旅日記 2008モントルー
5/24(土) ビールのヴァルサー展、エーグルの城
6:40起床。どうも深夜に目が覚める。時差のなじみもいつもより悪いし、葛根湯の効果も今一だ。
TVがないので確かにはわからないが、昨日の新聞によると曇りで雨や雷マークだった。
実際窓からの空も雲が厚くて、昨日の青空がウソのようだ。
7:40に朝食室へ行くと、日本人の家族連れがいた。湖向きの部屋だそうだが、電車音で眠れなかったとのこと。
8:30に雨が降り出してやんだ。これでは洗濯物の乾きも悪いわ。
9:10出かける。当初の予定ではナルシス続きでレ・ザヴァンへ行こうと思っていたが変更。
9:19の電車でローザンヌ乗換え、10:40すぎにビール/ビエンヌに着いた。空は同じような状態。
SBBビール/ビエンヌ駅
駅前のインフォメーションでノイハウス・ミュージアムへの行き方を聞き、マップももらった。
なかなかいい雰囲気の町、落ち着いた邸宅が残されている。
徒歩10分くらいで運河に囲まれた美術館に着いた。スイスパス有効。
カール・ヴァルサー展を鑑賞。
カール・ヴァルサーは1908年に何ヶ月か日本を旅し、目にしたものを題材に絵を描いた。
また、持ち帰った浮世絵や着物などが展示されている。
歌舞伎の役者絵は浮世絵と西洋画をプラスした感じで、繊細で美しかった。
京都祇園祭りの絵は見物する庶民の様子など興味深い。みんな和服だ。
授乳している女性も描かれているのは、よほど印象に残ったのかもしれない。
加茂川の納涼床もあった。100年前の日本、別世界だ。
ノイハウスには他に時計の展示とか細かい収集品の展示もあった。
床続きの館は趣がありげに見かけられたが、見学は可か不可か不明だった。
ノイハウス美術館
12時くらいには出て、旧市役所方向へ。
リンクという中心にたどりつき、カラフルな噴水の写真を撮る。
しばらく歩きまわり、なにげなく目にした運河沿いのレストランRomandへ入った。
すいていたのでどうかと思ったが、味はよかった。
グリーン・サラダとポーク・エスカロッペに赤ワインとコーヒーで37CHF。
ワインは200mlで9CHF、これで普通レベルみたいだ。
客は地元の人ばかりみたい。マダムが一人できびきび立ち回る感じのよい店だった。
また雨がポツポツきている。
ビールの中心部
ビール駅にもどり、14:19に乗った。この電車はローザンヌには寄らずにモルジュに行った。
15:18にモルジュ着。
おとといのリベンジでアイリス庭園へ行こうと思った。だが、15:50のバスは土曜には走らない。
その次だと待ち時間が長すぎるし・・・・よくよく縁がないな。
ミグロに寄って夕食用にキッシュを購入。
モルジュ16:05の電車でエーグルに向かう。天気は回復し青空が広がっている。
16:50ころにエーグル駅に着いた。駅前にはいっぱい電車が並んでいた。
市街図の看板を眺めて、シャトーの位置を確認し、道順を頭に入れて歩き出した。
羊が飼われていたり、ワイン農家らしい家がだんだん現れ、あたりには葡萄畑が広がってきた。
エーグル城への道
城付近の葡萄畑と山
15分くらいでエーグル城に着いた。一部工事中で覆いがかかっている。
小さい城はワイン博物館になっていた。スイスパス有効。
荷物を預かってもらい、タイムリミットを聞いて見学開始だ。ワイン作りの巨大な樽や道具類が展示されている。
会議室の天井はフレスコ画で植物などが描かれていた。
塔付近は工事で入れないし、そう広くないので40分程度で見学終了。
エーグル城
外に出るとまた曇り始めていて、へんな風が吹いていた。
18:08エーグル発で18:18モントルー着。
今夜で4泊目だ。もう別のホテルを探すのもめんどうなので耐えよう。
←5/23へ スケジュールへ 5/25へ→ ホームへ