台湾北部めぐり2010 ⑦
3/14（日） 板橋林家花園と驚愕の路地カオス
今日は雨も上がり、なんとか晴れの様子。やれやれだ。
7：20すぎに朝食室へ行ったが、日本人客ばかりいた。どうやらツアーの御用達ホテルのなのかも。
朝食内容はあっさりしていた。お粥にトースト、野菜サラダにゆで玉子。
9：00前にチェックアウト。帝后大飯店は広い部屋で私的には★★★★評価、快適だった。体調も回復した。
MRT圓山駅へ歩き、台北駅へ。
どういうのかロッカーと遭遇できずに、結局今夜の宿までカートを持っていくことにした。
台北駅は階段の昇降が多いので、荷物があるとおばさんは疲れる。
漢口街の城美大飯店へ。バウチャーとパスポートを出し、チェックイン手続き。カートを預かってもらった。
午前中は板橋の林家花園へ行こう。（林本源園邸）
MRTで府中下車。駅前はなんてことないが、府中路に入ると慈恵宮があり、柱の龍の彫刻がいい。
慈恵宮の向かいの路地もにぎわっていたが、さらに進んだ交差点の左右は凄かった。（後で行く）
その後迷って地元のおじいさんに入口を教えてもらい、先ほどの凄い小道を歩いてぐるっとまわった。
なんとか林家花園にたどりついた。なんと入場無料とのこと。
日本語のパンフレットもあって、わかりやすかった。
なかなか凝ったつくりの中国式庭園だ。
11：00からのガイドツアーに参加したかったが、事に整理券が必要のようで残念。
花園というが花はあまり見かけず、塀の彫刻デザインや廊下の提灯が印象的だ。
池の部分も多くて、巡らされた歩道も高低ありで複雑な設計だ。入園者も多いのですれちがうのがたいへんだが。
東屋もいくつかあって、休憩させてもらった。写真の撮りがいのある園邸だった。
さっきの路地を歩くとほんとに現実に引き戻される。文昌街？
果物屋その他の商店がたくさんあるが、露天の床屋80元（228円）も数軒あった。待ち人あり。
屋台店が並ぶ中を、バイク（スクーター）で買物をする人、スピードを出して通り過ぎる人でのカオス状態だ。
日曜市なのか普段もこんなふうなのか、とにかくおっとり歩こうものなら、轢きとばされそうだ。
豆花の屋台を見つけ、小豆と芋圓を乗せてもらい、前菜とする。30元。
MRTで西門へ移動。日曜日だし人出が多い。
紅楼劇場をちょっと見学。ロビーには歴史の説明や懐かしのポスターが展示されていた。
チェックしていた昆明街の天下一家へ。わりとこぎれいなレストランだ。
珍珠?飩泡飯60元とサメの燻製50元を頼んだ。ワンタンは海老+豚でとても美味しかった。
サメは燻製というより生っぽかったが、あっさりしていて臭みはぜんぜんなかった。微妙だが。
この店もとても繁盛していた。
このあと1ｈばかり西門の衣料品店を物色したが、もひとつ決め手に欠け何も買えず。
歩いて国立台湾博物館へ。入るのは初めてだ。20元。
平埔傅竒展は台湾の民族的ルーツだろうか、あとは少数民族などの展示説明だった。
上の階は虎の特集が開催。
この博物館はヨーロッパ的な建物で、階段や天井や大理石などすばらしい。
児玉源太郎と後藤新平の像が展示されている一角があった。
国立台湾博物館
まだ15：30なのでMRTで士林へ移動し、駅の地図を見て士林官邸へ向かった。
なんだか同じ方向へ歩く人が多いな。なんと、入口には観光バスも数台停車している。
ここも入場無料。
士林官邸入口付近
薔薇園がとても広くて花の盛りだった。
黄色の花は？ 官邸正房
蒋介石と宋美齢が住んだ屋敷（官邸正房）は外から伺うだけ。写真撮影する人がいっぱいいた。
士林官邸は予想外によかった。小山あり池ありで広く、花もきれいだった。
17：40には城美大飯店の部屋に入った。去年と同じ位置でフロア違いの部屋だ。
天井にぐるりとハンガーが掛けられるのでとても便利だ。
コーヒーを入れて少し休憩した。
18：30再び外出。
MRTで南京東路下車。少し歩いて八徳路の王記府城肉粽へ。
魚丸湯とチマキをオーダー。95元。チマキは味が濃くて美味。魚丸湯は大根がとても大きく味もよく染みて食べ応えがあった。
すぐ近くの香港永興堂へ。亀ゼリーが目的だ。90元するだけあって量は多いし苦味もはんぱじゃない。
さんざんシロップをかけて完食した。隣席の家族連れは食べあぐねている様子で、近所へ牛乳（練乳？）を買いに行ったりしていた。
苦いだけあって効能もあるのだろう。
よく歩いた一日だった。
板橋の観光は予想外のミラクルワールドだった。国立博物館も士林官邸も納得の観光だった。
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