旅日記

5/12(土)  観光バスニューピリカ号

 一晩中、風の唸り声が凄かった。
 6:00起床。
 パンとコーヒーで朝食をすませ、薄手のセーターやスパッツを着込む。
 今日は観光バスに乗って摩周湖や屈斜路湖近辺へ行く。

 7:35には釧路駅の隣にある阿寒バスターミナルへ。
 ニューピリカ号の受付は一番だった。
 10%割引のプリントを出し、クレジット払い。
 5800円×0.9=5220円

 駅から乗車したのは私以外に2組、8:00に発車した。
 プリンスH前で1組乗り、総勢客は7名。
 
 まずは、釧路湿原の北斗展望台で最初の観光。
 道路沿いにある展望台で、まあ眺望としてはもひとつかな。
 ベージュの広大な景色が広がり、釧路湿原の面積の大きさは実感できた。


北斗展望台から

 鶴居の端で畑にいるタンチョーを発見。
 牛の近くで遊んでいる。


牛とタンチョウ

 出発からずっと晴れだったのに、摩周湖に近づくにつれ、空には雲が広がってきた。
 案の定、道路上の表示には[濃霧]との非情な文字。

 10時過ぎに摩周湖第一展望台に着いた。
 あたりは霧に包まれている。
 島や山どころか、水面さえぜんぜん見えない。
 やっぱり霧の摩周湖、だった。


摩周湖に向かってカメラを向けても・・・・         みんなここで証拠写真を撮るのだ

 観光客が入れ代わり立ち代りの撮影ポイントだが、あまりに寒いのでみんなすぐに売店の中に入る。
 しばらくあたりを徘徊して写真撮影。
 木々には樹氷がまだある。風で落ちたりして。


氷で化粧した木々

 集合間じかになってようやく湖直下の水面をうっすらと双眼鏡で見ることができた。
 木の枝もたくさん沈んでいるのが見えた。


ねばったら湖面が少し見えた

 バスは屈斜路湖をぐるっとまわって美幌峠へ。
 岩でゴツゴツした展望台から屈斜路湖がきれいに見える。
 中島や和琴半島もクリアだ。
 ここも風が強いし気温も低いので、フードと手袋も着用した。まあ冬ですね。


美幌峠から屈斜路湖を見る


美幌峠の山肌には雪                   駐車場をうろついていた子

 12時すぎに、屈斜路湖砂湯へ。


 まずはランチ。
 アイヌネギうどん800円。けっこう美味しかった。
 レジで観光バス利用者特典のタオルをもらい、すぐ近くの足湯へ入る。
 先客2名。
 とても温度が高くて下肢が真っ赤。


足湯のハシゴ

 少し左にも別の足湯があったので、ハシゴした。
 ここは温度がそう高くなかった。

 次は硫黄山へ。ほんと観光バスは便利だ。
 噴煙を噴出している近くまで歩いていく。


硫黄山


登場したコン吉くん                  温泉玉子と湯たんぽと

 温泉玉子を売っていたが、満腹なので遠慮。
 なんとキタキツネが小走りにやってきた。コン吉だって。
 わりと大人のキツネみたいだった。
 玉子売りのおばあさんは湯たんぽを抱えていた。
 硫黄山の売店でアザラシのマグネット購入。中国製だ。

 この先、阿寒湖畔かオンネトーかは選択になっている。
 6人は阿寒湖畔にしたが、私はオンネトーへ行くことにした。

 オンネトーへは細い道で山へ入っていく。
 フキノトウはもちろん水芭蕉が群生しているところもあった。

 オンネトーの展望場所で一人下ろしてもらう。
 バスがUターンしてくる15分くらいが、自由時間。

 オンネトーは秘境というほどでもないが、俗化されていない静かな湖だった。
 クルマで来ている人が4,5組はいた。
 湖に張り出した展望場所からは雌阿寒岳と阿寒富士がきれいだ。
 少し風があり漣がたっているので、逆さ状態はのぞめない。
 しかし、水面の色は見る角度によって微妙に変化し、美しい。


オンネトー




オンネトーは自然のままだ

 阿寒湖へもどり、集合時間のリミットまでわずか10分だが、湖畔へ走り写真撮影。
 またまた走ってアイヌコタンの入口だけ撮った。


アイヌコタンは土産物がいっぱい

 観光バスは時間の制約があるので、しかたがない。

 16:00あとは釧路にもどるだけだ。
 空港で2組下りた。
 その後釧路駅まで客3人とガイドとでお喋り。
 この年配夫婦は夜行で札幌、さらに北上されるとのこと。
 ガイドからは温暖化のことや経済状況などなど、釧路に関する興味深い話を聞かせてもらった。
 たまにはこういう観光バス利用もよいね。

 17:15釧路駅に到着した。
 ガイドさん運転手さんありがとう!
 摩周湖は残念だったけど、美幌峠やオンネトーはすばらしかったし、コン吉にも会えたし。
 楽しい一日だった。

 パン屋をさがして、釧路の街をさまよい歩く。
 メインストリートに閉めようとしている1軒を見つけた。(まだ17:30だよ)
 まったくマックもなけりゃコンビにも見かけない。(裏に入るとある)
 20万近い人口の街なのにちょっとなー。さびしすぎ。
 空地や駐車場が目立つ。
 ガイドによると、中心街からデパートが撤退して町の賑わいは郊外の大型SC近辺に移っているとのことだった。
 まあ全国的な傾向なのだろうが。
 
 フィッシャーマンズワーフMOOに行った。
 なにー、5/12,13と連休だと! 年中無休のはずじゃないのか?
 せっかくここでビールを飲もうと思っていたのに・・・。
 幣舞橋を向こうに渡り、末広町あたりを歩くが、ベーカリーはありそうにない。
 ようやくコンビニに行き当たり、明朝用のサンドイッチ、プリンや缶ビールを購入した。
 駅近くへもどる。

 炉辺焼きの店たるげんへ入る。先客が一組いた。
 メニューに値段表示がない。
 中瓶2本、ホッケの焼き物、鮭のルイベ、おでん(つぶ貝、大根、ロールキャベツ)で4358円だった。
 まあ美味しかったが、安くはない。

 19:00すぎにホテルへもどった。


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