師走の独仏・鬱天日記2014 ⑨⑩

     12/9(火)  ディジョンへ
          7:00朝食へ。客はぼつぼついる。
          8:40ホテルをチェックアウトし、駅の券売機でディジョンまでシニアプライス12.1€を購入。
          8:56発でディジョン10:00着。冷え込んでいる。
          大回りして予約しているLe Sauvageに10:30到着。レセプションが2Fで階段がたいへん。古い建物は情緒はある。
          12:00ころ入室可ということでスーツケースを置かせてもらう。


ギョーム門                    フランソワ・リュード広場                    大公宮殿

          大公宮殿をめざしてたどりついたものの目的の美術館は火曜休みだった。しまった。
          ノートルダム教会はファサードがユニークな装飾だ。身を投げ出している動物たち。
          ふくろうというのがよくわからなかった。


ノートルダム教会                幸福のフクロウは?


迷い猫を探して!                  メゾン・ミリエール                  梯子の上で作業中

          サン・ベニーニュ大聖堂へ入り、クリプト2€を見学。ロマネスクの柱飾り。
          12:00にあわてて出る。


サン・ベニーニュ大聖堂               クリプトCrypte(地下祭室)


サン・ベニーニュ大聖堂のクリプト ロマネスクの柱彫刻

          ホテルへもどり部屋をもらった。
          13:00にL'Escargotを探し当て、入店。  43Rue Jean Jacqes Roussea
          ムニュは(23と思ったら24.5€だった)エスカルゴ6個とチキンステーキ(美味)とティラミスにした。
          赤ワイン(ピノ・ノワール)5.5€とコーヒー2€で32€のランチだ。
          100€札でお釣りをもらおうとしたが、ダメという。財布にあるギリギリ20と10€札で支払うハメになった。
          日本語が少し話せる係の女性が大丈夫かと心配してくれたが大丈夫なわけない。この後小紙幣無しでは困ること目に見えている。



          ちょっと落ち込んで駅に向かい、明後日のリヨン行のチケットを買うことで100€札をくずすことにした。
          シャンモル修道院をさがすが行き会えず。


ディジョンの町中の建物いろいろ

          16:00飲み物を買ってホテルにもどった。
          胃痛でちょっと休む。エスカルゴといいメインといい、後でずっしり消化器に来るわ。


ディジョンで2泊したホテルLe Sauvage

     12/10(水)  ボーヌ「最後の審判」とディジョン美術館へ
          今日もやはり曇りだ。
          7:10朝食へ。パンはあてがいぶち。といってもバゲット2個とクロワッサンで量は十分。チーズと硬いサラミ、カップヨーグルト。コーヒーとジュース。これで7€は高くない?
          8:10出かける。ディジョン・ヴィラ駅へ。券売機でボーヌまで往復を購入、11.8€。
          8:37のリヨン行に乗り、8:57ボーヌ着。


SNCFボーヌ駅                   ボーヌの町角

          旧市街へ入りなんとかオテル・デューへたどりついた。7€で入場。
          見物人は多い。団体も来ている。
          中庭のすばらしい屋根!!!


オテル・デュー中庭 実物ははるかに美しい                    病室

          病室や治療、薬局、大きな台所など順路に沿って見学し、最後に目的の「最後の審判」の部屋がある。ロジェ・ファンデル・ウァイデン作。
          ずいぶん前に雑誌「太陽」(平凡社)で見て以来見たかった絵だ。   1993年5月発行、21年前か。
          暗い中にライトアップされて、すばらしかった。フラッシュ無しで撮影可。
          キリストの下で大天使ミカエルが人間を天秤にかけ、左が天国、右が地獄へと裁かれている。
          まわりの天使たちの動き、人間の卑小さがリアルだ。すばらしい。期待通りの絵だった。感動!


ヴァイデン作「最後の審判」全体図



          同じ部屋に病院を作ったニコラ・ロランとその妻も祭壇画になっていた。これもフランドルぽい画風。


ニコラ・ロラン夫妻像                タピストリーもきれい

          1hほどで見学を終え、外に出ると雨が降っていた。
          この後当初はトルニュを予定していたけど、ディジョン美術館を昨日見そびれているのでそちらが優先だ。
          11:00の電車でディジョンにもどった。
          サン・ベニーニュ大聖堂隣の考古学博物館へ。なんと無料。
          ロマネスクの彫刻類やいわゆる考古学的な発掘品が展示。地下の展示が迫力があった。どこから掘ってきたものかなあ。
          12:30ランチにしよう。
          マイユ近くのLe Grand Cafeへ。ビーフ・ブルギニヨンとも思ったが、勘考の末、本日定食に転んだ。
          豆のサラダ、チキンのグリル、焼きレーズンが17€ととてもおトクなのだ。ビール2.8€、コーヒー1.5€をプラスしても21.3€。
          豆サラダだけでもおなかが膨れるし、チキンはソースもコテコテ、フランス料理ってこうなのよね。美味しいんだけど、後から胃にきびしい。



          14:00前に大公宮殿内のディジョン美術館へ。ここも無料。ディジョンて太っ腹だね。
          ブルゴーニュ大公の墓が色彩といい彫刻といいすばらしかった。上からも見学できる。
          ティッツアーノ、ルーベンスなど有名どころの絵も多く、見ごたえのある美術館だ。
          モローの大作が印象的。
          Sophie Rudeというディジョン出身の画家の絵。初めて見たが、よかった。
          クールベやモネのエトルタもあった。16:00くらいまでいた。


ディジョン美術館入口                リベラシオン広場


「衛兵の間」ブルゴーニュ大公の墓


ティソット                    モロー


1869/70クールベ      エトルタ          1885モネ

          Bosquet通りのショッピングモールでクロックムシュを夕食用に購入。昼にあのボリュームだと夜の外食は無理だ。かよわい胃で経済的!
          雨の中ホテルにもどった。

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