旅日記 2008ルツェルン

       6/3(火) ツークとスルゼーを歩きまわる

         6:40起床。TVがないので外の様子がもひとつわからないが、鳥のさえずりが心地よい。
         7:15朝食へ。昨日とはちょっとちがうメンバー。連泊する人は少ないのか? しっかり食べて満腹。

         8:20出かける。空はヘンな雲が多い。
         8:35の電車でツークへ向かった。ツークも曇りだ。
         ツーク湖方向へ歩くと湖船乗場には欧系年配団体が大勢集まっていた。トレッキングシューズの人もいる。

         当初は午前中にツーガーベルクに上って散策するつもりだったが、この空の感じでは不安だ。
         眺望ものぞめないだろうから町歩きに変更した。(見学場所は午前中休みなので残念だが)
         湖岸からの光景でもピラトゥスはぜんぜん見えず、リギも半分は雲隠れ状態だ。


ツーク湖のほとり

         ツーク湖ぞいに旧市街まで歩く。なかなか個性的な建物が多い。
         Kolnplazが中心みたいだ。


ラーツハウス         時計塔

         オズワルド教会は入口やドアの彫刻が歴史的。内部の壁は新しかったが、祭壇や彫像は古いものだった。
         天井も漆喰に草花の模様が描かれていて、ちょっとバンベルクの教会を想いだした。
         脇にあるお堂の窓ガラスも古そうだった。


オズワルド教会                         ツーク城

         ツーク城は民芸風の見かけ、少し歪んでいた。内部見学は午後のみ。
         ラーツハウスのある付近も趣のある町並みだ。


じっと眺めていたい建物が続く

         湖岸沿いに引き返した。

         11:02の電車でルツェルンにもどり、ルツェルン市立美術館へ。先日見れなかった絵を鑑賞しよう。
         入口にはホドラーの樵が鉈を振り上げる絵がポスターになっている。これはベルンでも見た。
         スイス出身の画家の絵が集められている特別展のようだ。スイスパスOK。
         フュースリが4点。神話題材のものみたいで好み。
         ホドラーは1800年代のものもあったが、今一。やはり後期のスイスの風景などがよい。1918年の山と湖の絵もあった。
         ベックリンの子供の顔の絵。グレーとピンクでなんともいえない目をした表情だ。


ルツェルン市立美術館

         またしてもコリア・タウンへ行った。昼のランチビュッフェ18CHFとビール4.6CHF。

         ルツェルン13:45発で14:00すぎにスルゼーへ着いた。晴れて陽がサンサン状態だ。
         バーンホーフ通りを歩いて旧市街方向へ。地図もないしインフォメーションも不明なのであやしげな観光だ。
         駅の近くはなんということはない普通の町。大型のモールもある。
         旧市街の中心と思われる立派な教会へ入ると、小学生たちが見学していて説明を受けていた。説教壇などよい。


スルゼー 市庁舎と教会




人馴れした子                       古そうな塔

         小運河の向こうにも見学者たちがいたので行ってみると、「洗濯の家」?があり、古めいていた。スルゼーは中世都市だったのだ。
         人懐こい猫に遭遇。近所の飼い猫だろうが、とってもフレンドリーだった。
         木陰の道を散歩する。センパッハ湖へ行き着くかと思ったが、団地みたいなところに入り込んでしまい引き返した。
         どうも地図がないと散歩もあてがなくてダメだ。


スルゼーの家々

         スルゼー15:57の電車でルツェルンにもどった。
         駅地下のCOOPでアイスティ1.05CHFを買い、猛ダッシュで16:25の船に乗った。

         一駅のリドで下船。交通博物館はスイスパスフリーだ。
         昔の鉄道車両がたくさん展示されている。最後の蒸気機関車は下にもぐって見学できて面白い。
         クルマも馬車からスポーツカーと盛りだくさん。
         船は日本の宝船の象牙細工(?)まであった。
         トンネル掘りはリアルなフィルムを背景に興味深い展示だ。
         最後あたりにパチンコの機械を思わせる楽しいおもちゃ?があった。






楽しい展示の数々

         18:11の電車でルツェルンにもどった。スーパーで夕食用にピザとカットフルーツなど購入。
         
         今日はツークとスルゼーを散策。ルツェルン市立美術館と交通博物館も見学できてよかった。
         いよいよ明日はもう帰国だ。
         食べ物など節約に努めたつもりだが、やはり1〜2月のマルタ・ドイツ旅行のようにはいかない。
         同じ日数でも2万円くらいは高くつきそうだ。
         22時くらいから雨が降り出した。


       6/4(水) ああ帰国

         6:40起床。今日は雨のようだ。
         7:20に朝食へ行くとまだ客はいなくて後からイギリス人夫婦が来たくらい。
         朝食係りの看守人とは挨拶程度しかなじめなかった。やっぱり囚人の心境なのかしら、私も。

         荷造りをすませて8:40にはチェックアウトした。ルームカードを返却。
         シトシト降る雨の中、フードをかぶって駅へ向かい、カペル橋を写真撮影した。


ルツェルン 雨のカペル橋

         9:10の電車は定刻発車したが、なにかトラブルでもあったらしくツークまでですでに10分以上遅れた。
         チューリヒ中央駅でも長らく停車。外はザンザンの雨降りだし、まったくなー。
         車内放送もあったが、結局16分遅れて10:29にチューリヒ空港駅に着いた。SBBにしては珍しいディレイだ。
         13:00のフライトなので余裕はあったが、帰国日にこういうふうだと精神的によくないわ。

         ターミナル1のスイスエアのエコノミーでチェックインし、出国審査もスムース。スタンプは省略のようだ。
         3.7CHFの水だけ買い、搭乗口で待機。
         LX160は定刻13:00に離陸。
         食事はボリュームがおさえぎみでちょうどよい。間食もロールサンドとかアイスとかあった。
         個人TVのゲームで数独にいどみ、2回成功。数独はスイスの新聞にも毎日載っていた。流行かも。


       6/5(木)

         順調なフライトで、定刻よりも早い7:40ころ成田到着。
         8:49の京成電車で船橋下車。JR総武線に乗り換えて東京駅へ。座れなくて失敗した。
         11:00の東名高速バスで名古屋へ向かった。


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