黄葉のスイスC 2010

9/30(木) レ・ディアブルレのルトー湖へハイキング

     6:30起床。7:15朝食へ。今朝はすいている。
     チーズハムのバゲットサンドを作り、シリアルとドライフルーツと牛乳。桃が美味しい。
     柔らかいパンにジャムを塗り、オレンジジュースとコーヒーを2杯ずつ飲んで満腹だ。

     8:50チェックアウト。2泊分174CHFの請求だった。VISAはレジをとおらず、現金で支払った。
     サン・モーリスのダン・デュ・ミディはなかなかよいホテルだった。
     当初はエーグルかベックスで探したが、てきとうなところがなくてあまりよく知らないサン・モーリスにした。
     町自体も便利だし、良心的でとても好感の持てるホテルだった。

     サン・モーリス駅の窓口でレ・ディアブルレまでのチケット8.2CHFを購入。
     昨日とはうってかわって雲が多いので、ディアブルレでどうするか、着後のお天気しだいだ。
     9:31サン・モーリス発で9:42エーグル着。
     9:55発の電車は最初は路面電車で葡萄畑の中を走り、途中から登山電車になりぐんぐん高度を上げる。
     川沿いの山は黄葉している木がたくさんあり、なかなかの景観だ。

     10:43にディアブルレの村に着いた。
     駅員に聞いたが、ロッカーはない。預かってくれる気配も無し。
     すぐ前にポストバスの停留所があり、電車で一緒だったアラブ系カップルにコル・ド・ピヨンへはこのバス停でいいかと聞かれた。
     たぶん大丈夫、と答えた。しかし、何をしに行くのだろう?
     グレイシャー3000は休業期間に入っている。もしこれが目的だったら残念なんですが・・・。
     男性はウールのブレザージャケットで女性もセーター姿だ。トレッキングという感じではない。
     当方もよけいな説明をする語学力はないので、Have a Nice Day!とお別れした。


ディアブルレの村

     さて、インフォメーションへ行き、なんとかカートを預かってもらった。
     ルトー湖への行き方も聞く。テレキャビンのIsenauはイセナウではなくてイズナウだと。
     イズナウ→ルトー湖は30分ということで、空はちょっと心配だが行くことにした。


イズナウへの乗場                   あちこち建設中

     インフォメーションのすぐ脇の階段を上がるとテレキャビン乗場への近道だった。空は曇り。
     今時期は乗る人がいると動かすシステムらしい。私の後には欧系の年配男女4人が続いていた。
     往復10CHFをカード購入。
     13分でIsenau(1762m)へ着いた。ディアブルレ村は建設中のシャレーが多くて活気がある。
     昔ながらの木造建築は趣があってよい。屋根はトタン風だったり新素材の瓦だったりだが。
     Isenauは空は曇っているが、あまり寒くはない。


ロープウェイを下りた正面を上がった               どんどん下り坂が続く

     標識をよく確認せずに歩き始め、見かけた女性たちに聞いたところ、その道でも行けるとのこと。
     山々には雪が積もり、雲の間に見え隠れしていた。だが、緑はきれいだ。
     カウベルがカラコロ響き、たまに黄葉している木もあって秋だわ。

     下りばかりなので帰りが思いやられたが、30分でルトー湖に到着できたのはよかった。
     ベンチでちょっと休憩。
     ルトー湖はそう神秘的ということもないが、穏やかな湖あるいは池。ほとりにレストランもあった。
     空が心配なので寄りたい気はあったが、やめておいた。
     一周しても10分くらいだ。魚は見かけないが澄んでいる。


ルトー湖 Lac Retaud(1680m)


枯れ花                          秋景色

     離れたところからハイカーの声がいくつか響いた。キャビン後続の4名もやってきた。
     帰りは途中から別の道になり、こっちの方がラクだった。Isenauのレストラン下に出た。

     駅のトイレで着替え、レストランLe Resto d'Isenauへ入る。猫がいる。
     野菜スープ6CHF、ハムサンド7CHF、ビール4CHFで17CHFのランチ。テラスで山を見ながらの極上気分だ。

     17℃あったのだが、みるみる間に雲が増えて13℃になった。風もヘン。これはいけません。
     再度フリースを着込んでテレキャビン乗場へ。
     動かしてもらって乗り込むと、すぐに雨が降り始めた。
     ルトー湖往復にしておいてよかった。
     天気がよければ、さらに滝を見てディアブルレ村へもどるコースを候補にしていた。
     あの4人連れは降られたかもしれない。完全防備スタイルだったから心配はいらないけど。

     インフォメーションでカートを受け取り、駅へ行ってポストバスのチケットを買った。
     14:05のバスにはけっこう乗客がいた。地元の人や滞在者風の人もいた。
     コル・ド・ピヨン手前に右手は黄葉が迫力ものだった。
     白い雪、グレーの岩肌に木々は黄色の濃淡だ。晴れていればもっと美しかっただろう。

     14:51グシュタード・バーンホフ到着。雨はほとんど上がっている。
     グシュタードの町もシーズンの端境期だと思うが、人通りが多くてにぎわっている。
     カートを引いてPosthotel Roslliへ。
     1Fはレストランになっていてレセプションがわからない。2Fにあった。リフトはない。
     チェックインしカード払いにしたが、強制的に日本円換算の金額にされ損した気分だ。
     3Fのシャワー付ツインをくれた。バルコニーもあるので、いい部屋なのだろう。
     天井も壁も木で身体によさそう。タオルも3種あって満足。冷蔵庫がないのが玉にキズ。


グシュタードで2泊したPosthotel Roslli


バルコニーからの眺め

     一休みして16:00すぎに外出。といってもメインストリートを歩き、秋の写真を撮り、COOPで買物するだけだ。


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