6/27(水) ヴェネツィア共和国の威光を感じる
午後
窓口でウーディネまでのチケット購入。
13:30トレヴィーソ発。
車窓はブドウ畑やとうもろこし畑が広がり、緑が多い。
たまに工場か砂取場もある。
14:52ウーディネに着いた。
雲行きがあやしい。涼しいのはよいが。
ウーディネ駅 駅近くの公園
ガイドブックの地図にそってリベルタ広場をめざした。
途中花のきれいな公園があった。
リベルタ広場はなかなかのピクチャレスク空間だった。
サン・ジョバンニの柱廊は時計塔付き。ライオンのレリーフもある。
前には高い柱があり、またライオンがいる。ヴェネツィア共和国だ。
サン・ジョバンニの柱廊 ドゥオーモの鐘楼とライオン柱
左のロッジアがパラッツォ・デル・コムーネで市庁舎だと。
ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿を連想させる姿だ。
リオネッロのロッジアともいう市庁舎
ボッラーニの門をくぐって市立博物館へ。
これはカステッロだというが、そんな気がしない。
坂道の右にあるポルティコは雰囲気があってよい。
休憩しているおばあさにゃなごんでいるカップルがいた。
ボッラーニの門 Lippomanのポルティコ
カステッロ内の市立博物館
博物館からの眺め
市立博物館は3.2ユーロ。
ローマ時代のモザイクや個人コレクションのメダル、古い陶器などはおきまり。
議会の大広間は迫力があった。
ティエポロの作品だという。
どれが「剛毅と英知」かわからなかったが。
ウーディネ出身の画家の絵がいろいろあった。
Filippo Giusepini(1811〜1862)の「II Dilovio」という1点が印象に残った。
グレーの嵐の中で抱き合う男女。稲妻の光るなかで男のせっぱつまった表情。
カラヴァッジョのサンフランチェスコの絵。
「San Francesco riceve de stigmate」は静寂感あふれる絵。
左の暗い部分に描かれているものは?
カラヴァッジョ
カルパッチョのキリストと4人の天使は大きい絵だ。
天子の羽根や衣装がお洒落で可愛い。
レンブラントのエッチングもあった。
ドゥオーモへも入り、ティエポロの作品を鑑賞。
ウーディネのドゥオーモ
17:00を過ぎて外に出ると、空が今にも降り出しそう。
ウーディネはひととおり見たので、そろそろ駅にもどろう。
17:37発に乗ったとたんにぽつぽつ降り出した。
そして・・・・・!!
19:00に電車は突然駅で停車して動かない。
一つ前の電車も停まっている。
車掌に詰め寄って聞くが、結局待つしかなさそうだ。事故らしい。
こういうのにかぎってエアコンが効きすぎで寒いくらいだ。
水はあるが食べ物はない。
じっと我慢の子で1h30たち、ようやく動いた。
2つ手前の駅でストップしていたようだ。
20:40ころようやくトレヴィーゾに着いた。やれやれ。
外も寒い。雨は上がっていた。
駅横のピザ屋でフンギのフォカッチャを購入。自販機の缶レモンティも買った。
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