台湾雨景色E 2009

3/10(火) 集集線に乗る


集集武昌宮 旧と新

 どうも頭痛がするので葛根湯を服用。こんな調子では高地は無理。
 天候は回復しつつあるみたいだし、11日の夜までに台北にもどればよいので、時間的には阿里山行きは可能なのだが、残念。
 今日は集集線に乗ることにしよう。

 8:40チェックアウト。嘉新大飯店は布団以外には文句のないホテル。なんといっても800元は安い!
 自販機では嘉義→二水のチケットを買えないので、窓口で購入。
 10:15くらいには二水駅に着いたが、次の集集線は11:14までない。
 のんびりムードの駅前で時間をつぶし、ようやく発車時間だ。
 すでに乗車している人がたくさんいてけっこう混みあっていた。やはり観光の人気路線なのだろう。

 発車するとバナナなどの南洋植物の群落があったり、左には山が迫ったりとなかなか変化に富んだ車窓だ。
 だがなぜがものすごく冷房が効かせてある。それほど外が高温ということもなく、まだ3月なのにどういう感覚だろう?
 緑のトンネルというのはよくわからなかった。龍泉駅で団体は下車した。
 やがて集集駅に着いたのが11:45。暑い。
 駅舎は昔のままに再建されている。隣りが資料館と思いきや、土産物屋の集合だった。

 ロッカーも荷物預かり所も見あたらないので、切符売場の人に聞くとそこで預かってくれた。よかった!
 駅前には古い汽車も展示してあり、なにかしら工事をしていた。
 観光客もたくさんいて盛んに写真撮影をしている。犬連れの家族や若いカップルが多い。平日なのに。


集集古街                   健康歩道                   大根干し


途中で見かけた地震に耐えたと思われる建物

 地震で壊れたという武昌宮を見に行くことにした。
 迷いながらてきとうに歩いて30分くらいか、なんとか姿を発見できた。新しいのも建設中だ。
 近くに行って見ると凄いことになっていた。
 コンクリートの柱は中の鉄線が折れ曲がり、建物の下部分はすっかり潰れていた。
 屋根はそのままだ。
 観光客もちらほらいて、隣りには土産物屋や大きな駐車場があった。地震被害も観光資源だ。


1999年の地震 武昌宮

 駅にもどる途中に樟脳関係の建物を発見。廃屋となっているが、どうも木造の日本家屋で、地震にも耐えたのか。

 13:00には駅に引き返し、よさそうな食堂で海鮮粥と青菜炒めの昼食。90元。
 粥というより雑炊だったが、あさりやつみれが入っていて美味しかった。青菜はほうれん草で家庭的な味。

 駅でカートを受け取り、トイレで着替えた。
 集集線で台中まで行くことにした。103元。
 この電車もクーラーがガンガン。だんだん頭痛がひどくなってきた。ヤバい。
 
 15:00ころ台中に着いた。ホテル探し、近くでいいや。
 で、駅から見える達欣大飯店に入った。950元だというので即決。現金払いしパスポート提示でチェックインした。
 部屋からは台中駅がよく見える。バスターミナルが隣りで、この時間は排ガスがちょっと気になった。
 古びたビジネスホテルという雰囲気だが、必要なものは揃っているし、リビングセットがあるのはありがたい。
 洗濯をし、しばらくベッドに横になった。シーツの清潔さも気になるが、持参したトワレを活用できる。

 17:00すぎに外出。中山公園をめざした。台中は10年前のツアーで来たことがあり、宝覚寺などは観光済み。
 途中には乾物屋や肉屋などの商店が続く。
 アーケードにもバイクがいっぱい停めてあり、歩行困難だ。道路も当然バイクだらけで空気が悪い。
 中山公園内を少し散策。

 目的の豚足屋は移転していてガッカリだ。
 また駅方向へもどる。途中に青草街?とかいう昭和的な路地が目に付いた。谷中みたいな雰囲気だ。

 駅の反対側へ出て、台中肉員に入る。
 席に着く前に、テーブルに肉圓が置かれ、春雨スープも頼むことになった。
 肉圓は初めて食べるが、面白い食感の食べ物だった。辛子を入れると味がいっそう引き立ち、美味だった。
 春雨スープもあっさりしていていいダシが出ていた。これで60元はとても安い。

 コンビニで朝食用にコーヒー、パン、フルーツゼリーを買って70元。夕食の方が安い。
 頭痛薬を服用。


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