悠久のラオス2010 E
1/17(日) ワット・プー見学
熟睡できて気分爽快だ。胃もほとんど回復している。思えばストレス性の胃炎だったのかも。
6:20メコン川岸に出ると、ちょうど日の出時刻で、なかなかいい眺めだ。太陽が水面に反射してきれい。
6:30朝食へ。オムレツをつくってもらい、あとはパンとフルーツの簡単な内容。
食後近所を散歩する。
川沿いにはゲストハウスが並んでいて素朴な風景が続く。高床式の民家もある。
道端にはヤギが放し飼いにされていて、近づくと逃げた。
カラフルな寺に入ってみた。僧坊もありお堂も立派だ。ラオスの人々の信仰心を感じる。
8:00に集合し、バスに乗り込んだ。初めて前方の席に座った。
船着場では待ち時間があり、露天の見物をする。緑の椰子を鉈で切り、中の実をビニール袋に入れて売っている。
マッターニという椰子だ。もらって食べると水分が多く、薄皮はにがみがあった。
人懐こい牛もたむろしている。
ここの人たちは一日中メコンを渡るクルマを相手にして商売している。ほんとにメコンさまさまだ。
25分待ってようやくフェリー(!)に乗りこんだ。
13号線を北上し、1時間以上走って左折。しばらくして小型トラック(昨日と同様の)に乗り換えた。
ワット・プーへは大型バスが入れない道だそうだ。道は簡易舗装してあるが、揺れと土煙もあるのだ。
少し走ってまた台船フェリーに乗り、対岸へ渡った。
バーンムアン船着場から
11:00ころに遺跡展示ホールへ。玄関に日本が建築に協力したというプレートがあった。
トイレを借り、ワット・プー遺跡についての説明を聞いた。可愛い女子が案内人だ。
館内は撮影禁止で残念。クメールの仏像やレリーフがいろいろ展示してあった。
7世紀のMakara。Lintalのレリーフは美しかった。
欧系女性観光客が添乗員Mさんにリンガについて質問していた。英語で回答、さすが!
撮影禁止だからなにかしらパンフレット類があってもよさそうだが、適当なものはみあたらず。世界遺産なのに。
クルマでバライを通り過ぎ、暁のテラス付近から見学開始だ。日差しがきつい。
リンガルバータとバライ 暁のテラスあたり
暁のテラスには10年前は洋館があったらしいが、今は残骸が積み重なるだけ。(後で買った本に写真あり)
リンガパルバータ(聖なる山)のふもとにワット・プーが広がっている。
いざ、ワット・プーへ!
東側の聖池には水がたたえられている。
参道の両側にはリンガがズラリと並んで壮観な眺めだ。
プルメリアの木が両側に立ち、宮殿が左右にある。
右の北宮殿は壁がよく残っていて窓ワクなどのレリーフもよく見える。ロープが張られていて近づけないのが残念だ。
観光客や物売りの姿も多い。
北宮殿
ここから階段が始まり、不規則な石段はけっこう登りがいがある。
左手の石はナンディン宮殿の跡で、ここあらアンコールワットへの道が続いていたらしい。
南宮殿とナンディン宮殿 プルメリアの木
十字型テラスにもプルメリアの花が美しい。
ここからはいっそう急な階段だ。
シンをはき、サンダルを手に持って裸足で降りてくる女性たち。ラオスの人だろう。
やがてストゥーパのテラスに到着し、やれやれだ。
本殿はさすがに石組みがよく残っている。入口の両側に女神のレリーフがあり、バンテアイスレイと似ているらしい。
ワット・プー本殿
奥の本尊は仏教系だ。お供えがたくさんされていて今も信仰の対象のようだ。
その後さらに奥の聖泉に案内され、触れる。いいことがありますよう!
右手に歩き、象の石やワニの石など見学。
ストゥーパのテラスカラの眺めはほんとうにすばらしく、汗だくになったかいがあった。
ストゥーパのテラスから
来た道を引き返し、軽トラでメコン川沿いのレストランDokchampaへ13:30到着。
1時間くらいのランチタイム。地元の客がTVでムエタイを見ていた。
また軽トラに揺られ、フェリーに乗る。女の子が煎餅を売りに来た。甘い味。
なかなか船が出ない。ランドクルーザー?で乗船してきた欧系女性4人組は顔が真っ赤で暑がっていた。
ニュージーランドから来たとのこと。たぶんパクセーあたりでクルマをチャーターしたのだろう。
これからまたコーング島にもどって宿泊だ。明日はパクセーから飛行機だというのに。
なんという旅程の悪さだろう。ゆとりのある日程だからいいようなものの、個人だとまず計画しないパターンだ。
大型バスにまた乗り、13号線を南へ。
またまたフェリーでコーング島へ渡ったのは17:30くらいだった。
シャワーを使って少し休憩し、19:30に夕食へ。
久々にビア・ラオの大瓶を注文。体調はすっかり回復した。やはりなにより睡眠が重要だと実感した。
夕食内容はあいかわらずのラオス料理。籠入りのおこわ、スープはほとんど美味。野菜もよい。
今日は待望のワット・プーを見学できてよかった。
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