北欧旅日記2008

8/16(土)  ストックホルム観光

     5:00に起きてゆっくり支度。外は小雨が降っている。
     7:00に朝食へ。ビュッフェはサーモンや鯖の燻製、野菜も種類があるしなかなか充実した内容だ。
     さすがに★★★★ホテルだ。いつもの個人旅行での安ホテルとはぜんぜんちがう。
     スーツケースを部屋の外に出し、7:50にはTさんと外出。集合は9:00なのでそれまで自由だ。
     雨は上がっていたが用心のために傘も持って出た。

     トラム4番に乗り込んで運転手から2ユーロの乗車券を購入し、港へ向かった。


ヘルシンキ港付近の趣のある建物

     マーケット広場はテント屋台が準備中。開店している店もあった。
     ロシア製の毛皮類や民芸品。野菜にキノコと大きな枝豆。
     小船で営業している魚屋もあった。


ヘルシンキ港のマーケット広場

     昨夕は閉まっていたオールドマーケットへ行ってみた。クラシックな建物。
     パン屋、肉屋、魚屋など食料品店が多かった。
     1ユーロのオイルサーディン缶を購入し、8:35ころのトラム7番でホテルへもどった。


オールドマーケット入口           このオイルサーディンが!          トナカイや熊の肉が満載

     9:00にバスに乗り込み、9:30にはヘルシンキ空港に着いた。
     すぐにチェックインは終了したが、出国で手荷物のトートバッグが引っかかった。
     朝に市場で買ったオイルサーディンがダメらしい。
     トートバッグごと機内預けにするか、と言われたが放棄した。
     もったいなかったが1ユーロだし、新品近いバックを汚す方がイヤだったから。
     想像力が足りなかった自分も賢くなかったが、それにしても厳しいわ。

     11:45にAY063は離陸した。丸パンサンドとカップのジュースが出た。
     時差1hで11:40にストックホルムに到着。
     荷物も早く出てきて、各自でバスまで引いていく。12:10にはバスの中。
     ストックホルムは晴れて暑いくらい。バスの中で1枚脱いだ。

     現地ガイドの説明を聞きながら、12:40には市庁舎に着いた。
     週末ということもあり、ストックホルムの町中は人がたくさん出ていた。ヘルシンキより都会だ。


ストックホルム市庁舎入口

     市庁舎の中に入り、オーディオガイドで説明を聞いた。
     青の間はかなりの煉瓦が使用され、厳かな雰囲気の大空間だ。床は渋いグリーン系。
     ノーベル賞がらみで有名らしく、階段でみんな写真を撮る。


ストックホルム市庁舎の青の間


2F会議場は威厳があって天井が美しい

     そして、黄金の間は壁がモザイクでデザインされた見事な空間だ。
     イタリアからモザイク職人を呼んだらしい。 
     ステンドグラスはあまり色が使われておらず、黄金のモザイクを引き立てているようだ。


ストックホルム市庁舎 黄金の間

     窓からは庭園や海の眺めがきれいだ。

     次にバスで展望台へ。
     遊園地その他の説明にまじって、フェルゼンの館も見えるとのこと。そういやスウェーデン貴族だったわ。
     60歳くらいのガイド女性はフェルゼンが好きなのか、市内観光中に何度もその名前が出てきた。
     フェルゼンはべるばらに出てくるマリー・アントワネットの想い人だ。
     この展望台はあまり高さがないので、ガムラスタン方向は建物の屋根がじゃまだった。


フィエルガタン展望台から

     王宮前へ移動し、外から説明だけ聞いた。
     ガムラスタンの町中は建物が興味深い。


ガムラスタンの町中

     ノーベル記念館前の広場で解散になった。15:10〜50が自由時間。
     私とTさんは王宮のロイヤル・アパートメントを見学することにした。
     チケット売場はクレジットカードが使えてよかった。なにしろ現金は100SKRしか持っていないのだ。
     90SKR(1586円)で入場。値段のワリにはたいしたパンフレットもなく、我流での見学だ。写真撮影禁止。
     見所の各部屋は各国語のガイドツアーでにぎわっていた。
     さすがに王宮だけあって、大広間のシャンデリアや金で彩られた柱や壁はすばらしかった。
     模様の入った柱なども見ごたえがあった。影絵みたいに思えたが、元は彩色されていたようだ。


ストックホルム王宮

     30分で見学を終え、集合場所へもどった。
     広場のスタンドでコーラとホットドッグで30SKRの遅いランチだ。(2日目の昼は自由食)

     あたり一帯は観光客であふれていた。
     ガムラスタンはゆっくり歩いて散策するのもよさそうなところだった。

     ツアーバスでホテルへ向かう。ストックホルムの宿泊スカンディック・ソレンティーナは郊外にある。
     ニュータウンを建設中の場所だった。16:30に到着。
     部屋は7Fのビジネススィートだった。リビングとベッドルームが別々になっている。
     インテリアのセンスがよい。ベッドライトや読書灯、クローゼットも2つあった。
     TVは薄型のフィリップス、浴室もシャワールームが独立していてよろしい。冷蔵庫はない。
     コーヒーなどのコンプリメントもあった。

     18:00にホテル内のレストランへ。なんとセルフサービスの定食メニューだと。人件費節約らしい。
     他のツアーが説明不足のため多く取ったらしくて、サーモンロールの数が足りなかった。
     メインはポークソテーで、ビールは60SKR(1188円)だった。

     食後にTさんと散歩に出た。現地ガイドの説明をちゃんと聞いてなかったので、てきとうに歩く。
     ショッピングセンターの中を通り抜け、バス停にある地図を見たが要領を得ない。
     嗅覚を働かせて海方向をさぐった。教会の横を通って坂を上がったり下ったり。
     15分強でなんとかバルト海へたどりついた。
     入江は砂浜になっていて水鳥の休憩場所のようだ。黒い鳥が岸辺にいたが逃げること。
     ハマナスの花や実がたくさん見かけられた。
     入江の向こうには中層のマンションが数棟建っていた。空は雲が多い。

     ホテルへもどって売店でキャンデー10SKR(198円)を購入し、スウェーデンクローネを使い切った。


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