初夏の花旅 北海道2008

      7/9(水)  博物館網走監獄

        6:30起床。ありゃー、曇ってるわ。
        TVの予報では網走は午後から雨。紋別は雷警報だと。これは、ワッカはまたしても中止だ。
        とりあえず午前中は以久科原生花園を中心とした観光にし、昼頃網走に移動して、午後はたぶん監獄見学、てとこか。
        7:00朝食へ。今朝は赤魚の塩焼きとイカの塩辛、目玉焼きとサラダ、山くらげなどで満腹。
        朝これくらい食べると昼食は軽くてよいので、助かる。

        8:45チェックアウト。斜里第一ホテルは朝食もよかったし、快適ステイだった。カートを預かってもらい出かける。
        以久科原生花園をめざしてウォーキング開始だ。
        猫の写真を撮り、津軽陣屋跡の碑を眺め、ひたすら歩く。

        オホーツク霊園あたりから道端の花がきれいだ。
        エゾスカシユリがまとまって咲いているところもあるし、ハマナスの潅木も見かけた。
        花自体がとても美しい。


オホーツク斎場あたり

        45分かかってようやく以久科原生花園に着いた。クルマで来ている人が3組ほどいた。
        しかし、ここはもひとつだった。雑草が背高く生い茂っていて歩くのにも苦労した。
        かんじんのエゾスカシユリはあるにはあるが、思ったより少ない。
        柵を張り巡らせて保護してあるのだが、保護されていない道路沿いの花のほうがずっと美しかった。
        30分くらい散策したあと、来た道をもどった。




以久科原生花園の花たち

        途中の交差点を左折して、知床博物館へ。300円で入館。
        アイヌの写真などの興味深い展示。NHKのドキュメントもののビデオなどがあった。国鉄廃線とか。
        津軽藩士の災難の経緯が詳しく説明されていた。
        外にはワシ類の展示。高山植物園もあった(たいしたことない)。


知床博物館                     津軽藩士慰霊碑

        隣接している津軽藩士の慰霊碑も見学。カラスが怖い。

        ホテルでカートを受け取り知床斜里駅へ。
        12:37の電車で網走へ。ずっと空は曇っている。気温は高くないが湿度は高い。
        13:24に網走着。
        グリーンホテルへ行くと、チェクインさせてくれた。シングルの予約だがツインをくれた。
        すぐに外出し、網走駅構内の喫茶店でハヤシライスの昼食。630円。
        14:16のバスで博物館網走監獄へ。乗客は私のみ。14:21に着いた。


博物館網走監獄

        網走監獄は以前から是非見学したかったところで、ゆっくりまわり2h30かかった。
        牢屋そのものはともかく、木造の建物がそれぞれ妙に美を感じさせる。
        放射状になっている監獄棟は、冬にはストーブも廊下に置かれていたようだ。
        だが囚人たちはオレンジ色の木綿の服だけ。
        北海道の道路や鉄道建設にも使役されたらしく、過酷な囚人生活だったようだ。あたりまえだが。
        それぞれの見学ポイントにはマネキンもいて、なかなかリアルな展示。
        行刑資料館などもとても興味深かった。
        休泊所の丸木の枕とか、煉瓦造りの独居房とか、とにかく悲惨だ。
        庁舎のミュージアムショップで文庫本を2冊などいろいろ購入。
                   「五寸釘寅吉の生涯」 山谷一郎著 オホーツク書房
                   「脱獄王 白鳥由栄の証言」 斎藤充功著 幻冬舎


鏡橋下の睡蓮                    後年模範囚だった寅吉


行刑資料館の展示


いちおう暖房はある      五翼放射状平屋舎房      脱獄!!!!!!


教誨堂                       釧路集治監
映画上映などもされた                網走囚徒外役所正門


博物館網走監獄の花たち

        監獄食も体験したかったが、14:30にオーダーストップとなっていて残念だった。
        17:16のバスで駅にもどった。
        コンビニで食料を購入してホテルへもどり、大浴場でひとっぷろあびる。

        今日は結局曇りのまま過ぎた。明日こそワッカに行けるかな・・・?


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