バルト三国と北欧二都 Q 2010
7/18(日) エストニア野外博物館へ
1h30バスというのにひっかかり、ラクヴェレ行きは断念した。とりあえず、午前中は野外博物館へ行くことにした。
7:00すぎに起き、8:00に朝食。昨日よりはマシだが、それでもじょじょに込んできた。
同席した男性はフィンランドから4日間の休暇で来ているとのこと。どうりでタリンは観光客が多いわけだ。
9:00すぎに出かける。近くのキオスクでチケットを2枚購入。
教えてもらったバス停へ向かうとちょうど6番のバスが来たので飛び乗った。
20分ほどでZOO下車。ここから徒歩20分くらいで野外博物館に着いた。地味な入口だ。
入場料95EEKにマップが15EEK。水11EEKも購入して、10:20に見学開始。
まずは入口近くの西エストニア地方の農家。SASSI-JAANI FARMは規模も大きくて裕福そうな家の展示。
屋根はしっかりした藁葺きで日本の昔を同じだね。井戸も似ている。畑の案山子もそっくりだわ。
北エストニアは石材を積んだ低い塀、どこかで見たことがある。小屋自体が積石でできているものも。
KUTSRI-HARJAPEA FARM
風車の写真はどうも暗くしか写らない。と思っていたところ、ポツポツと雨が降り出した。
次第に本降りになり、帽子では防ぎきれなくて雨宿りだ。
AARTE FARMに急いで小屋の入口に腰掛けて、雨を眺めた。漁村の小屋らしく素朴な佇まいだ。天井も低い。
30分くらいで小降りになり、再び見学開始。
教会に入り、今も通用する住宅を拝見。ストーブがいいね。
3つ並んだ風車は2つが壊れていた。
その下の集落JURI−JAAGU FARMは、20世紀初めのムフ島のいろんな家が集められていた。
近くで見るとデザインがとてもおもしろい。壁のペイントとか。
ムフ島
隣りのROOSTA FARMは18世紀末のサーレマー島の家々で、苔むしていた。
畑仕事をしていた。他でも豚や鶏を飼っていたり、糸紡ぎをしていたりと、リアリティのある展示だ。
博物館で最古のROOSTA FARM
13:00前に村の食堂へ入り、サワークラウトスープとビールで90EEKのランチだ。
スープは素朴な味でとても美味。けっこうロシアぽいかも。
まだ見残した部分も多い。(南エストニアなど)少し飽きたし、市内へもどろう。
13:39のバス21番に乗り、タリン駅近くで下りた。
ワパドゥセ広場あたりへ行くつもりが、ぜんぜん違う方向へ歩いてしまい、とんでもない時間をロスした。
ピリタ方面へ行きたかったのだが、あきらめる。
結局16:00前に占領博物館へ入った。
ビデオも流されて、なかなか興味深い展示だった。
エストニアもドイツとロシアにやられているのだが、当時のフィルムには歓迎している市民も映っていた。
フィルムはパルチザンの人やドイツに協力した人など、いろんな立場の人の証言をメインに構成されていた。
見学者もぼつぼついて、椅子に腰掛けてゆっくりできた。
占領博物館
17:40には出て、ワパドゥセ広場のベンチで少し思案する。
どうも雲行きが怪しいのだ。へんな風も吹いている。
だが、タリン最後のディナーをテイクアウトやスーパーの惣菜というのもちょっとな・・・。300EEKあることだし。
18:00にクルドゥセ・ノッツ・クルツの室内席に座った。
魚のスープ(自家製)とレバーソテーにビール(小)を注文。スープは実だくさんでとても美味しかった。鮭や香草も入っている。
レバーはホワイトソースがかかっており、くどくて半分残した。280EEK(2044円)だった。
案の定雨が降り出したと思ったらだんだんひどくなってきた。
向かいの軒先で30分くらい雨宿りしたがやみそうにない。
少しマシになった時をねらって、帽子とシャツをはおって小走りでホテルにもどった。
ヴィル通りなどは川状態になっていた。裸足で歩く女子もいた。
22:00を過ぎてもそうとう降っている。明日の船は大丈夫かしら?
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