マルタ旅日記 2008

     1/24(木) ハイポジューム、タルシーン神殿、ガール・ダラム洞窟、ラバト

      夜中中凄い風。冬の嵐だ。
      6:00起床。ゆっくり荷造りをし、TVを見ると天気予報はとっても悲観的だ。一日中暴風雨とのこと。
      雲もそうとう厚くて、5日予報でも曇りの日が多いみたいだ。
      昨日カラヴァッジョを見たので、もうマルタの観光目的は果たしている。あとは軽いもんさ!

      7:30朝食室へ。
      日本人青年が1人いた。今日はゴゾへ行くつもりがヴァレッタなどに切り替えるとのこと。
      8:40チェックアウトし、荷物を預けた。レセプションは感じがよい。
      マルタは6泊なのだが、ずっと同じホテルというのもどうかと、3泊ずつ2軒にしていたのだ。

      バスターミナルへ行くと、9:00に11番と思っていたバスが来ない。
      同じ乗り場に13番が入ってきたので運転手に聞くと、ハイポジュームあたりに行くそうだ。
      9:15発で9:35ころにたぶんパオラ・スクェアに着いた。


パオラの町角

      小雨の中、運転手が教えてくれた方向に歩き、地元の人に聞いた。
      パオラは町なのでよかった。(聞く人がいて)
      標識があり、曲がるとすぐがハル・サフリエリ・ハイポジュームへの地味なドアがあった。(これは見落とすわ)


ハイポジュームのわからない入口

      9:40くらいに到着できてやれやれだ。ソファで待つ。

      10:00に10人でツアー開始。荷物を預けガイドフォンを装着する。
      ビデオで歴史を学習する。「眠れる女神」はやはり重要だ。
      女神のレプリカが展示してあるが、ホンモノとは迫力がちがう。
      博物館で見たホンモノは小さく感じたが、なんともいえないオーラが出ていた。
      細い見学路のポイントポイントで立ち止まり、説明を聞いた。
      そのつど見るべき場所がライトアップされるのだ。
      天井や壁に丸っぽい模様が描かれていて興味深い。
      世界最古の地下建築物ということで単一で世界遺産に指定されている。
      1時間ほどでツアーは終了。
      個人的な感想としては、正直なところわざわざ予約して1500円以上も払う価値はよくわからなかった。
      タクシーで乗りつけ、車椅子から下りて手すりをつかみながら見学している老人もいた。
      重要な歴史遺産であることはまちがいないのだろう。

      11:00に外に出て、近くのタルシーン神殿へ。
      模様が彫られた大きい石などがたくさんある。が、オリジナルは博物館だ。
      ここにも見学のグループが来ていた。
      雨の戸外見学はあっさりとすんでしまう。


使われていない入口     タルシーン神殿     保存状態はよいという

      パオラの町にはてきとうなレストランが見つけられない。
      バス停前のスタンドでチキンマッシュルームサンドとコーラを買い、ベンチで食べた。
      けっこうボリュームがあり味はまあまあだった。

      12:15ころに来た11番のバスでガール・ダラム洞窟へ向かった。
      運転手に下りるところを知らせてと頼んだのに忘れられ、終点まで行った。
      別のバスに乗り換えて少しもどって下車。


ガール・ダラム洞窟へ

      ガール・ダラム洞窟はあまり奥までは入れない。
      博物館には骨の標本がこれでもかというくらいびっしり展示されていた。
      洞窟付近には城塞都市の跡かなにか石垣がずっと残っていて、その眺めの方が面白かった。


洞窟付近

      バスでヴァレッタに引き返した。
      けっこうな雨だ。天気がよければガール・ダラムの先の港あたりを散策してもよさそうだったが。
      
      55番に乗りそこね、81番でラバトへ。(55番に乗れた場合はNaxxarのPalazzo Parisioへ行くつもりだった)
      おとといと同じ停留所で下りて、ラバトの町へ。


ラバトで見かけた廃屋

      聖パウロ教会は中には入れなかったが、なかなか美しいファサードだ。


聖パウロ教会

      少し迷い、聖パウロの地下墓地へ。4.66ユーロ。
      とても規模の大きいカタコンベだ。石をくりぬいた所に・・・と思うと気味が悪い。
      迷路状の地下には他に見学者もいてよかった。
      一人だったらちょっとビビリそうなところだ。


聖パウロの地下墓地

      聖アガサの礼拝堂と地下墓地はフレスコ画の色が鮮やかに残っていてすばらしかった。


聖アガサ地下墓地入口


ラバト パリッシュ広場

      イムディーナのバス・ターミナルへもどり、84番でヴァレッタへもどった。
      水を買う。
      カスティーユ・ホテルでカートを受け取り、ブリティッシュ・ホテルへ移動した。
      
      ブリティッシュ・ホテルは現地払いの予約だったので金額を確認してチェックインした。
      エアコンのリモコンを受け取りエレベーターへ。
      5Fの海に面したツインをくれた。小さいバスタブ付(段差のあるヘンな形状だ)。
      眺めは最高だが、強風が入り込んでくる。
      窓ガラスの隙間にタオルなどで目張りをした。
      ベッドの上方には電熱ヒーターもあるので、エアコンと両方点けると気温はなんとかなりそうだ。


シーヴュー!     ブリティッシュ・ホテル     (1/27朝撮影

      19:15ホテルのレストランへ。
      ガラス張りの窓が大きくて寒い。
      いったん窓側のテーブルに座ってもみんな内側のテーブルへと移動する人が続出だった。
      老夫婦、中年5人組、中年夫婦、私の4組。
      5人組にいっしょにどうかと誘われたが、気詰まりだと思うので断った。ご親切、ありがとう!

      フィッシュスープ、蛸のシチュー、白のハウスワイン1/2で20.02ユーロと安かった。
      フィッシュスープは何かの魚とトマト入りのコンソメ仕立てでとても美味しかった。
      蛸はなんとデミソースで煮込んであって、やたら辛い。このセンスは・・・・。
      生野菜が添えてあったのはよかった。

      今日は悪天候にもかかわらず、ハイポジューム、タルシーン神殿、ガール・ダラム洞窟、ラバトと
      いろいろ見学できてよかった。
      バスにも6回乗車できて満足だ。


              ■ 今日のにゃんこ


パオラの町の民家 外に出たい子




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