3日間のインスブルック観光
インスブルックカード72hはどこまで利用しきれるか?
インスブルック 黄金の小屋根
7/21(金) インスブルックのベーシックな市内観光
6:20起床。今日から3日間のインスブルック観光。インスブルックカードをめいっぱい活用しよう。
7:05朝食へ。
このヴァイセス・クロイツの朝食はほんと充実している。
今朝はバナナ、スイカ、梨と果物中心にした。自分で作るゆで卵も半熟にする。
チーズやスモークハム、普通のハムも美味しい。
シリアルに入れる乾燥フルーツも種類がある。バナナチップまであった。
今朝はイギリス人の個人客がちらほらいた。
昨日一昨日もいた日本人おじさんと中国人カップルもいた。
8:55さて観光開始だ。
黄金の小屋根の前を右に曲がる。
まず、ホーフブルグ(王宮)へ9:00に入った。
インスブルックカードを出すと、入場券を発券してくれて、機械に通して入場する。
まだ観光客はいない。
やたらと肖像画の多い王宮だ。
マリア・テレジアのきれいな姿、写真は上手く撮れない。
大広間は宮殿のメインだろう。
部屋数は多い。なんていうことはないが。
エリザベートとフランツ・ヨーゼフの大きい肖像画があった。
ウィーンにあるのと同じ絵のようだが。
エリザベートはインスブルックに来たことがあるのだろうか?
30分で見学終了。
王宮の中庭 宮廷教会
筋向いの宮廷教会へ。
ここはなかなか荘厳だった。
マクシミリアン大帝のお墓はゴージャスだ。
中はカラで実物はウィーンにあるらしいが。
熱心に写真を撮る日本人女性がいた。挨拶のみする。
マクシミリアン帝のまわりには所縁の人々の銅像が並んでいた。
それは壮観だ。
後姿もちゃんと気を配られ、三つ編みのきれいな女性もいた。
チロルの英雄アンドレアス・ホーヴァーの墓もパチリ。
2Fの銀の礼拝堂も見学。
銀の礼拝堂の下部分にある
Katharina of Loxanの墓
洒落たデザインに魅きつけられた
同じ建物内にあるチロル民俗博物館へ。
ここは展示数がとても多い。
チューリヒの国立博物館で見た昔の民家の内部を復元したものがいっぱいあった。
木のすえた匂いに亡霊でも出てくる雰囲気だ。
家具、とくにクローゼットは絵模様が可愛い。
ヒエロニムス・ボスのような絵を発見してうれしくなった。
プレセピオのコレクションもなかなかよかった。
チロル民俗博物館
次は黄金の小屋根へ。
内部はマクシミリアン博物館になっている。
日本語のガイドフォンを受け取って、まずビデオ観賞から。
マクシミリアン大帝関連の内容。
なんといってもハプスブルグの基礎をつくった人なので偉大なんでしょう。
黄金の小屋根の軒下も見れるところがあり、面白かった。
黄金の小屋根 その天井裏
市の塔へ登る。
日陰はよいが日なたはきびしい。
市の塔からの眺め
王宮より目立つ建物が、聖ヤコブ教会だ。次はここへ行こう。
聖ヤコブ教会。DOM。
ここはとても大きい。内部は派手。
祭壇にあるのが、ルーカス・クラナッハの聖母子のようだ。
遠くからなので細部がよく見えない。
0.5ユーロのプロマイド?を購入した。
聖ヤコブ教会
ファサード 祭壇画はクラナッハ
12:00をまわったのでランチにしたい。
うろつきまわるが、観光客をよけて歩かねばならない。
この暑いのに人数が多い。
たいてい西欧人だが、中国人の団体もけっこういる。
またしてもノルトゼへ。
海老入りの野菜サラダとパンとワイン1/4で10.75ユーロ。
白ワインがよく冷えていて美味しい。海老もいい。
やはりノルトゼは私好みだ。
今日のインスブルックは暑さが厳しい。30℃以上ある感じ。
まったく日本といっしょだ。
午後の観光の前にインフォメーションに寄った。
ノルトケッテへのケーブルはやはり運休中のようだ。
来年春までダメらしい。ちょっと損した気分。
ムッターあたりのことも聞いてみた。
州立博物館フェルディナンデウムへ。
ここの展示は現代とキリスト教関係のものが、ごちゃまぜ。どうもわかりにくい。
フランドルの・・・ウェイデンの細密画と陶芸が3点同じケースに入っている。
なにか意味があるのだろうか?
結局レンブラントの人物画1点、これは小さいが彼らしい作品だった。
あとはクリムトのおもしろい絵。
特別展としてSEXものがあった。
ツォイクハウスのチケットも同時に発行されているんで、ついでに行くことにした。
歩いて10分というが、もっとかかる感じだ。
日陰を選んで歩くが、う〜暑い!
ツォイクハウスは駅向こうの住宅街の中にあった。
建物が兵舎風でおもしろい。
ツォイクハウス
中は凝ったデザインで鉱物などが展示されていた。
熱気がこもっていて汗だくになる。
マクシミリアンのコレクション部屋だけはエアコンが効いていた。
ツォイクハウスはあまり興味のない展示だった。
とりあえず、旧市街のめぼしいものは見学したので、今日の観光はこれで一区切りだ。
INTERSPARが目に入ったので行ってみた。
テナント複合ビルでけっこう広かった。
このスーパーで水など飲み物を調達した。
ノルトゼが入っている。サーモンサンドとフレンチポテトを夕食用に購入。
空模様が怪しい。
16:30にホテルにもどった。
17:30ころ雷が鳴り、夕立だ。 インスブルックカード72h 36.05ユーロ分使用
7/22(土) パッチャーコーフェルからZirbenwegをハイキング
6:30起床。毎日この時間には道路掃除のクルマが働いている。
7:05朝食へ。今朝は紅茶にしてみた。量は多いが味はサッパリ。
英国人は毎日これをオーダーしているが・・・。
クリープパイやアップルパイを食した。チーズはカマンベール。半熟卵。ヨーグルト。
スイカにキウイなどなど。満腹。
8:20ころトレッキング姿で外出する。
今朝も中国人団体で通りはにぎわいそうだ。
美術館前からちょうどJのバスに乗ることができた。
これはパッチャーコーフェル行だったので、乗換えなしのおラクな乗車。
東洋人の女性4人もいた。
9:00ロープウェイ乗場に着いた。
インスブルックカードを見せ、チケットを発券してもらった。
乗場は団体もいて混雑していた。
少し並んで待ち、45人乗りの可愛いロープウェイに乗った。
1度乗り換えて、パッチャーコーフェルへ。
パッチャーコーフェルからの眺め
頂上付近も放牧地になっていて牛がたくさんいた。
まず、アルペンガルテンを探してたどりついた。
ここは無料だがあまり手入れが行き届いてなくて草が繁ったままだ。
黄色や紫の花がきれいだった。
入園する人もいない。
アルペンガルテン
またもどって歩き始めた。
Zirbenwegと書かれたパネルから歩き出したのだが、またしても違う道だった。
人に聞いてやり直した。20分くらいのロス。
10:15正しいZirbenwegを歩き始めた。
インスブルック市外が下に見え、その向こうの山々がきれいだ。
ノルトケッテもその1つだろうが、どれかはわからない。
道は幅もあり歩きやすい。
ところどころ木に説明板が掛けられていた。
ドイツ語なので内容は不明だが。
このZirbenwegはインスブルックの人たちの散歩コースだという。
すれちがう人はほとんどドイツ語、たまにフランス語。
反対から来る人が多い感じだった。
スイスのリッフェルアルプからグリュンゼーへの道と同じ松の匂いがする。
スイスのほう香りが強かった。
起伏も多少あった。
5分ほどの休憩を2回入れて、12:40にTulfeinalmに着いた。
2h30とあったので、上出来だ。
リフトは13:00まで昼休みだった。
少し下ってレストラン、とも思ったが、また上るのがいやだった。
手持ちのチョコレートと水で急場をしのいだ。
13:00になり、インスブルックカードをチェックしてもらい、リフトに乗った。
1人乗り。風が気持いい。
トイレを借り、今度は2人乗りに乗り換えた。
13:40ころトルフェスに着き、リフトを降りた。
リフトの係員にインスブルックへの行き方を聞く。
14:00にバンカというところからバスがあるとのこと。
5分くらい街のほうに歩いていくと、銀行の前にバス停があった。
タイミングがよくてよかった。
運行表を見ると、アンブラス城も通るみたい。
ついでなので、アンブラス城を見学していこう。
14:00ほぼ定刻にバスが来た。
このトルフェスのバスもインスブルックカードが有効だった。ラッキー。
14:25アンブラス城に到着。
少し歩いて城内に入る。
テラスレストランに引き寄せられた。
即、飛び込んでビールを注文。
入口にあったカルテのランプステーキ15ユーロも迷わず頼んだ。空腹なのだ。
たまにはまともに肉も食べなくっちゃね。
ビールは冷えて最高に美味しく、ステーキも胡椒の効いたソースで満足。
付け合せのインゲンやじゃがいもも美味しかった。
15:00アンブラス城の観光開始。
チケット売場やレストランのある棟は武器などのコレクションとお宝系の展示だった。
アンブラス城 中庭
ゲオルグの竜退治だと思うが、
可愛らしい祭壇ものだった
本館はとても広くて、これでもかというくらいに肖像画があった。
大きなホールはスペイン的な天井で質実剛健という感じ。
フレスコ画や肖像画でぐるりと囲まれていた。
フランスやスペインやありとあらゆる王家の人物画。ちょっと頭が痛くなってくる。
1Fの礼拝堂に入ってほっとした。
このアンブラス城は監視員がとても多い。
そうたいした展示物でもないと思うのだが(失礼!)。
床やドアは歴史を感じさせた。
16:20見学終了。
庭をまわると、洞窟があって冷風を感じた。
公園の木陰でバスを待つ。
16:48のサイトツーアバスに乗って市内へもどった。
今日もほんとに暑い。
パッチャーコーフェルあたり標高は1900m以上だが、半袖でも汗まみれになった。
上半身裸になって、脱いだTシャツを頭に載せているおじさんが歩いていた。
気持わかるわ〜。
私も帽子では汗が止まらないので、ハンカチをバンダナ風にして頭部を保護した。
マリア・テレジア通りでバスを下り、あたりの商店で飲み物を買ってホテルにもどった。
18:00すぎに再び外出。
土曜日なのでノルトゼやスーパーはすでに閉店している。
駅まで行った。
あさってのチケット(インスブルック→リンダウ)も買っておきたい。
窓口はすいていた。リンダウまで29.7ユーロ。
タイムテーブルももらっておいた。
駅構内1Fのパン屋でベジタブルピザとパン1個購入。 インスブルックカード72h 40ユーロ分使用
7/23(日) 諸々のインスブルック観光&ハル
7:00起床。連日の疲れか昨日のハイキングのためか、ダルい。
7:30朝食へ。チャイニーズカップルは今朝もいた。
センメルのハムサンド、チーズ、プレーンヨーグルト+缶詰フルーツ+ナッツ、バナナ、スイカ、オレンジジュースにコーヒーと満足の内容。
8:40出かける。
ゴールデンアドラーの写真を撮って、イン川へ。
ゴールデンアドラーの壁
散歩する人たち。
王宮庭園へ。
けっこう広くて緑がいっぱい。
花がきれいに手入れされている。
地元の男性たちがチェスをしていた。
鴨にエサをやりにくる親子連れ。
黄色いベンチがたくさん置かれている。なかなか和める公園だった。
王宮庭園
マリア・テレジア通りに引き返して、9:30発のアルペン動物園行のサイトシーアバスに乗った。
乗客は私1人。
運転手も昨日と同じ青年で、あまり愛想のない人物だ。
9:44アルペンズー下車。インスブルックカードで入園する。
あまり好みの動物がいるわけではない。
斜面を利用してつくられていて、多角度から動物を見れるようになっている。
鳥は近くから表情を楽しめた。
空は雲っていて、湿気がある。
このアルペン動物園のトイレは便座自動洗浄システムがおもしろかった。
水を流すと、洗剤が入っている箱が便座に接触し、同時に便座が3回くらい?回転するのだ。
10:44のサイトシーアバスに乗る。またさっきの運ちゃん。
ベルクイーゼル行きとなっていたのでそのまま乗っていたら、下りそびれてアンブラス城まで行ってしまった。
昨日来たのでまたそのまま発車を待ち、ヴィルテン教会辺りで下車した。
チロルのロココ建築だというヴィルテン教会は黄色の堂々とした建物だ。
内部はパステルカラーで華やか。
まわりの墓場も花がきれいだった。
ヴィルテン教会 ゴージャスな内部
道路を隔てた付属教会は入口が工事中で別の入口も鍵がかかっていた。残念。
付属教会
オリンピックのスキージャンプ台は見えている。
ベルクイーゼルとの矢印もあるので、それらしい道を自力で上がっていった。
10分くらい坂を上がると、なんとシーアバスで停まった停留所があった。
チロル義勇兵博物館の前だった。
ここもカード有効で入場した。
1Fはアンドレアス・ホーファーの肖像画やその戦争の軌跡etc。
そして2Fから上はチロルゆかりの軍人様の肖像画とかフランツ・ヨーゼフのものもあった。
制服とか記録物がいろいろ。ちょっと手に負えない。
チロル義勇兵博物館
ベルクイーゼルのオリンピックスキージャンプ台へ。
ここは思ったより迫力があった。
なかなか普段こういうものは見ないので、たまにはいい。
外を走るエレベーターで展望台の上まで移動。
あとは普通のエレベーターで上がるだけだ。
インスブルックの駅あたりや向かいのノルトケッテその他の山がよく見える。
曇っていはいるが、景観は悪くない。
12:30くらいにだったので、ここの展望レストランに入った。混んでいる。
窓側の席に座る。
チロルビール2.6ユーロ。味は素朴だがもひとつ。普通のビールにすればよかった。
野菜のロシュティ。ボリュームがあって満腹。10.1ユーロ。
再び歩いてヴィルテン教会辺りへ出た。
Stbの乗場を見つけたが、ムッター方面行きは出た後で、50分も待たなくてはならない。
・・・・・・・・・。
5分歩いて時計博物館へ行った。なんだ日曜は休館だ。
また近くからサイトシーアバスに乗って、マリア・テレジア通りあたりまでもどった。
インフォメーションで教わっていたStbの停留所へ。
10分後にムッター行が来るみたいだ。
だが、リフトは下りの最終が17:00なので、これから行ったのではそれで帰ってこれるかどうかわからない。
やっぱり山は午後からだとゆとりがない。
まあ、今朝は曇っていたので後回しにしたのだが・・・・。
ハル行のバスが2分で来る、と表示に出ていた。
こちらを選ぶことにした。
Dのバスがやってきた。
ガイドブックにはハルまで20分弱とあったが、それ以上乗っても着く気配がない。
ようやく運転手に聞くと、ちょうどハルのクーアハウスだった。
タイミングよく下車できた。
どうもこのクーアハウスが折り返しの停留所みたいだ。
ハーゼック城は南方向のようなので、てきとうに歩いてたどりついた。
この中にミュンツェントゥルムがある。
貨幣鋳造の機械などの展示。
日本語のガイドフォンを貸してくれるので理解しやすい。
一応見学する。
出口のじーさんにガイドフォンを返し、トイレの場所を聞いたが、「トイレット」が通じなかった。
外に出ると場内に有料トイレがあった。
50セント入れたが開かない。ソンした!
ハルの町は古い建物が残っていていい雰囲気だ。
チロル・イン・ハルの街角
教区教会へ入った。
祭壇の左壁にはシャレコーベに金冠やレースを飾って本棚状態になっている。
うう・・・。
近くに公衆トイレがあったので使用させてもらった。
個室も2こあり、きれいだった。
人だかりに行ってみると、ラーツハウスだった。
1Fがカフェレストランになっていて、にぎわっていた。
ラーツハウスの中庭
他の教会はミサ中で遠慮した。
バス停にもどり、近所でアイスクリーム1ユーロを買う。
16:49のバスでインスブルックにもどった。
駅のスーパーで水とジュースとパンを購入。
19:00夕立。
日中は雨が降らなかったのでラッキーだった。 インスブルックカード72h 38.8ユーロ分使用
● インスブルックカード72hは33ユーロで購入。
3日間で、トータル114.85ユーロ分使用し、十分元が取れた。
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