シチリア再訪2011 H
1/25(火) シクリとモディカでバロック建築を堪能!
明日は公共交通機関のストが予定されているので、今日はシクリとモディカへ行くことにした。
6:30起床。7:00過ぎに朝食室へ行くと、もう欧系男性5.6人が来ていた。仕事がらみのようだ。
朝食内容は、コーヒー、ジュース、パンにケーキやヨーグルトもあるが、まあシンプルだ。
7:30に外出してトレニタリアのラグーサ駅へ。15分くらい。
窓口は閉まっている。ベンチにいる女性に聞くと、外の店でチケットを売っているが閉まっているかもとのこと。
この方が回数券をわけてくれた。いいと言われたが、むりやり2ユーロを渡した。
後でホームに自販機を見つけたが・・・・・。
8:00の電車に乗ったのは私一人だった。2両編成。なぜかカーテンが閉められている。
すぐに検札に来た。モディカから一人乗ってきて、8:33のところ数分遅れでシクリに着いた。
シクリ駅の表側は警察になっていた。
街の案内図が掲示されていて、たいへん役立つ。グーグルの地図もプリントしてきたが、あまり使えない。
まずはイタリア広場をめざそう。10分くらいかな。
例によっておじいさんたちがたむろしていた。
サン・イニャツィオ教会 〈イタリア広場から〉 サン・マッテオ教会
サン・バルトロメオ教会へ。ここは葬式の準備をしていて、あまり長居はできない。
絵を眺めていると、教会の人がプレセピオをライトアップしてくれた。大きくてきれいなプレセピオだった。
その向かいがマッテオ・プレーティの絵のようだった。キリスト降架。カラヴァッジョの影響を受けた画家だ。
サン・バルトロメオ教会とその前の道
トイレを借りようとバールに入ると、奥まで案内してくれ電気も点けてくれた。とても親切!
チップは受け取らなかった。いいのにね。
次はサン・マッテオ教会をめざそうとした。
なんと、ベネヴェンターノ館に行き当たり、さんざん写真撮影。
なんとも強烈な表情の方々だ。廃館になっているようで、よけいに風情を感じるわ。
ベネヴェンターノ館 叫び声が聴こえてきそうな迫力
この右の坂をずんずん登っていくと、サン・マッテオ教会、11世紀の廃墟があった。
しばらくまわりを眺める。
裏手に回ると、上から野犬の威嚇声が響き、おそれおののいて退散だ。
サン・マッテオ教会から向かいのサンタ・マリア・ラ・ノーヴァ教会やシクリの家並みが美しい。
丘の上にあるサン・マッテオ教会の廃墟とシクリの町の眺望
坂を下りて、市庁舎前へ。ここからトッレ・カントン城の廃墟がきれいに遠望された。
隣りにサン・ジョヴァンニ・エヴァンゲリスタ教会があった。ほんとに芸術的なファサードだ。
少し歩いて、さっき見たサンタ・マリア・ラ・ノーヴァ教会へ入った。
両側に並ぶ祭壇にはクーポラが付いていて、なかなかユニークだ。
ここはシクリ一大きくて豪華ということだが、ちょっとくすんだ印象だ。
サンタマリア・ラ・ノーヴァ教会
ノーヴァ教会内部と前の道
その後カルミネ教会へも行ってみたが閉まっていた。
それにしても教会の多い街だ。
サン・ジョヴァンニ・エヴァンゲリスタ教会 カルミネ教会
10時台のバスに乗りそこねたので、11:36の電車でモディカに行くことにした。
シクリ駅のホームにあるチケット自販機はコインがもどってきてしまいダメだ。1.4ユーロなんだけど。
地元のおじさんが手伝ってくれてもダメ。
11:40ころやってきた電車から降りた鉄道員(運転手だった)をつかまえて再度マシンに挑戦するが、ダメ。
たたいたり、スイッチを調整したりしてくれたが、ぜんぜんダメ。
電車に乗り車掌にも訴えた。が、車掌はチケットを売ってくれる気配がない。
12:00前にモディカに着いた。運転手も1.4ユーロを受け取らない。ノープロブレムだって。
これじゃ赤字ばかりじゃん。まったく暢気なものだ。
モディカ駅のホーム V.Veneto通りの建物
モディカの中心へは一度人に道を聞いた。Planet wareの地図をプリントしてきたのだが、駅は載っていなかった。
すぐにチェントロらしいところに出た。
まずはサン・ピエトロ教会へ。広々とした階段には12使徒の彫像が立っていてにぎやかだ。
内部は工事中であちこち養生してあった。
サン・ピエトロ教会 十二使徒
12:30に近くのバールModiに12ユーロのランチメニューが出ていた。
ビールと焼肉盛り合わせとサラダにエスプレッソ。久々に肉を食べた。特にチキンが美味しかった。
奥の中庭で食べたのだが、後で見ると、この建物も歴史ありげな佇まいだ。
ウンベルト通りからモディカ・アルタの眺め
教会脇から階段を上がって上がって、アルタのサン・ジョルジュ教会へ。
1738年再建のモディカ・バロックの最高傑作というだけあり、美しいファサードだ。
閉まっていて中は拝見できず残念。
サン・ジョルジュ教会 階段からのモディカ・バッサの眺め
もう一つある他の高台に有名な教会があるのだが、ちょっと登る元気がない。
ガリバルディ劇場をカメラにおさめて、インフォメーションへ入り、ラグーサへのバスの時間とバス停を教えてもらった。
14:20発があり、ウンベルト通りをずっと先のガソリンスタンドの向こうとのこと。
14:10にバス停にたどり着き、発車時刻を見ると14:20とは出ていない。
だが反対側の乗場らしいところには5.6人の待つ人がいたので聞いてみた。ここらしい。
3台目の14:15にやってきたのが、ラグーサ方面だった。バスはほんとにわからない。
このバスも高校生に占領されていて前の方には座れない。
ラグーサ・イプラの風景が見えてしばらくしてから町中に入り、降りる人がいたのでついでに下車した。
一駅早かったが、なんとかホテルにたどり着いてやれやれだ。
19:30ホテル併設のレストランへ。
ピザ窯があるからピザにしよう。赤ワイン(1/2ボトル)9ユーロ、きのこピザ6.5ユーロ、ミックスサラダ3ユーロでコペルト2.5ユーロ。
きのこは種類も多く美味、ワインもよかった。
客は8組ほどに増えてきた。なぜか男性ばかりだ。
今日はシクリとモディカを満喫できてよかった。モディカは想像したとおりの町だったが、シクリは予想以上によかった。
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