旅日記 クロアチア ポレチュ

6/9(土)  いよいよクロアチア入国!

 13:00にトリエステを発車したバスは、30分くらいでスロヴェニア国境へ。
 バスに乗り込んできたイタリアのイミグレーション係官はパスポートをサッと眺めるだけだった。
 少し走って停車し、スロヴェニアの係員は私のパスポートのページをめくり続け、何故ビザがないのかと言う。
 えっ、短期滞在はビザ免除なのでは・・・・と返答に窮していると、パスポートを持ってバスを降り、詰所へ行ってしまった。まあ数分で問題ない、ともどしにきたが。
 後ろの席にいたドイツ人女性が、たまにこういうことがあるのだ、と慰めてくれた。

 また30分走ると、クロアチア国境だ。
 スロヴェニアの係官はスタンプを下げていたので、押してもらった。
 ちょっと走ると、今度はクロアチアの係が乗り込んできた。
 入国スタンプを要求すると、一緒に事務所まで来てくれ、と言われた。
 データ入力しないと押せないらしい。
 5分くらいかかった。
 バスに同乗した方々にはお待たせしてスミマセン。

 コパールあたりから大雨になったりやんだり。

 Umagで突然バスを下ろされた。荷物も。
 このまま待てという。??
 8人ばかりいたか、20分は待った。
 その間、Umagターミナル裏の両替所で1万円をクロアチアクーナ(kn)に替えた。
 437knで、1knは23円弱だ。きびしー。
 窓口の女性は日本の紙幣が珍しいのか、じっとり観察していた。


Umagのバスターミナル

 ようやくポレチュに行くと思われるバスがやってきた。青いバスだった。(トリエステからは白だった)
 次の停留所で運転手に3.2ユーロを払った。チケットはくれなかった。
 ここがたぶんNOVIGRADなのだ。

 結局ポレチュに着いたのはほとんど16:00だった。
 ポレチュのバスターミナルはけっこう大きい。
 観光バスなどもここに停車する様子だ。
 窓口でタイムテーブルはないかと聞いてみたが、外に掲示してある発着表のみらしい。
 ポレチュの発車時間と到着時間はわかるが、道中は不明だ。

 カートを引いてホテル・ネプチューンを目指した。
 港沿いにカンカン照りの中歩くと、バンコマットを発見した。
 200knと500knをVISAでキャッシングした。


ポレチュの海岸    向かいはニコラ島

 ホテルネプチューンでチェックイン。
 1泊分しか予約が入っていないという。
 コンファメーションを見せて説明し、朝食券を2泊に訂正してもらった。

 すぐに外出。
 エウフラシス聖堂をめざして旧市街を歩いた。観光客が多い。
 磨り減った敷石や年代物の建物はいい雰囲気だ。

 エウフラシス聖堂はすぐにわかった。
 聖堂の金ぴかモザイクはさすが世界遺産の輝きだ。
 ラヴェンナやモンレアーレの派手さはないが、それでも聖母マリアを中心とした品のある後陣。
 手前に天蓋のついた祭壇があり、チポリウムというそうだ。これにもモザイクがいっぱい。


エウフラシス聖堂の内部後陣              塔から見た聖堂ファサード上方

 前庭の空間はアトリウムという回廊だが、人が多いので静けさにはかける。
 向こう側の洗礼堂に入り、10knで塔に登った。
 風が気持いい。
 ポレチュの町の赤い屋根がきれいだ。

 17:30博物館へも入場。10kn。
 聖堂から続くローマンモザイクが美しい。
 博物館内部にも床モザイクの展示が多かった。

 ネプチューン神殿跡を探して歩く。
 これかと思ったが、ローマの遺跡が隣にあり同じものか?


ポレチュの町角

なにしろ観光グループであふれている

 またうろうろ歩いて、ロマネスクハウスを発見。
 なかなかユニークだ。


ロマネスクハウス                 脇にある井戸

 ようやくレストランにありついた。Stari Saloon
 旧市街には勧誘に熱心なレストランが多くて、躊躇続きだったのだ。
 ビール(小)14kn、海の幸スパゲティ40kn、イカのグリル50kでチップを6knプラスして、110kn。
 味はまあまあ。

 このあたりには食料品店がみあたらない。
 港沿いに屋台店がたくさん並んでいるが、ジュース類も高そう。
 バスターミナルのパン屋でコーラと水を購入。

 ホテルネプチューンのシングルルームは湿気が多そうだ。
 確かに方角はシーサイドなのだが、メインのツインルームより引っ込んだ立地。
 1Fだし並木で海は見えない。
 壊れてヘッド部分がすぐに取れそうな大きい扇風機が置いてある。


 週末で近所のCLUBの騒音が長く続いた。
 リゾートなんだから仕方ないか。


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