旅日記  水原・ソウル

4/9(土)  水原華城   そしてソウル、国立中央博物館で百済の半跏思惟像に感動!

 昨夜は24時を過ぎても近所のカラオケの騒音がひどかった。
 遅く帰る宿泊客もいて騒がしかった。
 ちょっと睡眠不足気味だ。
         昼間の黄砂の影響があったかも。
         エヘン虫がひどく、うがいとのど飴の繰り返しだった。

 6:30起床。
 朝食はコーヒー、サンドイッチ、オレンジゼリー。

 8:00鍵を窓口において出発。

 公州市外バスターミナルに行くと、水原行はすでに停車していた。
 窓口でチケット7400W(925円)を購入。
 8:20に発車した。

 今日も黄砂がひどそうだ。
 錦江の向こう岸は霞んでいる。
 バスの中で咳き込んでいる人もなんにんかいた。
 呼吸器系が弱いと、この空気はきついだろう。

 バスはほどなく高速に入ってぶっとばし、Osanで一般道に下りた。(烏山)
 Osanのターミナルに寄って、それから水原は近かった。
 1時間40分かかると思っていたが、1時間25分で水原に到着した。9:45だった。

 水原のバスターミナルは近代的で大きかった。
 迷わずタクシー乗り場へ向かった。
 国鉄の水原駅へ行ってもらう。4100Wかかった。
 タクシーはカーナビが付いていた。

 水原駅はとっても大きい。
 今風にテナントの入る駅ビルになっている。

 エスカレーターで2Fへ上がり、ロッカーへカートを入れた。100W×10個で1000Wだ。
 助かります。

 駅横のインフォメーションへ。
 水原では、水原華城だけ観光する予定。
 バスの路線番号だけ知りたかったのだが、おすすめの観光箇所を説明された。
 なにかの撮影に使った場所がいいらしい。
 ソウルの国立中央博物館について、聞いてみたが、知らない様子だった。
     数日前に何気なくガイドブックを見ていたら、景福宮にあったはずの建物が消えている。
     よく読んだら、新しくオープンする予定、とあった。(2005年末)
     それを確認したかったのだ。

 別の係員が出てきて、龍山の観光案内所で聞きなさい、ということだった。
 まあ、水原の観光案内所では水原のことしかわからないのね。
 シティマップをもらった。

 L番のバスに乗り、八達門で下車した。
 バスはとても混雑していた。
 日曜だし天気もまあまあなので、外出する人が多いのだろう。

 八達門横の店に、なんとチャン・ドンゴンがいた。
 「タイフーン」とは別人だ。
 どうして、CMだとこう好青年て感じなのだろう。


八達門                         チャン・ドンゴン


 さて、念願の水原華城の観光だ。世界遺産だ。

 てきとうに歩いて、西将台をめざした。
 けっこう山を登る。


突然、金ぴか仏像出現         水汲み場で喉をうるおす


 つつじのような小さい花がきれいだ。





西南暗門


西南暗門をくぐり、下界を眺めると夢幻の世界だった

 西将台はなかなか凛凛しかった。
 昔の兵士姿の男性がいた。
 西将台からの見晴らしも素晴らしい。


※ 西将台はこの後4月末に、放火によって焼失したとのこと。
ひどいね。

 ここから先は下りだったので、ラクだ。


 写真を撮りながら、西北角楼を過ぎた。


 華西門も古めいていて味がある。


華西門


華西門の天井

 

 12時に華虹門についたので、ランチにする。


華虹門                       城壁内は市街地


 ヨンポカルビに入った。
 店員の感じの悪いこと。
 アニョハセヨーと言っても返事がない。
 またしても招かれざる客なのね、私は。
 一人客だから? 日本人だから? 
 別に食べれればよいから気にしない。
 カルビタンを頼んだ。
 すぐに出てきた。が、すごくぬるいのだ。
 隣席の人たちのは湯気が立っているのに・・・・。
 骨付きカルビや肉はたくさん入っていたけど、噛み切れない部分も多かった。残した。
 ヨンポカルビはガイドブックにも載っている有名店だ。
 だが、12時をまわった時間でも客はパラパラ程度だった。
 味もたいしたことないし、なんといっても店員がいやな感じ。


ぬるいカルビタン 7000W(875円)

 12:30には店を出た。
 東北角楼へ上がり、腰を下ろしてしばらく休憩した。
 訪花随柳亭と名前も風流だ。
 この建物は見た目もとてもよい姿。
 前には池が広がり、柳の木が風になびいている。いいねー。


訪花随柳亭     木の床に腰を下ろして右の柳を眺めると詩人になれる、なんてね。


 西方向の道路にバスの姿が見えた。
 城壁歩きはもう切り上げてソウルへ向かうことにした。
 八達門から1時間半くらい歩いたので上等でしょう。
 水原華城の雰囲気もよくわかった。
 世界遺産にふさわしい建造物だと思う。

 少し歩いてL番のバスで駅にもどった。

 地下鉄の切符1400Wを買って、2Fへ上がり、カートを取り出した。
 逆方向の改札へ入ってしまい、もどれないので困った。
 通りがかりの母娘連れに助けてもらい、なんとか8番ホームへたどりついた。
 その3人は私がソウル方面の電車に乗るまで、付き添ってくれた。
 なんて親切な人たちでしょう! カムサハムニダ!

 5つ目で2号線に乗換え、まっすぐ会賢へ。
 やはり1時間かかったと思う。だが、175円と、とっても運賃が安い。
 
 カートを引いて、南山パークホテルへ。
 すぐにわかった。
 レセプションにいた2人のうち男性は日本語を話した。
 
 部屋は4.5畳くらいのオンドル部屋。スッキリしている。

 窓からソウルタワーが見えるのだ。
 バスルームは最近改装したようで白くきれいだった。
 バスタブというか、洗面器の大きいものが置いてあった。
 しかし、これは排水すると、バスルーム一帯が水浸しになる形状だ。
 
 15:00出かける。
 レセプションに博物館のことを聞くと、昨年オープンしたとのこと。年内は無料だったとか。
 安心して地下鉄に乗った。

 15:30二村の国立中央博物館に着いた。

 あらら、ここもお子様で大繁盛だ。

 国立中央博物館は敷地がとても広い。
 アプローチも階段をゆるゆると上がっていく。これも演出ね。
 2000W。250円は安いと思う。
 館内案内図がルーブルのに似ていて笑えた。意識してるのかも。
 しかし、ハングルのものしか見当たらなかった。(インフォにはあるのかも)
 
 展示では、
 なんといっても、扶余からもってきた百済の半跏思惟像がすばらしい。
 展示室では当然、このお方だけ神様扱いだ。
 暗い部屋にライトアップされ、360度お姿を晒している。
 斜め後ろや真後ろ、近くからでも、とても線が美しい。
 顔がいいという意見もあるが、私は顔よりむしろ肩のラインとか、脚や台座の感じ。
 全体的な雰囲気がすばらしいと思う。
 正面のベンチが空いたので、座って10分以上観賞させてもらった。
 次から次へと善男善女が見学に来た。
 ほんと、国宝中の国宝だ。

 あとは、他国の仏像とか、とにかく点数が多い。
 犬ものの掛け軸は面白かった。
 青磁や白磁は韓国らしい。




お宝の一部

 17:30くらいまでいた。
 別館で独島展をやっているようだった。
 例の竹島だ。
 これはちょっと見る気がしなかった。
  
 地下鉄で会賢にもどって、南大門側に出た。
 明日の空港バスの乗り場を確認した。

 明洞方面へ歩く。
 ミリオレから先は例のごとく、すごい人だ。


ミリオレ角のステージ                     人ごみは序の口

 若い子がほとんどだが。

 目的のソウルスンドゥブへ。
 すぐに見つけた。なんてカンが冴えてるんでしょう。
 大衆食堂という感じの店内。まだ18:00すぎだが、客はけっこう入っていた。
 ヘムルスンドゥブとビールを注文した。
 ここのマダムは笑顔がよい。
 あつあつで出てきたヘムルスンドゥブはアサリ、海老、牡蠣などが入っていた。
 豆腐はふわふわ、とても美味しかった。
 6000Wにビールが3000W。


ヘムルスンドゥブチゲ最高!750円                ソウルスンドゥブ

 新世界百貨店の地下でパンを買って南山パークホテルにもどった。


 
4/10(月)  国会議事堂前の桜並木を見物して帰国へ

 7:30起床。なんと雨だ。それも雨足が激しい。


ホテルの部屋から見たソウルタワー

 パンとーコーヒーとジュースで朝食をすませる。

 夜中中ずっと微かにオンドルが入っていて、快適だった。
 思えば、公州では入っていなかったが、その他の釜山・全州・扶余では暑すぎるくらいオンドルが効いていた。
 韓国では4月でも夜は冷えるのかもしれない。
 
 この南山パークホテルはバスルーム以外は、ほんとに快適だった。
 従業員も感じがいいし、オンドルの微妙な調節はホテルのポリシーを感じる。
 
 雨がまだまだ降っている。

 9:00にチェックアウトして、カートは預かってもらった。

 予定どおりヨイドの花見に出発しよう。
 傘をさして地下鉄へ。

 2度乗り換えて、9:50ヨイナルに着いた。


ヨイナル駅構内

 河川敷きに下り、橋をくぐった。花がきれい。
 桜は上の道路沿いにあるみたいなので、また土手に上がった。


このあたりは、ほぼ満開

 雨は小降りになり、やみそうな感じだ。


ここからはクルマ禁止のようだ


 国会議事堂の前あたりまで、歩いた。
 桜は道の両側にあり、アーケードになっていた。






 国会議事堂あたりはまだ7分咲きくらいだ。
 見物したり撮影したりする人もちらほらいる。
 ゴミ箱の色が気になる。
 あとは自然のままなので桜自体を楽しめる。


国会議事堂

 運のいいことに、雨も上がったようだ。
 奉仕グループが揃いのジャケットでゴミ拾いをする準備をしていた。

 10:20になった。
 そろそろ引き返そう。 


かつてこのあたりに滑走路があったらしい


 帰りは、別のルートでもどろうとしたが、降車駅をまちがえた。
 ホテルにたどりついたのは、11:30前だった。

 南山パークホテルでは、預けたカートに名札を付けてくれていた。完璧だね。
 カートを受け取って南大門の空港バス停へ向かった。
 11:50ころ605−1のバスがやってきた。
 50分くらいで仁川空港に到着した。
 
 チェックインもすぐにすみ、上の階でランチにすることにした。
 ビビン冷麺。
 味噌が甘すぎ。
 スープはあっさりして美味しかった。ナムルもよかった。
 だが、9500Wに10%のTAXで10450Wもした。約1306円。
 空港は高いね。街中だと、ビールをプラスしてもそんなにしない。


韓国でのラストランチ
仁川空港 ビビン冷麺


 手荷物検査と出国手続きもスムースだった。
 コーヒーを買って、搭乗口で待機した。

 JL984便は定刻15:05に離陸して、軽食も出た。すいていた。
 少し揺れた。
 ビールを飲み、新聞を読むと、もう着陸体制だ。
 17:00ころには無事にセントレアに到着した。

 あっというまの8日間だった。



韓国 花見グルメの旅

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