旅日記 クロアチア  スプリット シベニク

6/12(火)  いよいよダルマチア地方へ!

 5:30ころ起床。
 眠りは浅かった。船はほとんど揺れないが、エンジンの絶え間ない振動がダメみたい。
 下段の子はもっと眠れなかったらしい。

 着替えて朝食へ。
 ゆで卵やスクランブルエッグもあった。パン、チーズ(ハムはやめておいた)、オレンジジュースは美味。
 コーヒーはまあまあ。
 この内容が314knに含まれるのだからまずまずだ。


6/12 AM6:15 スプリット入港

 6:30にはもう接岸して上陸開始だ。
 小雨。
 昨日コーラをおごってもらったクロアチア人夫婦に挨拶する。
 「問題ないか?」と心配してくれた。

 カートをひきずって船会社の建物へ。
 荷物預かりはバスターミナルにあるらしいので、そちらに行った。
 雨上がりの水溜りがある。
 まだ7時前なのでホテルへ行くのもちょっとなー。距離もあるし。
 とりあえずカートを預けて半券をもらった。ここはパスポートの提示は必要なし。

 すぐ前に停車しているのがシベニク・ザダール行のバスだった。
 近めのシベニクに行くことにした。
 チケットはバス車内で買った。車掌付き。
 日本人夫婦が乗っていたので、少し話す。
 ホテルは現地調達とのこと。それはいいこと。

 7:00に発車。曇っていた空はだんだん晴れてきた。
 トロギールやプリモシュテンはちょっと見によそさそうな町だった。
 シベニク手前で少し渋滞。
 地元の人が買物袋を下げて歩いている。
 8:50ころシベニクに到着した。
 バスターミナルで帰りを見ると、1hに1本はある感じ。

 まず、サンフランシスコ教会へ。
 天井の木彫りが素朴だ。
 信者の女性が祭壇の掃除をしていた。レースの敷物。
 
 旧市街をゆっくり歩いて聖ヤコブ大聖堂へたどりついた。
 裏側の顔の彫刻がユニーク。
 市庁舎側の側面は白く磨いてあって、彫刻が美しい。
 ちょっとバロック的な感じもした。
 正面のファサードは黒くすすけているが、十二使徒のレリーフや柱のウネウネもお見事だ。
 内部もあまり手を入れていないのか、黒い部分が目立った。


シベニク 聖ヤコブ大聖堂




側面の入口                         ファサード

 市庁舎脇のトイレは4knだった。高いよ。
 また旧市街の細い道を進むと、団体で説明を受けていたので近づいた。
 聖クルシェヴァン教会のグロッタだった。
 マリア像が岩陰に祭られていた。
 この教会は壊れかけた塔(鐘楼?)も美しかった。


グロッタ      聖クルシェヴァン教会      塔(鐘楼?)

 聖アンナ要塞をめざして歩く。
 10knで入場。絶景。
 聖ヤコブ大聖堂のクーポラや建物などが白く、屋根は赤茶できれいだ。


聖アンナ要塞内部


聖アンナ要塞から

 静かな海と島々、いきかう船。
 暑いので、日陰をさがして少し休憩する。

 猫の写真を撮りながら町歩き。
 聖イヴァン教会は外側階段がいい感じだった。
 聖霊教会と昇天教会は工事中のためか、閉まっていた。


シベニク旧市街

 そろそろレストランを探すか。
 ぐるっとまわって港へ出た。
 インフォはわからない。
 と、一軒のカフェにバスでいっしょだった日本人カップルがくつろいでみえた。
 同席して、ワインを一杯。
 ちょっとのつもりが長話になり、失礼しました。
 ホテルは取れたそうでよかったですね。
 クロアチア10日間だと忙しいかもしれないが、かえって充実するかも。

 目をつけていたレストランが閉まっていたのでバスターミナルへもどった。
 13:00のつもりが、13:15のバス。47+予約料2だった。
 すぐ乗るのに窓口だと予約料がかかるのは解せない。
 スタンドでりんごジュースとパイを買い、バスに乗り込んだ。

 15:00すぎにスプリットに到着した。
 荷物預かりでカートを受け取る。20kn。
 プリントしてきた地図をたよりに、ホテルVilla Marjelaをめざした。
 Jovovaという通り名の表示がなくて、少し探した。
 地元の人もちがう方向を教えてくれるし・・・・。

 公団住宅的地域にあるホテルVilla Marjelaは普通の一軒家という姿だ。
 土の駐車場に囲まれている。
 4泊(+あとで1泊)するためか、シャワー付きツインをくれた。
 フローリングでエアコンもある。家具類も新しくてきれい。ハンドタオルまである。
 デスクと椅子はない。ドライヤーと冷蔵庫もなし。ちょっと不便。
 コンセントが多いのは助かる。
 お湯ははタンク式だが、一人だと十分だ。


スプリットのホテル Villa Marjela

 洗濯をすませて、17:00すぎに出かけた。
 
 ディオクレティアヌス宮殿に正面から入り、10knで左右の宮殿地下を見学した。
 広い。空気がひんやりとして気持がいい。
 展示物はほとんどなくて、想像するのみだ。
 
 宮殿中庭は周囲をコリントス式列柱に囲まれた独特の空間だ。ペリストリウムというらしい。
 鐘楼やスフィンクスやカフェ・ルクソールもある。
 石段に腰かける観光客。人通りは多い。


ディオクレティアヌス宮殿 中庭


塔と聖堂                          スフィンクス

 大聖堂はそう大きくはないが、雰囲気は荘厳。すばらしい!
 入口すぐの説教壇の彫刻が目に付いた。
 床もいい。数段上がって奥の宝物館へ。展示物はよくわからない。

 脇からクリプタにも入場。5kn。なにもない。
 このあたり昔のままの石で住居化していて、なんともいえない。
 インフォに入ってマップをもらい、フヴァル島とブラチ島へのタイムテーブルをコピーしてもらった。




ディオクレティアヌス宮殿一帯

 鉄の門から出て、ナロドニ広場を通り、人通りの中を魚市場へ。

 というガイドブックにも出ているレストランに入った。
 「full」だと断られた。
 18:50だし、客は2組しかいなかった。
 ほんとに予約でふさがっているのか?

 近くの暗い店でミートパイとスプライトで淋しく夕食。
 今日はほんと食事にツキがないわ。



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