旅行費用  68667円  7泊8日
          

2006 費用 内容
航空券 0 ※JL特典航空券
TAXなど 7830
宿泊費 27445 7泊
交通費 14754 長距離バス 6846
地下鉄、市内バス、空港バス 4716
タクシー(7回) 3192
食費 16793 レストラン(日本1回、韓国12回、ビール3本) 13155
朝食、おやつ、部屋食 3638
観光費 1471
荷物預け代 374
68667

               ※1W(ウォン)=0.1247円で計算

旅行費用の感想

 8日間で7万円弱というのは、いまどきまあまあの金額だと思う。

 2003年に同じく韓国に8日間旅したが、そのさいの旅行費用は49760円だった。
 為替レートからすると、2006年は2割増し以上になっている。
 それに昨今は、燃油サーチャージがプラスされる。
 旅のスタイルとしては、旅館に宿泊しバスで移動なので同じパターンだ。
 ただ、今回の方が移動距離が長い。
 それにタクシーの利用も多かった。

 日本国内旅行だと、
 2005年の津軽は、88676円。
 2004年の秋田・山形は、91177円。(※どちらも8日間で航空券を除いた金額)
 つまり、韓国旅行は日本国内旅行の70〜80%の費用で楽しめることになる。




〈宿泊について

宿泊地 & ホテル名 & 宿泊料金
釜山 モア観光ホテル 4359円
全州 シドニーモーテル 3750円
扶余 ユニバースモーテル 3125円
公州 プラザパーク 3125円
ソウル 南山パークホテル 5010円

 今回もチープな宿を心がけた。
     ドミトリーとか旅人宿とかのもっとチープな宿泊場所もあるようだが、
     そこまで冒険はできない。
     室内にバスなりシャワーなりは必需だ。
 今回の宿泊施設は、バス完備、冷蔵庫完備、清潔さもほぼ満足だった。
 室内に給水・給湯の器械が置かれているのはうれしかった。(シドニーモーテル、プラザパーク)

 寝具の清潔さは、宿によって差があった。
 フトンカバーの交換は運しだいか・・・?
     これも、マイシーツ持参でぜんぜん問題はなかった。

 レセプションというか受付の人たちもみんな感じよかった。
 特に、ソウルの南山パークホテルは日本語OKのフロントマンだった。
 観光情報も参考になったし、預けた荷物には名札を付けてくれていた、とかホテルとしてサービスも満点だった。


〈レストランについて

 ほとんどは、ガイドブックやソウルナビ、プサンナビを参考にした。
 けっこう当たり外れはあった。
 食事内容やサービスとも大満足のレストランもあれば、
 美味しいが、店の人の対応は今一の店。
 両方もひとつの店もあった。(1軒だけだが)

 韓国の食堂は専門化しているので、個性ある食事を楽しめた。
 値段も安い。
 グルメの旅としては、大満足だった。
 飲み物はビールのみだったので、次回は別のドリンクに挑戦しようと思う。(ドンドン酒とか・・・)

 サービスについては、これは多少予想していた。
 やはり昨年からの反日というか嫌日というか、レストランの従業員も人によるだろう。
 まさか店自体が客に対してより好んでいるとは考えにくい。
 ガイドブックに載っている店で、そういうあしらいを受けたことは、ちょっと不愉快だった。
 別に入店拒否されたわけではないので、食事できただけマシだとも言えるが・・・・。
     日本人だからと入店拒否の経験をした人もいるらしい。

     ※タクシーの乗車拒否もあるようだ。(中日新聞2006・4・14朝刊の発言欄)


〈花見について〉

 桜や黄砂などは、日本と韓国の近さを感じさせた。

 桜の時期は韓国内でも差があるようだった。
 釜山は満開で散り始めているところもあった。
 鎮海は見事に満開時期だった。ただ本降りの雨だったので、ちょっと残念。
         何年かあとに再訪するかも。
 南原と群山は意外と開花が遅い。
 ソウルも7分くらいだった。国会議事堂の前の桜並木は予想よりすばらしかった。


〈タクシーについて〉

 今回はなんと7回もタクシーに乗った。
 それで、3192円だから安い。
 しかし、市内バスと較べると、とっても高い。あたりまえだが。
 運転手はハングルのみの人が多かった。
 たいていは話し好き。セールスに熱心すぎる人もいた。
 1人だけ、水原の運転手は無言だった。



全体的な感想

 今回はロクな準備もしなかったが、それなりに満足の旅だった。

 「韓国の昭和を歩く」に出てきた場所としては、鎮海と群山を訪れた。
 韓国の地で過去の日本家屋を見る、というのは奇妙な感じだった。
 私が韓国人だったら、そういう家に住みたいとは思わないと思う。
 でも現実には、韓国の人は住んでいるのだ。
 それに映画のロケ地としてなど活用しているらしい。
 ちょっと理解に苦しむところだった。

 百済の都に浸る、とは無理な希望。
 だが、扶余の扶蘇山城や公州の公山城はなかなかよかった。
 昔の建物を復元して雰囲気を出している。
 公山城の衛兵交代も、デキたイベントだと思う。

 なんにしても韓国はお安く旅できる。
 ヨーロッパと較べると格段の差!
 食事も日本人の舌に合う。バラエティに富んでいる。安い。
 
 ソウルの国立中央博物館は、じっくり見学したい。
 今回はぜんぜん予定にしていなかったのだ。(下調べに力を抜いていた)
 韓国が、国を挙げてこの博物館に力を入れていることを強く感じた。



帰国後の感想

 帰ってきたら、案の定竹島のことで日韓関係はまたしても紛糾している。
 3月に日本の教科書に竹島を領土として明記する、としたころから雲行きはあやしかったが・・・・。
 なんにしろ今に始まったことではない。
 韓国の国民の感情の根底には、日本への深い嫌悪感があるのだ。
 少しの政治的問題があれば、それは表面に現れる。

 ワールドカップや韓流ブームで日韓の距離は縮まったかに感じていたが、
 それはちょっとお気楽な気分すぎだったかもしれない。

 韓国には今回で3回行った。最初は2001年9月にソウル5日間。
                 二度目は2003年3月に釜山・慶州・安東と8日間。
                 今回が、鎮海・南原・全州・扶余・公州・水原・ソウルの8日間。
 まだまだ行きたいところはある。
      光州や済州島、江華島、雪嶽山など。
 
 また様子を見て、訪韓するつもりだ。    → → →  四度目の韓国訪問 秋色韓国(2007年10月)
 



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