旅日記 2008ルツェルン

       6/1(日) トリュプゼー散策

         6:30に目が覚めると、なんと窓から一筋の光が差し込み青空が広がる予感が・・・!
         今日はブルンネンからルツェルンに宿を変えるのだが、当初の予定では午後にインス村へ行くつもりだった。(アンカーの故郷)
         だがこの好天を逃す手はない。エンゲルベルク方面のハイキングに変更。

         7:30朝食室へ。今朝は個人客ばかりだった。ゆっくりできるわ。
         8:40にはチェックアウト。宿代はおとといに支払済み(87.5×3泊)。まあまあの宿だった。不思議と落ち着けた。
         ブルンネンにはStoosとかUlmibergとかの展望台やそこからのハイキングコースもあるようだった。
         
         9:08の電車でルツェルンに向かう。9:55にはルツェルン着。
         ルツェルンのロッカーは高いので、カートはエンゲルベルクまで持っていくことにした。ホテルへ預けに行くと電車が1h後となる。
         10:11のエンゲルベルク行きに乗る。みなさんハイキング仕様の個人客だ。インド系の家族連れもいる。
         シュタンス付近の湖の眺めがよい。天気がよくて暑いくらいだ。
         エンゲルベルク手前はすごい角度で登っていく。このあたりも3年前は被害を受けたのだろうが、あまり痕跡はない。
         11:12に少し遅れてエンゲルベルク着。
         ホームにあるコインロッカーは3CHFだった。こうでなくっちゃ。


エンゲルベルク駅から歩いて

         ティトリス方面のロープウェイ乗場まで10分くらい歩いた。建築中の建物がたくさんある。
         あたりの駐車場には観光バスがたくさん停まっていた。みなさんティトリスなのね。
         窓口でトリュプゼーまでの往復のチケットを購入。スイスパス半額で13.5CHF。
         ゴンドラに15分乗るあいだも、下には緑の地面が広がってトレイルが続いている。

         トリュプゼーに着くと、あらー、山肌にはまだ雪がいっぱい。湖面にも雪が残っていてまだら状態だ。
         1800mくらいだが、ティトリスの影になっているためかも。
         観光客はいっぱいいて写真撮影に励んでいる。インド人たちは歩く時間がないのかもしれない。


トリュプゼー

         せっかく来たのだから予定通りに湖を一周することにした。けっこう歩いている。
         トレッキングシューズだから大丈夫だが、雪渓が道路をふさいでいるところが10箇所くらいあった。
         山と湖の景観はもひとつだが、空は晴れ、タンポポその他の花がきれいだ。
         6月後半や7月以降だともっと花の数は多いのだろう。
         途中のレストランもまだ休業中だ。造成作業のためか砂利などが積まれていた。



         1hで歩き終える。
         トリュブゼー駅の前にあるホテルの喫茶で野菜サンドとビールを購入し、外の席で山を眺めながらランチだ。


インドから中国から大人数               ランチ

         団体が続々と下りてきて、中国人観光客はホテル内に入っていった。昼食だろう。
         インドの人たちは毛皮や厚手のウールのコートを手にしていた。ティトリスは寒いのかもしれない。

         ゴンドラで一駅下りた。Gerschnialpから標識に従って歩き、Unter Trubseeレストランまで往復した。
         牧草地に出ると、白い花の群落が見事。もちろん季節のタンポポもたくさん咲いている。         


標高1000m少し上のあたりはベストシーズンだ





         カウベルが響きわたる中の散策は、とても爽やか気分だった。
         Unter Trubseeで少し休憩しまた同じ道をもどった。1h20くらい。

         駅で着替えてエンゲルベルクに下りた。
         急ぐこともないのでエンゲルベルクの町をちょっと散策。ホテルや商店が多い町だが、山の斜面には別荘みたいなシャレーがある。
         ホテルは前世紀的な堂々としたものもあり、リゾート地として歴史があるのかも。




エンゲルベルクの町中

         修道院に行ってみた。中には入れないみたいだったが、庭の花がきれいにしてある。
         隣りの教会へも入ってみた。内部は新しいのか白くて明るい雰囲気だった。
         前にあるお堂にすばらしい祭壇があった。


エンゲルベルク修道院の中庭

         駅にもどりカートを出して、16:45の電車でルツェルンに向かった。
         18時前に着き、地下のセルフレストランでスープとサラダの夕食。味はよい。

         カートを引いて橋を渡り、ホテル・レーベングラーベンへ。今夜から3泊する旧監獄ホテルだ。
         2組まってようやくチェックインした。開錠ナンバーが記されたルームカードをもらった。
         エレベーターがないし天井は高いのでちょっと疲れる。廊下などほんとに監獄だわ。展示品がいろいろあって面白い。
         部屋はシャワー付のツインだった。鉄柵の付いた高くて小さめの窓やベッドはまさに牢屋。
         室内にある洗面台はホーロー引き。詮無し。
         椅子とテーブルと収納がないので、荷物を広げるのに苦心した。


10年前まで実際に監獄だったレーベングラーベン



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