ツェルマット滞在

7/10(月)  ゴルナーグラート展望台と、おきまりのハイキングコース  

 今日もとても天気がよさそうだ。
 6:30起床。7:30朝食へ。
 8:30チェックアウトし、近くのバス停へ。
 8:45ゾンネマッテン発、5分でインターラーケンヴェストへ着いた。

 窓口もすいていて、ツェルマットまで半額カードで35SF。
 シュピーツで乗り換える。
 湖が美しい。
 シュピーツからブリークへの路線は初めて乗る。
 断崖絶壁の上を走る、なかなかの景観だ。
 ブリークでまた乗換え。
 ツェルマット行はいがいとすいている。

 12:30すぎにツェルマットに到着した。
 暑い。
 おととしとえらい違いだ。
 空も青いし、これはゴルナーグラートに行くべきだな。
 とりあえず、ホテルにカートを入れよう。


撮影ポイントの橋の上からまず1枚

 駅を出てホテル・アドニスを探した。
 それがなんともグルグルまわってもわからない。
 結局地元の人に聞いて、ようやくたどりついた。(もっと早く聞けばよいのだ!)
 13:30チェックインした。
 純粋シングルでシャワー付き。室内は改装してあってきれい。
 インテリアのセンスもよい。クローゼットも大きい。
 バスルームもゆとりがある。

 電車の中で配られたゴルナーグラートバーンのタイムテーブルを見ると、14:24に間に合いそうだ。
 いそいで靴を履き替え、りんごとチョコレートをかじった。
 
 早足で駅へ。
 ツェルマット→ゴルナーグラートは片道18SFだった。
 コープへ走って水を買った。
 エビアンは売切れでガス入りのコープブランドを購入。

 14:24発はすいていた。
 だが、日本人団体はいた。
 失敗して左側に座ってしまったが・・・。
 車窓の景色は高額料金を取るだけはあるかも。

 ゴルナーグラートに到着し、すぐにローテンボーデンまでのチケットを購入。

 ゴルナーグラート展望台は工事をしていて、美観に欠けた。
 これがすばらしいという氷河なのね、と見るものの、逆光ということもありどうももひとつだ。
 雲がほとんどないので視界はクリアなのだが。
 氷河がはっきり見えるのでかえって神秘さに欠けるのかもしれない。
 どうも自分は氷河自体があまり好きではないようだ。


ゴルナーグラート展望台から
左にカストールとポリュックス 右端がブライトホルン
まんなかにツヴェリングス氷河

 いちおう見学したし、長居しても見るべきものはないので、15:30で下る。

 ローテンボーデンで下車。
 超メジャーなハイキングコースを体験しよう。

 標識に従って道を下った。


ローテンボーデンから少し下ったあたり

 日本人の団体ツアーがいくつかがいた。
 それでも午前よりは少ない方だろう。

 リッフェルゼーで写真を撮り、ひたすらの下り道を歩いた。
 マッターホルンは逆光なのか。
 リッフェルベルクへ。日本人の方々はここから電車に乗るようだ。
 少し休憩する。

 まだ余力があるので、リッフェルアルプまで歩くことにした。
 ずっと下り。
 歩く人はあまりいない。
 ときたま登ってくる人が数人。タフだね。
 土手には高山植物がいっぱい咲いている。
 1hとあったが、もすこしかかったみたい。

 リッフェルアルプの駅に着き、ツェルマットまでの切符を買う。
 17:38くらいに臨時便が来た。満員。立っている人もいる。
 なぜか座れた。

 18:00前にツェルマットに着いた。
 コープでエビアン1.5リットルとジュースを買う。

 レストラン・ヴァリサーカンネへ。2Fのベランダ席。
 まず、ビール。そして、干し肉とチーズの盛り合わせ。ヴァリスワインの赤。
 この牛の干したのはとても味わい深かった。生ハムも美味。チーズはもひとつ。

 ゴルナーグラートは観光したし、ハイキングも2ルート歩いた。
 満足。


7/11(火)  ブラウヘルトから5湖巡りのつもりが・・・・・

 6:00起床。晴れ。
 7:00に朝食室へ行ったら、日本人団体で満席だ。そういえば22:00ころか隣りの部屋に入ったようだった。レセプションのマダムに席のことを言ったら、電話するから部屋で待て、という。あー、団体優先のホテルだったのね。もう部屋の前にはスーツケースが並んでいた。

 7:15ようやく朝食にありつけた。ホリディの方々は挨拶しても返事なし。
 スクランブルエッグや温かいソーセージがあった。(これは団体用だったようだ)
 りんごなど果物もある。食器はよいものを使っている。
 こじんまりした朝食室だが、庭がきれい。おきまりの行動だが、ツアー客が庭を撮影していた。
 
 8:10ころ出かける。
 スネガ行きケーブルの駅へ。
 往復で11SF。
 ケーブルカーの中でいっしょになった東京発トラピックスの方々とお話。
 ツェルマット3泊なので、ツアーでもあちこちハイキングできますね。

 スネガも晴天。マッターホルンは雲ひとつなく美しい。
 とてもクリアだ。


スネガ展望台からのすばらしきマッターホルン

 左へ回って、ブラウヘルトへのキャビンへ乗る。
 チケットは上で買って、とのこと。
 ガイドマップをもらった。去年のものだったが、ハイキングコースなどとても参考になった。

 ブラウヘルト駅の係のおじさんが10SFだというので、払った。
 いったん外に出て歩き出したが、どうも金額がひっかかった。
 事前のメモを引っ張り出したら、6.5SFとなっていた。
 最近値上がりした?
 よくチケットを見ると、リトゥールとなっている。うわー、これ往復じゃん。
 ちゃんとワンウェイでハーフプライスと言ったのに・・・。
 引き返しておじさんに詰め寄った。
 もう改札を通っているからダメだというが、ちょっとねばったら3.5SF返してくれた。当然だ。

 9時過ぎにシュテリゼーめざして歩きはじめる。
 道は整備されているが、工事は砂利コンクリートで固めてある気がした。
 最近はこういう補修のやり方なのか、スイスも?  九寨溝でもこの方式で工事していた。
  
 20分でシュテリゼーに到着。
 向こう側へ歩くと逆さマッターホルンがバランスよく映る。
 少し風がある。
 ベンチで休む。
 風がおさまって水面が落ち着きそうになると、黒ラブが水浴びをする。
 7、8回。まったくこの子は水が好きだ。
 犬に罪はないが、せっかく空が青く逆さマッターホルンの取り時なのに!
 10分以上待ったが限界。


これ以上ないベストの構図なのに           この子が水面荒らしの犯人犬


シュテリゼー
これぞ鏡のような逆さマッターホルン

 シュテリゼーはなかなかよかった。

 次のグリンジゼーまでの道はあまりおもしろくなかった。
 単調というか、花は少し咲いているが・・・。
 水溜りみたいなのが2つある。
 そして、グリンジゼー。


グリンジゼー

 撮影には木がじゃまだった。
 このあたりほとんど人が来ないので静か。

 そして、またまた歩いてグリュンゼー。
 ここはマッターホルンは隠れ気味。
 あたりは明るい感じだ。


グリュンゼー

 11:30分岐点でしばらく迷った。
 3方向なのだ。
 すぐ右がロートホルンとある。
 そして数メートル先にフィンデルン→ツェルマット
 その左にリッフェルアルプとなっていた。
 私が行きたいのは、モースゼーかスネガなのだが・・・・。
 5分悩んで決定したのが、中のフィンデルン→ツェルマットだ。
 これは方角的には正しいルートだが、高低差の激しい疲労コースだったのだ。
 
 森の中を歩く下りの爽やかコース、上がってくる人が多い。
 フィンデルンまで30分、とあったので、12:00に着くのかと思われた。
 モースゼーとおぼしき人工的な湖が遠くに見えた。


モースゼー
この畔を通る予定だった

 これで道を間違えたことが決定的だ。しかし、引き返すにはあまりにも下りすぎている。
 フィンデルンに着くは着いたが、とっても谷底の部分だった。
 橋を渡ると花畑が広がって、おととし見た小屋がいくつもある。
 ここからえんえんと上へ進まなくてはいけない。


はるか上に見えるフィンデルンの村

 40分の上り続けはきつい。炎天下だし。
 なんども休憩しつつ、ライゼーの見えるところにたどりついた。
 スネガはもう見えている。
 ベンチでトレッキングシューズを脱ぎ、ちょっと休憩する。
 ライゼーでは欧人の青少年が水浴びをしている。
 左から日本人団体が隊列を作って下りてきた。30人はいた。


ライゼー湖畔の隊列

 ほんとに、グリンデルワルドもそうだが、ツェルマットも日本人観光客であふれている。
 いくつ団体が入っているだろう。

 13:00重い腰を上げて、スネガ展望台のレストランへ向かった。
 ビールとスパゲティポモドーロとオレンジシャーベットで27.5SF。
 ビールが最高に美味しいし、他もよかった。

 結局、休憩も入れると、ブラウヘルトからの湖めぐりは4hかかった。正味3.5hというところ。
 フィンデルン経由でなければ、もっと短縮できた。

 コープに寄って、15:30ころホテルにもどった。
 シャワーを浴び、少し洗濯。
 夕食はチーズタルト、野菜サラダ、リベラ、プルーン。


7/12(水)  ハイキング三昧の一日(昨日のリベンジも)

 6:30起床。晴れの模様。
 昨夜またしても団体が到着し、朝にはスーツケースが出されている。日本旅行ベストのツアーらしい。おとといのホリディは30人以上いたが、ベストは20人以下の感じだ。

 7:15朝食へ。団体が終わったところ。カマンベールがあった。
 あとは昨日と同じ。ヨーグルト(+シリアル)、スクランブルエッグ、ソーセージ、パンなど。
 満腹。
 8:15出かける。

 シュヴァルツゼー行のロープーウェイの駅は近くだ。
 チケットは半額カードで14SF。
 8:30くらいのに乗り、9:00にはシュヴァルツゼーに着いた。
 マッターホルンが近い。ヘルンリ小屋もよく見える。
 モンテローザあたりの氷河もすごい。ゴルナーグラートから見るよりもきれいだった。迫力もあった。
 光線の違いか気分のせいか。

 英語の山岳ガイド付きでヘルンリ小屋を目ざす日本人グループがいた。
 添乗員が付いていたが、10人くらいだ。登山のベテランだろうね、みんな。

 私は右手に進み、シュヴァルツゼーと礼拝堂をカメラにおさめた。


素朴な礼拝堂                      たぶん別の湖

 シュタッフェルアルプへ3/4hという標識の方向へ進んだ。
 2組に追い抜かれる。
 ほんとにマッターホルンがすぐ手に届く感じ。高山植物もきれい。


すごく近くだ                          美しい姿!

 しばらく歩き、標識どおり右の窪地へと足をすすめた。

 花はきれいだし、山の眺めもすばらしい。
 ところが、3/4hを過ぎてもシュタッフェルに着く様子がない。
 上がってきた日本人がいたので聞いてみら、シュヴァルツゼーから来た、というではないか!
 別のルートがあるのか?
 私は遠回りをしたのだろうか?
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 シュタッフェルのレストランに着いたのは10:30.
 ここでも日本人に出会い、写真を撮ってもらった。

 ここから森林浴をし、1hでフーリに到着。
 登ってくる人もチラホラいて、道路工事をする人たちもいた。
 人の姿を見ると、ホッとする。

 フーリ・レストランへ入る。
 本日の定食19.5とビールとコーヒーで26.3SF。
 バターライスにカレー味の牛肉の煮込みが乗っている、サラダはビュッフェ。
 けっこう美味しかった。ボリュームも満足。


にぎわっていたフーリ・レストラン

 フーリからゴンドラでツェルマットにもどった。
 ゴルナーグラート鉄道駅へ向かった。

 13:36発の電車はとてもすいていた。
 下ってくる電車は日本人グループでとても混んでいた。
 リッフェルアルプで下車。
 左側の谷の向こうに氷河が美しい。山の形も凛凛しい。ツィナールロートホルンあたりのようだ。
 線路の向こうにグリュンゼーと矢印があったのでそちらへ。

     

 とても歩きやすい道だ。
 反対側から来る人も多い。
 松が多く、香りがなんともいえない。
 フィンデルンの村がはるか彼方左下の方に見える。
 昨日はあんな下まで降りたのだ。
 スネガやロートホルンの駅も目に入った。
 のんびり歩いて50分弱で、昨日の分岐点に出た。14:43。

 ロートホルンとある道を歩き、10分くらいで左の沢へ下りる。(フィンデルン・スネガと書かれていた。)
 昨日行けなかったMoosjeseeが見えたので、方向もこちらでいいと思う。
 ひたすら下へ下へと降り、川を渡って向こう側へ。
 少し歩くとMoosjeseeがあった。


Moosjesee
昨日通る予定だった道を歩く

 やはり人口の湖で人気はない、というのが実感できた。逆さMも望めない。
 また歩き出すと左下に昨日歩いた沢辺りが見えた。あー、忌まわしい。
 フィンデルンも今日のコースは中腹くらいからの上りだった。楽勝。
 
 15:50ライゼーに到着。
 日光浴したり水遊びする人たちでにぎわっている。
 今日も暑いものね。
 私もベンチでしばらく休憩。

 リッフェルアルプ→グリュンゼー→スネガはまあ2hというところ。

 16:30のスネガケーブルでツェルマットにもどった。
 チケット売場は閉鎖していた。
 ツェルマットで7SF支払う。

 コープでリベラとトマトトルテを購入。

 17:30すぎに夕立。よいタイミングでもどってきた。



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