バルト三国と北欧二都 O 2010

7/16(金)  タリンのクム美術館でチュルリョーニスの絵に会う

     6:00起床。今日はタリンへ移動。天気はよさそうだ。
     7:00朝食室へ。広いし食事内容もすばらしい。ホットものに加え、りんごや梨、ケーキもいただいた。
     38ユーロとしては十分な内容で、満腹。

     8:30チェックアウトし、バスターミナルで9:00のタリン行150EEKを購入。
     バスは80%くらい乗っていただろうか、冷房が効きすぎて寒いくらい。同じエストニア国内でも路線やバス会社によって差がある。
     休憩もなしで、11:20ころタリンのバスターミナルに到着した。

     交差点近くのキオスクで15EEKのチケットを3枚購入。
     ヴィルをすぎたところで下車し、少しさがしてメトロポールへ。
     12時過ぎだが入室OKだった。
     部屋はダブルで広々している。リビングセットもある。エアコンはないが、タリンは涼しいみたいなので、窓をあければ大丈夫か?


タリンで3泊したホテル・メトロポール

     12:30出かける。
     あてにしていたレストランがわからなくて、ヴィル向かいのSilk Sushiに入り、Bentoというランチセットとビールを注文。
     ワカメスープ(鮭入り)と巻き寿司にキャベツと燻製魚の和え物。味はけっこうよかった。

     カドリオルク公園へ向かうつもりが反対方向へ乗ってしまい、また引き返すドジを踏んだ。
     結局カドリオルク美術館(宮殿)へ着いたのは14:30になった。ここは観光客で混雑していた。

     建物はちょっとした宮殿で内装がすばらしい。メインホールの天井画とか。
     クラーナハ1550年はありがちな肖像画だった。
     廊下のつきあたりに、アンゲリカ・カウフマンの1780年の2枚が飾られていて、きれいだった。趣味がよいね。


麗人の大きな肖像画のある廊下          アンゲリカ・カウフマンの繊細な絵

     庭がまたすばらしい。


カドリオルク宮殿

     次はクム美術館へ。
     なんと、ここでチュルリョーニスとその時代展をやっていた!
     Mikalojus Konstantinas Ciurlionis 1875〜1911 そう大きな絵はないのだが、魅力がある。
          1908「Allegro、Andante、Finale」海の状況による音楽表現・・・など。
     テンペラが多いがそのわりには色がもひとつ彩度に欠けている印象。     
     絵の前に立ち、絵と対話している人もいた。チュルリョーニスの絵はそういう絵だ。




1903「Serenity」             1904−5「Night Sketch」          1907「Spring Motif」


一番気に入った作品

     他に、Kristian Raud1865〜1943やKonrad Magi1878〜1925など興味深い絵がたくさんあった。
     ソ連時代の絵画も、なるほど共産絵画というか一定の形式があるという印象だ。
     クム美術館はなかなか見ごたえがあった。時間がもっと必要。
     リトアニアとラトヴィアで少しガッカリしていたが、エストニアはずいぶん西寄りの美術状況かも。
     ほとんど18:00までいた。


Konrad Magi 1915−16「Meditation」

     またトラムで引き返し、旧市街のラエコヤ広場のトロイカへ。
     ウォッカとストロガノフで326EEK。(2380円)サワークリームの使いすぎ、ボリュームがあった。

     Rimiを見つけて飲物を買いホテルにもどった。


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