。
(記 2000.7.2)
RETURN TO FOREVER
ODYSSEY '75 (JAZZ MASTERS)
(1)SPACE CIRCUS (2)VULCAN WORLDS (3)IMPROVISATION (4)THE SHADOW OF LO (5)THE ROMANTIC WARRIOR
◆ CHICK COREA:key , STANLY CLARKE:b , AL DiMEOLA:g , LENNY WHITE:ds,perc
◆ Recording:1975?
● 音は良くないが、鑑賞には堪えうる程度。AL DI MEOLA の音数だけのプレイ等、時代を感じさせはするが、あまりに熱い演奏。"SPACE CIRCUS" での、CHICK と AL DiMEOLA のライブならではの掛け合いが強烈。注目は "THE ROMANTIC WARRIOR" で、1975年の録音であれば同名のアルバムより以前の演奏であり、アレンジの試行錯誤中という事になる。
(改訂 2004.8.20)
RETURN TO FOREVER
ROMANTIC WARRIOR (POLYDOR)
◆ CHICK COREA:p,key , STANLY CLARKE:b , AL DiMEOLA:g , LENNY WHITE:ds,perc
◆ Recording:1976.2
CHICK COREA
MY SPANISH HEART (POLYDOR)
(1)LOVE CASTLE (2)THE GARDENS (3)DAY DANSE (4)MY SPANISH HEART (5)NIGHT STREETS (6)THE HILLTOP (7)THE SKY (8)WIND DANSE (9)ARMANDO'S RHUNBA (10)PRELUDE DE EL BOZO (11)EL BOZO, PART I (12)EL BOZO, PART II (13)EL BOZO, PART III (14)SPANISH FANTASY, PART I (15)SPANISH FANTASY, PART II (16)SPANISH FANTASY, PART III (17)SPANISH FANTASY, PART IV (18)THE CLOUDS
◆ CHICK COREA:key , EDDIE GOMEZ:b , STANLY CLARKE:b , STEVE GADD:ds , DON ALIAS:perc , JEAN-LUC PONTY:vln , GAYLE MORAN:vo , and others
◆ Recording:1976.10
● "THE LEPRECHAUN" に続く、ソロ名義の作品。タイトルの通りスペインをテーマとし、スパニッシュ・モードが強調された作曲がなされる。アコースティック・ピアノやストリングス・カルテットに加え、ハンド・クラップまで導入。"LOVE CASTLE" や "ARMANDO'S RHUNBA" といった名曲が登場している。
(記 2004.8.21)
RETURN TO FOREVER
MUSICMAGIC (COLUNBIA)
(1)THE MUSICIAN (2)HELLO AGAIN MUSICMAGIC (4)SO LONG MICKY MOUSE (5)DO YOU EVER (6)THE ENDLESS NIGHT
◆ Recording:1977.1-2
● ギタリストに替わってホーン・セクションが導入され、もはや初代の RETURN TO FOREVER とは共通点の少ないバンドとなってしまった。RETURN TO FOREVER のサウンドに、"THE LEPRECHAUN" や "MY SPANISH HEART" での成果を加えようとしたのだろうか。ボーカルに GAYLE MORAN が参加、STANLY CLARKE までボーカルをとる。楽曲は更に長く複雑なものになっている。
(記 2004.8.21)
RETURN TO FOREVER
THE COMPLETE CONCERT (COLUNBIA)
(1)OPENING '77 (2)ENDLESS NIGHT (3)THE MUSICIAN (4)HELLO AGAIN (5)SO LONG MICKY MOUSE (6)MUSICMASIC (7)COME RAIN OR COME SHINE - FINE AND DANDY (8)SERENADE (9) THE MOORISH WARRIOR AND SPANISH PRINCESS (10)SPANSH FANTASY (11)ON GREEN DOLPHIN STREET
◆ CHICK COREA:key , STANLY CLARKE:b , GAYLE MORAN:vo,key , JOE FARRELL:reeds,fl , GERRY BROWN:ds , JOHN THOMAS:tp,flh , JAMES TINSLEY:tp,flh , JIM PUGH:tp,baritone horn , HAROLD GARRETT:tb,baritone horn,tuba , RON MOSS:tb
◆ Recording:1977.5.20-21
● リリース当時はLPで4枚にも及んだライブ作品。"MUSICMAGIC" での長尺の楽曲が、更に引き伸ばされている。
(記 2004.8.21)
ROLF KUHN - CHICK COREA - JOACHIM KUHN
CREACTION (CENTURY RECORDS)
◆ CHICK COREA:el-p , ROLF KUHN:cla , JOACHIM KUHN:p,org , JOHN SURMAN:bs,ss,el-p , ALAN SKIDMORE:ts , TONY OXLEY:ds , PETER WARREN:b
◆ Recording:1977.10.28
CHICK COREA
MAD HATTER (VERVE)
(1)THE WOODS (2)TWEEDLE DEE (3)THE TRIAL (4)HUMPTY DUMPTY (5)PRELUDE TO FALLING ALICE (6)FALLING ALICE (7)TWEEDLE DUM (8)DEAR ALICE (9)THE MAD HATTER RHAPSODY
◆ CHICK COREA:key , HERBIE HANCOCK:fender rhodes , GAYLE MORAN:vo , STEVE GADD:ds , EDDIE GOMEZ:b , JOE FARRELL:fl,piccolo,ts , JOHN THOMAS:tp , RON MOSS:tb , HEARVEY MASON:ds , and others
◆ Recording:1978
児童文学の代表作として著名な "不思議の国のアリス" をモチーフとしたコンセプト・アルバム。THE LEPRECHAUN , MY SPANISH HEART , MUSICMAGIC で試みられた、ホーン・セクション、ストリングス、コーラスのアレンジ、シンセサイザーの使用の、この時点での集大成であると言える。CHICK COREA の作曲とアレンジの方法論は、ここで一つの到達点に達した感がある。様々な音楽的なアイディアを楽曲にまとめ、ジャズ的なスリリングなインプロビゼーションも十分に加えられている。HEARVEY MASON と STEVE GADD のドラミングも秀逸。特に "HUMPTY DUMPTY" での STEVE GADD の4ビートでのバッキングは彼のキャリアでも最高と思われる出来で、驚くほど様々なのポリリズムのパターンを披露している。"HUMPTY DUMPTY" のジャズ・フィーリングは、"FRIENDS" でアルバム1枚分に拡張されている。"THE MAD HATTER RHAPSODY" では、CHICK の MOOG のソロに続いての、スペシャル・ゲストの HERBIE HANCOCK のフェンダー・ローズのソロも聴かれ、楽曲に完璧にハマっている。
(記 2006.7.22)
CHICK COREA
SECRET AGENT (POLYDOR)
◆ CHICK COREA:key , TOM BRECKTLAIN:ds , BUNNY BURNEL:b , JOE FARRELL:ss,ts,fl , GAYLE MORAN:vo , AIRTO MOREIRA:perc , AL VIZZUTTI:tp , and others
◆ Recording:1978
● 2005年に漸く CD 化。BUNNY BURNEL と TOM BRECKTLAIN のリズム・セクションは、CHICK 好みのシャープで正確なビートを刻む。盟友の JOE FARRELL と共に、AL VIZZUTTI の鋭い切れ味のフレーズも素晴らしい。この後しばらく CHICK は、このメンバーを主体に活動して行く。収録曲としては "DRIFTING" , "FICKLE FUNK" , "CETRAL PARK" などが佳作で、現在の耳で聴いても古くない。
(記 2005.4.15)
CHICK COREA
FRIENDS (POLYDOR)
(1)THE ONE STEP (2)WALTSE FOR DAVE (3)CHILDREN'S SONG #5 (4)SAMBA SONG (5)FRIENDS (6)SICILY (7)CHILDREN'S SONG #15 (8)CAPPUCCINO
◆ CHICK COREA:p,fender rhodes , JOE FARRELL:reeds,fl , STEVE GADD:ds , EDDIE GOMEZ:b
◆ 1978
● CHICK としては、久々のストレートなジャズのアルバム。楽曲は全てメロディアスな佳作。ジャズ・インプロビゼーションの素材としては難易度の高い楽曲が並ぶが、彼らの演奏レベルでは全く何の問題はない。CHICK のプレイは、曲のソフトさに合わせてか、やや落ち着いた印象。盟友の JOE FARRELL のプレイは、常に高いレベルをキープ。"SAMBA SONG" 、"FRIENDS" 、"CAPPUCCINO" といったサンバ系の曲では STEVE GADD のテクニックが生きているが、EDDIE GOMEZ がウッド・ベースで生み出すグルーブもかなり強烈。
(記 2006.7.22)
CHICK COREA , GARY BURTON
DUET (ECM)
◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib
◆ Recording:1978.10.23-25
CHICK COREA
DELPHI VOLUME I〜III (POLYDOR)
◆ CHICK COREA:p
◆ Recording:1978.10.26-27
CHICK COREA
ACOUSTIC (RTV)
◆ CHICK COREA:p , LIONEL HAMPTON:vib , and others
◆ Recording:1978
JOE FARRELL
SKETE BOARD PARK (XANADU)
◆ JOE FARRELL:ts , CHICK COREA:p,ele-p , BOB MAGNUSSON:b , LAWRENCE MARABLE:ds
◆ Recording:1979.1.29
● CHICK のリーダー作の "FRIENDS" と同じバンドの編成だが、ベースどドラムスが違うメンバーでもあり、JOE FARRELL の楽曲が CHICK の曲とコンセプトが違うのもあって、印象も異なる。"FRIENDS" と続けて聴いても楽しめる。タイトル曲の "SKETE BOARD PARK" のテーマのユニークさには、つい笑いそうになる。JOE FARRELL と CHICK COREA が組んだこの時期のジャズ作品は非常にレベルが高く、時代が経過しても古さを感じさせない場合が多い。
(記 2006.7.22)
SUMMER JAM 1979 (SHOW CO.)
◆ CHICK COREA:key , AL DiMEOLA:g , BUNNY BRUNEL:b , TONY WILLIAMS:ds
◆ Recording:1979
CHICK COREA , GARY BURTON
IN CONCERT (ECM)
(1)SENOR MOUSE (2)BUD POWELL (3)CRYSTAL SILENCE (4)TWEEK (5)FALLING GRACE (6)MIRROR, MIRROR (7)SONG TO GAYLE (8)ENDLESS TROUBLE, ENDLESS PLEASURE
◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib
◆ Recording:1979.10.28
● CD化に際して2曲が欠けたままになっており、早急に何とかしてもらいたいものである。演奏者2名にとっても、各々にとっても、キャリアの中でも最高の演奏のに入るのでは。何かに取り付かれているかの如く、マシーンのように脱兎の如く(?)、圧倒的な高密度での演奏が繰り広げられている。コード楽器2台のインプロビゼーションにかかわらず、所謂コードのぶつかり合いに聞こえる部分が見出せない。リズムのブレというものも特に感じられない。楽曲は、CHICK COREA と STEVE SWALLOW のオリジナルのみ(CD未収録の LOVE CASTLE と I'M YOUR PAL も含め)。CHICK COREA の曲、特に "TWEEK" と "MIRROR, MIRROR" という彼らしい曲には注目して欲しい。STEVE SWALLOW と演奏者との相性の良さにも再認識させられる。
(記 2006.7.22)
CHICK COREA
TAP STEP (STRETCH)
◆ CHICK COREA:key , TOM BRECKTLAIN:ds , BUNNY BURNEL:b , JOE FARRELL:ts , GAYLE MORAN:vo , DON ALIAS:perc , AL VIZZUTTI:tp , HUBERT LAWS:fl , JOE FARRELL:ts , and others
◆ Recording:1979.12-1980.1
● SECRET AGENT に続き、当時のバンドのメンバーを中核としてレコーディングされている。バラエティに富んいてユニークな楽曲もあり、演奏も安定しているが、今日的な視点で振り返ってみるとアイディア的にやや煮詰まっている感もある。
JOE HENDERSON
MIRROR, MIRROR (MPS)
(1)MIRROR, MIRROR (2)CANDLELIGHT (3)KEYSTONE (4)JOE'S BOLERO (5)WHAT'S NEW (6)BLUES FOR LIEBSTRAUM
◆ JOE HENDERSON:ts , CHICK COREA:p , RON CARTER:b , BILLY HIGGINS:ds
◆ Recording:1980.1
● 1980年代前半は言うなれば、CHICK COREA のアコースティックへの回帰の時代。この時期のキーマンの一人であるのが、極めて個性的なサウンドを持つテナー・サックスの非凡なスタイリスト、JOE HENDERSON 。よく聴くと非常にバリエーションに富んだフレーズを生み出している JOE HENDERSON のバックに廻る事によって、音楽的な刺激を受けようとしている CHICK 。"MIRROR, MIRROR" と "BLUES FOR LIEBSTRAUM" という難曲を提供し、更に鋭いバッキングを刻んでみせている。
(記 2006.7.29)
AL DI MEOLA
SPLENDIDO HOTEL (COLUMBIA)
◆ AL DI MEOLA:g , CHICK COREA:p , PHILIPPE SAISSE:key , ROBBIE GONZALEZ:ds , TIM LANDERS:b , ANTHONY JACKSON:b , STEVE GADD:ds , and others
◆ 1980
CHICK COREA
THREE QUARTETS (STRETCH)
(1)QUARTET NO.1 (2)QUARTET NO.2 (3)QUARTET NO.3 PART.1 (4)QUARTET NO.3 PART.2 (5)FOLK SONG(+) (6)HAIRY CANARY(+) (7)SLIPPERY WHEN WET(+) (8)CONFIRMATION(+*)
+previous unreleased
◆ CHICK COREA:p,ds* , EDDIE GOMEZ:b , STEVE GADD:ds , MICHAEL BRECKER:ts
◆ Recording:1981.1-2
● FRIENDS と同じワン・ホーンのカルテットだが、メロディアスな小品が並んだ FRIENDS とは様相が全く違う、ハードな内容の驚くべきアルバム。間違いなく、CHICK のキャリアの中でも5本の指に入る力作。これまでの CHICK の楽曲と比較しても群を抜いて複雑。ソロ・パートのコードの複雑さも、ソリストが不在であるかのように容赦がない。特に "QUARTET NO.1" と "QUARTET NO.2" が、ジャズの曲としては考えられない高度さ。メンバーは言わずと知れたテクニシャン、1981年の時点では彼ら以外には考えられない。MICHAEL BRECKER は、難しい曲をものともせず吹き倒しており、その実力を改めて証明。ベーシストの EDDIE GOMEZ は、特にソリストとして凄い仕事ぶり。STEVE GADD のドラミングは、彼の奏法の特性によってこのアルバムのノリを規定してしまっており、テクニシャンでありながら重いビートが特徴の彼の持ち味がリアルに出てしまっている。当然ではあるが、CHICK のピアノがアルバムのコンセプトを明示しており、一応バンドでレコーディングしているが、ピアノのソロでトライしてもアルバムで成立するのではあるまいか。
● 1992年にCDで STRETCH レーベルから再発された時点で、4曲の未発表テイクが収録された。"FOLK SONG" 以下3曲は、当時のレパートリーとしてライブで演奏されている。"FOLK SONG" は、FRIENDS にも収録しても違和感のない、メロディアスな佳曲。"HAIRY CANARY" は、THELONIOUS MONK 的なメロディーの、CHICK 得意のリハーモナイズされたブルース。"SLIPPERY WHEN WET" も、MONK 的なユニークな曲。"CONFIRMATION" は、MICHAEL BRECKER と CHICK のドラムスのデュオ。CHICK は 1960年代に STEVE GADD に、当時の最先端の TONY WILLIAMS のドラミングのスタイルを教授したという。
(記 2006.7.29)
CHICK COREA & GARY BURTON / CARLA BLEY & STEVE SWALLOW
FAMOUS JAZZ DUETS (ART HAUS MUSIK)
(DVD)
◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib
◆ Recording:1981.2.17
● 1979年に録音された ECM のライブ盤とほぼ同時期、"MIRROR, MIRROR" や "SONG TO GAYLE" など、収録曲も重なる。難曲の数々を、軽々と淡々と演奏してゆく映像には目を見張らされる。CHICK の仕掛ける難しいシンコペーションに GARY BURTON は難なく対応、リズムが崩れる場面は皆無。強いて言えば、両者とも打楽器系の楽器の為、デュオとしてはリズムを捕らえやすい?!
(記2005.2.6)
LIVE IN MONTREUX (STRETCH)
(1)INTRODUCTION (2)HAIRU CANARY (3)FOLK SONG (4)PSALM (5)QUINTET #2 (6)UP, UP AND (7)TRINKLE TINKLE (8)SO IN LOVE (9)DRUM INTERLUDE (10)SLIPPERY WHEN WET/INTRO OF BAND
◆ CHICK COREA:p , JOE HENDERSON:ts , GARY PEACOCK:b , ROY HAYNES:ds
◆ Recording:1981
● MONTREUX JAZZ FESTIVAL であれば、夏の演奏であろうか。GARY PEACOCK と ROY HAYNES というリズム・セクションはなかなか安定して良い味を出しており、CHICK と JOE HENDERSON も自由に遊ぶ事が可能になっている。CHICK は "PSALM" という曲は相当に気に入っているようで、この後に様々なフォーマットで何度も演奏している。
(記 2006.7.29)
WOODSTOCK JAZZ FESTIVAL 1 (DOUGLAS MUSIC)
(1)WALTZ (2)ISFAHAN (3)STELLA BY STARLIGHT (4)ROUND MIDNIGHT
◆ CHICK COREA:p , LEE KONITZ:as , MIROSLAV VITOUS:b , JACK DeJONETTE:ds
◆ Recording:1981.9.19
● ワルツの曲だらけのチックの曲であるが、わざわざ "WALTZ" と名付けたという事は、気に入っている曲なのか?"WALTZ" や他の曲も、イントロがやたらと長く、CHICK はこの時期特有の極端な自由さを持って演奏している。
(記 2006.7.29)
WOODSTOCK JAZZ FESTIVAL 2 (DOUGLAS MUSIC)
◆ CHICK COREA:p , ANTHONY BRAXTON:as , JACK DeJONETTE:ds , MIROSLAV VITOUS:b , LEE KONITZ:as , PAT METHENY:g
◆ Recording:1981.9.19
FOURTUNE (DRIVE ARCHIVE)
◆ CHICK COREA:p , JOHN DENTZ:ds , ANDY SIMPKINS:b , ERNIE WATTS:ts,as
◆ Recording:1980.12.5-6
● "CHICK COREA AND ERNIE WATTS / 4TUNE" というタイトルでもリリースされている。
CHICK COREA
TRIO MUSIC (ECM)
◆ CHICK COREA:p , MIROSLAV VITOUS:b , ROY HAYNES:ds
◆ Recording:1981.11
● 久々のピアノ・トリオによる作品で、しかも2枚組という力作。メンバーは、あの "NOW HE SINGS, NOW HE SOBS" のトリオ。このアルバムは今から思えば CHICK のキャリアの中で分水嶺になっており、"レギュラーのピアノ・トリオ"、"アコースティック・バンド"、"リユニオン・バンド"、というフォーマットはこの後何度も登場する。このアルバムでは "NOW HE SINGS, NOW HE SOBS" のメンバーによる当時のサウンドへの回帰よりは、1981年時点でのピアノ・トリオでの新たなアイディアを現実化している、という感が強い。1枚は THELONIOUS MONK の曲集で、CHICK の MONK の曲の追求の成果が現われている。改めて聴いてみると、LP時代の時間の制約のせいか各曲のアドリブが短く、もっと長くやって欲しかったと思う。もう1枚は何とフリー・インプロビゼーション集。MIROSLAV VITOUS と ROY HAYNES という巨匠が相手なだけに、絶妙なやりとりが展開される。
(記 2006.9.17)
CHICK COREA
A VERY SPECIAL CONCERT (Happinet Pictures)
(DVD)
◆ JOE HENDERSON:ts , CHICK COREA:p , STANLY CLARKE:b , LENNY WHITE:ds
◆ Recording:1982.4.7
● "THE GRIFFITH PARK COLLECTION" のメンバーより、FREDDIE HUBBARD のみ不参加。CHICK COREA 名義になっているが、どちらかと言えばオールスター・バンドのコンサートという趣き。STANLY CLARKE と LENNY WHITE の元 RETURN TO FOREVER のメンバー、特に LENNY WHITE にとっては、このメンバーでのアコースティック・ジャズは一つのチャレンジかもしれない。左手でシンバル・レガートを行う LENNY WHITE 、映像で見ると極めて変則的なプレーであるのが分かる。JOE HENDERSON のテナーは相変わらずのマイ・ペースで、フレーズを淡々重ねていく。良く聴くと、やはり非常に内容が濃い。CHICK COREA は 500 MILES HIGH をトリオでやっているが、後テーマではメロディを極端なまでにフェイクし、完全に遊んでいる。
(記 2006.1.25)
CHICK COREA BAND with NANCY WILSON
A VERY SPECIAL CONCERT (COLUMBIA)
(DVD)
◆ NANCY WILLSON:vo , JOE HENDERSON:ts , CHICK COREA:p , STANLY CLARKE:b , LENNY WHITE:ds
◆ Recording:1982.4.7
● 上記の映像に、ボーカルの NANCY WILSON が加わった演奏だが、DVD のタイトルが同じ "A VERY SPECIAL CONCERT" 。何か考えた方がいいんじゃないか?それは置いといて、演奏は非常に素晴らしい。NANCY WILSON は、テーマのメロディを縦横無尽にフェイクし、ほとんど原型をとどめなさせていない。ボーカルのダイナミックさに鼓舞されて、バンド全体のインタープレーは歌モノの演奏としては極限まで自由にやっている。現在の視点で当時の演奏を聴いてみると、当時のトップのジャズ・ミュージシャンには独特の空間の使い方をしている。
(記 2006.12.27)
BENNIE WALLACE
THE BENNIE WALLACE TRIO & CHICK COREA (ECM)
◆ BENNIE WALLACE:ts , CHICK COREA:p , EDDIE GOMEZ:b , DANNIE RICHMOND:ds
◆ Recording:1982.5.4-5
BILL EVANS - A TRIBUTE (PAJ)
(4)TIME REMEMBERED
◆ CHICK COREA:p
◆ Recording:1982.5.19
● ビル・エバンスへのトリービュート・アルバムへ参加。難曲の "TIME REMEMBERED" を任されている。
(記 2000.7.8)
CHICK COREA & NICOLAS ECONOMOU
ON TWO PIANOS (POLYDOR)
◆ CHICK COREA:p , NICOLAS ECONOMOU:p
◆ Recording:1982.6.24
CHICK COREA & FRIEDRICH GULDA
THE MEATING (PHILIPS)
◆ CHICK COREA:p , FRIEDRICH GULDA:p
◆ Recording:1982.6.27
CHICK COREA
FROM NOTHING (STRETCH)
◆ CHICK COREA:p,syn
◆ Recording:1982.7
CHICK COREA , GARY BURTON
LYRIC SUITE FOR SEXTET (ECM)
◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib , IKWHAN BAE:1st violin , CAROL SHIVE:2nd violin , KAREN DREYFUS:viola , FRED SHERRY:cello
◆ Recording:1982.9
● CHICK COREA と GARY BURTON のデュオにストリングス・カルテットを加えた、デュオの拡大版という趣き。アレンジは複雑で、かなりの意欲作と思われる。ストリングスと言えばクラシックで、イメージもクラシック的だが、ハーモニーはジャズ的、と言うか CHICK 的。クラシックの愛好家からはどのように聴かれるのだろうか。アドリブに入ればいつもの二人で絶好調。"BRASILIA" は何とも微妙なコード進行を持つ興味深い曲で、後日に CHICK のソロ・パフォーマンスで何度も取り上げられる。
(記 2006.9.16)
IVANHOE
BUNNY BRUNEL (PLANET BLUE/MRP)
◆ (2) GOING HOME
NANI VILLA BRUNEL:vo , MICHAEL O'NEIL:g , CHICK COREA:Fender Rhodes , BUNNY BRUNEL:b , TOM BRECHTLEIN:ds , DON ALIAS:perc , LAUDIR DE CECCARELLI:perc
◆ (4) LATIN
CHICK COREA:Mini-Moog , HERBIE HANCOCK:p , BUNNY BRUNEL:b , TOM BRECHTLEIN:ds
◆ 1982
● Jaco Pastorius の後を追い駆けるように登場したフレットレス・ベースのテクニシャンの、全曲オリジナル曲で通した意欲的な佳作。メンバーも超豪華で、TONY WILLIAMS 、JOE FARRELL 、AL VIZZUTTI 、BILL WATROUS なども参加。"GOING HOME" では、CHICK COREA 的なローズのソロが聴ける。"LATIN" では何と、HERBIE HANCOCK のピアノと CHICK COREA のシンセの競演が実現。テーマ部でのユニゾンも聴かれ、ソロ交換も非常にエキサイティング(但し、CHICK COREA のパートはアフレコかもしれない)。この曲だけも聴く価値は十分。
(記 2006.7.18)
CHICK COREA, THE TRIO
LIVE FROM COUNTRY CLUB (STRETCH)
◆ CHICK COREA:p , MIROSLAV VITOUS:b , ROY HAYNES:ds
◆ Recording:1982
● TRIO MUSIC のメンバーで、LIVE IN EUROPE より1年以上前のライブ。"THE LOOP" は既にレパートリーに入っている。編集の為でもあるかもしれないが、TRIO MUSIC でよりも CHICK はピアノを激しく弾きまくっている。このトリオはいつ演っても、変わらず独自のサウンドを聴かせている。
(記 2006.9.17)
THE GRIFFITH PARK COLLECTION (ELEKTRA)
◆ FREDDIE HUBBARD:tp,flg , JOE HENDERSON:ts , CHICK COREA:p , STANLY CLARKE:b , LENNY WHITE:ds
◆ 1982
ECHOES OF AN ERA (ELEKTRA)
◆ CHAKA KHAN:vo , FREDDIE HUBBARD:tp,flg , JOE HENDERSON:ts , CHICK COREA:p , STANLY CLARKE:b , LENNY WHITE:ds
◆ 1982
CHICK COREA
TOUCHSTONE (STRETCH)
◆ CHICK COREA:key , PACO DE LUCIA:g , ALEX ACUNA:ds,perc , LEE KONITZ:as , and others
◆ 1982
CHICK COREA
AGAIN AND AGAIN -THE JUBURG SESSIONS- (ELECTRA)
◆ (1)QUINTET #3 (2)WALTZE (3)AGAIN AND AGAIN (4)1-2-1234 (5)DIDDLE, DIDDLE (6)TWANG
◆ CHICK COREA:p , Steve Kujala:fl,ss,ts , Carlos Benavent:b , Don Alias:perc , Tom Brechtlein:ds
◆ Recording:1983.3.23
● "QUINTET #3" と "AGAIN AND AGAIN" は、名曲。
(記2000.8.13)
CHICK COREA
CHILDREN'S SONGS (ECM)
◆ CHICK COREA:p , and others
◆ Recording:1983.6
HUBERT LAWS , QUINCY JONES , CHICK COREA (CBS SONY)
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◆ HUBERT LAWS:fl , HAROLD BLANCHARD:p , CHICK COREA:p , NDUGU CHANCLER:perc , QUINCY JONES:condactor , and others
◆ Recording:1983.6
TOSHIYUKI HONDA / DREAM (SOMETHIN'ELSE)
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◆ TOSHIYUKI HONDA:as,ss , CHICK COREA:p , MIROSLAV VITOUS:b , ROY HAYNES:ds
◆ Recording:1983.8.9-10
GOMEZ / EDDIE GOMEZ (DENON)
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◆ (1)DABBLE VISION (2)SANTURCE (3)A JAPANESE WALTZE (4)ZIMMERMANN (5)MEZ-GA (6)GINKAKUJI (7)POPS AND ALMA (8)ROW, ROW, ROW YOUR TONES (9)WE WILL MEET AGAIN
◆ EDDIE GOMEZ:b , CHICK COREA:p , STEVE GADD:ds , KAZUMI WATANABE:g
◆ Recording:1984.1-2
● "A JAPANESE WALTZE" と "GINKAKUJI"が、CHICK の曲。大曲の "GINKAKUJI" は、THE CHICK COREA ELEKTRIC BAND で、"SILVER TEMPLE"として、再演。
(記 2000.8.13)
CHICK COREA , STEVE KUJALA / VOYAGE (ECM)
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◆ CHICK COREA : p , STEVE KUJALA : fl
◆ Recording:1984.7
CHICK COREA / TRIO MUSIC, LIVE IN EUROPE (ECM)
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◆ CHICK COREA:p , MIROSLAV VITOUS:b , ROY HAYNES
◆ Recording:1984.9
CHICK COREA / SEPTET For String Quartet, Piano, Flute, French Horn (ECM)
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◆ (1)1st MOVEMENT (2)2nd MOVEMENT (3)3rd MOVEMENT (4)4th MOVEMENT (5)5th MOVEMENT (6)THE TEMPLE OF ISFAHAN
◆ CHICK COREA : p , Steve Kujala : fl , Peter Gordon : french horn , and others
◆ Recording:1984.10
● "THE TEMPLE OF ISFAHAN" は名演、AL DI MEOLA / SPLENDIDO HOTEL の "ISFAHAN" のニュー・アレンジ
(記 2000.7.8)
DAVID FRIESEN / AMBER SKIES (ELEKTRA)
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◆ JOE HENDERSON:ts , PAUL HORN:fl , CHICK COREA:p , DAVID FRIESEN:b , PAUL MOTIAN:ds , AIRTO MOREIRA:perc
◆ 1984
CHICK COREA ELEKTRIC BAND
LIVE FROM ELARIO'S (STRETCH)
(1)TWEEK (2)A JAPANESE WALTZ (3)GINKAKUJI (SILVER TEMPLE) (4)MALLORCA (5)MARIMBALA (6)WHAT IS IT? (7)MALAGUENA (8)FUSION BLUES (GOT A MATCH?)
◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ Recording:1985.4.19
● JOHN PATITUCCI と DAVE WECKL はフュージョンとアコースティック・ジャズの両方を区別なく演奏出来る新世代のミュージシャンで、しかも驚異的なテクニックと高い音楽性を備えている。CHICK が結成した ELEKTRIC BAND は、新人二人の極めて高い能力により、ギタリストを加えた時期の RETURN TO FOREVER の激しさとジャズ的なインタープレーの融合を実現している。"TWEEK" 、"A JAPANESE WALTZ" 、"GINKAKUJI" という既成の曲でこれは証明されており、解釈にも新しさを感じさせる。RETURN TO FOREVER での激しさや勢いと比較すれば幾分あっさりとしており、無機的とさえ言えるが、様々なジャンルを演奏可能な二人の新人が生み出すポリリズムとインタープレーは多様かつ繊細。現在からすれば模索中のサウンドに聴こえなくもないが、"TRIO MUSIC" にも通じる落ち着きも感じさせる。"GOT A MATCH?" はもうこの時点で演奏されている。ここで聴かれる JOHN PATITUCCI のエレクトリック・ベースは6弦ではなく4弦で、「6弦ベースは ELEKTRIC BAND に加入してから始めた」という本人の証言を証明している。
(記 2006.9.17)
CHICK COREA ELEKTRIC BAND
LIVE AT THE MAINTENANCE SHOP IOWA STATE UNIVERSITY (QUANTUM LeAP)
( D V D )
(1)SIDEWALK (2)KING COCKROACH (3)INDIA TOWN (4)RUMBLE (5)MALAGUENA
◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ Recording:1986
● 一見するとブートレッグのような仕様だが、タワー・レコードで購入。GRP でのデビュー作をリリース前の、トリオの ELEKTRIC BAND 、レコーディングは本当は1985年か?JOHN PATITUCCI は既に6弦ベースを使用。"LIVE FROM ELARIO'S" の頃に開始されたセッションも、デビュー・アルバムに向けていよいよ完成形に近づいた。メンバーの超絶テクニックが、CHICK の意図する新しいバンドのサウンドに反映されるようになってきた。だが現在の耳で聴くと、ギターがないので音が薄く感じるのは仕方がないところ。 "SIDEWALK" はメロディの一部が未完成。"RUMBLE" も未完成でシーケンサーは未使用、ベース・ソロとドラム・ソロが挿入されている。"MALAGUENA" は LIVE IN MADRID での "SPANISH WAY" と同曲で、ギターがない以外はほぼ同じアレンジで、ここでの演奏の方が熱演度が高い。
(記 2006.12.13)
CHICK COREA ELEKTRIC BAND (GRP)
(1)CITY GATE (2)RUMBLE (3)SIDE WALK (4)COOL WEASEL BOOGIE (5)GOT A MATCH? (6)ELEKTRIC CITY (7)NO ZONE (8)KING COCKROACH (8)INDIA TOWN (7)ALL LOVE (8)SILVER TEMPLE
◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , SCOTT HENDERSON:g , CARLOS RIOS:g
◆ Recording:1986
● ジャズにシーケンサーを大胆に導入、かつてない難易度の楽曲を、人間離れしたテクニックを持つミュージシャンが、インタープレーを交えて、難易度を感じさせないくらいに楽々と演奏。あまりにも様々な事が同時に起きており、初めて聴いた時には音楽的な実態がよく分からなかった。
(未 2006.9.17)
CHICK COREA ELEKTRIC BAND / LIVE IN MADRID
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◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , SCOTT HENDERSON:g
◆ 1986.5
CHICK COREA ELEKTRIC BAND / LIGHT YEARS (GRP)
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◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:as,ts , CARLOS RIOS:g
◆ 1986
CHICK COREA ELEKTRIC BAND / 2003年2月18日に WOWOW で放映されたライブ
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◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:sax
◆ 1987
● ライブとは思えない、メカニカルでミスの少ない完璧な演奏には圧倒される。日本で収録された "GRP SUPER LIVE CONCERT" の直前のものと思われる。CHICK COREA の構成と解釈が難しい長尺の曲を、ノリノリで楽々と演奏している。例によって、各曲でインプロビゼーションのパートは長くされている。
● 曲目
★ OVERTURE
"SUPER LIVE"と全く同じ構成。テンポもほぼ同じで、ちょっと聴いただけではテイクの違いに気付かないであろう。いつどこで演奏しても、曲を同質に出来る彼らの演奏能力は驚異。
★ TIME TRACK
これも、"SUPER LIVE" とほとんど同じ構成。ギター・ソロのバッキングに、キーボードとサックスのユニゾンのラインが入っていない点が違うが、日本公演では、この演奏の後で追加されたパートか?バッキングを追加すると、後テーマに戻り易そうなのは確か。
★ STARLIGHT
★ RUMBLE
"SUPER LIVE"でカットされた Dave Weckl のドラム・ソロのパートを、全て見る事が出来た。
★ THE DRAGON
★ LIGHT YEARS
イントロで、ベースとギター型電子ドラムとのデュオが。
★ VIEW FROM THE OUTSIDE
"TIME TRACK" でのように、複雑なユニゾンのプレイの途中に各メンバーのソロを織り交ぜる構成にアレンジし直された。
(記2003.3.8)
GRP SUPER LIVE IN CONCERT (GRP)
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VOLUME TWO 1-7
◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:as,ts
◆ 1987.10.8
CHICK COREA AKOUSTIC BAND / SUMMER NIGHT LIVE (JAZZ DOOR)
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◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ 1987.10
◆ JOHN PATITUCCI:b , CHICK COREA:key , DAVE WECKL:ds , VINNIE CALAIUTA:ds,perc , MICHAEL BRECKER:ts , and others
◆ Recording:1987.12
CHICK COREA ELEKTRIC BAND / EYE OF THE BEHOLDER (GRP)
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◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:sax
◆ 1988
A GRP CHRISTMAS COLLECTION (GRP)
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(9) GOD REST YE MERRY GENTLEMEN
◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:as
◆ 1988
CHICK COREA AKOUSTIC BAND (GRP)
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◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ 1989.1.2-3
AIATO MOREIRA & GODS OF JAZZ (B&W MUSIC)
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◆ HAIRAM BULLOCK:g , STANLY CLARKE:b , CHICK COREA:key , MARK EGAN:b , HERBIE HANCOCK:key , GARY MEEK:ts,ss , AIRTO MOREIRA:ds,perc , FLORA PURIM:vo
◆ Recording:1989.11
CHICK COREA AKOUSTIC BAND / ALIVE (GRP)
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◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ 1989.12.16
CHICK COREA AKOUSTIC BAND / WOWOW で放映されたライブ
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◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ 1989
● 曲目
★ CHASIN' THE TRANE
★ MORNING SPRITE
★ 他
GRP LIVE AT THE NORTH SEA JAZZ FESTIVAL (GRP)
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(4) CHASIN' THE TRANE
◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ ????
HAPPY ANNIVERSARY, CHARLIE BROWN ! (GRP)
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(4) THE GREAT PUMPKIN WALTZ
◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , Tom Brechtlein:ds
◆ 1989
● ここでも隠れた名演。
(記 2000.8.13)
JOHN PATITUCCI / ON THE CORNER (GRP)
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(3) VENETIAN MOONLIGHT
◆ JOHN PATITUCCI:b , CHICK COREA:p, DAVID WITHAM:syn , AL FOSTER:ds
(11) BERTHA'S BOP
◆ JOHN PATITUCCI:b , CHICK COREA:p, AL FOSTER:ds
◆ 1989
MASTER PLAN / DAVE WECKL (GRP)
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◆ DAVE WECKL:ds , JAY OLIVER:key , CHICK COREA:key , TOM KENNEDY:b , ANTHONY JACKSON:b , MICHAEL BRECKER:ts , STEVE GADD:ds , and others
◆ Recording:1989.11
CHICK COREA ELEKTRIC BAND / INSIDE OUT (GRP)
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◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds,perc , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:sax
◆ 1990
CHICK COREA AKOUSTIC BAND (GENEON)
(DVD)
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◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds
◆ 1991.7.7
● ミュンヘンでのライブの映像。タイトルを付けようともしていない手抜き(?)。選曲では "RHYTHM-A-NING" がちょっと珍しい程度で、他の曲は全てこのトリオの演奏ではチェック済み。演奏はいつも通りの完全な突っ走りで、他よりは多少ラフか。他の映像と同様、3人の至芸を目の当たりに出来る。CHICK COREA と DAVE WECKL のシンコペーションの仕掛け合いは極限に達している。
(記2005.12.24)
CHICK COREA ELEKTRIC BAND / BENEATH THE MASK (GRP)
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◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds,perc , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:sax
◆ 1991
ARTURO SADOVAL / FLIGHT TO FREEDOM (GRP)
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◆ ARTURO SADOVAL:tp,flu,vo , CHICK COREA:p , ANTHONY JACKSON:b , DAVE WECKL:ds , MIKE ORTA:p , NICKY ORTA:b , ED KALLE:ts,EWI , and others
◆ 1991
BUNNY BRUNEL , MIKE STERN , BILLY CHILDS , VINNIE COLAIUTA
DEDICATION (VIDEOARTS)
(10) TWELVE BARS FOR LIEBERSTRAUM
◆ CHICK COREA:p , BUNNY BRUNEL:b , VINNIE COLAIUTA:ds
◆ Recording:1992.9.14-16 , 10.16
● VINNIE COLAIUTA のドラミングが絶好調で、10年位前に戻ったようだとクレジットをよく見たら、レコーディングは1992年。表題のメンバー名を無視して(?)、1曲だけ CHICK がトリオで演奏。曲は、1980年の JOE HENDERSON のアルバムにも収録された、CHICK 自身の作曲による、難解なコード進行を施されたブルース・ナンバー。
● BUNNY BRUNEL を中心としたセッションのようだが、MIKE STERN や VINNIE COLAIUTA は当然の出来と言えるが、ピアノの BILLY CHILDS は超絶なメンバーに囲まれて健闘。
(記 2006.4.4)
JOHN PATITUCCI / HEART OF THE BASS (STRETCH)
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(5)FOUR HANDS
◆ JOHN PATITUCCI:b , CHICK COREA:syn
(8〜13)MINIATURES FOR SOLO BASS, PIANO & STRINGS QUARTET
◆ JOHN PATITUCCI:b , CHICK COREA:p , PAULA HOCHHALTER:cello , DAVID CAMPBELL:viola , CLAYTON HASLOP & RALPH MORRISON:violins
◆ 1992
CHICK COREA AKOUSTIC BAND / LIVE FROM THE BLUE NOTE TOKYO (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , VINNIE COLAIUTA:ds
◆ 1992.11
CHICK COREA ELECTRIC BAND U / PAINT THE WORLD (GRP)
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◆ CHICK COREA:key , ERIC MARIENTHAL:sax , JIMMY EARL:b , GERY NOVAK:ds , MIKE MILLER:g
◆ Recording:1993.5
BOB BERG / ENTER THE SPIRIT (STRETCH)
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◆ BOB BERG:ts,ss , CHICK COREA:p , DAVID KIKOSKI:p,rhodes piano , JIM BEARD:p,rhodes piano , JAMES GENUS:b , DENNIS CHAMBERS:ds
◆ 1993
EDDIE GOMEZ / NEXT FUTURE (STRETCH)
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◆ EDDIE GOMEZ:b , CHICK COREA:p,syn , RICK MARGITZA:ts , LENNY WHITE:ds , and others
◆ 1993
VINNIE COLAIUTA / VINNIE COLAIUTA (STRETCH)
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◆ VINNIE COLAIUTA:ds,key , MICHAEL LANDAU:g , STEVE TAVAGLIONE:ts , STING:b , CHICK COREA:p , and others
◆ Recording:1994.7
● 超絶テクのフュージョン系セッション・ドラマー、VINNIE COLAIUTA のリーダー作。意外な難解サウンドは、全て自作のコンポジション、その能力は CHICK COREA も賞賛。
CHICK COREA / EXPRESSIONS (GRP)
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◆ CHICK COREA:p
◆ 1994
LENNY WHITE / PRESENT TENSE (HIP BOP)
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◆ LENNY WHITE:ds,sound programming , CHICK COREA:key , BERNARD WRIGHT:key , MARCUS MILLER:b , VICTOR BAILEY:b , JAMES GENUS:b , DEAN BROWN:g , and others
◆ 1995
● LENNY WHITE の指向が強烈に現れており、珍しく CHICK の影が薄い感じ。
(記 2004.7.31)
CHICK COREA QUALTET / TIME WARP (STRETCH)
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◆ BOB BERG:ts , CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , GARY NOVAK:ds
◆ 1995
KATIA LABEQUE / LITTLE GIRL BLUE (DREYFUS)
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(1)WE WILL MEET AGAIN (9)TURN OUT THE STARS
◆ KATIA LABEQUE:p , CHICK COREA:p
◆ 1995
MONTEREY JAZZ FESTIVAL 40 LEGENDARY YEARS (MALPASO/WARNER BROS.)
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DISK 3-(6) I LOVES YOU, PORGY
◆ BOB BERG:ts , CHICK COREA:p , JOHN PATITUCCI:b , GARY NOVAK:ds
◆ Recording:1995.9.16
A GRP ARTISTS' CELEBRATION OF THE SONGS OF THE BEATLES (GRP)
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(9) ELEANOR RIGBY
◆ CHICK COREA:p
◆ 1995
JOE HENDERSON BIG BAND (VERVE)
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◆ JOE HENDERSON:ts , JON FADDIS:tp , FREDDIE HUBBARD:tp , NICHOLAS PAYTON:tp , LEW SOLOFF:tp , CHICK COREA:p , CHRISTIAN MCBRIDE:b , JOE CHAMBERS:ds , AL FOSTER:ds , LEWIS NASH:ds , and others
◆ Recording:1992.3.16 , 1996.6.24 , 1996.6.26
CHICK CORE AND FRIENDS / REMEMBERING BUD POWELL (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p , ROY HAYNES:ds , KENNY GARRETT:as , CHRISTIAN MCBRIDE:b , JOSHUA REDMAN:ts , WALLACE RONEY:tp
◆ Recording:1996.12.3-5
CHICK CORE AND FRIENDS / REMEMBERING BUD POWELL -LIVE- (IMAGE ENTERTAINMENT)
(DVD)
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◆ CHICK COREA:p , ROY HAYNES:ds , KENNY GARRETT:as , CHRISTIAN MCBRIDE:b , JOSHUA REDMAN:ts , WALLACE RONEY:tp
◆ Recording:1996
WALLACE RONEY / VILLAGE (WARNER BROS.)
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◆ WALLACE RONEY:tp , NENNY WHITE:ds , CLARENCE SEAY:b , GERI ALLEN:p , ANTOINE RONEY:ts,b-cl,ss , CHICK COREA:p,fender rhodes , MICHAEL BRECKER:ts , PHAROAH SANDERS:ts , ROBERT IRVING V:syn , STEVE BERRIOS:perc
◆ Recording:1996
CHICK COREA , GARY BURTON / NATIVE SENSE (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib
◆ Recording:1997
CHICK COREA & GARY BURTON
INTERACTION (GENEON)
( D V D )
(1)Love Castle (2)Native Sense (3)Duende (4)No Mistery (5)Bagatelle VI (6)Postscript (7)Bagatelle II (8)Four In One (9)Tango '92 (10)Rhunmbata (11)Bud Powell (12)La Fiesta
◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib
◆ 1997 (European tour)
● 収録時間は80分にも及ぶ。演奏曲は "NATIVE SENSE" からが中心。BLUE NOTE 東京での快演の記憶が蘇る。機械のように正確に演奏している1981年収録の映像と比較して、プレイは若干荒くなってはいる。だが、音楽性はより幅広くなり、演奏に対する執念は増し、楽しもうとする姿勢が強くなっているように思える。CHICK が自作のメロディーをフェイクさせるのはいつもの事だが、名曲 "LA FIESTA" のテーマを崩しまくっているのは、作曲者の特権なのかもしれないが、余裕の成せる技なのか、やり過ぎなのか??
(記2005.2.6)
CHICK COREA & GARY BURTON
LIVE AT MONTREUX (VIDEOARTS MUSIC)
( D V D )
(1)Love Castle (2)Native Sense (3)No Mistery (4)Tango '92 (5)Rhunmbata (6)Four In One (7)La Fiesta
◆ CHICK COREA:p , GARY BURTON:vib
◆ 1997
● またもリリースされた、このデュオでの映像。"INTERACTION" と曲目は重なっている。モントル・ジャズ・フェスティバルという場所での、環境と観客の質の為か、非常にリラックスした聴き易い演奏になっている。"LA FIESTA" では、更にまた違う展開が。
(記2006.10.16)
BURTON , COREA , METHENY , HAYNES , HOLLAND / LIKE MINDS (CONCORD)
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◆ GARY BURTON:vib , CHICK COREA:p , PAT METHENY:g , ROY HAYNES:ds , DAVE HOLLAND:b
◆ Recording:1997.12.15-17
CHICK COREA AND ORIGIN (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p , AVISHAI COHEN:b , ADAM CRUZ:ds , STEVE DAVIS:tb , BOB SHEPPARD:fl,ss,ts,b-cl , STEVE WILSON:fl,ss,as,cl
◆ Recording:1997.12.29-1998.1.4
CHICK COREA AND ORIGIN / A WEEK AT THE BLUE NOTE (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p , AVISHAI COHEN:b , ADAM CRUZ:ds , STEVE DAVIS:tb , BOB SHEPPARD:fl,ss,ts,b-cl , STEVE WILSON:fl,ss,as,cl
◆ Recording:1998.1.1-4
CHICK COREA AND ORIGIN / CHANGE (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p , AVISHAI COHEN:b , STEVE WILSON:fl,ss,as,cl , BOB SHEPPARD:fl,ss,ts,b-cl , STEVE DAVIS:tb , JEFF BALLARD:ds
◆ Recording:1999.1
CHICK COREA / SOLO PIANO ORIGINALS (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p
◆ 1999.11
CHICK COREA / SOLO PIANO STANDARDS (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p
◆ 1999.11
JAM MIAMI - A CELEBRATION OF LATIN JAZZ (VAP VIDEO)
( D V D )
◆ ARTURO SANDOVAL:tp , CHICK COREA:el.p , PONCHO SANCHEZ:congas , PETE ESCOVEDO:timbales , DAVE SAMUELS:vib , DAVE VALENTIN:fl , AVISHAI COHEN:b , and others
◆ 2000.5.18
● ラテン・ビッグ・バンドに、ARTURO SANDOVAL や CHICK COREA などのスターが客演している形になっていると思われるコンサート。CHICK はフェンダー・ローズをプレイ、強烈なラテン・ビートの中、クールなソロをとっている。CHICK の存在感は抜群、DAVE SAMUELS などのプレイも良い。レギュラーのベーシストに替わって演奏する AVISHAI COHEN のウッド・ベースも超強力。
(記2005.1.23)
CHICK COREA AND TRONDHEIM JAZZ ORCHESTRA
LIVE IN MOLDE (MNJ RECORDS)
(1) CRYSTAL SILENCE (2) WINDOWS (3) MATRIX (4) DUENDE (5) ARMANDO'S RHUMBA (6) RETURN TO FOREVER (7) BUD POWELL (8) SPAIN
◆ Frode Nymo:as , Tor Yttredal:ss,as , Atle Nymo:ts , Kjetil Moster:ts , Jon Pal Inderberg:bs , Torgeir Andresen:tp , Mathias Eick:tp , Tore Johansen:tp , Oyvind Breakke:tb , Inge H. Mortensen:horn , Oystein Baadsvik:tuba , Chick Corea:p,el-p , Hans Chr. Frones:g , Steinar Raknes:b , Hakon Mjaset Johansen:ds , Erlend Skomsvoll:cond,arr
◆ Recording:2000.7.18
● CHICK COREA がビッグ・バンドをバックにした演奏を希望していたとすれば、まるで天から降ってきたような、非常に有難い企画であったろう。ORIGIN の拡大版のような意味合いに通じるものもある。アレンジャーの Erlend Skomsvoll はピアニストでもあるようで、このアルバムのアレンジは自分が演奏する事を想定しているようだが、CHICK COREA の憧憬が非常に色濃く見られる。"MATRIX" では、何とアルバム "NOW HE SINGS, NOW HE SOBS" でのピアノ・ソロをハーモナイズしている。テーマやソロのコードはオリジナルを踏襲しているので、CHICK も苦もなくバンドにフィットしている(CHICK COREA ほどの実力があればどんなアレンジでもフィットしてしまうだろうが)。TRONDHEIM JAZZ ORCHESTRA はノルウェーのバンドであるが、アレンジもプレーのフィーリングも、やはりアメリカから遠く離れている。編成はほぼフルバンドだが、トロンボーンが1本でホルンとチューバが追加されていおり、MILES DAVIS の BIRTH OF THE COOL も連想させる。ブルース・フィーリングは希薄。フルバンらしい強烈さを押し出すよりは、淡々と音を重ねてピアノをサポートしている感じ。演奏自体も素晴らしく、ベースとドラムスのサポートも申し分ない。このライブ・アルバムの名義を、ゲストであるハズの CHICK COREA の名義にしてしまっている事実が、演奏のクオリティの高さを物語っている。
(記 2006.9.12)
THE CHICK COREA NEW TRIO / PAST, PRESENT AND FUTURES (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:p , AVISHAI COHEN:b , JEFF BALLAD:ds
◆ Recording:2000.9
● CHICK のセクステット、ORIGIN より、トリオを独立させた、得意のパターン。"JITTERBUG WALTZ" 以外は、全てオリジナル。難曲を無理なく演奏する TRIO の実力には、圧倒される。
(記2001.5.26)
MARIAN McPARTLAND'S PIANO JAZZ (THE JAZZ ALLIANCE)
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◆ CHICK COREA:p , MARIAN McPARTLAND:p
◆ Recording:2001.12.10
AVISHAI COHEN / LYLA (RAZDAZ)
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LYLA へ
HARVEY MASON / WITH ALL MY HEART (VIDEOARTS)
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(2) IF SHOULD LOSE YOU
◆ CHICK COREA:p , DAVE CARPENTER:b , HARVEY MASON:ds
◆ Recording:2003
CHICK COREA ELECTRIC BAND / TO THE STARS (STRETCH)
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◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:sax , STEVE WILSON:sax , PERNELL SATURNINO:perc , GAYLE MORAN COREA:vo
◆ Recording:2003
● このメンバーでは、1991年の BENEATH THE MASK 以来の作品。既にこのメンバーで、ツアーも消化。60歳を超えた CHICK の、恐るべき創造力。FRANK GAMBALE のロック的プレイを核に、ハードなユニゾン・プレイを連発。CHICK はこれまで、エレクトリック志向のバンドを数多く手掛けて来たが、このアルバムでは意識的に回顧的なイメージを織り込んでいる。少なくとも2種類の古いシンセサイザーを使用。GAYLE MORAN が登場すると、TAP STEP の頃のサウンドを連想する。突如現れる、STEVE WILSON の、ERIC MARIENTHAL とは異なるサックスのサウンドも効果的。ドラムスの DAVE WECKL は以前とスタイルを若干変化させ、スティック・ワークの細かいニュアンスをより重視するようになっているが、この作品ではこの変化が有効に作用し、単なるリユニオンという印象を完全に払拭させている。
(記 2004.8.3)
CHICK COREA ELECTRIC BAND / TO THE STARS (STRETCH)
DISC 2 (Bonus CD)
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(1)CTA (2)ETERNAL CHILD (3)GOT A MATCH? (4)BLUE MILES
◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:sax
◆ Recording:2003
● 来日記念盤として、本編とカップリングされて発売されたボーナス CD 。過去の楽曲をラフに録音したスタジオ・ライブだが、メンバーがメンバーだけに演奏レベルが桁違いに高い。緻密なユニゾン・プレーがミスも無く決まってしまい、長尺のソロ・パートでのインタープレーも他の追随を許さない。ELECTRIC BAND のデビューから20年弱が経過、リーダーは還暦を越ているのだが、演奏は何とも若々しい。だが、このレベルでなら単独作品で発売しても誰も文句は言わないだろうし、その方がずっと良心的なのでは・・・。
(記 2005.4.2)
CHICK COREA ELECTRIC BAND
LIVE AT MONTREUX 2004 (VIDEOARTS MUSIC)
( D V D )
◆ CHICK COREA:key , JOHN PATITUCCI:b , DAVE WECKL:ds , FRANK GAMBALE:g , ERIC MARIENTHAL:sax
● 昨年の来日公演を見逃した筆者にとっては、実に有難い映像のリリース。収録時間は2時間を超えており、ステージ全曲が収められていると思われる。最新作の "TO THE STARS" の主要曲と、後日発売になったボーナス CD の全曲が演奏されている。更にアンコールで "SPAIN" が加えられており、最近のリハーモナイズされたアレンジでなく、シンプルなオリジナル・アレンジ。他の楽曲よりもレトロな感じで、メンバーが乗りきれていないように見えるのが、微妙に可笑しい。ステージを通じて、アンサンブルの完成度よりもインタープレーの自由さが強調され、各メンバーのソロは相変わらず強力。テーマのユニゾンのプレーは、スタジオ・テイクよりもラフではあるが、終結して20年にもなるメンバーによる阿吽の呼吸が垣間見えて、楽しめる。やはり、いつ見ても目が点になってしまう、強力なバンドである。
(記 2006.1.20)
HARVEY MASON
CHANGING PARTNERS (VIDEOARTS)
(7) WALTZ FOR DAVE
◆ CHICK COREA:p , DAVE CARPENTER:b , HARVEY MASON:ds
◆ 2006
● HARVEY MASON が、前作に引き続いてピアノ・トリオの編成で、曲ごとにピアニスト(ビッグ・ネームばかり)を替えながら演奏するという贅沢な企画。GONZALO RUBALCABA 、MAKOTO OZONE などの演奏は興味深い。CHICK COREA は、自身の名曲 WALTZ FOR DAVE をマイ・ペースで。
(記 2006.4.4)
SUPER TRIO - COREA, GADD, McBRIDE
LIVE AT THE ONE WORLD THEATRE (STRETCH)
◆ CHICK COREA:p , CHRISTIAN McBRIDE:b , STEVE GADD:ds
◆ Recording:2005.4.3
● スペシャル・トリオによるライブ。大ベテランの STEVE GADD 、そろそろ渋さで勝負しても良い頃合かもしれないが、このセッションでは押すべきなのか引くべきなのか、強調すべきポイントを見出せない様子。結局、昔のようにガンガンやってしまった方が良かったのではと、ちょっと残念。WINDOWS や SPAIN などの名曲ばかり並べて大サービスではあるが、筆者としては意外性がなく不満足。期待が大き過ぎたので多少物足りないが、3人の巨匠の演奏であるし、もう少し掘り下げて聴いていけば独自の良さを見付けられるかもしれない。ベースの CHRISTIAN McBRIDE は、やはり強力。
(記 2006.4.5)
CHICK COREA
THE ULTIMATE ADVENTURE (STRETCH)
◆ Chick Corea:key , Carles Benavent:b , Jorge Pardo:fl,ss , Tim Garland:ts,b-cl , Hubert Laws:Flute , Steve Gadd:ds , Vinnie Colaiuta:ds , Tom Brechtlein:ds , Airto Moreira:perc , Rubem Dantas:perc , Hossam Ramzy:perc , Frank Gambale:g
◆ 2005
● 久々の、Chick 個人名義の大作。現在活動している "TOUCHSTONE バンド" のメンバーをベースにしてミュージシャンを集め、スパニッシュ的な楽曲を聴かせている。"MY SPANISH HEART" や "TOUCHSTONE" のサウンドを想起させるが、曲想としては ORIGIN 以降の最近の作品との大きな隔たりはない。しかし、かつて共演したミュージシャンを起用してはいるがサウンドそのものは斬新、サウンド・メーカーとしての CHICK の才能は還暦を過ぎても尽きることがない。"TOUCHSTONE" に参加し現在の "TOUCHSTONE バンド" にも在籍している Carles Benavent のベース・サウンドが独特で、この作品の最も重要なパーツとなっている。Steve Gadd 、Vinnie Colaiuta 、Tom Brechtlein という3大ドラマーの起用は贅沢。Jorge Pardo 、Tim Garland 、Hubert Laws の管楽器と Chick のキーボートとのブレンドは絶妙。丹念なスタジオ・ワークの成果といえる作品だが、この作品を再現するバンドのパフォーマンスを見る機会はあるのだろうか?1曲だけギター入りの曲があり、Al DiMeola が呼ばれそうな曲想だが、実際は Frank Gambale が弾いている。
(記 2006.4.8)
CHICK COREA
THE ULTIMATE ADVENTURE : LIVE IN BARCELONA (STRETCH)
( D V D )
◆ Chick Corea:key , Carles Benavent:b , Jorge Pardo:fl,ss,as , Tom Brechtlein:ds , Rubem Dantas:perc , Hossam Ramzy:perc , Auxi Fernandes:flamenco dancer , Tomasito Moreno Romero:flamenco dancer
◆ 2005
● THE ULTIMATE ADVENTURE の楽曲をライブ収録した DVD 。昨年に BLUE NOTE 東京で見たライブを想起させるが、Jorge Pardo と Rubem Dantas が参加していて、若干印象が異なる。来日したダンサーの Auxi Fernandes に、もう一人の Tomasito Moreno Romero も参加。ジャズとフラメンコの融合を高いレベルで果たし、バルセロナで堂々と披露しているのは流石である。2時間にも及ぶコンサートを収録、このバンドのパフォーマンスを十二分に堪能出来るのは実に有難い。
(記 2006.4.8)
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