バルト三国と北欧二都 21 2010   

7/21(水)  アテネウム美術館

     ヒーターのおかげで室温26℃くらいに保て、なんとか風邪を悪化させずにすみそうだ。
     昨朝は喉が痛む上にスオメンリンナ要塞の風が強く冷たかった。タリンで雨にやられたことも影響しているのかも。
     ほんとに旅は体力勝負だわ。

     7:00ころ起きて7:50に朝食へ。今朝はファミリーツアーの欧系人々が多い感じ。
     パンケーキに西瓜やみかん、ハムチーズサンドなどしっかり食べた。
     ゆっくり荷造りする。ほとんど何も買っていないのでカートはゆとりがある。リュックのほうが重くなったかも。

     9:30チェックアウト。ヘルシンキのスカンディック・グランド・マリーナは8258円で今回の旅行で一番高かった。
     だが、アイロンといいヒーターといい気配りの利いたホテルだ。ツアー客が多くてもこうだとありがたい。
     近くからトラム4Tに乗り、4つめでヘルシンキ中央駅に着く。まじめに2.5ユーロ払った。(9:00で1日券は時間切れ)
     フィンエアーのバス乗場を確認し、駅地下の荷物預かりへ。3ユーロ。


ヘルシンキ中央駅


アテネウム美術館              左にラファエロの肖像を発見

     道路を渡ると、ちょうどアテネウム美術館の開館時間10:00となった。9ユーロで入場。
     1F2Fは企画展でささっと鑑賞。3Fに期待しよう。
     ガレン・カレラやヒューゴ・シンペリがあった。
     ガレン・カレラ1865〜1931は1899の「Kullorvo Cursing」を契機に画風が変わっていた。
          太いラインがきれいなハッキリした絵になっている。
          1886「Lost」、1897「Lemminkainen's Mother」、1903「Building」などが強い印象だ。
          1895ムンクを描いた肖像画もあった。
     ヒューゴ・シンペリ1873〜1917はなんといっても「傷ついた天使」がすばらしい。セガンティーニを想わせえる。
          天使の白さが際立ち、羽の傷もいたいたしい。右の男の子の目線は何かを非難しているような。
     浮世絵のコーナーがあり、ゴッホやゴーギャンもあった。
     12:00までいて少し疲れてきた。撮影が一切ダメなのが残念だ。絵葉書もほしいものはない。
     
     まだ時間が許すので、近くのアモス・アンダーソン美術館へ。7ユーロ。
     邸宅の部分はソファとか椅子とか興味深かったが、コレクションの絵はもひとつかな。


アモス・アンダーソン美術館

     13:00すぎに駅のカフェで鮭とじゃがいものスープ6.4ユーロ。パン付。水もフリー。美味。
     あとはコーヒー2.2ユーロ。

     カートを受け出し、14:00ころのフィンエアーバスに乗った。5.9ユーロ。
     14:30には空港第二ターミナル着。チェックインは少し並んだがすぐだった。
     免税店でラトヴィアラッツが使えないと聞き、ショック。札なのに。15Lsと知れてるけど。
     出国後の両替屋で聞くと、ユーロに替えれるとのこと。レートは悪いがこのさい仕方がない。

     AY079便はほぼ定刻に離陸した。
     隣席の女子はヘルシンキ近辺をまわってきた、という海外初一人旅だ。ストローハットにスカート姿。
     デザインホテルに宿泊した、というからまあ安さを自慢する私とはちがうわね。
     ヴィリニュスのホテル2700円と言うと、そんなんで大丈夫ですか?と言われた。
     旅のスタイルは人それぞれです。
     ヌークシオ公園はよかった、とのことで次回の私の課題に加えさせてもらいます。


7/22(木)  暑さバクハツの名古屋へ!

     定刻より早く、9:00前にセントレア着。
     バゲージクレームは混雑していた。誤送やスーツケースの破損や。
     私のカートも脚のネジがはずれていた。フィンランド航空の担当者は一人で飛び回っていた。
     JALの係員は2名いたが関係ないとのことで、フィンランド職員を待つしかない。
     だが待つ気力がなくて泣き寝入りすることにした。


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