スイス東南部2009 I
7/15(水) バーゼルでゴッホの風景展を鑑賞
今日は大移動の日。ダヴォス→サース・フェーはSBBで約6hかかる。
天気がよければ電車を乗り継いで、アンデルマットで下車しゲムシュトック展望台へ寄ろうかと計画していた。
だが今日の天気は中央部中心に雨模様だ。直行してもサース・フェーの空が期待できない。
で、移動ついでにバーゼルへ足を伸ばし、ゴッホ展へ行くことにした。
5:30には起きて荷造り。7:00ジャストに朝食へ。もうすでにドイツ系の団体がいくつもいる。
席へ着こうとしたら珍しくウェイターに名前を聞かれ、席に案内された。厨房の近く。
「カフェ、プリーズ」と言ったらちゃんと持ってきた。4泊目にしてようやくコーヒーにありつけたわけだ。
7:30チェックアウト。DavosKlostersInclusiveカードを返し、デポジットの10CHFを返してもらった。
このゲストカードもフルに利用させてもらい、たいへんありがたかった。(164CHF分使用)
1泊72CHF×4泊をカード払う。ゲストカード込みでこの値段はとてもおトクだと思う。
部屋も広くて清潔だしバスタブ付きだしタオル交換も毎日だった。朝食での扱い以外は大満足だ。
曇っているがそう寒くはない。7:40にはダヴォス・プラッツ駅へ。
8:02のラングアルト行はとてもすいていた。
山中をぬってきしみながら走る。ラングアルトは小雨だった。スロープでホームを移動し3番線へ。
9:19発のバーゼル行は2階建て車両だった。サルガンスを過ぎると雨足が激しくなった。
SBBバーゼル駅 バーゼル美術館
11:27にバーゼルに着くと雨は上がって晴れている。
トラム2番で3つ目のKunstmuseum下車。チケット売場では5分ほど並んだ。ゴッホ展はスイスパス割引で18CHF。
クロークにキャリーカートとリュックを預けた。ロッカーは満杯。
さすがににぎわっている。平日でもたいへんな人。まあ日本でだったらもっとだろうが・・・。
時代ごとに風景をメインとしたゴッホの作品が展示されていた。
イスラエルやアメリカからも来ていた。個人所有の作品もあるようだ。だがクレラー・ミューラーやアムスのはやはり質が高いと思った。
1886 パリ、ムーランルージュの風車
1887 スーラみたいな展描画。ゴッホの部屋からの眺め
1888 Pont de Gleice bei Arles
1888 アルルの公園入口
1889 Wiese mit Blumen unter Gewittehinnel 曇り空の下、野に咲く花 空の雲!
1890の絵は明るかったり薄暗かったりで、微妙にゴッホの気分が現れている印象
美術館前の道路のポスター
常設展示もざっと拝見。
ベックリンの「ペスト」再見。これは好み。「死の島」は見あたらなかった。
ココシュカの「風の花嫁」を意識して見た。なんか内向的な感じだ。
ヤウレンスキーの一室もあった。例によって顔のシリーズ。
そしてケースの中に、なんとヴェレフキンの板絵があった!「Der Verfall」 パステル調の小さい絵だ。
荷物を受け取り、13:30にバーゼル美術館を出た。トラムで駅へ。
バーゼル駅構内のMIGROなどで飲物をカロッツォーネを買い、ベンチで昼食。りんごも食べる。
14:28の電車でフィスプに向かう。
ところが下調べとは違うのろのろ運転で、ブリークに向かうではないか?!
16:31にフィスプのつもりが17:00ころブリーク到着という始末だ。
ブリーク発17:15のサース・フェー行バスに乗った。
このバスがまたしてもブルガーバードすぎたあたりから渋滞にハマり、イラつくこと!
サース・フェーに着いたのは結局19:00になろうとしていた。(調べた予定では17:29着)
サース・フェーのインフォは当然閉まっている。ホテルを自力で探し回り、ようやくたどりついたのは19:30をまわったころだった。
Mountain Innのチェックインは18:00までと聞いていたのでもしや、と思ったら案の定レセプションは真っ暗。
連絡先を書いたプリントがあった。
電話してしばらく待つとようやく主人らしい男性が現れた。PCが立ち上がるのに時間待ち。
朝食は8時からだと。遅いな、また予定変更か。
部屋は新しくてきれいだ。ツインのシングルユース。ベランダからは左に右に氷河の眺めが!
サース・フェーで3泊したホテルMountain Inn
ベランダからの眺め
20:00すぐに外出。スポーツ・ホテルのレストラン外席へ。
29CHFの定食はそれぞれ選べたので、モッツァレラ・トマト、サーモンのソースかけ、プリンにビールを頼んだ。
味はまあまあだが、持ってくるのが遅いこと!