i-wool
岩手県産羊毛
いわてのひつじ
次の作業 糸紡ぎ 羊毛そのままのナチュラルな白をベースに グリーン ブルー ベージュ パープルをミックスして 糸紡ぎ開始 このミックス糸も 繰り返し繰り返しやってきた仕事 その時々の気持ちや好み 年齢などで 色合いが変わり 自分らしさが表現できて楽しく 心に残る仕事です そして何より 「ホームスパン」 らしい♪ 静かーな雰囲気 大人な感じ 私が年とったってことかしら? |
染色した羊毛をミックスして色を作り それから 糸にするのは ホームスパンの特色の一つ 混ぜ合わせる分量は 小物の場合は 計ったりせず 白い羊毛の上に染色した羊毛を適当に乗せ カーディングして糸に紡いでいきます どのくらい混ぜればどんな糸ができるか 作るサイズ にもよりけり 色の濃さや 分量にもよりけり 経験が頼りでもなく 偶然というのでもなく でも仕事上 記録はきちんととっておきます 次に同じものを作る時のために・・・ 教室で教える時も このミックス糸を作るところ から始めます 作る人の個性とかセンスとかは二の次 まずはホームスパンの基本から・・・・ |
7月の作業 織り 6月 7月 糸紡ぎはまだまだ続き その都度 思いついた 色の染色補充もあり ドップリと仕事にはまって抜け出せなく なりそうなので このあたりで織りに取りかかることにしました きょうは午前 糸計算をして整経 織り機に経糸をセッティング お昼挟んで午後3時には 小さいマフラー2枚織ってしまいました ホント はやい♪ この仕事は 織るまでが9割 織りは最後の1割と言われます ひたすら糸を紡ぐ 黙々と糸を紡ぐ ホームスパンと言うくらいですからね 糸が紡ぎ上がると気持ちとしてはほぼ完成 織りは楽しい 喜びいっぱい 岩手の羊毛で作るのは 初めてではないけれど 「i-wool」 なんてブランド名付けると いつもと違った マフラーに見えてくる 使命を持ったかのよう |
小さいネックウェア 出来上がりました♪ 何とか7月中に完成しました 今回使用した羊毛は 岩手県一関市の 「下大桑ヒツジ飼育者の会」 から取り寄せて いただいた サフォーク種 マフラー類には不向き?と不安もあったけれど サフォーク種の割には柔らかく 何よりムクムクした 弾力がいい風合いを生み出し 私としては好きな感触 のホームスパンに仕上がりました とても仕事がやり易かった・・・素直でいい羊毛 のびのび育ったのでしょうか おおらかに育つ羊 育てている方々のご苦労 そんな様子を思い浮かべながらの制作でした 感謝の気持ちが湧いてきて それがこの仕事の エネルギーになりました |