シチリア再訪2011 B
1/19(水) カルタジローネへ日帰り
6:50起床。7:40朝食へ。他に2組の客がいて、マダムは補充がたいへんそうだ。
今朝はパンにアップルパイもいただいた。
9:10出かける。今日はカルタジローネへ日帰りだ。7〜17℃の予報でカターニアは暖かい。
駅前のASTバスあたりにたむろしているおじさんたちに切符について聞くと、角のバールで買うと教えてくれた。
ついでにタクシーの勧誘をされたが、とてもカルタジローネまでなんて行けません。
バールでカルタジローネ往復のチケット8.6ユーロを購入。
定位置がないのか、たんなる空場所に入ってきたバスがカルタジローネと表示されていた。確認して乗り込む。
乗客は10人くらいかな。運転手のお喋りのため9:30のところ9:37に発車した。ま、いいけど。
バスは空港に寄り、荒野をウネウネ走った。農地があり、オレンジが実っているけど、石ころや岩の多い低山だ。砦もある。
10:50にはカルタジローネのバスターミナルに着いた。10分早い。
ゆるい坂を上がると市内へのバス停、その向こうにトレニタリアの新しい駅舎もあった。
11:00のバスがあるようだが歩いても20分くらいなので、歩くことにした。だが方角がさっぱりわからない。
通りがかりのおじさんにピアッツァ・ウンベルトへの道を教えてもらう。やはり20分とのこと。
その方向へ歩き、分岐点でまた地元のおばさんに聞くとまっすぐでよいらしかった。(トゥット、トゥットだと)
Giorgio Arcoleo通りからローマ通りへ 陶器博物館前からの眺め
やがて左に長い塀があり、陶板や花瓶で飾られていて、とてもきれい。これが市民庭園らしい。
陶器博物館は後回しにして、教会へ急ごう。
市民庭園あたり
フランチェスコ橋もマヨルカ焼きが飾られていて美しい。
フランチェスコ橋あたり
市立博物館を回りこむと、そこがピアッツァ・ウンベルトだった。おじさんたちが日向ぼっこ中。
ドゥオーモは鐘楼もすばらしい。内部はまあ普通だが、壁に白っぽい陶板で聖人の上半身がレリーフになっていた。
カルタジローネのドゥオーモとその内部
一筋東の道の奥にスカーラが見えた。ジェズ教会もデコラティブなファサードだ。
ウンベルト広場 ジェズ教会
市庁舎広場もゆっくりしたかったが、小学生の軍団がやってきた。先に行きたい。
急いでスカーラへ。142段の階段にはいろんな種類のマヨルカ焼きがはめられていて圧巻だ。
写真を撮りながらゆっくり上がった。
小学生たちは途中の建物に入り、その後も階段でレクチャーを受けていた。
スカーラ
上がった正面の建物は、ヴィラという感じで窓枠の水色が目を引いた。
その右側にサンタマリア・デル・モンテ教会があった。11:50に入ろうとすると、おじさんがやってきて、2分だけだよ、と言われた。
ガイドブックにもあったが、水色の天井がなんともいえない。
右がサンタ・マリア・デル・モンテ教会 小学生は元気いっぱい
教会前からスカーラの下を眺めると、遠くの教会や家々も見え、なかなかの景観だ。
スカーラからの町の眺め
市民庭園 劇場
来た道をもどり、州立陶器博物館へ。4ユーロ。
ざっと見学したが、さすがにマヨルカ焼きをたくさん展示していた。ノーフラッシュでの撮影OKがうれしい。
州立陶器博物館
レストランへ入るにはもどらなくてはならない。また上りはいやなので、このままバスターミナルへ行こう。
13:25に着いたが、次のバスは14:10だ。バスターミナルの建物は閉鎖されているので、鉄道駅のバールへ入った。
カプチーノとフォカッチャで軽いランチ、3ユーロ。
遅れてやってきた14:10のバスに乗りカターニアへ向かった。
この運転手はケータイで長々と話を続け、片手運転のことが多く、ヒヤヒヤものだ。
15:40カターニア駅前へ。
市バスのブースでピアッツァ・ドゥオーモへの路線を聞くと、431と書いてくれた。チケットを2枚買っておく。
ホテルにもどり洗濯の後、しばらく休憩だ。
18:00防犯仕様にして、再び外出。中綿コート着用。
駅前から431番のバスでドゥオーモ広場へ向かう。だが、手前で左折したので下車した。
少し歩きドゥオーモへ入った。サグレスティアに間に合ったが、暗くて壁面がよくわからない。
なんとなく火山噴火らしい絵だとわかったくらいだ。
エトネア通りを北上し、パンツを物色。どの店もセールでにぎわっていた。
Coinやリナシェンテ、その他の店で試着もしたが、決め手に欠けた。
結局19:30が迫ってきたこともあり、買物は断念した。
ドゥオーモ裏手の路地にあるRoyal Ceresへ。入口には20:00からとなっていたが、19:45に入れてくれた。
広い店内は魚の絵などで飾られ、テーブルクロスはピンクの可愛い雰囲気だ。
下調べしていたZuppa di Cozze(7ユーロ)と海鮮リゾット(8ユーロ)にハウスワイン白500ml(4.5ユーロ)を注文した。
ムール貝はとても濃厚なトマト味。リゾットはあさり、小海老、タコにムール貝がたくさん入っていて美味。
20:30になると客も入ってきてにぎわい始めた。なぜか男ばかりだ。
ジェラートはレモン味で酸味が強いが美味しかった。計23ユーロで、2ユーロチップを置いた。
エトネア通りのバス停に向かう。ホームレスが犬と一緒に座り込んでいるが、人通りはまだある。
ただ21:00過ぎだと、バスを待つ人はいない。
5台目くらいに駅へ行くバスをつかまえた。(429だったか?)ジュリアーノ通りを走ってすぐに駅だ。
AST乗場まわりには屋台が開業していて惣菜が並んでいた。テーブルと椅子が並べられている。
ここで食べてもよいかも。でも狙われたりするのかな?
21:30にはホテルにもどった。
カターニアの夜はあまり治安の不安は感じなかった。だがまだ宵の口なのかもしれない。
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