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子ども部屋(コラム・『ひぐち英明ホッとコム』)

※「ホッとコム」は、月に2回発行している議会報告ニュースに連載しているコラムです。ホッとできるような話題を提供したいと思っています。

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11年11月1日

10月14日に子ども3人の1学期が終わり、通知表を持って帰りました。
生活面では、長女(6年生)はすべて「できている」でしたが
長男(5年生)は、宿題と忘れものの2項目が「がんばろう」でした。
親にしてみたら普段の生活態度から「当前」と感じられるのですが、
長男は悔しかったようです。
ところが、次女(1年生)も全く同じところが「がんばろう」だったことがわかると、
ちょっと嬉しそうでした。

そこで安心したらだめなんだけどなあ。


11年10月23日

長男が5年生になって、宿題をして行かないことがよくある事が、
最近分かりました。
親が宿題を見てあげていない事の現われでもありますが、
本来は自主性の問題であるのでは、とも思われて、
どこまで親がうるさく言わなければならないのか、迷いが残ります。
とにかく宿題をさせてみると、
勉強そのものに極端につまずいている様子ではなさそうなので、少し安心しました。

わが子三人も、それぞれに特徴があり、勉強への取り組み方も違いますから、
同じように接しているつもりでも、子どもの受けとめ方は様々です。
私が子どもに望むことは、現瞬間のテストの成績の善し悪しよりも、
将来、自分の人生を生きていく力をつけて欲しいということです。
テレビのような外からの刺激でなく、
自分が行動する中で「楽しい」と思える経験をたくさん積んで欲しいと思います。

さて、14日(金)に子どもたちは成績表をもらいました。
1学期の終了です。
週明けの17日(月)から2学期が始まります。
1学期と2学期の途中に長期休みがあり、
学期の区切りに休みがない、なんともおかしな仕組みです。
2学期制は全国的にはあまり採用されていません。
京都市は現場の意見を聞かずトップダウンで採用しましたが、見直す時期に来ています。


11年10月1日

次女(1年生)は、今、次々と乳歯が抜けかわっています。
ぐらぐらの歯がある時は、成長していることを実感できて少し嬉しそうです。
一方で、嫌いな食べ物が食卓に並ぶと、「歯が痛い」と言って食べません。ちゃっかりしています。

長男(5年生)は、以前から虫歯があったのですが、
あまりにも歯の色が変色していたので「痛くないのか」と言いながらその歯に触ると、
ぼろぼろと歯が砕けました。
びっくりです。
それでいて本人はけろっとしているのですから、それもびっくりです。


11年9月18日

長女(6年生)は、夏のキャンプに参加して以降、
少年団の取り組みに色々と参加しています。
少年団は、小中学生から指導員の高校・大学生まで異年齢の集団が大人の援助も受けながら、
自分たちで話し合いを重ねながら様々な取り組みを企画しています。

長女は積極的に人の中に入っていくタイプではありませんが、
少年団に初めて参加した時に、「楽しかった」と言って帰ってきました。
理由を聞くと「知っている人は誰もいなかったけど、
すぐに友達になれたから」とのことでした。
確かに、キャンプの準備の会議(楽しくゲームなどもしながら)を見学したときも、
人を排除するような雰囲気がなく、積極的に取り込むことを自然に行っていると感じました。
こうした集団が存在していることは大変貴重だと感じます。

さて、島田紳助が暴力団との交際が明らかになり芸能界を引退しました。
紳助の芸風は、弱いものを徹底的に罵倒するような特徴がありましたが、
これは、最近のお笑い番組によく見られます。
弱い立場のもの、あるいは、違う特徴を持ったものをいじめて笑いを取る行為は、
私は大きらいです。
人を排除して、自分の立場を確保する、こんなことを子どもたちにおぼえてほしくありません。


11年9月1日

夏休みも最終盤になると、子どもたちに宿題をさせるのがひと苦労です。
今日も妻が宿題をするよう言うと、
長男(5年生)が「なんでお母さんはいつもガミガミ言うのや」と言い返したので、
妻も頭にきて「女だからや」とわかったようなわからないような返答。

すると、長男は突然ひらめいたようで、
「あぁ、そうか。鬼ババとは言うけど、鬼チチとは言わないもんなあ」と納得顔。


11年8月21日

長女(6年生)が左京母親大会に妻と一緒に参加し、
市川章人先生から原発の話を聞いて帰ってきました。

晩ご飯の時に長男(5年生)に「なんで原発をつくりたがるのか」
「食べものの規制値が世界と比べて日本はあまりにも甘い」
「原子炉はもともと軍事用に開発された」などの話を一所懸命話していました。
長男はその話を聞きながら「オレも聞いてみたい」とのこと。
原発の話に子どもたちは大いに刺激を受けている様子でした。

今回のような、科学に基づく話だったらいいのですが、
一方で、いまだに原発推進の立場でのマスコミを使った宣伝も繰り返されており、
その影響は大きいものがあります。
今こそ正しい情報の提供が必要です。

今年の大文字は、陸前高田市の松を送り火に使うかどうかが、
全国的なニュースとなりました。
放射能の問題があるので賛否両論が殺到し、
大文字保存会のみなさんは当初から京都市に相談していたのに、
市は積極的に対応しませんでした。
保存会が苦渋の判断で送り火に使うことを断念したところ、
市長が「送り火に使わないことは残念」などと発言したのですから、
市長の無責任さに、あきれてものが言えません。
こうした市長の言動が全国に流されてしまったのは恥ずかしい限りです。


11年8月1日

夏休み前、長女(6年生)、長男(5年生)、次女(1年生)の個人懇談がありました。

次女は、よく手を挙げて発表する、とのこと。
答えがあっているかどうかが気になって、手を上げない事が多い、
長女と長男とは全く違います。
次女が家に帰ったところでこんな話やったで、
と言うと「そうや」と自信満々に答えていました。

長女には「勉強も友達関係もうまくやっている」と、先生が言っていたと伝えると、
「それだけじゃないやろ」と疑います。
「時々ケンカもしている」と伝えると納得しました。

子どもそれぞれに反応が違います。


11年7月17日

長男(5年生)は無事に小指のケガが治り、
野球の練習に復帰しています。
先日は練習試合だったので応援に行ってきました。

バッティングも守備も上達しています。
上高野のチーム全体に言えるのですが、それぞれは上手くなっているのに、
今一つ全体としてそのことに確信が持てないまま、
試合になると気弱な面が前面に出てしまい、思い切ったプレーができません。
力強くバットを振って、全力で走って、
守備でも一所懸命守れたらそれでだいぶ雰囲気も変わるような気がするのですが、
なかなか絵に描いたようにはいきません。

さて、今の管内閣ですが、自分のしていることに確信を持てているとは全く思えないのですが、
「辞める」と言った後、なかなか辞めません。
そして、原発の再稼働に向けて指示を出したり、
電力会社・ゼネコン・大銀行・政治家・官僚といった
「原発村」の利益を守るための「原子力損害賠償支援機構法案」を提出したりと、
国民の望まない方針を次々と出してきています。
辞めざるを得ないところまで追い込まれていることの自覚が全くありません。

こうした勘違い内閣は一刻も早くお引き取り願って、原発ゼロの道へ日本も方向転換しなければなりません。


11年7月1日

長男(5年生)は5月2日に右手の小指を骨折しました。
6月も末になって、ほぼ完治という状態にまで回復し、野球も再開しました。

さて、まだ指に痛みが残っていた頃のことです。
晩ご飯の時に「ととのいました」と言って、
「僕の右手とかけて動物園から帰る時、と解きます。その心は。まだいたい。」

「上手やなあ。いつ思いついたん?」と聞くと、
胸を張って「理科の実験をしている時」とのことです。
授業にはなかなか集中できていないようです。


11年6月19日

長女(6年生)は学校で放送委員をしています。
給食の時間に自分の好きな曲を校内放送でかけられるということで、
時々CDをレンタルしてきています。
普段は嵐というアイドルグループに夢中なので、嵐の曲ばかり聴いていますが、
放送委員の場合は他の子のリクエストにも応えて、
AKB48というアイドルグループの曲も流しているようです。

さて、このAKB48ですが、人数が何十人もいて、
その中での人気投票を「総選挙」と銘打って行っています。
CDを買うと「総選挙」の選挙権が出来る仕組みのようです。
1人が1枚以上のCDを買うように仕向ける巧妙な販売方法です。
また、マスコミがこの様子をこぞって取り上げていたので、さらに「総選挙」に拍車がかかります。

マスコミを使って「総選挙」をあおり上手に商売をする、という手法に違和感を覚えますが、
本物の選挙でマスコミを上手に使って票をかっさらうことと比べたらまだかわいいものだと感じます。

小泉首相以来、そうした選挙の手法がますますエスカレートしています。
選挙が単なるファン投票にならないよう、
政策の中身をしっかりと伝えたいと思っていつもがんばっているのですが・・・なかなか難しいものです。


11年6月1日

子どもたちには「チャレンジ」という通信教材のダイレクトメールが毎月のように届きます。
「チャレンジ」は申し込むとおもちゃのような教材がたくさん届くのが特徴です。
ダイレクトメールにもお試しプリントとちょっとしたおもちゃ教材が入っています。

次女(1年生)にお試しプリントをたまに渡すと、その気になって取り組みます。
しかし、学校の宿題だけでも四苦八苦している状況なので、「小春もうチャレンジやめたい」と時々言っています。
はじめから申し込んでいないことにまだ気づいていません。


11年5月15日

今、家で使っているガスストーブには「おさえめ運転」という機能がついています。
これは、設定温度になると自動的にスイッチが消える機能です。
この機能が働きストーブが勝手についたり消えたりしていることに気付いた長男(5年生)が
「計画停電やな」と独り言。
ひらめきがたの長男ならではの発想です。

さて、浜岡原発の停止を首相が要請し、中部電力が停止を決めました。
しかし、政府の停止要請は「津波対策ができるまで」との期限付きです。
「地震の揺れそのものに対する安全性は確保されている」という前提にたっての要請です。

ところがです。
2009年8月11日に浜岡原発の近く(静岡県沖)を震源とするM6.6の地震が起きました。
その際、地盤が15p沈み、原子炉建屋にひびが入っています。
この地震は東海地震とは関係のない地震でした。
東海地震の場合、この100倍のエネルギーが予測されるというのですから、
地震の揺れに原子炉が耐えられるかどうか大いに疑問です。

福井県には原発が14基ありますが、その下には活断層があることが分かっています。
福島原発や浜岡原発は他人事ではありません。

「安全神話」とは一刻も早く決別しなければなりません。


11年5月5日

長男(5年生)は、
5月の7・8日に行われる少年野球の合宿をとても楽しみにしていました。
ところが、その直前の4日、練習中に右手小指を骨折してしまいました。

練習中は突き指と思っていましたが、
夜になっても痛みがひどかったために病院に行きました。
診察前に先生に「合宿に行きたい」と話していましたが、
レントゲン写真を見ながら先生に「合宿は無理だなあ」と言われると、
長男の目からは思わず涙がぽろぽろとこぼれてしまいました。

野球が本当に大好きで、楽しんでいることが伝わってきて、
私も涙がこぼれそうになりました。


11年4月24日

梅木さんの当選を勝ち取れなかったことは本当に悔しくてなりません。

投票日の翌朝、子どもたちが起きてきたところで、選挙の結果を話しました。
次女(1年生)は「私が1票入れなかったからや」と言い、
長男(5年生)は「原発のことを言っていたのは共産党だけなのになんでなん?」
と言っていました。
長女(6年生)は学校で、福井の原発の津波の想定がたったの75センチ、
ということを友達に言いまくっているそうです。

子どもたちそれぞれに、感じるところがあったようです。

選挙中に次女が小学校に入学し、3人とも小学生になりました。
朝、ランドセルを背負って学校へ行く次女を見ると、まだ違和感があります。
同時に、震災で被災した子どもたちのこともつい想像してしまいます。

なかでも、原発については、
儲け優先で安全対策を怠ってきた結果の重大事故ですから、
これで子どもたちが苦しめられていることに激しい怒りを感じます。
今なお、東電が「想定外」との開き直りの発言を繰り返していることは絶対に許せません。
放射能は一生に渡って健康に被害をもたらす可能性があるのですから、
やはり、共存できるものではありません。
原発は廃止の方向へ舵を切らなければなりません。


11年3月5日

保育園からの帰りの車の中で次女(6歳)の好きな落語のCDを聞いていました。
七福神の話でしたが、恵比寿様が出てきたところで
「恵比寿はビールの神様やで」と次女が言いました。
「よく知ってるなあ」と答えると、
「宣伝でしてたもん、お父さん大好きやなあ」とのこと。
テレビのCMがすっかりすり込まれています。


11年2月27日

長女(5年生)と長男(4年生)は一緒の部屋で二段ベットで寝ています。
一方、次女(6歳)は、私と妻の部屋で3人で寝ています。

私も妻も忙しくしていたある夜のこと。
次女がまとわりついてくるので、「もう寝る時間だから、一人で寝なさい」と言うと、
次女が「一人で寝るってどういうことか知ってる?」と真剣な顔で聞きいてきました。
「どういうことなの?」と聞き返すと、「注射されたときと同じくらいの寂しさやで」とのこと。
インフルエンザの予防接種の情景が目に浮かぶようで、妙に納得です。

さて、子どもの髄膜炎を予防するワクチン接種が無料になりました。
保護者や関係者のみなさんが必死に署名を集め、
議会に要望書を届け、世論を大きく広げてきた成果です。

大事なのは今回の制度が、窓口負担が無料という点です。
いったん窓口で支払って、後から返還するという「償還」という仕組みの場合、
一時的とはいえ、大きな負担が生じます。窓口無料でこそ、
安心して病院に行くことができます。

次は、子どもの医療費の無料化の番です。
「小学校卒業まで無料を」の声を大きく広げましょう。


11年2月13日

長男(4年生)の最近の関心事は「謎かけ」です。
「海とかけて電車とときます。その心は、どちらもかいそうがあります。」
「おみくじとかけて、船で人や荷物を運ぶとときます。
その心は、どちらもかいうんです。」
などなど、謎かけメモ帳にびっしりと書き込まれています。

辞書を片手に単語を調べて同じ言葉で違う意味のものを探しながら、
着想を得たりしています。
普段は、授業中になかなか身が入らず、
心は宇宙空間を漂っていることが多くある長男ですが、
こんなことをしているときの集中力には驚きます。

さて、先日、長女(5年生)と長男が学校からアンケート用紙を持って帰りました。
保護者が10問ほどの項目に答えるものでしたが、
その中に、学校の授業がわかりやすいか、とか、
先生の教え方が丁寧か、などといったものが含まれていました。
最近、京都市が地域住民に学校を評価させる手法をよく行っていますが、
これもその一環なのでしょう。
京都市の意に沿わない先生には、
「住民からの指摘だ」ということを錦の御旗にして、教師を管理する手段に使っている、
ということが容易に想像できます。

先生と保護者がもっと協力する関係をつくっていけたらいいのに、とつくづく思います。


11年2月5日

次女(6歳)のくつ下の繕いを妻がした後、
その時に使ったはさみがそのままになっていました。
次女に「はさみをしまって」と頼むと、「はさみを使ったのはお母さん」と返事。
「自分のくつ下をなおしてもらったんやろ」と言うと、
「保育園では、見つけた人が片付けるんやで」とのこと。
ああ言えばこう言うとはこのことです。


11年1月23日

次女(6歳)は、最近、ご飯をだらだら食べながら、
途中で遊び始める、ということがよくあります。

先日も、朝の忙しい時間にいつまでもご飯を終わりにしないでいるので、
「小学校になったら、もう、出発の時間やで」と声をかけたのですが、
何の反応もせずに、別な話を始めようとしました。
そこで、「何を言ったのか聞いていたか」と再度言うと、
「ご飯を早く食べなさいってことでしょ」と涼しい顔をして答えます。
ちゃんと聞いているのに、適当に話をごまかそうというのですから、
なかなか知恵がついてきています。

適当な話をするという点で言うと、
門川市長の話は聞いていて鼻白む思いになることがたびたびです。
職員に対する年頭訓示で「市民目線を強調したい」
「人間らしくいきいき働き、豊かな家庭生活を築き、
地域社会に積極的に参加し、貢献する、
健康で文化的に学び憩う時と空間を確保するという理想に立っている」などなど、
言葉だけを見たら立派なものですが、
してきたことは国保料の値上げなど市民負担増の一方で
大型事業などの一部大企業応援です。

言葉だけが虚しく羅列される市長の話を、
実感を持ってうなずける人はいないのではないでしょうか。


11年1月10日

年末に長女(5年生)と長男(4年生)のピアノの発表会がありました。
長女は情感豊かに弾くようになっていて驚きました。

長男は「麦が取れなくて悲しんでいるところ」をイメージしながら弾いたそうです。
長男の弾いた曲は「紡ぎ歌」でしたが、
頭の中では「つ・麦歌」となっていたようです。



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