旅日記 スロヴェニア  ポストイナ鍾乳洞

6/25(月)  「石の花」のポストイナ鍾乳洞へ

 今日は月曜だが祝日だ。
 ポストイナ鍾乳洞へ日帰りの予定。
 当初電車で行くつもりだったが、どうも駅から距離があるみたいで、バスにすることにした。
 8:00発がある。

 7:00ちょうどに朝食室の前には20人近くがオープンを待っていた。
 欧系の個人客やグループばかりで、昨日ほどの混雑はなかった。
 いそいで食べているとなんと日本人年配女性が同席。
 ユーレイルパスであちこちを周っておられるそうだ。
 
 7:40にはホテルを出た。
 リュブリャーナ駅バスターミナルでポストイナまでのチケットが6ユーロ。
 12番乗場から8:00に発車した。

 エアコンの効きすぎで、ポストイナ到着前なのにジャケットを出して着込んだ。
 バスは市街を離れるとのどかな農村地帯を走る。
 やがて山の中へ進んで、 S字カーブをくり返した。
 9:15ころ、ポストイナのターミナルに着いた。


ポストイナのバスターミナル

 ここも無人で鍵がかかっていた。祝日はこうなのね。
 帰りの時間を確認し(間違ったが)、いっしょに下車したカップルの後をついて行った。


鍾乳洞への道                         あとちょっと

 15分ほどでポストイナ鍾乳洞に着いた。
 駐車場は広く、観光バスがすでに何台も停まっていた。
 少し歩いたチケット売場で18ユーロをクレジット払い。日本語のパンフレットをくれた。
 トイレをすませて9:50には入口に並んだ。
 日本人ツアーグループも前にいる。
 レンタルのコートのカウンターがあった。
 もちろん持参のジャケットを準備する。


防寒コートのレンタルカウンター

 10:00トロッコに乗り込んだ。
 さすがにヨーロッパ一だというだけあって、鍾乳洞の規模が大きい。
 長く感じられたが、10分くらいかな。
 疾走するというほどではないが、けっこうスリルがある。
 鍾乳石の自然の芸術はすばらしい!

 鍾乳洞はとても変化に富んでいる。
 終点で下り、各国語の札の下でガイドツアーの開始を待った。
 英語の手前には日本人たちがいた。
 阪急のツアーで、これからクロアチアへまわるとのこと。

 英語のツアーが始まった。20人以上いたと思う。(阪急は別)
 撮影禁止となっていたが、撮る人もいた。
 見学者の歩道はコンクリート舗装されている。
 上り下りがあるし、濡れているので注意が必要だ。
 最初は上がり、じょじょに下へ。

 ポストイナ鍾乳洞のイメージポイントだという白い鍾乳石はとても美しかった。

 ロシアの橋を渡る。
 天井からスパゲティ状のものがぶらさがっているのも珍しい。そうめんみたいだったが。
 イモリみたいな不思議な生物も説明があった。(食べ物なしで生きるとか)
 最後は音響のよい広場で、撮影が許された。
 だが、ここはたいして撮るものがない。


現物はこうではなく、神秘的だ

 またトロッコで地上にもどってきたのが11:25。
 約1h30のガイドツアーだった。
 楽しめました。


ここから出た                         出入り口付近

 バスターミナル近くの市街地にもどる。
 祝日なのでバール程度しか開いていない。地元の人で繁盛していた。
 スーパーもクローズだった。

 12:00をすぎて、ようやくインフォ近くのレストラン・ヤドランの外席へ。
 8ユーロのランチ看板が出ていた。
 野菜スープ、ポークソテー&チキンカツ、チョコケーキに白ワイン(グラス)とエスプレッソで9.4ユーロだ。
 サラダバーも含まれていた。みんなとても美味しい。
 久々に中身の濃いランチだった。
 外席も気持ちよいし、屋内も広いレストランだった。0.6はチップ。


満足ランチのヤドラン

 道路向こうの緑の一角にベンチがあり、少し休憩した。


ポストイナの一角

 13:50にバス停に行って時刻表をよおく見ると、14:10の(注)にexcept25.6とある。
 えっ、これって普通の日曜祝日は運行するが、1.1と並んで6月25日は運休らしい。
 ショックの確認不足! 日本での検索とはまったくちがう現実だった。
 次のバスは16:00。それまで待つにはあまりにも不穏当な場所だ。

 国鉄が14:00台にあることを思い出し、駅への行き方を聞こうとインフォメーションへ行った。
 が、インフォもクローズだ。
 ランチをとったヤドランへ駆け込んで聞くと、親切に教えてくれた。
 交差点を左折し、しばらく行ったホテル・スポーツ角を右折してまっすぐ、と。
 そのとおりに歩いていくと、15分くらいでポストイナ国鉄駅にたどりつけた。
 淋しい駅では窓口が1つ開いていて、5.99ユーロのリュブリャーナ行を購入した。


国鉄ポストイナ駅

 14:29は少し遅れてきた。7,8人は乗る人がいた。
 エアコンなしの電車は窓全開で走るが、汗がじんわり湧いてくる。
 車体自体が暖まってるからしかたないのだ。
 15:25のところ15:40くらいにリュブリャーナ駅に到着した。

 まともなランチをとったためか余力があるので、リュブリャーナ市街を散策することにした。
 趣のある建物の写真を撮りつつ、博物館方向へ歩く。
 オペラ座は工事中か?


リュブリャーナのオペラ座                    閉まっていた博物館

 博物館はやはり今日は閉まっていた。
 独立記念日はしかたないわ。
 三本橋近くでアイスクリームを買い食い。

 夕食を物色しながら歩き、結局バスターミナル前のケバブ屋でコーラとケバブサンドをテイクアウトした。
 3.5ユーロ。

 リュブリャーナの建物 









 今日はポストイナ鍾乳洞へ行けてよかった。
 「石の花」の最初と最後に出てくる場所だ。
 クリロの時代には自由に見学できたのだろう。遠足だった。
 あの人数が押し寄せるのだから、ガイドツアーにしないと収拾がつかないのもわかる。
 自然遺産も荒れる危険があるもんね。



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