台湾北部めぐり2010 C

3/11(木) 内湾と新竹と

     安宿の一夜だったが睡眠はまあ取れたほうだ。遅くまでバイクの音や話し声でうるさかった。
     6:30に起床。室温は15℃と南国にしては低い。パンとジュースとコーヒーで朝食。
     今朝は天候もよく、低温も回復するとのニュースだった。
     8:10にはチェックアウト。今朝は自動ドアはなんとか動いた。

     苗栗駅8:25の台鉄区間列車に乗り、6つめが新竹だ。30分くらいか。
     新竹駅前は活気にあふれている。ロッカーも見かけたが不安(ナンバー開錠のタイプ)で、はしっこにある行李房を利用した。
     台中と同じく17元だった。

     新竹客運のバスターミナルへ行くと、次の竹東行きは9:45とのこと。
     事前にタイムテーブルは出して行ったが、バスと電車の連絡はスムースに内湾まで行けるようだ。
     10:10前には竹東火車站に到着した。内湾までの18元の切符を購入。10:15発。
     一両編成のローカル列車だが乗客は多い。家族連れや観光客風やらいろいろだ。
     民家を過ぎると緑の世界になる。大きなセメント工場があったり採石場があったりと、のどかばかりではない。
     風景としては平渓線や集集線に負けるかも。30分くらいで内湾へ着いた。


内湾駅                        セメント工場のある駅

     内湾の駅前は小さい店がいっぱいあった。
     左方向へ少し歩くとつり橋に出た。大きな市街図があった。散策路もできているようだ。

     橋の途中から引き返して、中山路を進むと内湾戯院のレトロな建物を発見。
     中をのぞいて見た。劇場はレストランになっているらしくてテーブルと椅子が並んでいた。
     ロビーには昔の写真がたくさん掲示。昔の日本人、樟脳関係?の写真などが貼られていた。


内湾戯院                ステージ               昭和写真

     その先には林業展示館があり、ちょっと拝見。なんということはない。
     小道には犬が多い。のんびり昼寝する姿はほんとに平和だわ。
     廣済宮という立派な廟もあった。
     突き当たりの公園から引き返した。


内湾の中山路


内湾天主堂                     公園内の福徳宮

     11:45の電車でもどることにする。(その次だと13:00なのだ)
     連絡のよいダイヤのおかげで、12:30には新竹にもどることができた。

     午後は新竹の観光だ。東門城をカメラにおさめ、東門路を歩く。


新竹 東門城あたり

     大回りしてようやく城隍廟へたどりついた。
     どこかに正門があるのかしら、と思ったのだが、それは無駄な努力だった。小さな店と店の間から入ると本殿があるのだ。お初!


城隍廟

     旅の無事を祈り、さあ、ランチ。
     城隍廟は食堂の集団に囲まれていた。調べていった阿城號米粉はすぐに見つかり、タイミングよく座ることができた。
     炒米粉と貢丸湯で70元。200円弱というお安さ!味はまあまあかな。
     まわりには暇そうな店もあったが、この店はひっきりなしに客が来た。

     北門街を写真を撮りながら北上する。
     仙草デザート店芋の恋に入って40元のを注文。あの鮮芋仙招聘とよく似ていて美味だった。


偶然見つけた美味しいスイーツ!

     北門街は古い建物が残っていて眺めるだけでも楽しい時間だ。


北門老街を懐古散策


普通の民家                        安之居茶房 

     長和宮や安之居茶房、鄭氏家廟などの写真を撮り、公園を見つけてちょっと休憩した。


長和宮近くの公園付近


新竹 中山路で見かけた懐古建築

     市政府前を通ってもどる途中に影像博物館に行き当たり、見学することにした。20元。
     わき道にもポスターなどが展示。裏から入る展示場では、周宜得(1918〜1997)の特別展を開催していた。
     有楽館(この建物)の映写技師として、また日本の航空学校、戦後は俳優として活躍されたらしい。
     係員から日本人だと紹介された人と少し雑談。仕事で長年こちらに住まわれているとのこと。
     観光で新竹に来る人は珍しいと言われたが、南部地震がなければ来なかったのだ。
     だが北門街などけっこう面白かったし、新竹は来てよかった。


新竹市立影像博物館

     新竹駅へもどり、行李房でカートを受け取った。預ける人があまりいないのか。
     水を買い、15:58発の自強号で台北まで180元のチケット購入。
     珍しくすいていた。快調にとばして板橋だけに停車し、17:02には台北着。早い!

     MRTで一駅乗り中山下車。5分くらい歩いて17:30には大欣大飯店へ。
     外観はともかく中は改装されていてきれいだ。レセプションのおじさんは日本語OK。
     1600元の予約だが税サービスがプラスされ、1830元とのこと。クレジットで払ったが、14%以上上乗せとはけっこう高いね。
     部屋はバスタブ付きのダブル、濃茶色でまとまったシブいインテリアだ。
     水はもちろん、コンプリメントのコーヒーやお茶もあった。金庫まであった。TVは旧式。

     少し休憩し、18:30再び外出。
     南京東路の特に新光三越あたりは、とても人が多くて歩くのも一苦労だ。
     10分くらいで園環へ出た。重慶北路の三元号へ。ガイドブックにも出ていた店。
     魯肉飯20元と魚翅肉羹50元と青菜30元。薄味で全部おいしい。
     スープは具が多く、フカヒレもたくさん入っていた。これで100元(285円)とは!
     従業員も多かったが客も次々入れ替わるので採算が合うのだろう。

     近くの圓環阿勝愛玉のカウンターに腰掛け、愛玉冰30元をすする。懐かしい味だ。

     今日は天気もよく気温もまともになってよかった。内湾も新竹も面白かったし。

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