台湾雨景色C 2009

3/8(日) 鹿港は大にぎわい


鹿港 中山路

 朝から曇っているが雨は降らないような予感もする。昨日より気温が高い。
 うーん、しかし陽明山は中止して彰化に直行するのがベターでしょう。
 7:30に朝食へ。今朝は中国系でにぎわっていた。お粥2杯とおかずをいろいろいただく。
 3泊した城美大飯店を8:30にチェックアウトし、国光客運バスターミナル(西)へ向かう。
 
 9:00発の員林行が彰化を通る。270元。2:1の座席配列でゆったりしている。トイレもある。
 50%くらいの乗車率だろうか。年配女性グループ、若い男子1人客が多い。
 ふと気づくとシートベルトがない。運転手もしていないようだ。規則がないのかしら。
 高速道路を走行するのにちょっと気になる。サービスエリアもない。
 バスは南に向かうにつれ、空はだんだん晴れてきた。
 2h40のところ2h30で彰化駅近くの停留所に着いた。暑いくらいで半袖の人も見かける。
 台鉄彰化駅横に荷物預かりを発見。行李処とある。17元でカートを預かってもらう。
 ケージに入れられた子犬が鳴いていた。犬も預かるのね、心細いだろうな。
 駅のトイレを借り、駅前の彰化客運のバスターミナルへ。自販機で鹿港へのチケット購入。43元。

 鹿港行のバスはすぐにやってきた。40分くらいかかって鹿港のバスターミナルへ着いた。
 途中の道路が渋滞していたのが気になったが、天后宮の縁日だかお祭りの催事か、それとも単に日曜だからか?
 天后宮付近はすごい人波だ。

 観光はあとまわしで、目的の食堂に急ぎたい。2人ほどにメモを見せて、ようやくたどりついた。
 民生路にある輝鴻〇〇煎という海物料理屋へ。
 ビール、魚肉飯、牡蠣の玉子とじ、蝦蛄の唐揚げで270元。牡蠣は小さくて磯の香りなし。片栗粉ばかりで玉子は?
 蝦蛄は美味しかった。ビールの進むこと!



 さてと鹿港の観光はまず天后宮から。まったくすごい人だかりだ。なにやら火を乗り越える行列が出てくる。
 メインのお堂は煙でいぶされて信仰の深さを感じさせる。
 裏には池もあり金魚が泳いでいた。奥のお堂は内装が赤。


入口          鹿港 天后宮          内部

 中山路はレトロな建物が連なっていて見ていて楽しい。10年前の地震でももちこたえたのだ。
 民生路から新祖宮へ入り、人並みに流されて埔頭街を歩く。このあたりが古市街らしい。


新祖宮の御輿?                  方向転換する人力車

 煉瓦敷きの細い路には両側に民家が昔の雰囲気のまま続いている。
 木造あり石造りありでそれぞれいい味出している。
 だが、出店と人ごみでゆっくり眺めるゆとりはない。


鹿港の古市街

 150年前の井戸というのも見学した。昔の写真がはられていて、日の丸も映っていた。

 市場付近の路地に入ると、猫が3匹遊んでいる。とってものんびりムード。土地柄だろう。

 龍山寺をめざした。自然ぽい門や壁が目に入る。団体がいくつも説明を聴いている。
 参拝者も多いし由緒のある雰囲気だ。前にある大きな樹木も歴史ありそう。
 お堂の風雪にさらされた戸板の絵が印象に残る。


鹿港 龍山寺

 九曲巷も発見できて、歩いてみた。手押しポンプの井戸があった。


九曲巷

 バスターミナルへもどり、15:20ころの彰化行のバスに乗った。
 中山路のバス停からはたくさん乗る人がいてすぐに満杯となる。
 彰化駅で自強号のチケットを買うが、無座しかなかった。184元。バスにするべきだったが、後の祭りだ。
 一駅だからガマンしよう。
 カートを受け取り、ヤクルトを飲んだ。

 16:25の自強号はほんとに満席で、1両につき10人以上が立っていた。
 鹿港を出るころからへんな風が吹いてきて急に気温が下がった。明日の空は・・・?
 17:15ころに嘉義に到着。
 駅構内をぐるりと回り、正面に阿里山鉄道の売場を見つけた。朝8:00からチケット販売とのこと。

 5分ほど歩いて皇爵大飯店へ。予約済み支払済なのでバウチャーを提示するだけ。今回の旅行での最高宿泊料金5800円。
 ロビーは広々として明るく、もらったダブルルームは位置こそ裏だが、設備は申し分ない。
 茶系のセンスのよいインテリアにはリビングセットもある。
 バスタブは清潔なカーテン付きだし、なによりここには浴室乾燥機(TOTO製)が備え付けられているのだ!
 さっそく使用させてもらう。湿っぽかった洗濯物も乾いてうれしい。
 
 18:40外出。噴水方向へ歩いていく。歩道の段差はなんとかならないのか。店舗ごとに高さがちがうのだ。
 まだ昼の蝦蛄の油が胃に残っていて、あまり食欲がない。
 右折して夜市の文化路を歩くが、ここはバイクの通行量が多くて空気が悪い。ちょっと屋台で食べる気が失せるわ。
 だが、道路の向こうに鮮芋仙という甘みの店が目に付いた。果物やデザートならば受け付けそうだ。
 写真に載っているらしい鮮芋仙招聘を頼んでみた。50元。
 大きなどんぶりいっぱいのデザートだが、とっても美味で完食した。
 黒い仙草ゼリーが上にのり、下にも仙草のシャーベットがある。トッピングは芋団子だ。 
 苦味はほとんどなく微妙な甘さ。添えられているミルク(牛乳か豆乳か)を加えると濃厚な味になり、これまた旨い!


偶然が大当たりだった鮮芋仙         二晩続けた鮮芋仙招聘              文化路の夜市

 夜市の店で猫刺繍のマスクを購入。50元。
 台湾もベトナムと同じく、マスク着用でバイクに乗っている女性が多い。まあ今どき日本でも花粉よけや風邪対策でマスクは使うけど。


嘉義 皇爵大飯店


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