黄葉のスイスJ 2010

10/7(木) ビール湖まわりのハイキング

     6:50起床。ヒーターは浴室だけ点いているが、居室も23℃ある。
     フリースのパジャマもあるので十分だ。
     7:30朝食はレストランへ。ここは老マダムが個別に運んできてくれる。
     パン2切れとクロワッサン、ヨーグルトとオレンジジュースにコーヒー。
     隣席に東洋人男性がいたので話すと、ソウルからの一人旅。同じくらいの年齢かも。
     1ヶ月でスイスをまわるとのこと。7回目だというから私より多い。
     英語で話すのは疲れる。鉄道が好きなのか長距離移動を毎日するようだ。
     まあ私もスイスパス保持ならば乗りまくっていただろうが。

     8:40出かける。ちょっと雲が多いかしらん。この季節はこうなのか?
     ビール駅でリゲルツLigerzまでのチケットを購入。
     8:52発に乗ったはよいが、ビール湖は霧がかかり、進むにつれて濃くなるではないか。
     9:01リゲルツ着。ありゃー、ケーブルカーの線路も下部分が少し見えるだけでほとんどが雲隠れだ。
     サン・ピエール島も影くらいしかわからない。
     これでは上からの眺望はダメだ。後から晴れることを期待して、平地を歩こう。
     標識にラ・ヌーヴヴィルまで1hとあるので、これに決定。


サン・ピエール島と葡萄畑

     湖岸沿いの舗装道路だ。右側にSBB線路と道路、その上には葡萄畑がえんえんと広がっている。
     ところどころにある家も趣深げな雰囲気で、新しい家もそれをくずさずに建ててある。ワイナリーかも。
     真っ赤に紅葉している葡萄のアーチ。
     取入れをしている場所にも行き当たった。

     マウンテンバイクの家族が追い抜いていった。歩く人はいない。
     ラ・ヌーヴヴィル手前の10分ほどは高架下を歩くためあまり感じよくなかった。
     1hで到着。

     船でエルラッハに渡ることにして、10:50まで少し時間がある。
     ラ・ヌーヴヴィルの町を散策しよう。


Maison des Berne                   Maison des Vignolans

     町中に入ると、4Fの上方の出窓に(たぶん)滑車が付けられるようになっている家はずっと続いた。


ラ・ヌーヴヴィルの家並み                彫像付噴水と赤い塔

     赤い塔から続く通りには像付噴水が水路で結ばれ、道路の端と端にあった。
     像付噴水はベルンやビール、その他の町にもあるが、この水路は初めて見た。
     ラ・ヌーヴヴィルはなかなか家並みの美しいところだった。

     10:50の船に乗り、切符を買うのにもたついて、11:00あっという間にエルラッハErlach着。
     ビール湖はあいかわらず、霧だか靄だかがかかっている。
     エルラッハの城も遠めによさそうに見えた。が、距離がよくわからない。
     駐車場にあるインフォメーションへ行ってみたが、くれたのはキャンプ場の説明パンフとマップ。これは用がない。
     どうもキャンプ場の駐車場のようだ。


エルラッハ

     サン・ピエール島までのHeidenwegを歩くことにした。1hとある。
     これがまたほとほと単調な道。

     道の両側には背丈ほどの木が植わっていて、その向こうは茶色の葦が茂っていた。湿原かも。
     天候のため対岸がよくわからない。
     遠くに白黒の猫発見。こんなところまで遊びにくるなんて、どこの子かしら?
     歩く人も多いが、自転車の人もけっこういた。レンタサイクルがあるらしい。
     木道を歩いて野生動植物の観察などできるようだ。この際省略。

     50分くらい歩いて分岐に来た。左へ行くとNordの船着場があり、12:20に間に合いそうだった。
     しかし、ルソーゆかりの場所へも行きたいので右折した。船は次の13:40にしよう。
     馬が放牧されているあたりを過ぎると、由緒ありげな建物がありレストランが入っている。


分岐を右へ行くとルソーゆかりのホテルレストランへ

     中庭から入って席に着いた。Restaurant-Hotel St.Petersinsel
     あとでわかったのだが、このレストランのある建物がかつてルソーが滞在したところだった。
     ビール4.2CHFとビール湖産の魚のソテー39CHF、トワン産白ワイン9.2CHFで52.4CHF。チップも2CHF置く。
     魚はあっさりしていて美味、ズッキーニの塩加減もよし、タリアテッレは手打ちみたいでとてもよかった。
     トワン産白ワインがまたすばらしかった。もっとたくさん味わいたかったが、懐具合が許しません。

     パビリオンを写真に撮り、いそいで船着場St.Petersinsel Nordへ。
     13:40発でリゲルツまで乗船。10分で着いた。
     朝よりマシだがそれでも湖はかすんでいる。ケーブルカーは残念だが断念した。


朝来たリゲルツへ

     坂を上がりRebewegの一部、リゲルツからトゥワンまでを歩くことに決定。
     リゲルツの教会へ入った。このあたりは観光客の姿もある。歩く人もたくさんいた。

     晴れていればビール湖の眺望はもっとすばらしかっただろう。
     だが、斜面に広がる葡萄畑や、あちこちで収穫作業をしている様子をただ眺めるのも楽しい。
     葡萄の葉の色も、緑、黄、茶といろいろで、実も黒だったり黄緑だったり変化に富んでいる。
     ビール湖は霞んでいてもそれなりに美しい。サン・ピエール島も朝よりはリアル。



     トワンバッハの下方に行き当たった。ビールからのトレイルがあるのだが、晴天に限るだろう。
     トワンTwannの町はワインからみの家が多いみたいだ。


トワンTwannの町

     15:15にSBBトワン駅に着いた。
     船着場横の公園で自販機のコーヒーを飲んだ。冷えてきた。

     15:58の電車でビールにもどった。
     歩き疲れ、COOPで夕食用にハムサンド、りんご、ジュースなどを買ってホテルへ。
     タオルは交換してないし、ゴミもそのまま。★★だが、2泊するのにこうじゃね。


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