偽りの果てに・後書き



最初に思い浮かんだのは、『船岡山で頼忠を想いながら竜胆の花に囲まれて永遠の眠りにつく花梨』でした。当然、死なせるつもりは全く無く、その前後を同時に妄想していましたが。
結局のところ、神泉苑での戦いの日までに両想いになっていなかったら、という内容です。残る理由、残れる口実。

B編を書くにあたって自分に課した条件。
※無理矢理系。頼忠が襲う。
1・・・誰が読んでも納得する理由がある事。
2・・・花梨ちゃんの心にはかすり傷さえも付けない。
※第3者からの無理矢理。
1・・・花梨ちゃんの頬にも手にも男の唇は触れさせない。
2・・・花梨ちゃんの顔と手以外の素肌は男に見せない、触れさせない。
―――この条件、凄いな。


感想

無理矢理系が苦手な人でも、これなら許して下さるかな?
と言うか、銀竜草が納得出来たから満足。
たった一言「あなたが好き」と言えばハッピーエンドで終わるものを、だらだらと過ごす二人・・・イライラしますね。




『偽りの果てに・10B』





おまけ創作
B編『ただあなたが欲しくて』の後日談。

『―――魔性の女―――』


『―――催眠術―――』



こんな所にまで眼を通して下さり、真にありがとう御座いました。

BY銀竜草



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※参考※

01・・・ゲーム『ネオアンジェリーク』の中でのヒュウガのセリフ「花の褥、か。なかなか風雅な猫だ。」から妄想。
02・・・花の褥→死に赴く時の場所。
     猫→花梨。
     花→竜胆。
03・・・竜胆だから時期は秋。
     →片想いなのに、秋までどうしてここに居るの?
04・・・ここに居る口実・・・結婚→偽装結婚。
05・・・偽装結婚→当然、相手は頼忠→この京がどうなるのか、見守りたい。
06・・・偽装→やはり我が儘だと自覚しているから、頼忠とは一歩離れて接してしまう。
07・・・形だけの夫→馴れ馴れしくは接する事が出来ない。
08・・・頼忠は傍に居るのが辛く、花梨の傍に行く事が出来ない。
09・・・逢えないのなら―――ここに居る意味は無い。→02のシーンへ。
10・・・凍死寸前→頼忠が温める。
11・・・なぜ助けたのかと怒る花梨→頼忠、キレる→無理矢理襲う。
12・・・花梨ちゃん、大泣き―――断念。
13・・・ならば・・・
     →朦朧とした頭の花梨ちゃん、頼忠が抱き締めてくれるのが嬉しくて、花梨から頼忠を求める。
14・・・そう言う関係になったからって、素直になれる?
15・・・一人帰るという花梨。
16・・・頼忠が引き止めるきっかけは?
17・・・花梨が頼忠を好きになるきっかけも欲しいよね?―――護り刀。
18・・・名を挙げた武士の刀はお守りになる。
     →頼忠のが欲しい→会話のきっかけ→花梨は頼忠に恋する。
19・・・02のシーンで護り刀を胸に抱いて永遠の眠りにつく花梨、を付け足す。
20・・・この護り刀を下さい。
21・・・護り刀にではなく、頼忠に貴女を守らせて欲しい!→ハッピーエンド♪
22・・・死のうとする花梨に気付く理由は?→置き手紙。
23・・・薄様の紙だと恋文みたい。
     →頼忠が使っている粗雑な紙―――だから何故気付く?
24・・・頼忠も恋文をたくさん貰う。
     →恋文だから、綺麗な紙。
     →花梨の置き手紙が粗雑で目立つ。
     →重要な連絡の文かと読む。
25・・・なぜ船岡山だと気付く?
26・・・船岡山・・・花梨が大切に想う人を見守るのに適した場所『ここからだと、京を見渡せるんだ・・・』
     →何かの折に呟いたのを、頼忠が覚えていた。
27・・・頼忠の嫉妬・・・花梨が八葉と仲良くしているのを、町で、屋敷で見掛ける。
28・・・あちらこちらで文章の繋がり具合を調整。
29・・・無理矢理・・・どうにか出来ないか?
30・・・どんな理由であれ、無理矢理は心に傷を残す→花梨が承諾すれば?
31・・・承諾する理由は?
     →花梨は頼忠の傍にいられないから、死にたい。
     →頼忠は、花梨を快楽の罠に突き落とし、私が欲しければ頼忠と結婚しろと迫る。
     →花梨は頼忠の傍にいられるのが嬉しい―――承諾する。
32・・・襲う原因は?
     →目覚めた時、裸で抱き合っていて花梨はびっくり!逃げようとする。
     →頼忠が勘違いしてキレる→襲う。
33・・・頼忠がキレる原因は?
     →花梨が従者の頼忠をクビにするというのは?
34・・・分岐した内容でも書き始める。
35・・・無理矢理だと、ハッピーエンドではない。どうしたら良い?
36・・・無理矢理だから、他の男にも無理矢理。・・・当然、未遂だけど。
37・・・未遂だから花梨は逃げ出す→震えて泣く花梨を頼忠が慰める。
38・・・こんなにも辛く苦しい行為を強要している事を謝罪。
     →頼忠にされるのは嫌じゃない。
39・・・花梨は頼忠が好きだと告白する→これならハッピーエンドになるね♪
40・・・ところでどうやって逃げ出す?
     →護り刀を振り回す。
     →切り付けないと逃げ出せない。
     →大問題になってしまう。―――ボツ。
     →安易だけど、青龍にご登場願おう!
41・・・題名
     船岡山で眠る→船岡山→護り刀→護り刀を抱いて眠る→偽装結婚→偽りの果てに―――決定。
42・・・花梨から求める→『護り刀に想いを込めて』
43・・・無理矢理→『ただあなたが欲しくて』
44・・・微調整しながら誤字脱字チェック。
45・・・『護り刀』の方に、意識が朦朧としている時の花梨を付け足す。
     →三途の川を見ている花梨ちゃん。
46・・・女遊びもOKとの花梨のセリフ。
     →反対に花梨の男関係も自由。
     →頼忠は口出し出来ない。不安。嫉妬を付け足す。
47・・・頼忠は花梨の室内で寝る日々。
     →眠れないというのを付け足す。
48・・・『ただあなたが欲しくて』の方に後日談を書く。
49・・・ところどころ繋ぎを調整。
50・・・護り刀が剥き出しではつまらない。手ぬぐいで包んでいるだけでは風情が無い。
     →花梨が巾着袋を作る。―――願掛け。
51・・・『ただあなたが欲しくて』の方に後日談をもう一本書く。
52・・・再び日本語の調整。
53・・・完成。
54・・・後日談にはきわどい描写がある。
  ・・・→後書きからおまけ創作として繋げよう。
  ・・・→『護り刀』は大丈夫。なら、『ただあなたが欲しくて』の最後の章だけから後書きに繋げる。
55・・・後日談の一つは、全年齢対象に直す事が不可能。
  ・・・→元々『ただあなたが欲しくて』の方にはきわどい描写がある。
  ・・・→だったらこっちには年齢制限を付けよう。
  ・・・→高校生未満・・・16歳未満・・・18歳未満・・・。
  ・・・→18歳未満にするほどではない。16歳未満禁止で。
56・・・後日談の題名。
  ・・・一つは『魔性の女』、もう一つは『催眠術』
57・・・後日談の手直し。
58・・・後日談も完成。



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