ハルツ秋空2012 G

10/8(月) ヒルデスハイムとゴスラーと

     暖房が入っていて熟睡した。
     6:30起床。7:00すぎに朝食へ。さすがの★★★★ホテルらしく、団体の予約席もあった。
     チーズ・ハムは平凡だが全体的に種類が多い。マッシュルームソテーが特に美味かな。
     どこかの添乗員風の女性と挨拶をかわした。日本人ではなくて南京出身でドイツ在住、ビジネスで宿泊しているとのこと。
     日本語ペラペラだった。昨今のチャイニーズ女性(30代後半?)はデキる人はデキるのね。

     8:30外出。やはり寒い。フィールドジャケットの中にフリースが必要だ。
     ホテル前のマルクト広場の写真を撮る。


Knochenhauer-Amtshaus食肉業組合の家

     右の建物はKnochenhauer-Amtshaus1529食肉業組合の家で、ミュージアムになっている。
     向かいがWedekindhaus,その左がTempelhausでインフォメーションと図書館かな。


TempelhausとWedekindhaus


ラートハウス                     Wedekindhaus

     Van Der Valkも朝食室はギルドハウスだったようだ。重厚な木組みの内装。
     これらすべてが第二次大戦後の再建物というからすばらしい!
     特に食肉業組合はとてもデコラティブなレリーフで装飾されている。色もカラフル、手の込んだ復元だ。
     世界遺産の教会2つを探すが行き会えず、時間切れで駅に向かった。
     
     券売機でニーダーザクセンチケット(1人用)21ユーロをクレジットで購入。
     現金は20ユーロ札以上を受け付けないので、とても不便だ。
     9:21の電車に乗り、4つ目のゴスラーで下車。9:55。
     ホームのそばにバスターミナルがあるが、803番のバスがわからない。
     ベンチにいた青年に聞くと、どうやら少し東にあるバス乗場かららしい。この人はドイツ語のみだった。
     走るとちょうど10:03のバスが来たところ。よかった、間に合って。2ユーロを運転手に払う。

     10:14にBergbaumuseumに着いた。なんと日本人夫婦(60代後半?)が乗っておられた。


ランメルスベルク鉱山博物館入口

     ランメルスベルク鉱山博物館、私は10:45のRoederstollenツアー13ユーロに参加することにした。
     レーダー坑道を歩いて見学する歴史的採掘コースだ。
     ヘルメットをかぶったりで、支度をする。
     入ったところは天井から作業服が吊り下げられていた。シャワー室も広い。

     10:45に20人くらいでツアースタート。ご夫婦もいっしょだ。
     おじさんの説明はドイツ語なのでよくわからない。
     最初は模型で鉱山の構造の説明があり、そのあと外に出た。
     池の説明を聞く。
     鉱山の入口にはハンマーと金鎚のマークがある。手堀りはたいへんだ。
     11:15くらいから坑道に入る。


坑道入口にあるマーク                  こうやって掘ったんだよ

     暗い中をどんどん進む。狭いところもある。
     地下深くに巨大な水車があった。これがツアーのハイライトだね。
     鉱石を運んだり水を排水したりしたとのこと。
     200年前にこんな地底にこの大きさの水車、すごいわ。技術が進んでいたのだ。

     最後の100段以上の金網階段を登るのは、これが急な傾斜で、とてもたいへんだった。
     なかなか興味深い見学だった。
     12:15からの別のツアーにも参加されるというご夫婦と別れ、外に出る。
     この方々はゴスラーに宿泊されていて、余裕の観光だ。

     12:15のバスで駅にもどり、徒歩でゴスラー旧市街の観光だ。
     マルクト広場をめざして町をさまよう。
     グレーのスレート壁が目に付く渋い木組みの家々。


ゴスラーの木組みの家々

     ヤコブ教会あたりに観光客がたくさんくつろいでいる。
     12:50やっとマルクト広場へ。
     ところがラートハウスは工事の覆いがかかっていて景観はもひとつだ。

     13:00ブッターハンネに入る。
     黒ビール2.7ユーロに鹿ステーキ14.3ユーロを注文。鹿は美味しかった。ベリーソースもよく煮込まれていた。
     付け合せのポテトフライは不満だったが。ツアー客でにぎわう店だ。日本人ツアーもいた。




マルクト広場の帝国の鷲

     13:40ラートハウス市庁舎の2Fへ。
     ガラス越しに壁画を見学し、ビデオも見せてもらった。3.5ユーロ。
     この絵は是非近くで拝見したいものだ。
     市庁舎はハイネも書いているとおり、白だった。
     近くのカイザーヴォールトの華やかさに負ける。


カイザーヴォールト                  ラートハウス

     皇帝居城へ向かう。途中の建物も趣のある木組みが続く。
     ドーム入口の間の佇まいもなかなかだ。11世紀に建てられた教会の入口部分らしい。


ドーム入口の間Domvorhalleと皇帝居城Kaiserpfalz

     皇帝居城は7.5ユーロもした。大広間と下の墓所だけの見学。説明もチケット用紙もなしだ。これで7.5ユーロは高い!撮影禁止。
     大広間はドイツの歴史を描いた壁画が必見、とガイドブックにもあった。
     いばら姫などもあるらしい。(後から知った)勉強不足でもったいなかった見学だった。

     再びマルクト広場へ向かう。15:00のグロッケンシュピールに間に合いそうだ。
     ショーを見るためにワンコたちも集まっていた。
     中世の工夫たちが現れたり、近代のが現れたりで、ゴスラーらしくてよかった。


グロッケンシュピール

     16:06の電車でヒルデスハイムにもどった。16:41.
     朝の続きで世界遺産の教会を探し回る。
     17:18ようやく聖ミヒャエリス教会にたどりついた。18:00まで大丈夫。


聖ミヒャエリス教会

     中を見学。日本語の説明パンフレットもあった。寄付する。
     ここは天井絵がすばらしい。アダムとイブがとくに印象的だ。
     ずっと眺めていると首が痛くなる。
     クリプタはモザイクがカラフルだ。下のお棺も価値あるらしい。




聖ミヒャエリス教会天井

     1000年の薔薇をさがして、大聖堂をさがすが、なかなか行き当たらない。
     18:10やっと探し当てたと思いきや、ドアはクローズ。隣りの事務所にかけあったが、ダメだった。


1000年の薔薇の入口                   ヒルデスハイム大聖堂

     ノルトゼで海老サラダとパンと白ワインで9.1ユーロ。もう店じまいしかかっていた。


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