5/13(日) 釧路市内観光
天気予報は曇りのち雨。
7:00起床。
空模様もあるので、鶴居軌道ウォークはとりやめて、無難な湿原展望台からの木道一周ウォークのみに決定。
2.5kmというから1時間以内で大丈夫だろう。
午後は天気がよければ塘路あたりを歩こうかと思っていたが、市内観光にしたほうがよさそうだ。
朝の時点では快晴だ。
阿寒バスターミナルで湿原展望台まで660円の切符を自販機で購入。万札もOKだ。
JR釧路駅構内の観光案内窓口はまだ閉まっていた。置いてあった釧路ガイドマップをもらっておく。
8:55発のバスに乗ったのは私一人だ。
途中地元の人が2人乗り降りしたが、湿原展望台で私が下車するとバスは乗客ゼロだ。
日曜日の観光路線でこれじゃな。
9:35に釧路湿原展望台へ。建物には明日入場するので今朝は素通りだ。
外のトイレを拝借して、右から木道へ。
駐車場には10台くらい乗用車が停まっているので、観光客もけっこう来ている。
ヒグマに注意、と看板があり、一人で歩くなとかラジオや鈴を鳴らせとか注意書きがあった。
右側から歩き始めた。
緑の笹に覆われた地表に、原始ぽい木々の数々。
向かいから来た人にリスがいる、と教えてもらった。
すぐ先の階段にリスがいた。
リス♪
吊橋を渡り、左にまわりこんで散策路が続く。
振り返って見る吊橋 またしてもリスに遭遇
案内表示があって安心して歩ける。
サテライト展望台でまた双眼鏡を使用。
なんてことはない枯れ草の平原が広がっている。ほんと、広い。
サテライト展望台から
木はよく見ると芽吹いているものもある。
50分くらいで一周した。
空は急に曇り、冷たい風が吹き始めた。天気予報は当たっている。
バスを待つ間にマップで河むらの場所を確認した。
11:00に5分くらい遅れてバスがやってきた。
あいかわらず客は乗っていない。
釧路駅で構内2Fにあるステーション画廊へ行ってみる。100円。
佐々木栄松画伯の絵が展示されている。
釧路湿原を描いた風景画はとても幻想的だ。
人物画の表情は厳しい。
全体的に赤や濃い青が印象的だった。
1979「北の老釣師」が気に入って、絵葉書を購入した。
外に出ると朝より気温が下がっていて寒い。
少し歩いて、釧路ラーメンの河むらへ。
しょうゆラーメン600円。
あっさりしていて美味しい。麺は細めん。客は5人ばかりいた。
幣舞橋のふもとにあるガラス張りの建物EGGへ入ってベンチで休憩する。
ちょっとした植物園みたい。人口の川も流れている。
雨が降り始めた。
MOO隣りのEGG 下からの幣舞橋
幣舞橋を渡り、右に歩いて港文館へ。
入口には石川啄木の銅像が建っている。
港文館 石川啄木
港文館は2Fが啄木の資料展示になっていた。
啄木は2ヶ月ちょっとしか釧路に滞在していないのに、とっても大事にされている。
このあたりは下宿や勤め先の新聞社があったらしい。
昔は釧路の中心だったのかも。
港沿いに歩いて米町公園へ。
灯台みたいな展望台から港の写真を撮った。
けっこう大きな港だ。
米町公園からの釧路港
高浜虚子の句碑、そして啄木の立派な歌碑がある。
トイレもレトロなデザインだ。
米町公園の公衆トイレ 米町ふるさと館
向かいの米町ふるさと館へ。
釧路最古の木造民家らしい。兼商家。
渡辺虎蔵作で明治33年(1900年)のもの。
ここの展示ケースにも啄木の写真があった。
コーヒーを頼んでちょっと休憩した。
近くの佐野碑園でも啄木の碑などをカメラにおさめ、少し歩く。
で、しゃも寅の井戸を発見。住宅地の中に入り込んでいた。
大きい神社を左折し、急な階段を下りると南大通に出た。
小奴の碑は道路に面していた。
この南大通は啄木通りという感じだ。
電柱に旗が掛けられ、句を書いた木が貼られている。
また幣舞橋をもどり、芸術館へ向かった。
この道立釧路芸術館では「舞台芸術の世界展」をやっていた。800円。
ディアギレフのロシアバレエ。
ニジンスキーやパブロワ用のバレエ衣装はレオン・バクスト作のものがとても素敵。
カラフルだし斬新なデザインだ。配色もいい。
プログラムやポスターなども興味深かった。
展示点数が多いし、ビデオでの再現もあった。
とても見ごたえのある展覧会だった。が、客は少ない。
幣舞橋へもどり、道路を渡って昨日目にしていた足湯(幣舞の湯)へ入る。
高校生のグループや子供づれでにぎわっているところに割り込んだ。
お湯は適温で、よく歩いた足の疲れが取れる気がした。
人気の幣舞の湯
北大通のベーカリー(昨日閉店しかかっていた店)でパンを2個購入。
釧路駅へ。
駅弁(いわしのほっかぶり寿司)と十勝おはぎを夕食用に買った。
阿寒バスターミナル窓口で明日の定期観光バス釧路湿原一周号(午前)を予約した。
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