江原道

10/18(木)  待望の雪岳山でハイキング


雪岳山 権金城

 6:00起床。晴れてきそうな予感。
 6:30朝食。
 窓口に行って1泊追加をお願い。25000Wを払う。
 デジカメの充電は不完全でちょっと不安だ。
 
 7:50ホテルを出た。
 ちょうど7番のバスが来たので、合図して走った。時計を見ると、7:54だ。
 バスは通学の小中学生や通勤の人たちが乗っていた。
 長靴をはいた人や登山スタイルの個人旅行者もちらほら。
 車窓からは緑の木々の木漏れ日がまぶしい。
 途中のホテル街からも尼僧らしい人が数人乗ってきた。
 20分ほどで雪岳小公園手前の駐車場に着いた。


まずはロープウェイへ

 少し歩いた雪岳小公園の窓口で、2500Wの入場料を払った。
 あたりはもうけっこう人がいる。
 案内所をのぞいてみたが、もらうものはなさそう。ロッカーがあった。
 さらに先にケーブルカー(ロープウェイだと思うが)乗場がある。
 チケット売場には数名並んでいた。
 9:05のチケットを8000Wで購入。30分待ちだ。
 しばらくあたりをうろつくうちに観光客はどんどん増えてきた。
 団体が多いのだろうか。
 遠足風の小学生や欧米人のグループ。圧倒的に多いのは韓国中年組だろう。
 時間になったので乗場に行くと、混雑状態。
 トラピックスの方々もいた。
 バーコードチェックして、まじめに9:05のロープウェイに乗り込んだ。
 青空が広がり、遠くの岩山がきれいだし、束草の街や海の眺めがよい。
 岩肌の紅葉もいい感じだ。

 ロープウェイを下りて遊歩道にしたがい、権金城の頂上をめざす。
 狭い歩道は混雑している。



 頂上近くの岩一帯には人があふれている。
 頂上の途中まで登って景観を満喫した。
 岩山に黄色と赤と緑が模様を作って美しい。岩の雰囲気が独特だ。

 紅葉の華やかさはもひとつだが、全体的に渋い。
 写真屋も繁盛していた。
 太いきゅうりをかじって談笑するハングルピープル。
 ほんと、雪岳山(ソラクサン)は韓国の国民的観光地だ。


権金城でくつろぐ人々

 ケーブル乗場のテラスでコーヒー2500Wを飲みながら休憩。
 ここからは海の眺望がよい。晴れているとほんとに清清しい気分だ。
 コーヒーも美味しい。

 10:00ころ下りたらチケット売場は12:00となっていた。
 もう2h待ちということね。
 早く行ってよかった。人はまだまだ増えている。

 ケーブル乗場手前の橋を渡って飛龍瀑布をめざした。
 最初は上高地の梓川を連想させる風景だ。
 道端にはなにかしら食べ物を売っていた。

 しばらく歩くと食堂が並んでいて勧誘が盛んだ。
 見る目があるお姉さんに、サンチェ・ビビンパプが6000Wと確認し、後でねと挨拶。
 このあたりから自然石の階段が続き、だんだん山らしくなってきた。
 紅葉もぼつぼつだ。
 六潭瀑布はなかなか迫力があっていい。
 それを過ぎると鉄製の階段が続いて、渓谷の眺めが素敵。岩が白い。


飛龍瀑布へ向かう峡谷

 1hくらいで飛龍瀑布(ピリョンポッポ)に着いた。
 滝自体はどうということはないが、大きな石の転がる河原や遠くに見える山や全体の雰囲気がいい。
 岩に上に腰を下ろしてしばらく休憩した。


飛龍瀑布

 もどる途中で、なんと足が滑って転んでしまった。
 3段ほどすってんころり!
 トレッキングシューズを履いてきてこのザマ、情けないわー!
 韓国人のおばさんが助け起こしてくれた。カムサハムニダー。
    昨日の雨もあって石は滑りやすくなっているのだ。
 
 12:00ころに下見してあった食堂に入り、奥の山が見える席に座った。
 山菜ビビンパプを注文。
 ぶどうジュース(ワイン?)とじゃがいものチヂミはサービスだそうだ。
 トルソッビビンパプだったが味はまあまあだ。テンジャンチゲは美味しかった。満足。
 隣りの席に座った6人組はマッコルリ(ドンドンシュ?)を飲んでいた。
 よだれが出たが、値段が小で8000Wとあったし、午後からも山道を歩くのでがまんがまんだ。


山菜ビビンパプ 6000W

 小公園にもどり、大仏の写真撮影のあと新興寺へ向かった。
 新興寺は山奥にあるが、伽藍のそろった立派な寺だ。




格調高い新興寺

 次は飛仙台(ピソンデ)をめざして歩く。
 新興寺脇の橋を渡って進むこの道は、とても歩く人が多い。
 途中まで舗装されていて歩きやすいのだ。
 日本の中学生団体やインターナショナルな少年少女のグループもいた。


飛仙台への道

 1hで飛仙台に着いた。岩が強烈!




飛仙台は巨大な石が多い

 飛仙台から奥は登山コースみたいで、とても手に負えない。
 ひきかえすことにした。
 けっこう脚も疲れているので休憩しながら歩いた。ところどころにベンチがあるし座りやすそうな石もある。
 
 もう15:30くらいだったが、これから入場するのか道路は片側が渋滞していた。平日なのにね。
 バス乗場から少し歩いて、香城寺三層石塔を見学。
 まわりには建物も何もなくて、塔のみが道路沿いに残されていた。
 新羅時代のものらしくこころもち傾いている。
 長い風雪を耐えてきたのね。


香城寺三層石塔

 塔の前にもバス停があったが、始発の場所までもどって7番のバスに乗りこんだ。
 タイミングよく座れたが、発車時には数名立つ人が出た。

 束草高速BTで下車。
 Eマートへ行ってみた。
 1Fが食料品売場だ。地元民のためのものなので、旅行者にはちょっと買いづらい品揃えだ。
    (1個売りのヨーグルトがないし、缶ビールは3000W以上して高い)
 夕食と朝食用にいろいろ購入。

 17:00前にはテグォルパークへもどった。
 タオル交換をしてもらいに行くと、窓口には高校生みたいな男の子が座っていた。孫か?
 家族経営のモーテルというか旅館というか、なのね。

      本日のディナー
          Hiteの黒ビール  軽くて飲みやすい  990W(約129円)
          海鮮カップメン   イカ味で美味しい  550W(約72円)
          おにぎり       ツナ 牛のしぐれ  1200W(約156円)
          葡萄ゼリー     巨峰みたいで美味 1750W(約228円)          計585円

 今日は一日中絶好のお天気に恵まれ、とても満足な雪岳山観光ができた。
 ハイキングも飛龍瀑布と飛仙台の2コースを歩くことができてよかった。


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