ドイツ旅日記 2008

     2/2(土) ウルムからシュトゥットガルトへ

      昨夜は雪が降ったらしく窓から見える隣りのルーフガーデンは雪化粧していた。
      7:00起床。土曜は朝食が8:00からなのでゆっくりスタートが余儀なくされる。
      夏であれば朝食をパスして早朝に駅で食べてもよいが、足のこともあるので急ぐべきではないのだ。
      レセプションに行って、9:00ころ荷物を下ろすのでリフトを動かしてくれと頼んだが、たぶんダメだろう。
      設備があっても使わせないというのは、あきれたものだ。まあそういうレベルということだろう。
      8:00朝食室へ。今朝は中学生の団体(20人以上)や欧系の家族連れがいた。
      いんげんや人参があり、グリーンサラダにゆで卵を刻んでミックス。
      パンはチーズサンドにし、りんごも1個。
      給水器もあるのだが、そうとう水を細くしてあるのでちょろちょろとしか出ない。これなら置かない方がマシ。
      そういえば部屋のウォークインクローゼットの電灯も切れていたが、これも節約か。

      8:55チェックアウトする。リフトは動いていない。5Fから下ろすのはけっこうたいへんだ。
      このミュンヘンのA&Oホステルはスペースや室温はよいのだが、土日の8:00朝食といい、朝のリフト使用不可といい、ちょっとね。
      
      9時過ぎのトラムで中央駅へ。雨上がりだ。
      9:39発のICは20分遅れるとの表示が出た。雪の影響らしい。
      ホームは冷え込むので使い捨てカイロを2個使用。
      10:05ころにようやく入線して発車した。ウルムへの途中の野原は雪が積もっていた。

      11:20ころにウルムに到着した。ホームのロッカーにカートを入れる。2ユーロ。
      構内の自販機でシュトゥットガルトまでのチケットを購入しておく。16.1ユーロ。
      青空が広がっているが、風は冷たい。
      メインストリートを歩いて10分で大聖堂へ。とても塔へ登る元気はないので内部の見学だけ。


ウルム 大聖堂


大聖堂の側面


ウルム大聖堂のファサード

      ステンドグラスはすばらしい。白の柱に光が反射してきれいだ。
      フレスコ画の浮き彫り彫刻があった。時代を感じさせる。
      そして、合唱団席の茶色の木彫りもすばらしかった。人間の頭像が中世風の職業別姿で向かい合っているのだ。




ウルム大聖堂内部

      大聖堂前の広場は野菜市などが開かれていてにぎやか。みんなマイバッグ持参で買いに来ている。
      ネコヤナギがたくさんあったが、何に使うのか大量に積まれていた。


ミュンスター広場の野菜市


市庁舎

      壁の絵が目を引く市庁舎をまわりこんで、シーフェス・ハウスにたどりついた。
      屋根といい、すごいわ。運河の中に建っているみたいだ。
      地元の新婚カップルがカメラマンを引き連れて撮影をしていた。今日は土曜日だ。


シーフェスハウス(傾いた家)と運河

      ドナウ川に出るとあちらこちらに散策する人々がいる。
      白鳥に餌をやったり、写真を撮っている人もいた。


たくさんの水鳥                         肉屋の塔


ドナウ川沿いの城壁

      肉屋の塔をくぐって、来た道をもどった。

      ウルムのバーンホーフ通りの人ごみをかきわけ、12:45に駅に着いた。
      0.5ユーロでトイレをすませ、ロッカーからカートを出して連絡通路を通る。忙しい。
      12:55発のシュトゥットガルト行に乗り込んだ。
      順調に13:56にはシュトゥットガルトに到着した。

      まずは腹ごしらえ、と駅構内のノルトゼに入った。ここは立食だ。
      名前のわからない魚サンドとりんごジュースで4.04ユーロ。美味しい。
      外に出ると、シュトゥットガルトも晴れだが冷風が吹いていた。

      ホテルMackは想像していた場所にあった。
      車の多い道を横切るのがちょっと苦労。階段もある。迂回すると坂道もある、と後でわかった。
      チェックインして支払いも済ませた。1泊。35ユーロ。
      小さいし手動のドアだが、リフトもある。こじんまりしたホテルだ。
      部屋はそう広くはないが、シャワー付シングルで機能的。日当たりがよい部屋。車の音は気になる。
      ヒーターはよく効きそうだ。


シュトゥットガルトのホテル・Mack

      駅向こうの州立絵画館をめざした。
      地図を見て最短距離の地上から行こうとしたら、歩道がなくなっていて車のみの道路になっている。
      下の緑地帯に降りて、なんとかたどりつくことができた。
      シュトゥットガルトはクルマ中心の街だ。


旧館        シュトゥットガルト州立絵画館      新館

      旧館らしい建物の入口は閉鎖されていて、?と思ったが、右手の新館から入れる。4.5ユーロ。
      P・ブリューゲルのカササギ?1568とか、
      レンブラントの21歳のときの作品「Saint Paul in Prison」1627
      カルパッチョの大作、ルカ・ジョルダーノの自画像
      ホドラー、セザンヌが数点、ピカソはたくさんあった。
      なぜかアンディ・ウォーホルとバーン・ジョーンズとクラナッハが同じ部屋にある!!!
      と、よくわからない展示の仕方だった。
      それはいいが、目的のラートゲープのヘレンベルクの祭壇画が見つからないのだ。
      係員に聞くとそれは旧館にあるらしく、そこはクローズで見れないのこと。ショック!
      これを見るためにわざわざシュトゥットガルトに1泊することにしたのに・・・・。
      旧宮殿にも行きたかったが、もう時間がないので今日はあきらめる。


ケーニヒ通り

      ケーニヒ通りに賑わいの中を歩いた。衣料品店や靴屋が多い。
      パン屋やカフェがたまにあるが、レストランがない。
      ビアホールも見あたらない。
      一軒ようやく由緒ありげな店を見つけたが、ちょっと一人で入れる雰囲気ではなかった。空席もなさそうだったし。
      チェックしていた他の店も発見できずに、足をひきずって駅近くへもどった。

      ステーキハウスがあったので、そこに入った。Block House
      ビーフステーキ(さつまいものマッシュポテト、ガーリックトースト添え)に野菜サラダが付いて19.9ユーロ。
      ビールが2.7ユーロ。久々にまともな食事をした。 

      水500ml1.2ユーロを購入してホテルへもどった。

      今日は駆け足のウルム、ヘレンベルクの祭壇画が見れないシュトゥットガルト、とちょっと中途半端な観光に終わった。



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