シチリア再訪2011 F

1/23(日) シラクーサ1日観光

     昨夜は少し寒く感じた。暖房は入っているのだが、調節がよくわからない。
     6:40起床。7:10は朝食へ。ハムサンドにチーズ、ブリオッシュ、バナナヨーグルト、毎度の桃、けっこう満腹だ。

     8:30外出。今日は1日シラクーサの観光だ。
     駅の雑誌店でバスチケット2日券1.8ユーロを購入。オルティージャへは無料バスで、と教わった。
     しばらく待つと小型バスがやってきた。20番かいな。
     オルティージャに入ってすぐに下りたかったが、アレトゥーザの泉まで行ってしまった。

     てきとうにに歩いてドゥオーモ広場に出た。
     南にあるのが聖ルチア教会、カラヴァッジョのパネルが壁に貼られていた。
     中に入ると正面のセバスティアーノ像の向こうに「聖ルチアの埋葬」があった。しばらく鑑賞。
     ここが本来の場所なのだろうな。まあ美術館で見るようにはいかない。
     セバスティアーノ様にライトが当てられていて、後ろの画面はよくわからないのだ。


ドゥオーモ広場                    聖ルチア教会

     ドゥオーモへ。ファサードは化粧直し後のようで、きれいだ。
     内部はさすがに荘厳な雰囲気。柱の太さが凄い。ちょっとローマぽいか?
     右の祭壇がまた赤がきれいで印象的だ。


シラクーサのドゥオーモ

ドォーモ内部の祭壇

     ドゥオーモ広場には歴史ありげなお館があり、レストランの外席もそろそろ店開きの準備だ。


ドゥオーモ向かいのベネヴェンターノ館           レストラン外席で遊ぶ子たち

     路地を抜けて州立美術館Bellomoへ。8ユーロ。
     ミンニーティの大きな絵が数点あった。この人はカラヴァッジョの弟分でモデル、シラクーサではカラヴァッジョを援助。
     最後にあったメッシーナ作の「受胎告知」はなかなかよかった。パラッツォーロのアヌンツィアータ教会にあった絵だと。
     傷みが激しいが、マリアの青いショールや天使の布みたいな羽がきれい。ガラスケースに大事に展示されていた。


州立美術館の中庭


マニアーチェ城通りの館

     南へ歩いてマニアーチェ城へ。ここはやっているかどうかわからなかったのだが、オープンしていてよかった。
     4ユーロで入場。けっこう観光客がいる。
     マニアーチェ城もフェデリコUがつくったものだ。
     内部はがらんどうでこれといって見るものはない。柱が鉄で補強してあり、模様みたいでおもしろい。
     なぜかマルタにあるカラヴァッジョの「聖ヨハネの斬首」がマルタのマークと共にあった。
     下の階や上の城壁に上がったりして、しばらく海風に当たる。


マニアーチェ城

     海沿いに歩いてサン・ジャコモ展望台へ。
     ここからマエストランツァ通りを西へ歩く。バロックの館が続く。廃墟も多いかな。


アルキメデス広場                   Palazzo Impellizzeri

     アルキメデスの広場へ出て、ドゥオーモ広場へもどってきた。
     カプチーノで一息ついた。2ユーロ。
     
     12:30になり、目をつけていたレストランへ行ったが予約で満席とのこと。がっかり。
     しかたなく、Il Velieroへ。
     だがここはメニューとの相性が悪かった。値段不明のもの、ないものを載せている。
     やたらとウニスパを勧めるし、値段の付いていないものを勧める。
     結局海の幸盛り合わせ(サラダのつもりだった)とイカのローストを頼んだ。
     ハウスワインを頼んだのに、またしてもボトルを持ってきて開けようとする。
     ハウスワインは置いていない、というのでビールにした。なんだか感じよくない。
     海の幸はなんとフライもの(安そうな小魚ばかり)で半分以上残した。イカも塩がきつくてもひとつ。
     失敗だった。それでも客は次々入ってきた。地元の評判はいいのかも。
     24ユーロを払い、チップは置かなかった。

     アポロ神殿をカメラにおさめ、橋を渡ったところでバスに飛び乗ると、方向がちがい、すぐに下車した。

     日曜はバスがかなり少ないようだ。結局ウンベルト通りを歩いて、考古学地区まで行った。
     ところが目的のネアポリ考古学公園は閉まっていた。そんな予感もあったのだけどね。
     しばらくまわりとうろつき、開いていたバールでカプチーノとトイレ。


バールにいた子たち                   オレンジとレモンが・・

     サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会まで歩く。なかなか風情のある外観だ。
     塀や柱や彫刻など、見ていて飽きない興味深い立ち姿だった。
     もちろん中には入れないし、右奥のカタコンベも閉まっていた。


サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会


左側面にあるバラ窓や入口を飾るレリーフが目を引く

     帰りも歩いてホテルにもどった。あー、疲れた。


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