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ひぐち英明 ホッとコム

※「ホッとコム」は、月に2回発行している議会報告ニュースに連載しているコラムです。ホッとできるような話題を提供したいと思っています。

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10年12月12日

長女(5年生)が私と一緒にお風呂に入らなくなって1年以上になります。
着替えている最中に次女(5歳)が脱衣所の扉を開けようものなら、
大声で怒ります。
子どもの成長過程の一段階であり、嬉しくもあり、寂しくもありです。

ただし、洗濯物は下着も含めて親まかせであり、その点では相変わらずです。
そこを含めて成長していくのはまだ先の話のようです。

来年1月から子宮頸がんワクチン接種が
髄膜炎予防のワクチン接種とともに無料になります。
ワクチン接種は高額ですから、子育て世代から強く要望が出されていたものです。
無料になるのは運動の成果です。

ただし、子宮頸がんワクチンに関しては、親の意向だけで行えるものではありません。
中1から高1までが接種の対象年齢で、
自分の体のことを自分で十分に考えられる年齢です。
ですから、性交渉によって感染し病気のリスクが高まるということなど、
正確な情報を本人に伝え、本人の判断を尊重する必要があるでしょう。

日常的に、いくら親が良かれと思っても勝手に決めず、
子どもの意見を尊重して子どもの事を決める、というのは、言うは易しするは難し、です。


10年12月5日

少し前のことです。私が出張に出かけ、子ども3人にお土産を買って帰りました。
次女(5歳)は、お土産の袋を開けてまず最初に「かわい〜」とひとこと。
その後私の顔をのぞき込みながら、「お父さん、喜んでくれてうれしい?」とのこと。
ちゃっかりしています。


10年11月28日

ある授業で長男(4年生)がこんな文章を書きました。

「ぼくは大人になったら、冬の朝、
耳の不自由な人がすっきり起きられるようになる機械を作りたいです。」

この授業では、耳の聞こえない方と交流しました。
そこで、目覚まし時計の音のかわりに、
扇風機にタイマーを取り付けて風で目を覚ます、という話を聞いて、
「冬の朝は大変だ!」と直感したようです。
ほかにも、消防車や救急車のサイレンが聞こえない、
インターホンの音が聞こえない、などの話もあったようなのですが、
長男の琴線に触れたのはこの部分でした。

先日は、修学院にある修光学園の「修光まつり」に行ってきました。
知り合いも何人かいるので、時々寄せてもらっているのですが、
障害のある方たちと関係者の方々がイベントやさまざまな模擬店、
物品販売などをたいへんにぎやかに行っていました。

障害があっても、本人はもちろん、家族も含めて、
当たり前に生きていける環境づくりは、日本は遅れています。
「障害者自立支援法」の「応益負担」など論外ですが、
誰でも当たり前に暮らせる仕組みを早くつくりたいと思います。


10年11月5日

長男(小4)は上高野スポーツ少年団の野球部で、
楽しみつつもがんばっていますが、実力はまだこれから、
といったところです。
先日の練習試合も12対4で負けてしまいました。

試合から帰って来た時、「12対4で負けたんだってなあ」と聞くと
「そうやで。4点もとったんやで」と自信満々に返事が返ってきました。
いたってのんきな長男です。


10年10月31日

次女(5歳)がおたふくかぜのウイルスによる髄膜炎で入院しました。
幸い大事に至らず、4日間の入院で済み、今は元気に保育園に通っています。
みなさんにご心配をいただき、また、気も使っていただきありがとうございました。

経過を少し報告しますと、
おたふくかぜの熱が下がって2日ほど経った土曜日の深夜に
突然40度の発熱とともに嘔吐を繰り返し、朝、第二日赤に救急で受診。
先生から「髄膜炎」と聞かされたときは、大変動揺しました。
同時に、入院するよう言われたのですが、
その時にまず頭に浮かんだのは「200円で済む」ということでした。

「子どもの病気というだけで動揺しているときに医療費の心配をしなくて良いというのは、
本当にありがたい」との話を議会などではこれまでも紹介してきていたのですが、
今回、我が子の経験を通じて、本当にそのとおりだと実感しました。

入院の無料化だけでなく、通院に関しても無料化の拡充が求められています。
また、次女は違いましたが、細菌性髄膜炎はワクチンで予防ができますから、
このワクチンへの助成制度の創設で、
子どもの命を守る施策の充実に力を尽くします。


10年10月17日

保育園で、次女(5歳)と同じクラスのR君が友達から
「よわっちい」とからかわれていたそうです。
丁度R君のお母さんがお迎えに来ていた時だったので、
お母さんがR君に「よわっちくなんかないなあ」とかばったところ、
横にいた次女が、「よわっちくてもいいもんなあ。
次女がR君と結婚して守ってあげる」とのたまったそうです。

R君は前から次女の意中の人で、いつ聞いても結婚したい人NO.1でした。
しかし、お母さんも本人もいる前で堂々とこんなことを言うとは、
いやはや大したものです。

この話をR君のお母さんから聞いた時、そのお母さんの受け止めは全く違って、
小春にえらく感心したそうです。
何に感心したのかと聞くと、「よわっちくない」と強くあるべき姿をわが子に求めたけれども、
次女が、「よわっちかったとしても、そのままでいいんだよ」と言っていたことに感動した、
とのことでした。

次女がそんなことまで考えて言葉を発したわけではないので、
そのように感じたお母さんの感受性に、私は感動です。
子どもに限らず、そのままの自分を受け入れてもらえたら、
生きていく上で大きな力になると思います。


10年10月5日

次女(5歳)と電車に乗っていた時のこと。

となりに座った中学生のお姉さんたちから「かわいー」と言われると、
少し照れて髪の毛をいじりながらも「ありがとう」と返していました。
すっかり女優気分です。

家に帰ってきて「あんまかわいいって言われるから、
髪の毛がくしゃくしゃになっちゃった」とのこと。
参りました。


10年9月12日

長女(5年生)と長男(4年生)の夏休み中のお手伝いは、
長女が洗濯、長男は新聞と牛乳を家の中に入れることでした。
学校の宿題の一環です。夏休みの終わりとともにこのお手伝いも終了。
お手伝いも一言日記と一緒で夏休みが終われば
「はい、おしまい」といったところです。

さて、長男は夏休み前に、授業の一環で「岬の家」合宿に行ってきました。
それまでは5年生の授業で行っていたのですが、
5年生は山の家の5泊6日の合宿が突然入り込んだため、
4年生で「岬の家」に行くことになったものです。

「岬の家」では自分たちでご飯をつくったのですが、
授業で包丁の使い方などを習うのは5年生になってからだそうです。
順番がさかさまです。

3学期制から2期制にした時もそうですが、5泊6日の山の家合宿を、
授業のカリキュラムも現場の意見も聞かずに突然取り入れたものですから、
あちこちに無理が生じています。

市長のトップダウンで現場が混乱し、先生がてんてこ舞いになるだけでなく、
そのつけは子どもに押しつけられることになるのですから、
たまったものではありません。


10年9月6日

長女(5年生)は普段から友だちにとても気を使っています。
人間関係に敏感になる年頃なのと、
KYといった言葉に象徴されるような最近の風潮も重なってのことだと思います。

しかし、夏休み中に行ったピアノ教室の合宿と城陽のキャンプ場主催のキャンプは
大変楽しめたようです。
はじめて会った人たちとの共同生活では、
なぜかはじけた自分を出せるようです。
先日、キャンプの写真が届きましたが、
膨大な量の写真を見ながら嬉しそうに解説してくれました。

いずれにしても、人に話したくなるような生き生きとした時間を過ごせたことは、
貴重な経験だったと思います。


10年8月17日

長男(4年生)の頭の中は5割が阪神、
4割がお城、残り1割で他のことをしている感じです。

夏休みは洛北後援会の阪神戦ツアーで甲子園に行き、
犬山城(国宝)、松本城(国宝)、安土城跡見学に行き、
夏休みの自由研究は、「阪神日記」と「国宝の城新聞」です。

夜になったらラジオにかじりついて阪神戦に聞き入り、そのほかにも、
犬山城プラモデルや安土城ジグソーパズル(1,000ピース!)と大忙しです。


10年8月1日

妻が夜勤の日のこと。
次女(5歳)が保育園の帰り道、
「お母さんがいないから、晩御飯の手伝いをする」と言いました。

ところが、家に着いたとたん、テレビの前に座り込み、
見始めたらもう動きません。
「手伝ってくれへんの?」と聞いても、何の返事もありません。
私からの問いかけには、耳にふたをしてしまっています。
晩御飯を食べるときに「結局手伝ってくれへんかったなあ」と言うと、
「お母さんには内緒やで」とのこと。
ちゃっかりしています。

参議院選挙では、耳にふたをして
国民の声を聞かずに消費税増税を主張した民主党が大敗をしました。
国民の声を聞こうとせず、財界やアメリカの声だけで政治を行おうとしても、
国民はもう納得しません。
昨年の衆議院選挙では自民党に厳しい審判が下されましたが、
こちらも、国民の声を聞かずに政治を行っていたという点ではまったく同じです。

今の京都市長も市民の声を聞かないという点では、共通していますし、
最近その傾向がますますひどくなってきています。

梅小路公園への水族館建設、京都市立看護短期大学の廃止など、
市民に何も知らせないまま、裏で事を進め、
決めてからは市民の声にいっさい耳を貸さないのですから許せません。


10年6月10日

次女(5歳)は6月にお泊り保育があります。
保育園ではこのイベントに向けて取り組みが行われていますが、
次女は母がいないもとで泊まることに不安があるようです。
口にはしませんが、最近、ちょっとしたことで泣いたり、気持ちの切り替えがうまくいかなかったりしています。

年長さんではありますが、今でも寝るときは「お母さんがいい」と母親べったりです。


10年5月16日

お出かけをするときに、次女(5歳)がお気に入りのパジャマを着て行くと言ったので、
妻に怒られました。
すねて不機嫌になった次女を別の部屋に連れて行き、
「なにがあったの?あんなあって教えて」と私が言っても何も言いません。

少し前なら、自分は間違っていない、と主張して、
その言い分を聞いてあげたら落ち着いて気分が変わったのですが、
このごろは、そうならなくなってきました。
自分がわがままを言っていることに気がついていて、自分が悪くない、と言えなくなってきています。
そうかと言って、素直に謝ることもできずに、妻のまわりをうろうろとするばかり。
複雑な心模様が垣間見えます。

次女は成長して、自分の間違いを理解するようになっていますが、
現政権の首相は、あらゆるところで自分が間違っていることに気づいてないようです。
直近の間違いで言えば、沖縄の普天間基地撤去の問題です。
5月末までに解決すると大見えを切りましたが、
基地の「移設先探し」こだわっている間違いに気がついていないために、
まさに泥沼状態です。条件なしの撤去こそ、普天間基地問題解決の解答です。

もし、わかっていながらアメリカに遠慮して口に出せないのなら、そんな首相はいりません。


10年5月10日

「子どもには扉を閉めるという機能が備わっていない」
と漫画家の西原理恵子さんが描いていました。
扉を開けたその向こうの世界に心は夢中で、
後の扉のことなど頭には全くないようです。
長女(小5)、長男(小4)、次女(5歳)もご多分にもれず、扉を閉める機能が備わっていません。
「そんなものなんだろうなあ」と思いつつも、明け放れた扉を見ると腹が立ちます。

ちなみに、私の妻も扉を閉める機能が時々失われます。
扉の向こうのいったい何に心を奪われているのやら・・・


10年3月21日

長女(4年生)が府立文化芸術会館の主催する子どもの朗読劇
『京都で見つけた物語』のワークショップに昨年9月から通い、2月末が本番公演でした。

初めの頃は、練習での様子を家で話そうとせず、せりふの練習をするときも、
長男(3年生)と次女(5歳)に「聞かれたくないから2階に行っといて」と部屋から追いやられていました。

ところが、あるときから、劇中での歌が鼻歌で出てきたり、せりふの練習を家族のいる前で大きな声でしたりと、
大きな変化が起こりました。

何が起こったのかと思っていましたが、後から話を聞いて納得しました。
劇のせりふなどになかなか自信の持てない長女に対して、
演出の先生が練習後に2人きりで話す時間をつくってくれたそうです。
そこで「今のままでいいんだよ」と言われたことが、長女の腹にストンと落ち、
大きな安心感を得られたようです。

「ここをなおそう」などと言うのでなく、「今のままでいいよ」と、
安心感を得られるような話をしていただけたことで、長女の気持ちが大きく広がり、
次へのステップを踏み出すことができました。
すばらしい経験ができたと思います。スタッフのみなさん本当にありがとうございました。


10年3月1日

長女(小4)が朗読劇に挑戦しました。
昨年9月からワークショップに参加し、5カ月かけて練習を積んできた劇です。
2月27日に府立文化芸術会館で行われた本番を見に行ってきましたが、とても楽しい劇になっていました。

小学生30人ほどが出演していましたが、長女もそのほかの子もみんなきらきらと輝いていました。
多分、長女の人生の宝物の一つになったのではないかと思います。


10年2月21日

妻が夜勤で夜いなかった日のこと。
その日はなんだかはじめから子どもたちに落ち着きがありませんでした。
さらに、それに追い討ちをかける事件がおこりました。

私が晩ご飯の準備を始めたときに、妻の実家から荷物が届きました。
中から出てきたのは岡山名物のきび団子。3箱もあるのに子ども3人は取り合いのケンカ。
「うるさい」と私が大声を上げると、いったん騒ぐのをやめましたが、
長女(4年生)が袋をあけ、「今日は1人2個ずつ」と宣言したので大変。
長男(3年生)はしぶしぶ賛成したものの、次女(5歳)はもっと食べたいので納得できません。
また3人でケンカをはじめました。子どもはイライラ、その声を聞いて私もイライラ。
とても険悪な晩御飯です。

後になって分かったのですが、この週は、小学校で実力テストが毎日行われていて、
「学校いくのがイヤ」と言うほどプレッシャーがかかっていました。
それでいつになく2人ともイライラしていたようです。

子どもたちが、実力テストの点数を比較しあうのでなく、
それぞれが分からないところを把握し、学びあえるような授業をしていただけたら、
子どものイライラも少しは収まると思うのですが・・・
実際はどのようになっているのでしょうか。


10年2月1日

次女(5歳)は最近妻にばかり絡みついていて、私には必要な時以外は近寄りません。
「お母さんのどこが好きなの?」と聞くと、「ぜ〜んぶ」とのこと。
「お父さんは?」と聞くと、「ここ」と、最近刈り上げたもみ上げを触りながら答えました。
父は少し寂しいです。


10年1月1日

次女は12月27日に5歳になりました。
その少し前に「5歳になったらどうなるの?」と聞くと、「少しだけしっかりするの」とのこと。
そうそう。あまり早くからしっかりしなくていいです。少しずつで十分です。

その次女はおしゃれをしたいらしく、髪の毛を伸ばすと言っています。
何やらごっこ遊びをひとりでしていたのですが、「髪の毛伸びたね、って言ってた」とぽつり。
「誰が言ってたの?」と聞くと「天国に行ったお母さん」。
ごっこ遊びの世界はさまざまに広がっていきます。


09年12月13日

次女(4歳)はたいへい君と結婚したいそうです。
何でかと聞くと、「やさしいから。でも、ひろと君のほうがやさしい。」そうです。
何でひろと君と結婚しないのかと聞くと「ひろと君はみかちゃんとラブラブだから」だそうです。
ラブラブとは恐れ入りました。ませているというか、現実的というか、なんというか。

「現実的」という言葉で思い出されるのが、沖縄・普天間基地移設問題です。

普天間基地は住宅地の真ん中にあるヘリコプターの基地で、
隣の大学に墜落事故を起こしたことは記憶に新しいところです。
沖縄県民の「基地は国外への移設を」という声を受けて、衆議院選挙中、
鳩山首相は「基地は県外、国外へ」と訴えていました。
ところがいざ政権について、アメリカから一喝されると、公約をあっさり後退させてしまいました。

岡田外相が移設先の県内候補地である名護市住民との対話集会をした時に「現実的」発言が飛び出しました。
住民に「現実的に県外となると時間がかかる。そうなるとそれだけ普天間(の危険)は今のまま続く」述べ、
住民から「それは脅しだ」と大反発され、会場は騒然となったそうです。
政府は、県民の声に応え、基地の撤去をアメリカに強く求めるべきです。


09年12月1日

長男(小3)がテレビを見ながら「これ、オレが授業中に考えていることや」とぽつりと言いました。
どんなことかと聞くと、
「何でオレが生まれてきたんだろうか。何億もの精子と卵子の中で、何で違う人じゃなくてオレなんだろうか。」
といったことを考えているそうです。

考えている内容は、誰でも一度は考えることかもしれませんが、算数の時間にこんなことを考えていたら、
先生の声は耳を素通りしているに違いありません。


09年11月15日

長女(4年生)と映画を観に行きました。
『西の魔女が死んだ』という映画で、不登校になった中学校1年生の女の子・マイが、
祖母の住む山の中で1ヶ月暮らす、という内容です。

豊かな自然の中で、ゆったりと進む物語の中で、祖母の口から語られる言葉がマイの心の中に響いていきます。
「自分の進む道は自分で決める」「大事なことが何かを、感じること」
「(人を憎む心は)大事なエネルギーを費やす。さらなる憎しみが大きくなる」
こんな言葉が次々と祖母の口から語られます。

長女が印象に残ったのは、マイが祖母とケンカをしたまま、祖母の家を後にし、
車の中で「おばあちゃん大好き」と言えなかったことを悔やんでいるシーンだそうです。
長女も「謝りたいのに口にできないことがある」と言っていました。そろそろ思春期の入り口です。

先日、洛北高校の3年生の子と話す機会がありました。
まさに思春期真っ只中です。
中高一貫校の生徒が一緒にいる学年ということだったので、どんな雰囲気かと聞いたところ、
「その子たちはエリート」と即座に返ってきました。
多感な時期に、人を序列化し、成績があたかも人の価値そのもののように思わされる今の教育環境は、
子どもをゆがめてしまうと感じます。


09年11月1日

次女(4歳)がどこかで何かを感じたようです。

「1月、2月、3月、4月、5月、6月・・・終わりが来るのか?
終わりが来たら、お父さん、お母さん、友だちも、知らない友だちも、みんないなくなるのか?」
と突然言いました。
妻が、「次につながるのではないかな」とこたえると、「死んだら次はまたわたしか?」と次女。
なんだか、ちょっと切ない気持ちになりました。


09年10月1日

次女(4歳)はおままごとに夢中です。
ひとりで黙々と遊んでいる姿は微笑ましいのですが、なにせおもちゃを部屋中いっぱいに広げるので、
遊び終わった後は、なかなかすごい状況になっています。

妻が「うちは、何でいつもこんなに散らかっているのかな」と言うと、
次女は涼しい顔をして、「子どもが3人いるからや」とのこと。
口はどんどん達者になって行きます。


09年9月13日

長男(3年生)が学校で詩を書きました。

ぞう

ぞうがあるくと
おとしあなができる
はながまるまると
まくらになる
ぞうがあるくと
じしんがおこる
ぞうのはながてになっている
ぞうがたいこをたたいたら
こわれそうだ

この詩にはぞうの絵もついていました。見事な詩です。
私も授業で詩を書いた覚えがありますが、奇をてらったり、頭の中でひねり出したりと、
なかなか素直に書けなかった記憶があります。
この詩は自分の気持ちが素直に表されています。すばらしい。

かつては8月31日まで夏休みでしたが、今は、8月24日から登校です。
しかも、その24日から、給食があり、6時間目までの授業。
長い休みからの心の切り替え期間も一切ない、というのですから、子どもも大変です。

現場の声も聞かずに二期制への切り替えたことにともないこんなことになったのですが、
子どもの気持ちに寄り添いながらの計画を立ててほしいと思います。


09年7月1日

次女(4歳)語録@ 母が出演した憲法ミュージカルに徳姫というお姫様が出てきました。
次女はこのお姫様がお気に入りです。
おもちゃの冠をかぶって踊りながら「どくひめのかんぶり」とご機嫌です。

語録A ヤッターマンというアニメ番組をご存知でしょうか。
その中の「メカの素」というアイテムをヤッターマンが投げるシーンで、
「説明しよう。メカの素を食べることによって、・・・」というお決まりの解説があります。
次女はこのシーンを見るたびに、「説明しんでも知ってるわ」と突っ込みを入れています。


09年6月21日

次女(4年生)は、4年生になった当時、友達との関係で悩んでいるようでした。
女の子にいくつかのグループができ、その中で、誰かが仲間外れにされ、
長女も仲間外れにされたりする、とのことでした。

今は、その状態は改善されているようで、長女のイライラも一段落しています。
こうした人間関係を経ながら、人との距離や接し方を感じ取っていく時期なんだと思います。
そんな時期が少なくともあと10数年は続くであろうことが想像され、
父としては、ハラハラと見守るばかりです。こんな時に頼りになるのは、やはり母のようです。

さて、人間関係をしっかりつくれるよう、学校ががんばってくれたらいいのですが
最近はどうもその機能がおろそかにされがちに思えます。それどころか、人と自分とを比べて
どっちが上か、どっちが下か、といったランク付けを学校が率先している気がします。
これでは、人間関係をつくるどころか、むしろ、対立する関係づくりをしているかのようです。
今年も全国いっせい学力テストが57億円という巨額の税金を使って行われましたが
こうした教育を率先して行っているのが、この京都ですから、腹が立ちます。

学ぶ喜びや、誰かのために役に立つことの喜びを感じられる教育をして欲しいものです。


09年6月1日

長女(4年生)は妻にしかられても黙っていません。
時々派手に言い争いになっています。

その日も私が帰ったとき、言い争いの真っ最中でした。
私は、玄関からそのまま2階に着替えに上がったのですが、
長男(3年生)と次女(4歳)が
所在なさげに私の後をついて一緒に2階に上がってきました。

まだ、長女と妻の間に入ってとりなすこともできず、
かといってそこにいるのもいたたまれずに、
オロオロするばかりのかわいい2人です。


09年5月17日

10日(日)の母の日、妻は昼から仕事で留守にしていました。
夕方ころから、長女(4年生)、長男(3年生)、次女(4歳)は
2階に上がってなにやらごそごそと作業を始めました。
私はその部屋に入れてもらえません。
1時間ほどすると、今度は1階の居間に移動してきて、やはり部屋を閉め切って、
また30分ほどごそごそ3人でなにやら楽しげに作業をしています。
その間、私はやはり閉め出しで、中に入れてもらえません。

子ども3人による作業がちょうど終了した頃に、妻が帰宅しました。
そこで、誇らしげに3人が妻を居間に招き入れると、
そこには、折り紙を切り抜いて作った蝶や花やさまざまな飾りが、
壁中に張られていました。母の日のとっても素敵なプレゼントでした。

子どもたちのこっそりは楽しいこっそりでしたが、
市長がこの間、市民にも議会にもこっそりと何も言わずに
色々な計画を進めようとしているのは断じて許せません。
京都市の土地を勝手にオリックスやJRに提供し
水族館や鉄道博物館の建設を最大限応援しようというのですから
市民から怒りの声が上がるのは当たり前です。
京都市のものは自分のもの
といった感覚で大企業には大盤振る舞いを続けるやり方をいつまでも続けさせるわけにはいきません。


09年5月1日

長男は3年生になってから、宿題を一所懸命にするようになりました。
宿題の量も増えているようで、横で見ていても、ちょっとかわいそうなくらいです。
一所懸命やっているのですが、要領は悪く、本人もときどきイライラしています。

国語の教科書に「えりすぐる」という言葉が出てきて意味がわからないので
辞書を調べてみたら、「よりすぐること」と書いてありました。
今度は「よりすぐる」を調べたら
「多くの中から選びとる。えりすぐる。」と書いてありました。
それを見て「えりすぐる、を調べないと」と長男がつぶやいたので
ずっこけてしまいます。
これでは、なかなか宿題も終わらないわけです。
イライラするのも無理はありません。


09年4月12日

4月になり、長女は4年生に、長男は3年生になりました。
ところが、長男は今年2回目のインフルエンザにかかり
始業式から欠席です。
A型・B型の両方にかかるのですから本人が大変なのはもちろん
家族も大変です。
B型のほうは熱がだらだらと続くのが特徴のようで
学校に行けるようになるまで6日間もかかりました。

子どもの貧困が大きな話題となっています。
病院に行くことすらできず
学校の保健室で薬をもらう子どもがいることなどがマスコミでも報道されています。
自民党政治によってつくりだされた不況が
何の罪もない子どもを命の危機にすら追いやっていることに本当に怒りを感じます。

長女は4年生になり、学童保育は長男だけになりました。
長女の放課後の過ごし方も気になりますが、学童も大変気になります。

というのも、保護者負担は増やされたものの
職員の処遇の改善はほとんど行われていないからです。
子どもの放課後の生活を支えていただいている職員さんたちは
正職員であるにもかかわらず、まさに、ワーキングプア状態の賃金で
ダブルワーキングをしている方すらいるのが実態です。

未来を担う子どもたちに、国も京都市ももっと予算を振り向けるべきです。


09年4月1日

長男(3年生)は電車が大好きです。
先日、家族で本屋さんに行った時のこと。
いろいろ悩んだ挙句に長男が買ったのは
『追憶 新幹線0系』というDVD付きの本でした。

DVDには、昨年12月に引退した
新幹線0系の運転席からの風景(新大阪〜広島)が
3時間映っているというものです。
まっすぐ前を向いているだけなので
風景と言っても線路が見えているだけで
駅に到着したときのアナウンスでどこの駅に着いたかが分かります。
また画面横に時速が何キロ出ているかの情報が映し出されます。

長男はすっかり運転手になった気分で
線路が続くだけのDVDを延々と見続けていました。
電車マニアと自称していますが
はたから見ていてなんだか感心してしまいました。


09年3月15日

「人生ゲーム」というボードゲームをご存知でしょうか。
私も子どもの頃、遊んだことがある、長年子どもに愛されているゲームです。
最近我が家もこのゲームを購入したところ
長女(3年生)と長男(2年生)もはまっています。

しかし、破産して
開拓地におくられてしまうこともあるというシビアなゲームなので
終わったときに納得のいく結末になるとは限りません。
長男が手持ちのお金がわずかになってゴールをして
思わずぽろぽろと涙をこぼしたことがありました。
普段は、どちらかというとゲームの勝ち負けにこだわるのは
長女の方なのですが、それが逆になったところ
必死になって長女が長男をとりなしていました。
なんだかんだといいながら、やはりお姉ちゃんとして気を使っています。

今、議会では、来年度予算案を審議していますが
大幅な市民負担増と、市民サービスのカットという提案で
市長は一向に市民のくらしに目を向けず
市民の声に耳を傾けようとしていません。
その一方で、オリックスが市有地に建てようとしている水族館建設は
「スピード感を持って取り組んでいただく」などというのですから
気を使う相手をまったく間違っています。


09年3月1日

先日、家族で北大路ビブレに買い物に出た時のこと。
駐車場について車を降りようとしたら長男(2年生)が
「あ、サンダルで来てた」と声をあげました。

そうです。家の周りではくための健康サンダルを履いて
ビブレまで来てしまっていたのです。
しかし、そのあと続けてすぐ
「ま、いっか。これで日記に書くことができた。」だそうです。

学校の宿題のひとこと日記のネタができた、とのことなのでしょうが
関東生まれの私にはない発想で
なんか笑けました。


09年2月15日

私の前の市会議員、三宅誠孝さんが1月17日になくなられました。
72歳でした。
三宅さんには私の子どもも大変かわいがっていただいていました。

三宅さんは
「あいつ、いつの間にいなくなったんや、という感じでいなくなりたい」と話し
「家族だけで送ってほしい」
と強く希望されていたとのことで
家族だけで葬儀はすまされました。

そうした三宅さんの遺志には反したかもしれませんが
梅木府会議員が実行委員長、私が事務局長となって
洛北地域を中心に、「三宅誠孝さんお別れ会」を開き
300人を超える方に参加していただきました。

お別れ会には長年親交があり
この2年間は、三宅さんがマネージャーも務めていた
歌手の高石ともやさんに歌も歌っていただきました。
その中で紹介されたCDブック
『巡礼歌集』(発行・高石ともや事務所・3,500円)は
三宅さんが制作に尽力されたものです。
「旅の終わり」という曲の歌詞に「友の笑顔ありがたし」とあるのは
三宅誠孝さんのことだ、との紹介もありました。
また、高石さんは三宅さんのことを
「いつでも誰かのために生きていた人でした」と語られていました。

このCDを聴いていると、三宅さんの笑顔が思い出されて
まだなんだか切ないです。


09年1月18日

長男(2年生)は冬休みの家のお手伝いを、
「風呂の掃除」と決めて、だいたい毎日その通りにしていました。
ところが、ちょっと不機嫌な日、風呂の掃除をいっこうにしません。
しびれを切らして「お風呂あらったんか?」と聞くと「知らん」との返事。
知らんぷりを決め込んでいます。

次女(4歳)は、朝、保育園に行く前に顔を洗って、歯を磨くことになっています。
次女のほうはなかなか習慣になっていません。
「顔あらったんか?」と聞いても「・・・」何も答えません。
聞こえないふりを決め込みます。

首相が新年の記者会見の冒頭で
「それぞれにいいお正月を迎えられたことと思います」と述べました。
派遣村で年越しをした大勢の政治被害者のみなさんのことは
知らないふりを決め込んでいます。

市長が「京都未来まちづくりプラン」(案)で、
市民への負担の押し付け、市民サービスのカットを打ち出しています。
百年に一度の経済危機と言いながら、市民の「暮らしを良くしてほしい」の声は、
聞こえないふりを決め込んでいます。

子どもはかわいいものですが、
首相や市長がこんなことをしているのは、醜悪そのものです。
政治の変化の流れを加速させなければなりません。


08年1月1日

次女(4歳)が保育園への道中でこんな話をしてくれました。
「あんな、お父さん。ないしょの話をしてあげようか?」
「なに?」
「お父さんが小さい時にな、知らんぷりしはった。」
「へ〜。なんでそんなことを知っているの?」
「ないしょ。」

12月で4歳になった次女。
保育園でのお誕生日会では、恥ずかしそうにしながらも、元気よく名前を言い、
得意のリズムをみんなの前で披露したそうです。




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