マルタ旅日記 2008

     1/26(土) 青の洞窟とヴィットリオーサと

      6:30起床。天気はよさそうだ。
      しかし、右足の腫れはきびしい。ホテルにこもることも考えたが、湿布を取替えサポーターを付けるとなんとか歩ける。
      ほんとに持ってきてよかった。(だが湿布は2日分しかない)
      今日は足の調子を見ながら無理せずに観光しよう。

      ルーフテラスへ行ってみると、スリーシティが美しい。
      サンタンジェロ砦はほんとに絵になる。右のドッグも壮観だ。


ブリティッシュ・ホテルのルーフテラスから

      朝食は1人旅客が2人。
      黒パンにチーズハムサンド。フルーツジュースにシリアルにコーヒーでけっこう満腹だ。


      8:40に出かける。レセプションのおじさんに薬局の場所を聞いた。
      土曜日でも営業しているみたいでよかった。9:00開店とのこと。
      角に猫がいっぱいいる。
      薬局で足を説明し、湿布シートを10枚購入した。(1枚が0.29ユーロ)
          後でわかったが、スウェーデン製のこのシートは消炎効果はなくて、結局単なる保護シートだった。
      銀行にいっぱい人が並んでいる。あちこちでだ。なんだろう?

      38番のバスは数分早く発車した。観光客は私だけだった。
      9:45にはブルー・グロッタもよりの停留所らしいところで下ろしてもらった。
      見晴らしがよい。遥か彼方には軍艦島のような島が見え、「冒険者たち」を連想した。


沖に要塞のような島

      歩き始めるとどこからかさっそく白タクの声がかかった。
      舗装されている下り坂なので自力で歩くわサ。


あのあたりが青の洞窟

      10分くらいで駐車場に着き、さらに歩いていくと小船が並んでいた。


チケット売場                       観光のボート

      10:00にはチケットを購入した。
      1人では乗せないみたいなので、しばらく同乗者が現れるのを待った。
      ボートが帰ってきて日本人グループが2艘で下船した。よかったとのこと。
      ドイツ人6人組が来た。いっしょに乗せてもらう。ずうずうしく最前列に座った。


いざ!

      ボートは多少揺れるがたいしたことはない。
      岸壁伝いに洞窟へ向かい、ところどころで停船し船頭が説明をしてくれる。
      海水との境の岩が赤くなっていたり緑になっていたり・・・・。
      光線のかげんで海の色はほんとに美しいブルーになる。




マルタの青の洞窟

      30分くらいで青の洞窟めぐりは終了。11:00くらいに船着場にもどった。
      カプリ島の青の洞窟とはまたちがって開放的な印象。なかなかよかった。
      太陽は芸術家、だね。

      その停留所でバスを待てばいいものを、一駅だけ歩こうとへんな考えを起こした。
      海や岸壁の風景がきれいで空気も美味しい。気持ちのよい散歩。
      だが歩けどもバス停がないのだ。
      後ろから138番のバスが来たので合図したが、停まってくれなかった。(当然だけど)
      ひたすら歩き、移動八百屋のおばさんにバス停の場所をたずねた。
      少し行ったところにズーリアZurreqのターミナルがあった。
      40分くらい歩いた計算になる。まったく捻挫者だというのに我ながらあきれる。

      11:45ころに34番のバスが発車。ヴァレッタにもどる。
      今日は日向の日差しがきつくて、半袖の人もいる。
      ヴァレッタのバスターミナルあたりはいちだんと人出が多い。

      目を付けていたカフェ、メリージヘ。
      メニューにもカラヴァッジョの自画像が描かれている。
      ビールにサラダを注文。
      サラダは野菜中心で木の実やりんごが入っていて美味だった。軽めのランチは7.2ユーロ。


カフェ・メリージ   South Str.

      午後はカラヴァッジョついでにフォート・サンタンジェロに行こう。
      1番のバスだ。

      けっこう時間がかかってヴィットリオーサ(ビルグ)に着いた。
      スリーシティーズの案内図があり、頭に入れて歩いた。

      だがヴィットリオーサの町中を歩いていくと、砦には岸壁づたいでないと行けないと言われた。
      ヴィットリオーサも堅牢な城壁の町、という感じだ。


ヴィットリオーサの町中

      南の海岸沿いには海事博物館の立派な建物、ヨットハーバー、カフェでくつろぐ人々、リゾートぽいかも。
      対岸のヴァレッタの家並みが美しい。ブリティッシュ・ホテルも見える気がした。


ヴァレッタのアッパー・バラッカ・ガーデンあたり


サンタンジェロ砦                   右の門の中にGuvaが・・

      サンタンジェロ砦の門は閉まっているので、やはり入れないのだと思い、あたりをブラブラした。
      と、砦の上に3人の人影が!
      門の中の担当者に聞くと、サンタンジェロ砦は公開していないが、明日は限定で入れるそうだ。
      Guvaがどこにあるのか聞くと、やはり門の中とのこと。
      明日は時間がないのよね。       Guvaは鳥籠という意味で、カラヴァッジョの牢屋

      いいかげん足が疲れた。
      思ったよりダメージは少ない感じだが、かばって歩くため脚自体が消耗する。
      モスタへも行きたかったが、この際おとなしくして、ホテルへもどることにした。
      バスでヴァレッタにもどり、水だけ買ってアッパー・バラッカ・ガーデンへ寄る。
      サンタンジェロ砦はほんとに見栄えがする。
      忘れていた郵便局の写真を撮った。昔イタリア騎士団の宿舎だった。カラヴァッジョも出入りしただろう。


郵便局

      19:10ブリティッシュ・ホテル2Fのレストランへ。
      おとといの夜もいた英国人老夫婦はもう席についている。早いね。
      良質の丸首セーターで正しい英国人という感じだ。挨拶のみする。
      給仕のおじさんがやたらソルフィッシュを勧めるので、兎のつもりが負けてしまった。弱いなー。
      フィッシュスープは出てくるのが遅いし、味が薄い。
      ソルフィッシュは炭火焼のようだったが、どうも固いしもひとつだった。
      だが、他の客にもどんどん勧めてたな・・・。エスプレッソも頼んで20ユーロ弱だった。

               
                 ■ 今日のにゃんこ


ヴィットリオーサを散歩




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