6/11(月) 駆け足のリエカとオパティア
昨夜は静かだった。
6:50起床。
今日はリエカに移動するのだが、バスは8:15か10:30なので、ゆっくり10:30にすることにした。
朝食は個人客が数組、と落ち着く。
生ハムがあったので、朝から豪勢にプロシュート・エ・メローネだ。
白豆のトマト煮もあっさりして美味。
このホテルはほんと朝から栄養補給させてもらった。
荷造りをしてTVを見ると、ドイツ語の番組が多い。
9:30チェックアウト。ユーロでの予約だったが、kn払いだ。クレジットカードなので引き落とされなければ詳しい金額はわからない。
knの現金はあっというまに消える。
ATMで500kn×2をキャッシングした。
時間があるので、エウフラシス聖堂を再び訪れた。
もう観光客が来ている。
朝見たほうが色が微妙にわかっていい。
10:20バスターミナルへ行った。
10:30のバスは、10:45に変更になっていた。???
窓口でチケットを買った。66knだが、予約料が4knかかり70knだった。
日本人のツアー団体が20人弱、観光準備をしていた。
リエカ行のバスが入ってきた。
キャリーカートの預け料7knを運転手に払って緑の半券をもらう。
10:45発のバスはエアコンがガンガン効いていた。
緑の丘を越え、畑を越えてウネウネ走る。
トンネルの手前で同じオートトランス社のミニバスから大勢乗り換えて、満員になった。
このあたりは、右に絶景の谷が広がっていた。
けっこう長いトンネルを抜けたのが、12:00ころだ。
下に見えるのがリエカの街だ。
12:30ころ無事にリエカに到着した。
バスターミナル(といっても青天井だが)付近は雑多な人々でごったがえしていた。
ヤドロリニヤ本社
とりあえず、フェリーの予約をしなくては。
夜行フェリーのマルコ・ポーロでスプリットに行くのだ。
ヤドロリニヤ本社は黄色の立派な建物。
その左脇からチケット売場へ入った。
「チープクシェットプリーズ」と言ってみたが、一番安い部屋はもう売切れらしい。
で、314knの部屋をクレジット払い。トイレ付きの4人部屋だった。
チケットには4BBとなっていたので、トイレ付きでは最低ランク。ユーロ表示だと46.5のクシェットらしい。
ローマ字で名前を書き、発券はすぐだった。フェリーの乗船位置の地図もくれた(間違っていたが)。
荷物預かりの場所はバスターミナル方向だと。
バスの切符売場の並びのバール奥にWCが見えたので、入っていくと左横に荷物預かりがあった。
パスポートをチェックされて荷物を預けた。後払い。
隣りのトイレを使用。2kn。
インフォメーションを探してシティマップをもらい、オパティアへのバス停位置を聞いた。
食事を軽くすませよう。
マクドナルドそばのAS Gafeでビール15knとシーフードサラダ45kn。
このサラダはイカや貝類が満載、茹でたてでとても美味だった。
今回のクロアチア旅行で一番だったかも。
雑誌スタンドで3ゾーンの往復チケット24knを購入してバス停へ向かう。
14:05ころ32番のバスがやってきた。
車内の暑いこと。汗が滴り落ちる。
海岸沿いを20分くらい走ると、それらしい風景が目に入ってきた。
オパティアは歴史ありげな格調高いホテルが並ぶ。
ホテル・オパティア ホテル・ベルヴュー
大人、リッチピープルのリゾートかも。
てきとうに道を歩いて1軒のインフォメーションへ入ってみたが、マップはないとのこと。
たぶん、旅行代理店だったのだろう。
マーラーも滞在したようだ 普通の道路沿いも緑
ふと左下を見ると遊歩道がある。
もしや、と思って下りてみると当たりだった。
これが、フランツ・ヨーゼフの散歩道だった。
自動車道と並行して海岸沿いの海よりにつくられている。
木も多いし、ところどころベンチが設置されている。
ところどころ水辺に下りられるようになっていて、泳いでいる人が何人もいる。
優雅だ。
ベンチで休憩する。
空気は霞がかかっているので遠くの風景はもひとつだ。
水はとても澄んでいる。
フランツ・ヨーゼフの散歩道をぶらぶら歩いてもどってくると、パラパラと雨が当たり始めた。
バス停近くの個室トイレ2knは、怖い自動水洗だった。
16:10のバスは少し遅れてやってきた。
16:40にはリエカにもどり、フェリー乗場を下見しようとしたがどうもよくわからない。
もらった地図が??
時計塔の写真を撮ったり、教会へ入ったりして、階段方向へ行ってみた。
城がきれいに見えるが、もう閉まっている時間だ。
トルサット城 時計塔の下
リエカの街角
だがせっかく来たので、と階段を上がってみることにした。
ペダル・クルジッチの階段は思ったよりはラクだったが、それでもショーモーした。
ただ昇ったというだけ。
トルサット教会へ入る元気もなく、ベンチでくたばった。
入口 ペダル・クルジッチの階段 昇る
階段からの眺め トルサット教会
ひき返してスーパーで水とジュースを購入。安い。
荷物預かりでカートを受け取る。11knだった。
フェリー乗場が不明。というか、マルコ・ポーロはどこにも見当たらない。
チケットにはチェックインが18:00となっているので、もう入港しているはず。
何人かの人に聞いたが、別々のことを言う。
結局チケット売場へもどって聞くと、まだ入港していないらしい。
切符を購入中だったクロアチア人のおばさんが、いっしょに乗場へ行ってくれるという。
ついていくと、途中のホテルのカフェにおばさんの旦那がいて、コーラをご馳走になった。
悪いなあ。
この旦那は船乗りだったのか、日本にいったことがあると言っていた。
フェリーのマルコ・ポーロ号でスプリットまで船旅
結局マルコ・ポーロに乗船したのは19:30をまわっていた。
並んでレセプションでカードキーを受け取り、部屋まで案内してもらった。
2段ベッドが1組。もう1組は折りたたみ式だ。
奥にトイレ・洗面所のドアがある。
下段は荷物が置いてあって、先を越された。
気がついたら出航していた。20:30くらいか。
リエカを出航
レストランという気分ではなかったので、デッキの売店でサンドイッチ19knを買う。
不味い。
持参のパンとジュースとで粗食に耐える。
デッキも曇っているので、眺望はサッパリだ。残念。
フロアのつきあたりの共同トイレ奥にシャワーを発見した。
いそいでシャンプーなどを持ち込み、サッパリした。
せっけんもなかったので、クレンジングフォームで代用。
4人部屋だが、2人なので荷物は広げられわりとゆとりだ。
ただ上段は昇降がたいへんだ。慣れたころには下船する。
同室はリュブリャーナから来た女子学生。わりと無口なタイプ。
日本人とはルームメイトになったことがあるとか言っていた。
船内は広くて、床(カーペット敷き)にシュラフで寝ている人もたくさんいた。
ソファ的椅子をつなげて寝ることもできそう。
←もどる スケジュールへ 続く→