バルト三国と北欧二都 N 2010
7/15(木) 電車とバスでエストニアのタルトゥへ
昨夜は0:00を過ぎても31.5℃から下がらず、厳しい一夜となった。
5:30に目覚めて29℃だ。部屋全体が温まっていてどうにもならない。窓を開けても変わらず。
爽やかなバルト三国の夏を期待してきたが、これではまるで耐暑旅行だ。
ホテルの人によると、しばらくこの暑さが続いているそうだ。
7:00ジャストに朝食室へ。雰囲気のよい空間、中央にきれいに並べられた朝食。
ホットものはあるが果物がなかった。パンはとても美味しかった。
私が食事を終える7:25ころになって、テラスへのドアを開け準備を始めている。
このホテルは庭の眺めも素敵なのだ、もっと早く開けてよね。
7:45にチェックアウト。部屋以外は空調が効いているので、廊下やロビー、朝食室は涼しかった。
向かいの小さい店に入り、ラトヴィアラッツのコインを使いきろう。ソックスやお菓子を購入した。
ツェースィス駅へ行くと、さすがに国鉄窓口は開いていた。
Valgaまでのチケット購入。1h30とかからないが、国際列車で320円とはなんという安さ!
ホームの端にあるトイレに行った。なんと昔の中国みたいなドアなしで低い仕切りのみのトイレ。
ふぇ〜、でも利用した。臭いとハエがたまりません。
8:22発の電車には7,8人も乗っただろうか。3両編成でガラすきだ。すぐに検札が来た。
林の中や農地を通り過ぎ、あまりスピードを出すこともなく、えんえん列車は走った。窓からの風が気持ちいい。
ヴァルカの手前でほとんどの人が下車。
ヴァルガの駅で下りたのは私のほか2名だった。
ホーム近辺は工事中で、これから整備が進むらしい。
構内にはバスのチケット売場があるくらい。もちろんATMもない。銀行の場所を聞いた。
エストニア ヴァルガ駅
外に出て歩き始めると後ろから国鉄の検札おばさんがやってきた。エストニアマネーの両替場所は?と聞いてみた。
マーケットとの返事。いっしょに5分くらい歩くと左にスーパーがあり、入口に銀行のATMが2台あった。2000EEKをキャッシング。
朝からにぎわうスーパーマーケット
駅にもどってタルトゥへのチケット75EEKを購入。11:00で2番乗場とのこと。
ヴァルガ駅構内は天井や内装からは昔の賑わいをしのばせる。物置になっている大きなスペースがもったいないね。
トイレは3EEKできれいだった。
11:00発のタルトゥ行バスはこれまたサウナバス、あるいは温室バス・・・まったくたまりません!
天井は2箇所開いているのだが、入ってくる風は熱い。おまけにエンジンが熱を持っていて下からも温風が。
客の乗り降りも多くて、13:00にタルトゥバスターミナルへ着いた。
目の前に予約してあるホテル・タルトゥがあった。
定時前だが部屋に入れてくれた。ありがたい。この部屋はエアコンが効く。明るいシャワー付シングルだ。
レセプションの女性に聞くと、エストニアも2週間この気温が続いていて、こんなことはj初めてだと言っていた。
HPには出ていなかったが、VISAカードでの支払いも大丈夫だった。
タルトゥで1泊したホテル・タルトゥ
13:20出かける。
ヴィルデをさがし、Edward Vildeに入った。住所は同じだが別の店かな?
サラダとビールで90EEK。カテージチーズとスモークサーモンなどとても美味しくいただいた。
ラエコヤ広場でアイスクリームを食べる。大人の味。
広場内のタルトゥ美術館へ。傾いている家だ。企画展を見学したがなんということはない。
ラエコヤ広場 タルトゥ美術館
川を見て木の下を歩き、城壁を眺める。
ロシア教会系の色あせた教会をのぞいた。イコンがたくさんあった。
タルトゥ散歩
聖ヨハネ教会は内部ががらんどうだった。
タルトウ大学の前を通り、ロッスィ通りを歩く。
天使の橋をくぐり、上の緑地へ。スタンドで水を買ってベンチで休憩。
天使の橋へ タルトゥ大学
大聖堂と一体になったタルトゥ大学歴史博物館へ入った。25EEK。
階段周りがレトロだ。展示は大学の磁気分野の研究者の写真。業績とか実験器具。歯科治療台は少し前と変わらない。
歴史博物館と大聖堂
夕立が来て、入口で雨宿りする。
小止みになり、レインハットをかぶって歩き始めた。悪魔の橋を通って旧解剖劇場も見かけた。
悪魔の橋
カウパマヤ(大きいショッピングセンター)のスーパーで食材を買いホテルにもどる。
ホテル・タルトゥはガイドブックで2★だが、それ以上の価値がある。エアコンは貴重。
唯一の欠点は、シャワーの床がフラットなこと。カーテンはあるが、多少水が飛び散る。バスマットなし。
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