旅日記 2008グリンデルワルト
5/28(水) ホドラー展&晴れてハイキング
昨夕から降り出した雨はだんだんひどくなり、夜中には雷をともなう暴風雨となった。
6:30起床。シトシト降る雨。
7:30朝食へ。今朝は韓国人のカップルと私のみ。こんな朝はみんなゆっくりよ。
パンをスライスしてトースターで焼き、ハムとチーズのホットサンドを作成。カットするチーズを3種類。
ストロベリーヨーグルト、ゆで卵にオレンジジュースとコーヒー。満腹。
8:40ホテルを出て目の前のグリンデルワルト駅へ。
ホームには日本人観光客が団体で3組はいた。みんなクライネ・シャイディックからユングフラウヨッホへ行くのだ。
ユングフラウでは雨に濡れる心配はないから軽い装備で大丈夫。
だが、半袖に短パンの女子や薄着の中年女性は寒いと思うよ。
眺望はまずダメだろうが、ツアーのツラいところだ。
8:50の電車でインターラーケン・オストへ。ツヴァイリチューネンあたりから雨は上がっていて、降った様子もなかった。
シュピーツで乗り換えて、ベルンに10:23着。
地下の窓口ではらちがあかなかったので、1Fで番号札を取って10分くらい待った。
スイスパスを見せ、20%offのホドラー展のチケットを購入。(18→14.4CHF)
ベルンは晴れていて暑い。25℃以上ある感じ。
ベルン美術館のホドラー展はにぎわっていた。さすがに国民的画家だ。
ホドラーの代表作はそろっているし、個人所蔵の初めて見る絵も多かった。
風景画には期待していたサン・プレからのものはなかった。
が、トゥーン湖やシェーブルからのレマン湖と山を描いた清清しい絵がたくさんあった。
「夜」の部屋では中学生がレクチャーを受けていたり、その他の絵の前でも模写やメモを取る学生がいた。
1hくらいで見終わり、画集は重いし葉書ももひとつ気に入ったものなし。
ランチは手早くCOOPのセルフですませよう。
ビールと惣菜の量り売りで14.75CHF。旬のホワイトアスパラは歯ごたえがあって美味だった。
午後は雨だったらリッギスベルクの美術館へ行くつもりだったが、晴れたので山歩きに変更。
13:04のオスト行きに乗り、乗り換えてラウターブルンネンへ。よしよし、晴れている。
14:46のロープウェイに乗り、グリュッチュアルプで下車した。
新しくして1年半 ロープウェイからの眺め
ユングフラウ3山の眺めがよい。足元はなんといってもタンポポが主役だ。
緑の大地に映える黄色を撮影しながら気分よく歩く。最高。
林と尾根とをくり返し、ほぼ線路に沿った道なので安心だ。向こうから来る人が多い。
山を眺めながらハイキング
水溜りの部分には新しい土が掛けられていた。ちゃんと整備しているのね。
暑くて汗が流れるくらいだ。サングラスを持ってこなかったのは失敗。帽子もないのでハンカチで代用した。
靴はウォーキングシューズでも大丈夫な道だった。
ミューレン近くのアイガー、メンヒ、ユングフラウ
予定どおり16:00にはミューレンに着いた。10分休憩。
やはり3年連続で行っているブルーメンタールの様子を見たいので、行くことにした。
Blumental-Panorama Trailは前回も歩いたが、また歩く。
小道の両側にタンポポがきれい。
アルメントフーベルのケーブルはまだ運休している。
息を切らせながら坂道を上がると、2年前とはぜんぜん風景がちがう。
まだ雪がある部分が多い。
冬から春へ
クロッカスが咲き始めたブルーメンタール
白く点在するのはクロッカスのようだ。可愛らしい。
その他の名前のわからない花もいろいろ咲いていた。
レストランも休業しているし、ブルーメンタールの標識も小屋の脇に立てかけられていた。
まだハイキングルートとして整備されていないのだ。
あら、標識が!
2004年に見た世界がウソのようだ。季節がちがうとこうも別物なのね。自然はすごいわ。
観光客の姿もなく、ただ同類と思われる欧系じいさんが一人丘の上に登っていった。
同じ道をミューレンへ引き返し、(20分とあったがそれくらい)17:36の電車でグリュッチュアルプへ。
さらにラウターブルンネンと下り、18:03の電車でツヴァイリチューネン乗り換え、18:39にはグリンデルワルトへ着いた。晴れ。
町をうろついたが、Take Awayとある店は食事は終了だというし、COOPは18:30で閉店だ。
開いているのはホテル付属その他のレストランだけ。軽食スタンドや惣菜屋は見あたらない。
グリンデルワルトは私にとっては滞在に不向きな町だとよくわかった。
自販機で買ったチョコ菓子、その他の手持ちの食料で夕食にした。
今日はホドラー展を鑑賞できたし、グリュッチュアルプ→ミューレンを歩き、ブルーメンタールの様子も見ての充実した一日だった。
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