ドイツ旅日記 2008

     1/28(月) バンベルクを散策

      今日からいよいよドイツの旅がはじまる。
      6:30起床。
      7:00朝食室へ。玉子やセルフのカットチーズ、ケーキまであって久々のビュッフェだ。ドイツの朝食は好き。
      そうたくさんは食べないにしても気分的に豊かになる。
      スクランブルエッグ、ソーセージ、ハム、カマンベール、ヨーグルト(+缶詰フルーツ)、きゅうり、オリーブ。
      東洋人の個人客が目に付く。日本人ではないような・・・。

      8:30チェックアウト。外は寒い。どんよりした厚い雲が垂れ込めた冬のドイツだ。
      フランクフルト中央駅へ。
      8:54のICE527はほぼ定刻発車だ。前もって日本でフランクフルト→バンベルクのおトクなチケットを指定で購入してあった。
      2等車でも座り心地はよい。だが足元がとても冷える。なぜか冷たい風が入ってくるのだ。
      スピードが出てるからか、こちらの体調のためか、参るなー。
      車窓は冬枯れの風景が続く。が、緑の芽が出たのかの畑もある。
      検札に来たのでプリントアウトした紙を見せ、クレジットカードも必要だった。

      10:03にヴュルツブルク着。すぐに5bのホームでラクな乗換えだ。
      10:09にRBは発車、停車駅は多い。
      11:23バンベルク着。ここも曇り。
      到着した1番ホームにはコインロッカーがあった。2ユーロ。
      トイレに入ったらおじさんがいて0.5ユーロ取られた。

      旧市街に向かって歩き始めた。
      けっこう商店が多い。セールをやっているためか人出もある。


バンベルク新市街

      旧市庁舎はカラフルなフレスコ画が描かれていて観光客がとりまいていた。


旧市庁舎


旧市庁舎付近

      大聖堂をめざして歩く。


もうすぐ大聖堂

      坂を上がってドーム・プラッツに出ると、石畳が広がった。
      新宮殿の大きな建物、旧宮殿の木造ぽい建物、そして大聖堂。

      大聖堂に入ってみると内部はとても広く圧倒される。
      入口近くの柱にバンベルクの騎士のりりしい姿があり、ハインリヒ夫婦の墓を守っているかのようだ。
      このリーメンシュナイダー作の棺の彫刻4枚は、レリーフでも深みがあり見ごたえがある。
      そして、反対側にファイト・シュトスの木製祭壇1523があった。彩色はされておらず、濃茶の立派なものだ。
      内容はよくわからない。


バンベルクの騎士                  ハインリヒ2世夫妻の墓

      旧宮殿入口の門の彫刻がすばらしい。
      年月を経た石に神話の神の姿かと想像させる浮き彫りの彫像だ。
      旧宮殿自体の建物も素朴な昔風だ。なにやらミュージアムもあるが今日の月曜は閉まっている。


バンベルク旧宮殿入口の門


門の彫刻


バンベルク旧宮殿

      そして新宮殿はうれしいことに月曜日もやっていて、ガイドツアーで見れるようだった。
      4ユーロ払って入場。しばらく2Fのギャラリーで待った。
      担当者が現れ案内してくれる。他に見学者はいない。
      部屋ごとに鍵を開けてくれる。それぞれに日本語でも説明ファイルがありありがたい。
      「皇帝の部屋」は天井一面にバロック的なフレスコ画。だまし絵とかで、四方が丸く見える。
      白い部屋はスッタコ彫刻がきれいだ。
      宮殿の主はギリシャ的なものが好きだったのか、天井や壁の絵はそういう題材のものが多かった。
      だが、中国趣味の壁に天井はギリシャというのはどうもセンスがよくない。
      ルートヴィヒUとも近いオットーという皇族がここで暮らしていたようだ。
      1人のツアーなので15分で終了。


バンベルク新宮殿

      新宮殿のバラ園からはバンベルクの町の屋根並みが美しい。
      バラ園も冬だが木の枝などがいい感じだった。


新宮殿のバラ庭園                     テラスの手すり


バラ庭園からのバンベルクの家並み

      下に下りてぐるぐる歩き回り、地元の人に聞いてようやくシュレンケルラへたどりついた。
      これまた中世の雰囲気があふれている建物だ。
      中は観光客も多いが、別室には地元風のおじいさんたちが和んでいた。
      ラオホビールは意外と美味しかった。もっとクセがあるかと思ったが、そうでもない。2.2ユーロ。
      Bamberger Zwiebelは玉ねぎの中にひき肉を詰めて焼いたもので美味。7.3ユーロ。
      ソースも美味しいし、付け合せのじゃがいもがまた美味しくボリュームもあった。

      レグニッツ川沿いを少し歩いた。小ヴェネツィア地区ということだ。


小ヴェネツィア地区                   聖ミヒャエル教会遠望


聖ミヒャエル教会への裏道で

      聖ミヒャエル教会をめざして坂道を上がる。遠くからも見栄えのする立ち姿だ。
      教会内部の天井は白く、植物のフレスコ画がデザイン的に描かれていた。
      とてもモダンで清清しい感じだ。外からの光が少ないので暗くて残念。
      裏のテラスからは町並みの眺望が開ける。


聖ミヒャエル教会

      今日は月曜なので美術館は全滅。でも町の散策だけでもじゅうぶん楽しめるバンベルクだった。
      活気のある町中を歩いて駅へもどった。

      自販機でニュルンベルクまでのチケット購入。10.9ユーロ。クレジットカードでなんとか操作できそうだ。
      16:09に乗り、17:12にニュルンベルク着。
      南出口への行き方がわからなくて、シティ側に出て果物屋台で買物したついでに教えてもらった。

      南出口のネルソン・マンデラ広場はもう暗い。
      少し迷ったがなんとか予約しているホテル・モーツァルトにたどりついた。5分くらいか。
      最初はベルを鳴らして玄関の開錠をしてもらうシステムだ。うー。
      階段を上がった2Fの小さいレセプションで上品なマダムにチェックインしてもらう。
      リフトはなしの4Fはキツいな。鍵は部屋と玄関との2本受け取った。

      部屋はラブリーなシングル。窓のカーテンなど可愛らしい雰囲気だ。ロッキングチェアがある。
      バスルームは寝室と同じくらいの広さ、シャワーカーテン付のバスタブも大きい。


ニュルンベルクのホテル・モーツァルト


1/29朝撮影                      部屋からの眺め

      冷えたのかセキが出るので葛根湯を飲んだ。
      洗濯に励む。
      果物とチョコレートで軽いディナーをすませた。
      風邪に用心して早めに就寝。




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