台湾北部めぐり2010 D

3/12(金) 宜蘭観光 蘇澳冷泉入浴 礁渓温泉に宿泊

     今日は雲が多いらしい。気温は20℃以上になるのでやっと台湾らしい気候になる。
     6:40起床。7:50朝食へ。日本人個人客もいた。朝食内容は白粥に野菜炒めやスクランブルエッグとシンプル。
     8:45チェックアウト。台北駅の北に新しいバスターミナルビルができているようだ。
     地図で見るとMRT中山駅からの地下通路でまっすぐ行ける様子。地上を歩くより早く行けそうだ。
     じっさいカートを引いていても、大欣大飯店から15分でバスターミナルに着いた。(中山駅からだと10分)
     9:05にはA1出口から地上に出て、東方面のバス会社は4Fだったので、エレベーターで即上がった。
     葛瑪蘭客運の9:08(羅東行き)のバスに乗れてしまった。礁渓まで104元とこれまた安い。
     だがこのバスは市内をぐるぐる走り、(たぶん)台北駅近くで8人ばかり客を乗せた。
     市街へ出ると高速を快調に走り、ずいぶん長いトンネルも抜けて、なんと10:30くらいに礁渓に到着した。

     台鉄の礁渓駅へ行き、トイレ(臨時の)を借り、電車の時間を確認した。これからホテル探しだ。
     駅近くからホテルはたくさんあった。みな温泉を引いているもよう。
     温泉街まで10分強ほど歩いて、礁渓温泉旅館へ。
     明るいロビーにあいそうのよいおばさんが見本写真で部屋を説明してくれた。
     シングルは1000元が小さめの浴槽付、1200元だと大きい浴槽とのこと。このさい大きいのにしよう。
     現金払いでパスポートも出し、手続き完了。
     まだ11:00前だが部屋へ入れてくれた。ほんとに大きな深い浴槽付で1人ではもったいないくらいだ。
     生乾きの洗濯物を部屋中に干し、11:00すぎに外出。

     駅まで歩いて、11:00の電車で宜蘭へ。18元。
     宜蘭駅脇にインフォメーションがあったので入る。シティマップをくれ、と言ったのだが、英語のグルメガイドと広域の観光案内をくれた。
     あまり役立たないが、ないよりましか。

     まずは、中山公園へ。孫文先生の像とセリフがあった。
     一角には日本の神社があったらしい形跡があった。台だけ残っている残骸も。
     リスが遊んでいた。


宜蘭 中山公園 孫文像             忠魂碑付近             1人で遊んでいたリス


五穀廟

     五穀廟へお参りする。目の前に旧日本の監獄事務所があった。ブルーの印象的な建物だ。
     中は昔の写真がデザインされていた。内部をざっと見学。


監獄門丁

     この先には新月廣場というファッションビルがあった。
     後でトイレを借りに入るとブランドショップがたくさんあったが、平日のためか閑散としていた。
     前には監獄の見張り台があり、昔の規模が想像される。
     ここから先方に日本家屋の美しい屋根が見えたので行ってみた。
     入口の屋敷はリニューアルされて、日本料理レストランになっていた。値段は高そう。
     このあたりはどうやら官舎がたくさんあったようで、空気がちがった。赤レンガの塀は当時のまま?

     すぐ裏に宜蘭設治紀念館があり、30元で見学。
     宜蘭の歴史がわかりやすく説明されていた。サヨンの鐘がらみのパネルもあった。
     庭園もなかなか落ち着ける空間だ。木々がきれい。


宜蘭設治紀念館

     そして、この隣りにある農業学校の官舎は音楽館となっていたがすばらしく美しい日本家屋だった。
     こんな姿のよい建物は稀有だと思う。中には入れないので外からぐるりと見学させてもらった。


宜蘭農林学校校長官舎


どの方向から眺めても美しい佇まい

     先ほどの新月廣場1Fのベーカリーでチキンフライサンドとハニートースト、コーラを購入した。90元。
     表にあるテーブルでランチ。道路の向かいは工事現場なのでちょっと景観がね・・・。

     活気のある中山路を北上し、昭応宮にもお参りした。駅前を少し歩いて、蘇澳へのバス乗場へ向かった。


宜蘭 中山路


昭応宮                          宜蘭駅

     国光客運のバスターミナルは、だだっぴろいが人がいなくて寂れた雰囲気だった。
     窓口で蘇澳までのチケット(74元もした)を買い、ベンチで14:30のバスを待った。
     ジプシーの母子(母孫かも)にからまれた。幼児にはかっぱらいの躾がされているようだ。危なかった!
     遅れてやってきたバスは羅東の町中をぐるぐる走り、運転手は乗客と大声で喋り捲る。
     1h以上たっても知らせがないのでマズいな・・・と思っていたところ、右手に駅舎が見え通り過ぎた。
     この時ほど言葉が通じないことをくやしく思ったことはなかった。
          宜蘭で乗る際に、切符売場の女子がわざわざ運転手に私が蘇澳で下車すると伝えてくれた。
     まあ台湾も親日家や親切な人ばかりではない。この運転手は私を蘇澳駅で下ろすつもりはなかったようだ。
     500mくらい通過してチケットを投げ渡して下車した。
     見えた駅舎は案の定蘇澳駅だった。やれやれ。
     台鉄で来ればよかったと反省した。路線バスは勝手がわからないと下りるのに困るのだ。

     蘇澳観光冷泉はすぐにわかったのでよかった。50元を支払って入場。
     ローマ風呂を意識しているのか、煉瓦作りの趣のある温泉だ。冷泉なのでぬるい。
     足湯を楽しむ人が数組いるだけだった。奥の個人風呂はわからないが。
     底石の下から泡がぶくぶく沸いてくる。足湯につかってくつろいだ。夏だと全身浴もいいだろうな。



     蘇澳駅方向へ行くと高校生がたくさんいた。これは列車が近いとふんで構内に入った。
     20分待ちくらいの17:15に区間電車があるようだ。チケット46元を購入し、近くの商店街を少し歩いた。
     アーケードになっているが、閉めている店が多い。

     17:15の電車は学生で満員。うるさいのは万国共通だ。
     17:48に礁渓に着いた。バスより断然台鉄がよかった。

     海鮮もののレストラン鼎鮮美食に入った。屋台でもよかったのだが、生ものは構えている方がよいかと。
     日本人の男性8人も食事中だった。仕事関係での訪台とのこと。
     刺身はサーモンと鮪に決まっているようだった。氷上の黒鯛が美味しそうだったが・・・。
     あと白魚を炒飯にしてもらい、蛤のスープとビールを頼んだ。
     スープが特に美味しかった。計480元。(1368円)



 

     向かいに鮮芋仙をあるのをチェックしていたので、迷わず入店。焼仙草4号をオーダー。
     やはり冷たい方が仙草は美味しいかもしれない。
     
     コンビニで明朝用の食料を買い、礁渓温泉旅館へもどった。
     部屋で温泉を楽しんだ。もったいないので2回も入浴。
     いいお湯だった。

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